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ニイナさんの海外転職レポ

お金、コネ、専門技術、語学力、彼氏、全て無し!の33歳独身女性が体当たりで始めた海外転職活動と@ラテンアメリカのリアルなレポート。語学留学と就職を決めるまでの第一章、メキシコで就職して驚きの連続の第二章。目指した業界に転職しての第三章です。

夢のスタート的南米旅行:2.移動だらけのアンデス編

この日のテーマソング 井上陽水"東へ西へ"

またしても現在ボリビアのラパスにて、次の移動のことで頭を悩ませているのですが、
もう頭がパンクしました、ニイナです。

それも今回の移動話も全て、イグアスの滝に早く行きたいっていうのから
派生しているのですが、なかなかたどり着けないイグアス。
お金と時間が余るほどあればいいんですがね。。。
(仮にあってもお金をかける割に時間もかかる)
どちらかが有るときにはもう一方が無い。
どちらも有るときは行く気がしない。
旅ってそんなもの。

さて、ネットしながら寝落ちして、一夜明けたブエノスアイレスの朝。
当初の予定ではこの時点で飛行機でイグアスに行って、
そこからなんとかして友達の結婚式があるボリビアのラパスに向かう、
という予定でしたがまぁ、なんともルートが組めないので、
兎にも角にもラパスに到着すべくイグアスを後回しにすることにしました。
(だから今またループで悩んでるんですが/笑)
と、いうわけでとりあえずボリビアに近づくぞい、と。

ホテルのごはんがパンとコーヒーだったので、スルーしてチェックアウトして
外でアルゼンチンっぽい朝ごはんを探しながらバスセンターに向かいました。

道端風景。オベリスクとかパリっぽいし。

どなたか存じませんが、、、ハリウッド的な?

大統領府だったっけ?


アルゼンチンっぽいっていうのはエンパナーダ(南米で見かける餃子みたいな形の焼き肉まん)とかなんですけど。
なかなか朝から開いていないのか、うまいこと見つけられず
見るのは小さなクロワッサンとコーヒーのセットを朝ごはんで出しているところばかりです。
パリか、ここは。

実際、街並みはパリを思い出すような小綺麗さと
と、NYを思い出させる雑踏感。
道行く人もおしゃれだし、彼らの見た目もあの中南米に多い
ずんぐりむっくりさんよりは、すらっとして欧米か、という人が多いです。

結局、落ち着いた雰囲気の古びたカフェ(でもWIFIばりばり)で
パニーニの遅い朝ごはんを食べて、お腹も満足したところで
ようやく昼ごろですがバスセンターに到着しました。


バスセンターの3階にはたくさんのバス会社のカウンターが並んでおり、
行き先によって区分けされています。
国際バス路線は一番奥のエリアで、そこでラパス行きのチケットを探すも
その日に出発する便はなし。
ボリビアとの国境に近い街に行こうか、とも思いましたが、
そこからもしバスが無い場合に飛行機など別の交通手段が無ければアウトなので
とりあえず、チリのサンティアゴに行くことにしました。
この路線はアンデス山脈を横切る時に絶景が広がっている、とあったので
それも楽しみだな、と。

その日のなるべく早くに出る直通で、
セミカマ(2番目にいいシート)のタイプで隣の席に人がまだいないシートの会社のを
80USドル現金で買いました。
バスはトイレ付き、WIFI無し、充電は入り口近くの席など一部にありました。
(コンセントの差し込み口が全く違って使えず)

プルマン・デル・スール社のチケットです。


因みにブエノスアイレスでは両替をせずとも、
USドルとクレジットカードを持っていたら、なんとかなるのかもしれません。
(路線バスなど乗るなら別ですが)
この日、フローレス通り(ブランドショップ通り)を歩いたら何人もの両替屋さんが
声をかけてくるし、バスセンターでもドルでチケットが買えましたので。
もちろん、全部が全部じゃ無いでしょうけど、こんな感じでした、ということで。

出発まで、バスセンター内のWIFIがあるところでご飯を食べたりしつつ。
いつもならビールを頼みますが、ワインと肉食の国、アルゼンチンなので
ワインで。



バスは定刻16時を少し過ぎて出発。
平坦で広く、ミレーの落穂拾い的な風景が続きます。
夜はたくさんの星が低いところに見えます。



途中、一度ドライブイン的なレストラン兼おみやげ屋さんで晩ご飯休憩を取り
ひたすら走り続ける間、私は二席を豪快に使ってゆっくり眠りました。
明け方、目が覚めた時は周りはすでに山。
アンデス山脈を横切る真っ最中でした。


