メキシコ国内旅行 2016/09/18 9月の独立記念日連休:きゃ〜っ!な後編。 この日のテーマソング 尾崎 豊 "I Love You"いろいろ吹っ切れて心が軽い!ニイナです。さて。この日もよく晴れた連休二日目。お昼から大好きなお友達とサン・ミゲル・アジェンデという街の近くの温泉街道を目指して出発しました。道中初めて通るグアナファトの街の北(かなぁ?)の110号線の道。団体ツアーのルートらしく、鉱山の街だからか天然石屋さんなどにお客さんがいっぱいです。そのへん冷やかしたりしつつ景色も良くオススメです。 ブンブン飛ばして到着の温泉街道、にある有名な洞窟温泉。温泉は。。。すみません、画像がないのですが(笑)いつもいくコマンヒージャ温泉にある個室で入るようなところではなく、温泉プールです。入場料は一人130ペソだったかな。祝日で人がごった返していました。14時くらいまでならテマスカル(伝統的サウナ)も300ペソで入れるみたいです。洞窟温泉といっても、洞窟は天然物ではありません。深いプール(身長160cm弱の私で立てるけど、歩いて前に進むのは難しいくらい)から細い鍾乳洞的通路を通って、奥のぽっかりと広い洞窟部分に入ります。中に入れば入るほどお湯は熱く、洞窟内部は熱気もこもっているからのぼせる〜。ので、多くの人が洞窟から出て、でも上がると寒いからプールに浸かったままビールを飲む!もちろん私も。お酒飲みながらの温泉って最高の休日やん。17:00の閉園と同時に出て(追い出されて)、その日のお宿のサン・ミゲル・デ・アジェンデへ。急遽で決めたルートだったのと、祝日からの週末でお宿が取れるか微妙でしたが、なんとか街中の一軒が取れました。ネットでホテルを検索した時に思いましたが、どこも客室が狭い・・・。街に到着してわかりました。街自体がせせこましい。セントロのあたりは全然車を停められません。そういや、5年前の初メキシコ旅行で連れてきてもらった時も、駐車できる場所を探し回ったんだった。。。この街もグアナファト同様、可愛らしい街で、有閑セレブな雰囲気の欧米人も多いです。アジアンは見なかったなぁ。 夜は独立記念日当日のセレモニーで盛り上がる喧騒の中メキシカンレストランで生演奏を楽しみつつ、夜は更けたのでしたん。 (メキシコに来て初めてベサメムーチョを聴きました♪)翌朝。ちゃっちゃと出発するつもりでしたがやっぱり、近所のカフェの朝ごはんでのんびりと。もう休日が休日らしすぎて幸せです。この日はケレタロから東に外れたベルナルという小さな街にある、大きな一枚岩を登る予定で、結局お昼前くらいに出発しました。そこに行くまでの111号線という道がこれまた、晴れてて広くて、気持ち良かったです。メキシコの中央高原地区全体が標高が高いと思うのですが、こういう広いところに来るとなおいっそう、雲が近い。 風景を楽しみながらのんびりドライブして、ベルナルの山の麓に着いたのは14時くらいだったでしょうか。ここも、5年前に連れてきてもらったのですが、あれ?こんな街だったっけ?もうちょっとこう、、、お土産屋さんとか見て回るところがあってザ・観光地!だと思っていたのですが、今回は街への入り口も何もない一本道で、降りたところも登山道しかない。あれれ? まぁ、いいや、ととりあえずの登山です。標高高いので、息が切れるのも早い。空気が足りん。とは言っても、そんな重装備でもなくいけました。私、ゴルフ行きそうな短パンだったし(笑)足元はスニーカーは必要か、と。サンダルとか、若干ヒールのある革靴とかで登っている方々はちょっと大変そうでした。途中何度も休憩を挟みながら、(でも周りのメキシコ人たちもけっこうなおばちゃんとかいて、同様に休んでいる/笑)一緒に行っているお友達はもちろん、周りを登っている人に助けてもらいながらなんとか登りました。 登頂証拠写真。ここより上はロッククライマーみたいな人が2、3人アタックしていました。 世界は広い。心のアルバムがまた分厚くなりましたん。因みに、メキシコは世界一UFOが目撃されているところですが。(私は見たことないけども。)中でもここベルナルはかなりの目撃率らしい。パワスポ?か、どうかはわかりませんが、アメリカのセドナに行った時と同じ感覚だったのは確かです。で、降りた後に当然のごとくビールを飲んで、と。ミチェラダ(塩とかで味付けしたビールのカクテル)が体に染み込みます。降りたその先は前回にも来たことあるところで、その辺をうろちょろしてみてわかったのですが、前回は山には登らず、麓の街からと、この辺りからの景色を楽しんだので、そんな登った感がなかったんですね。どうやら私は今回、街そのものに王道ではなく裏口的ルートからアクセスしたらしい。どうりで、あまり車とすれ違わないはずです。 町側の風景その日も、急遽でなんとか取れたケレタロのお宿へ。夜はそこからuberを使って、2キロくらい離れた旧市街のセントロへ水道橋の夜景を見に行きました。 その後、セントロでお食事しようかしら(=休日らしく呑もうかしら)と思ったのですが。お店が開いてない!!え?土曜の夜でしょ?あのどこもウザいくらい喧しくなるメキシコの土曜の夜なのに?