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ニイナさんの海外転職レポ

お金、コネ、専門技術、語学力、彼氏、全て無し!の33歳独身女性が体当たりで始めた海外転職活動と@ラテンアメリカのリアルなレポート。語学留学と就職を決めるまでの第一章、メキシコで就職して驚きの連続の第二章。目指した業界に転職しての第三章です。

カリビアンクリスマス旅:バラデロの青い海と心編

この日のテーマソング:とんでったバナナ

26日朝、都市間高速バスのビアスール社のターミナルへパブロさんが10cucで連れて行ってくれました。
タクシーの運転手さんたちがすぐにバラデロへタクシーで行かないか、とたくさん話しかけてきます。
バスはバラデロへ10cuc、タクシーは1台80cucで4人で乗り合いできれば20cucになるので、バスのチケットが買えなかった人たちでうまく乗り合わせないといけません。
バスセンターで何人かに声をかけるものの、みなさん行き先が異なります。
そうこうしているうちにタクシーの運転手さんがトルコ人の女の子二人組をつかまえ、あと一人をつかまえるまで待ってもいいし、80cucを三人で払うならすぐに出発するよ、と言ってきました。

待つのも面倒臭いよねー、と意見が合致した所で出発。

道は高速道路というわけではなく、人も横断したりするのですが、総じて綺麗に整備されています。

タクシーの中では、私が昔トルコの商品を売っていたことや、旅の話などを英語でキャッキャと話しながらも、すぐにそれぞれが旅の疲れで寝落ちたりしつつ、長閑な雰囲気で海沿いの道を走りました。
時々道沿いに見える海の色が変わっていき、バラデロでの綺麗なカリブ海の色と透明度に期待が高まります。

10時過ぎにはハバナのお宿の(下の階の)おばあちゃんに紹介してもらった家に到着。
そこもおかみさんはおばあちゃんで、とってもにこやかに出迎えてくれました。
が、そこも今日はすでに予約で埋まっているので、2件お隣のご近所さん(民泊やっていますの掲示はない一般のお家)に泊めてくれるとのこと。
翌日もバラデロに滞在したいけどまだお宿を取れていないこと、一緒にタクシーに乗った女の子たちも同じで、今日の一泊はホテルを持っているけど翌日を押さえられていないことなどをスペイン語で説明すると、なんとかそっちの彼女たちの分も押さえるわ!取れたらそれぞれに連絡するから、と頼もしいお返事。
しかしこのご近所の情報網というか、ホテルに客を持って行かれてなるものかの連携力のすごいこと。

実際に泊まる一般のお宅の門扉横には思いがけず、私が憧れてやまないハンモックがありました!

今までに経験してきたハンモックより少し小さめで、糸も綿100%でボロそうだけど
今までハンモックがある海辺では必ず気持ち良い昼寝をしてきた私としては、ここも最高のお昼寝ができるはず!
と浮かれて、そのまま荷物を置いて水着に着替えて海へお散歩に出ました。



ビーサンを買ったり(お店に全然種類も在庫も置かれてなくて、選択肢が一択しかない12cuc。・・・高い)、浜辺を歩いたり、生演奏の音楽聞きながらロブスターを食べたり、メキシコペソから両替できる銀行を見つけたり、お部屋に入れるようになる午後までぶらぶら。

27番通りのスナックバーでフローズンダイキリ。



名物のロブスターにはビール、待ってる間にピニャコラーダ。
音楽はカリビアンな3人トリオ。

宿泊お宅に帰ると部屋が整っていたので、荷物とともに入りました。
宿泊費をお支払いしようとすると35cuc。
さらに飲み水として4cuc。
民泊設定は金額が25cucから5cucずつでランクがあり、上限も決まっています。
でもシーズン料金とかはなかったみたいで、35はここでこの施設で高くないか?と思いつつも、普通にお支払いしました。
さらに嬉しいことに、翌日のもう一泊も紹介元の二軒隣のおばあちゃんが手を尽くしてくれたらしく、別の家で確保できたらしい、との嬉しい知らせもありました。
やっぱなんとかなるもんだ。

こうしてバラデロに居れる日程が確定したので、ハバナに帰るバスのチケットを買ったり、翌日のシュノーケリングができるツアーを申し込みに行ったりして、その後は夕方からハンモックで最高の昼寝タイム。。。

と、思ったら。。。
地面に落ちた。
乗ってすぐにドン、では無く、しばらくしてかかとが入った網目から糸が裂けて、ドスンと。
コントか。
下に置いてあった陶器の置物で頭を打たなくてよかった〜、と。

で、お宅のおかみさんに事情を話したら「これ人からの貰い物なのに!!」と嘆かれ責められ、新品を買わされる始末。

貰い物なのか贈り物なのかはわかりませんが(でも新品をゲットした瞬間にケロッとしていたから思い出の詰まった物ではない模様)、でも泣きたいのはこっちです。
ボロくて破れたものの代りに新品を買わされてその上それを使わせてもらえないし、それよりも何よりも、私の愛するハンモックの上で昼寝という最高の時間が一気に真っ黒な思い出に。

新品を買わされに連れて行かれた民芸品市場のお店の人に、私が乗って破れたことは話さずに許容体重など聞いたら「もちろんあなたが乗って破れるわけない」と言ってたじゃないかぁ、、、絶対綿糸の経年劣化じゃん(怒)
だからハンモックはお土産品でもメキシコやグアテマラ、ベリーズで使っているようなナイロンがちょっと入っていて、体を包み込むタイプがいいんだよ。。。

それと、こういう素人が民泊お宿業をやるべきじゃないと思いましたね。
ここは民泊やってますのマークの掲示がないお宅だったんですが、これって許可制か登録制じゃないのかな?
家も一つはベッドが使えないベッドメイクだし(見た目綺麗に整っていると思いきや、ベッドマットにシーツがなくて、枕も毛布を丸めているだけ。)
こういうアクシデントが起こった時にお客様の心配をするわけでもなく、
ボロくて危ないものを置いておくこともそうだし、
使われて困るものなら最初から使わせないようにする配慮もしていない。
そもそも到着最初の時点の初対面でいきなり、
「タブレットを持っている?日本ではいくらである?
日本にはいっぱい良いタブレットがあるんでしょう?
だから持ってるものを(中古だから安く)売って」
と言ってきた人です。
・・・タブレットは持ってないし、持っていたとしても自分のデータが入っていて必要だから使っているものを、見ず知らずのあなたに市場より安く売ることは有りえんわ。

この国の民泊業の趣旨は海外からのゲストに居心地の良いお宿を提供しよう、というホスピタリティからくるものではなく、自分達が持っている資源を使っていかにお金をゲットできるかどうか、がメインなんだな、と改めて感じるとともに。
それでも綺麗で安全なお部屋をホテルより安く提供してくれている、ちゃんと(国の許可を取って?)民泊をしている他のオーナーさんたちを見習って欲しいと思いました。。。

はぁ、、、失われしハンモックタイム。。。

紹介元の2軒隣のおばあちゃん(民泊業の掲示をしている)は、年の功か、私の顔を見た瞬間に何かあったの?とアイスクリーム食べていく?と優しい。
(でもやっぱり今までのキューバで過ごした時間での経験で、そのアイスクリームもお金取るんじゃない?と疑ってしまい、素直に食べれない私。哀しいなぁ。)

おばあちゃんおすすめの安くて美味しい食堂(15番通りの海近く、ビール含めて6cucくらい)で晩御飯をいただき、その日は就寝したのでした。


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