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ニイナさんの海外転職レポ

お金、コネ、専門技術、語学力、彼氏、全て無し!の33歳独身女性が体当たりで始めた海外転職活動と@ラテンアメリカのリアルなレポート。語学留学と就職を決めるまでの第一章、メキシコで就職して驚きの連続の第二章。目指した業界に転職しての第三章です。

夢のスタート的南米旅行:7.見過ごせないパラグアイ編。

パタゴニアのどこまでも広い地平線の中を走りながら、書いていますニイナです。
普段、日本以外でバスの中でパソコン作業をすることはありません。
街中を走っているバスとかだと、襲われたら一発で終わりなので。。。
が、こんな何もないところ、バスが襲われることも無いのでしょう。
通路を挟んだ隣の席の人も、パソコンを広げています。

因みに、アメリカや中米ではwifiのあるカフェでよくパソコン作業をするのですが、
今回の旅、特にペルーヤチリなどでは絶対に外でパソコンを出していません。
だって、、、カフェやバスセンター、空港とかで、パソコン広げている外国人が一人もいない。
なので、今回は同じPC(Macbook Air 11インチ)を持ってる人に、私の可愛いマッキャーナちゃんを見せてふふ〜んと満足感に浸ることは皆無です。

さて。今回も移動の忘備録です。
とりあえずの移動ばっかりが多い、今回の旅。
またしても、イグアスを見終わってバタンキューして起きたその三日後には
ペルーのクスコで友達と待ち合わせってことで、
とりあえず朝一番に、パラグアイに抜けるバスに乗るべく、
朝6時半くらいにホテルを後にしました。
何もチケット買ってないんですけど、パラグアイの首都、アスンシオンという所まで行けば、
バスか飛行機かなんかあるでしょ、と思いまして。

プエルト・イグアスの町からアルゼンチン側のイグアスの滝に行くバスを運行している、
リオ・ウルグアイ社が、パラグアイのシウダー・デル・エステという街までのバスを運行しています。
パラグアイに行くのにウルグアイ。。。ややこしや。
国内同士で乗車時間も短いイグアスの滝までが片道65ペソに対して、パラグアイ行きは35ペソ。なんだか、外国に行くのかよくわからん感覚です。

集めた情報によると、シウダー・デル・エステは秋葉原のような電気街らしく、
アルゼンチンやブラジルからも多くの人が来るらしい。
市場が発展するのはなんともザ・国境の街ですね。

というわけで、バスは路面バスのように多くの地元ィが乗っています。
バスは一度、ブラジルのフォス・ド・イグアスという街を通ってからパラグアイに入ります。
なので、アルゼンチンからブラジルに抜けるときに、バスの中の人全員がアルゼンチンの出国と通関をします。
そのまま、フォス・ド・イグアスの街を30分くらいで通り抜けて(降りられません)
ブラジルからパラグアイへの入国となります。
ここで地元ィの皆さんは、何もしなくていいらしいのですが、
私はパラグアイの入国手続きをしなくてはなりません。
なので、運転手さんにその旨伝えておき、国境で降ろしてもらいます。
手続き30秒で終わったけどね!
一人だから、運転手さん待っててもくれないし、でかなりの雨まで降ってきた〜(泣)

国境を抜けた先に通関があるらしいのですが、誰にどう尋ねても
どうやらそれはスルーしていいらしい。緩いな。
で、ふっかけたタクシーなんかにイライラしながらも、バスターミナルまでアルゼンチンペソで行ってもらう。
(実際に乗ったときのアルゼンチンペソがいくらか忘れましたが、最初の数人のタクシー運転手はみんな10000グアラニーで言ってきたので、暗黙のルールがあるみたいです)

バスセンターではアスンシオン行きのバスがいつでもたくさんあるみたいで
呼び込み合戦もすごい。
ここでは両替屋さんのカウンターがあるわけではなく、
カバンを持った両替おじさんに頼んで両替します。
パラグアイは通貨の予定なので、米ドルからとりあえず40ドル分ほどを
パラグアイの通貨のグアラニーに両替しました。
さて、すぐに出る60000グアラニー(1000円ちょっと)のサン・ルイス社のに飛び乗って、と。


日本人居留地などを通り過ぎつつ、のんびり道を5、6時間走ります。
道はひたすらまっすぐです。



空港に行ったら、何かチケット見つけられるかも〜、と思ってバスの運転手さんに
空港に近いところで降ろしてもらうように頼みます。
アスンシオンの空港は、アスンシオン市内ではなく隣の(通り道の)ルケ市にあるらしいのでね。
降ろされたところから、周りの人に尋ねて2番という路面バスに乗ってひたすら1時間くらい、で空港に到着しました。