祝日の翌日だからでしょうか。ケレタロ州自体が、あまり深夜営業とかをしていないのでしょうか。旧市街の観光地だからお店がないのでしょうか。真相はわかりませんが。地図も何も情報を持っていないので、どこが繁華街か不明で、結局旧市街セントロのカフェで簡単な晩御飯にしました。うむ。休肝日。(と言ってもせっかくなので小さなワインを買ってお部屋で開けましたが)が、そこで素敵な出会いが。オープンテラスのカフェで歌っていた夫婦デゥオの女声が素敵ぃん♪ 近くに座って聴いていると、曲の合間に「どこから来たの?」と聞かれ、日本人と答えたら、尾崎豊のI Love You を歌ってくれました。日本から何かのバンドが来たときに(スカパラって聞こえたような。)セッションしたらしく、そこで覚えたのか、レパートリーにあるらしい。名曲だもんなー。世代的に全部歌えるもので(笑)、客席からいっしょに歌っていたら喜んでくれましたん。毎週土曜の20時からセントロの広場横で歌っているそうです。ぜひ♪ぐっすり寝て翌朝。気持ちよくていつまでもマッタリしていたいところを振り切って出発。最後になぜか帰り道とは逆方向、しかも昨日と同じ方向をさらに遠いところへ。サンルイスポトシに向かう道にある、プエンテ・デ・ディオスという滝を観に行きました。途中、ケレタロからベルナルに向かう道で朝ごはん屋さん発見。焼きたてトルティーヤを買って、好きなものを詰め詰めするタコス屋さんの大きな屋台です。これがまた美味しいのでもりもり食べて、おやつにチュロスまで食べて元気に出発。ベルナルを過ぎてちょっとすると昨日までとはまた違った、山の中の田舎道は快適です。 ここでも十分な高さですが、ここからまだぐいぐい標高が上がります。最後はまたちょっと細い山道で、ここで本当に合っているのかしら、という所なんですが。到着した先では川が流れていて、案内所でガイドを頼んで歩いて滝まで向かいます。二人で130ペソ。昨日に続いてそんな激しいトレッキングをするつもりのなかった私は、街中で履いているいつもの足首のストラップがゴムになったタイプのサンダル姿です。ま、それでも行けるでしょう、という案内所のお兄さんの言葉を信じて、ガイドのお姉さんについていくと、、、出発5分で後悔。いや、来たことじゃなくて、服が!思いっきり腰まで浸かるような、沢登りじゃないの!おっおぉ〜ぅ。普通の洋服着て来ましたよ。レオンではしばらく雨は降っていなくて、雨季はもう終わったかなぁ〜と思っていたのですが、ここはちょっと前に降ったのか、この日は水量がちょっと高めとのことでした。サマーセーターを捲り上げ、足首までの綿パンツはもう諦め(るしかない)、バッグは紐を短くして、、、で歩きました。 ひょいひょい歩くガイドのお姉さん。とビビりへっぴり腰の私。 マイナスイオンの中をトレッキング。水量が多いので、途中、何度か川を横断するときの水圧で流されるかと思いましたが、なんとか到着しました。 びしょ濡れです。でも気持ちいい!!途中、すれ違うメキシコ人たちのやっぱり無防備な感じね。水着組もほんの少しいるのですが、やっぱり革靴にスラックスのおじさんとかいるし(笑)タライにペットボトルの飲み物入れて持って行って、滝の近くでピクニック的に楽しもう、というファミリーとか。全力で休日を楽しみたいのわかるけどもう夕方ですよ(笑)流れが速かったり、滑ってこけたりすることもあるので、スニーカーと水着より意外とこの服で良かったのかもしれない、と結果オーライです。(ビーサンも持ってきていましたが、それは使わなくてもっと正解。絶対流れて行っていたと思います)戻ってきて、川の近くには小さなホテルとかシャワー室付きのトイレとかがあるので、そこで乾いた服に着替えました。この時点で、17時過ぎ。レオンに帰るのに、地図だけ見るとサンルイスポトシ経由と、走ってきたケレタロに戻る道があります。基本的にきた道を戻るのが嫌いな私は、サンルイスポトシ経由を選択して山道を出発。他にもいくつも川沿いに水遊びスポットがあるみたいです。・・・が、うーん、この山道いつまで続くんだろうと思った私はとりあえず小さな町で道を尋ねてみる。ケレタロ通らずにレオンに帰りたいんだけど、この道で合ってるよね?的に。数人集まった町の方々は、行けるけどサンルイスポトシまでの道がカーブ多くてケレタロ経由の2倍かかるよ、とアドバイスしてくれました。。。結局元来た道をブンブン走って、と。ケレタロからは下道でも変わらないので、ケレタロですき家食べて帰りたかったのですが、ここにきてiPhoneの充電が切れる。。。グーグルマップ使えんやーん(泣)大人しく、高速道路のレオン方面を目指してひたすら走る。走りながら垣間見える、低いところにある星や、怖いくらい大きな月が、最後までドライブを楽しいものにしてくれます。夜の22時には家に帰り着いて、三日間の楽しい旅行(現実からの逃避行)は終了。時間を楽しく共有できる人と一緒に、空を眺めながらドライブして、自然に触れて、疲れて寝る。これだけで最高に幸せです。やっぱ時々こういうのが必要ですね。。。にほんブログ村 [3回]PR