朝早く、何時くらいだったかなぁ。チリとの国境を越えます。

一つの建物で二箇所の窓口を通って、アルゼンチンの出国も入国も完了。
次に向かいの建物で、通関と全荷物検査です。
チリは検疫の審査が厳しく、X線を通して怪しい荷物は開けて質疑応答(同じバスの人が並んでいる前で全開です)し、その間何度も麻薬犬が来ますので、怪しい荷物を持った人が同じバスにいると結構時間がかかります。



通関後も絶景は続き、お昼近くなりサンティアゴの街へ。
ブエノスアイレスと比べると随分、洗練された感が落ちる。。。
ボロいというか、治安悪そう、みたいな。。。

高層マンション建設ラッシュのサンティアゴ

サンティアゴのバスセンターは4つありますが、国際バスの発着と大手バス会社が入っているターミナルが一緒になった所で降ろしてもらいました。
ここでもラパスに向かうバスはナッスィング、、、。
細長いチリの北部(ボリビア国境に少しでも近い)の街までも、かなりの時間がかかる。
ターミナル内はなかなか安定したWIFIも無いので、飛行機のチケットも落ち着いて探せない。

なので、もう空港行って聞いちゃえ!と、とりあえず両替やさんでチリペソに少し両替して、
そのまま空港に向かう路線バスに乗りました。
1700チリペソです。

空港では、スカイエアラインというチリの国内線が多い飛行機会社のカウンターに行って、
アリカ、というペルーとの国境がある街までの夕方の便のチケットを買うことができました。
よしよし、少しづつ近づいてるわ、と。
ディスカウント無しの198USドルです。

忘れずにとりあえずビール

飛行機は快適、3列、3列のさほど小さくもないものでしたが満席で、
夜の20時前にはアリカに到着しました。
空港からセントロ、もしくはバスセンターまでは乗合タクシーです。
料金が貼ってあるので安心。


バスセンターで、なんとかラパス行きの夜行バスを発見!
やったー!これで結婚式前日の昼12時には到着できる!
いくつか夜行を出している会社はあったのですが、
もう嬉しさで舞い上がって最初に聞いたところでソッコーで買ってしまいました。
8000チリペソ。
が、これがなんだかな、バス会社だったんですけど。



チケットも買って一安心したところで晩ご飯。
WIFI使えるようなところは、タクシーに乗ってセントロに行かないとダメだ、と言われましたが
どうも私の美味しいものセンサーが疼く。。。
バスセンターの前の大きな道を渡って、ちょっと暗い怪しい道を抜けた向こうに
あった食堂でWIFIがあるか聞いたら、イケる!
しかも太平洋沿いの街なので魚介を食べたいなぁ、と思っていたところ
ここは魚介がメイン。
ビールはなくて残念でしたが、劇うま魚介のパエリアでご満悦なのでした。


その後、バスセンターに戻り出発までバス会社のカウンターで
パソコンと携帯を充電しながら出発を待っていたのですが。
定刻の夜の12時半になってもバスは出発しない。
どころかバス会社のカウンターには、昨夜チケットを買った人が
言われたところで待っていたのにバスが来なかったとかで大声出しているし、
カラビニエリ(ってイタリア以外にもいるんだ!軍警みたいな?)が来て取り調べしてるし!
(しかも掲示書類の不備で、そこの上司は呼び出しくらっていた)
バスが来ないとかで待ちぼうけなのに、大した説明もなければ
「私も知らないわよ」といい加減なカウンターの女性。
2時間遅れてバスセンター外に到着したバスになんとか乗れたのですが、
ここのバス会社(トランス・サルバドール社)ちょっと怖い。

出発したバスは国境を越えて、と。

チリ側イミグレ付近。開店(?)時間待ち。

チリ出国とボリビア入国はバスで(何分くらい乗ったか忘れましたが)かなりの距離があります。
ボリビア入国審査官が、パスポート見ながら「何歳だ?未婚か?」と半笑いでしつこい。
うるっせー。そこに35歳未婚って書いてあるだろうよ。
それがそんなに笑えることか。

出国から入国まで全てを2時間位で終えたと思います。出発。

標高4000メートルくらいのところが続きます。

牛、馬。。。じゃなくてリャマ!(アルパカはもっと大きいらしい)

たくさんのリャマ。

さあ、あともう2、3時間もあればラパスに着くでしょ、と思いきや。
政府だか軍だかなんか知らんけど、メイン道路を封鎖しています。
よその街に行くか、みたいになったので、他の乗客共々ブーブー言って
違う道を通ってラパスへ向かうことになりました。
それがまた未舗装の悪路だわ、凸凹を通り抜けるのにレンガを
道に敷くのを手伝え、とかでもーぅ!いつになったら着けるとー?!

結局、5時間遅れでラパスのバスセンター、の外に到着しそこで降ろされる。
なんとか翌日に結婚式を控えた友達と合流も出来たところで
三日ぶりのホテル泊となったのでした。。。

今回の移動

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