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ニイナさんの海外転職レポ

お金、コネ、専門技術、語学力、彼氏、全て無し!の33歳独身女性が体当たりで始めた海外転職活動と@ラテンアメリカのリアルなレポート。語学留学と就職を決めるまでの第一章、メキシコで就職して驚きの連続の第二章。目指した業界に転職しての第三章です。

気球・セール・差し引きゼロの週末。

これを書いているのは18日水曜の深夜なのでちょっと話前後しますが、週末にコストコのカードを作ったのですよ、ニイナです。

日本と同じく幾つかタイプがあって、年会費が450ペソ(約3300円ちょっと)のベーシックなものに入ったのですが、、、何故かお店の人がブラックカード(1000ペソかかる。毎回2%のディスカウントと購入金額に応じてのキャッシュバック)をくれた、、、メキシコあるある。
お釣りの間違い、とかね。お店側が損になる間違いが多い。

で、イシシ。とほくそ笑んでいたら翌日、お財布失くしました(泣)
今までの人生、そういうこと無かったのに、メキシコに来て1年経たずに2回目です。
どちらも同じ状況で、強盗に襲われた時の為に捨て銭として小さいお財布をポケットに入れてうろちょろしていたら、そのお財布をなくすっていうね。
しかも中の現金はもとより(それは数千円程度なので許せる)お財布の方が思い出と愛着があってそっちの方が悲しいパターン。

盗られたら一発アウトのデビットカードやら身分証などを失くしたわけではなく、強盗なんかに襲われたことも無いので、よしとします。
そして、決めました。
もうお財布をポッケに入れてうろちょろしません。

その為のポシェットも買いました!
はい、この週末メキシコは3連休だったのですが、金曜から月曜にかけてメキシコ全国で年に一度のセールの週末「ブエン フィン」が開催されていたのです。
食料品などの日用品を除き、大概のお店が店内一律15%offなどなることが多いです。
(日本はセール期間が長く割引率も大きいですが、一部商品を除くって場合が多いですよね)
貧富の二極化が激しいメキシコですが、市場からスーパー、オサレなショッピングモールまで、まぁどこも人は多く、爆買いかっていうようなメキシコ人も居ます。
スーパーでのお酒購入量がみんな半端ない。
お店の人の買い付けにも見えない人が一人で3カートにぎっしりウイスキーかテキーラ、とか。
年に一度ですからね、張り切ってこの日のセールにかけているのかもしれません。

まぁ、本当に好きなものしか身の周りに置きたくないことに異様なまでに意固地な私は、セールで即決でものを買うことは少ないのですが(買い物下手)、定番ものや以前から欲しかったもの、など狙い目を買うにはもってこいの週末です。


買い物に行ったオサレなモールでは蓮の花が咲いて鯉が泳いでいました。(アジアの蓮とはちょっと違うけど)


中米では定番のキリスト誕生の様子を表したクリスマスの飾りつけも始まっています。



そして同じ日時でレオンでは気球の世界大会が行われました。
何日も前から、「ニイナ、気球フェスティバルに行くのかい?」と声をかけてくれる社内のメキシコ人の同僚たちから、以下の情報を入手。

・チケットはoxxo(メキシコ全土にあるコンビニ)で買えるが、どこのoxxoでもあるわけではない。でも会場付近の道端でも買える。65ペソ。
・夜19時くらいと朝の寒いうちが観るのにはベストタイム。
・とんでもなく混雑するので、タクシーで行っても会場から離れたところにしか停まってくれない。
・昼間は会場内でライブやダンスステージがあったり、夜はテントを張ってみんな騒ぎまくる、まるで野外フェス。
・夜は観客が便乗してランタンに火を灯すので、なんちゃってアジアなランタンフェスティバル同時開催
などなど。

実際行ってみるとその通りで、私はサカテカスから迎えた知人と共に土曜の夜に近所のoxxoでチケットを購入し、日曜の朝5時過ぎにタクシーに乗り込み、会場に向かったのでした。
我が家から車で30分弱の公園(雰囲気は大濠公園、規模は海の中道海浜公園。毎度のことながら福岡人にしかわからない説明ですみません。)で、6時前には会場外の車がギリギリ入れるところに到着。
タクシーの運転手さん曰く、この時間に行くのはベストタイミングだ、と。
これより遅くなると、車も多くなりすぎてタクシーも入っていけないから、いかない、と。

6時に開門なのか、マラソンの出発みたいに大勢の人の行列で、そこにチケット販売ブースもありました。
私たちはすでにチケットを持っていたので、直接入場の列へ並び、中へ。
公園の中には大きな池(湖?)があり、入り口の逆側が気球の打ち上げ会場となっており、間近でたくさんの気球を見たい人はそちらの方に歩いていきます。

私たちは対岸でのんびりと持参の使い捨てのシート(前日に買ったベッドマットが入っていた袋でエコ/笑)を芝生に広げて座りました。
それからいくらも経たないうちに、白み始めていた世が完全に明けてきました。
すると、地上でモコモコ待機していた気球たちが、ひとつ、ふたつとあがっていき、数分後には空にいろんな種類の数え切れないほどの気球があがっていました。

まだ夜景に紛れそうな最初の一機目が点火して上がるところから・・・


世が明けるとともにどんどん上がっていき・・・

 
ものの数分ですっかり明るくなり、空の交通渋滞なくらいに。


湖面すれすれを飛んでいたり、公園のすぐ横の高級(そうな)住宅街にぶつかってしまうんじゃないか、とひやひやしたりもしましたが、音もなく気球が浮いて動いているのを遠くから眺めるのは、なんとも心地よく、見ているだけで癒されました。

20年以上前に、日本でも佐賀のバルーンフェスタに行ったことがありますが、その時はまだ子供で、近くで大きな気球が上がっていくのをワクワクして眺めました。
今回は遠くから癒されながら眺めるって大人になったなぁ、、、とか思いつつ。
(寒いからホットワインがあったら最高なのに、とか思うのもこれまた。)


え?!目覚◯し君?


え?!ド◯キのペンギン??

気球はバルーンの中と外気の温度差が必要らしく、7時半ごろ完全に陽が昇って暖かく感じられるくらいになると、いつの間にやら姿を消していきます。
見られるのはわずかな時間、だけどとても癒された時間で幸せを感じました。


夜の部も行こうか、最後まで悩みましたが、昼間に買い物スポットに行くなどして疲れたので、結局行かず。
まぁ、野外フェスを1日楽しむ体力は無いので、来年またチャンスがもしあれば見に行きたいな。

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