が、ここで、、、。
リマにその日に向かういい感じのチケットはネットでは見つからず。
LANTAMエアはばか高いし、日によってはアビアンカ航空でいくつか便がありそうですが。。。
なのでアビアンカ航空のカウンターで尋ねようとするも
アビアンカはアスンシオンの空港にカウンターを持っていないので、
深夜便が出ることにならないと、人が来ない、、、。

と、いうわけでその時に確実に買えてしかも安い
(と言っても当初考えていたより全然高い/泣)チケットは二日後の早朝のみ、だったので
それをネットで押さえて、二泊分の宿を探しに、アスンシオンに30番の青いバスで向かいました。

バスの運転手さんに、とりあえず地球の歩き方に載っていた、日本人宿、
というより日系人の方が経営されている大きなホテルの所在地を伝え、
そこに近いところで降ろしてもらうように頼みました。

はいはい、と言ったおじさんですが、、、何にも言ってくれなかった〜!
まだ明るいうちにバスに乗ったのでどこを通っているかは、
外の建物に貼ってある通り名を見ながら途中まで大体把握できていたのですが、
そろそろかなー、というところで何も言われなかったので、
まだもっと近いところも回るんだろうな、と安心していたら、、、終点。

もう周りは暗いし、自分がどこにいるかわからないし、
思いがけずに居ることになった街でこれかよ、的な悲しさもあり、
しかもパラグアイのスペ語がこれまたみんな、中国語みたいに聞こえて
何言ってるかさっぱりわからん。
で、「ここどこやねーん!私はペティロッシ通りで降ろしてって言ったら、
わかった、教えるっていったじゃない!ここはどこなんだよ〜ぅ!!!」
と半泣きで猛抗議。

「ま、心配すんなや」と、言われそのおじさんが次に回るルートにそのまま乗り、
「ここが一番近いよ」って言われて降りたところは、、、。
暗い!何にも無い!
しかも、私の暗い中でも必死に地図で追ってきた情報によると、
危ない市場の付近じゃないかい??

近くのガソリンスタンドに行って、ホテルまでの行き方を尋ねると、
近いけど、危ない市場を通らないといけないからタクシーを使って行ったほうがいいよ、と。
やっぱり。。。
そんなこんなでちょっと怖い思いをして、タクシーでようやっとホテルに到着したのでした。

ホテルは日系の内山田さんが経営されている、ホテル内山田。
大きな建物で、中にはすきやき、という名前の日本食レストランもあります。
このレストラン内で内山田さんが、いらっしゃいませ〜と経営者自ら接客なさっています。
ここがまた美味しかった〜ん!
久々の白ご飯にテンションダダ上がりです。

一人焼肉は昔、高級飛騨牛のお店でしたことあるけど、、、。
人生初一人すき焼き。美味しいから寂しくてもいいの。



翌日は1日ホテルでネットで情報収集、、、と思いきや
つけたテレビでアメトークとかしよるやん?
しかも福岡屋台大好き芸人とかしよるやん?
ここは天国か。(と言って作業は進まない/笑)

ホテル内山田は朝ごはんも美味しい和食がお腹いっぱい食べられます。

午後に少し、両替をする為に外に出ました。
ホテル内山田は現金払いだと10%の割引があるのです。2泊分は大きい。

日曜なので、銀行は開いていないので、バスで少し離れたショッピングモールに行きます。
モールにはおしゃれなお店もたくさんあり、かなり都会の印象を受けます。

なんとなく、ふくよかなマネキンが多い気がするのは気のせいでしょうか。


よその南米の国でも多くあるマテ茶(コカの葉のお茶)のポット屋さんとマイマテ茶ポットを持ち歩く男性。

ボリビアとかでは葉っぱを直接口の中で噛む人や、
チリなどではマテ茶専用湯のみで飲んでいる人が多かったけど、
パラグアイやアルゼンチンはポットで持ち歩く人が多かったです。

さて。教えられた付近はモールの建物がいくつかあり、それぞれに両替屋が入っていたり、
近所の路面にもたくさんの両替屋や銀行があります。
けどどこも閉まってる、、、と思いきや、マリスカル・ロペス、という建物内にある
ちゃんとした両替屋さんが21時まで開いています。
ちゃんとした、っていうのはパスポートの提示を求められ、
渡す外貨の確認もちゃんとするっていうことなんですが。
ここで持っていたアメリカ100ドル札にホログラムが無い、とかで拒否られる。
オウノー。偽札持っとったんかい、私。

また違うバスに乗って、とぼとぼ帰る私。
今回はバスの運転手さんが、ちゃんと降ろしてくれて、そこからも何人もの人が道を教えてくれました。

基本的にパラグアイは、日系の方々に慣れていることもあるのか、私にも優しい。
道を聞けば必ず間違っていたり、いつの間にか尋ねた人がいなくなってるメキシコとかと違って、
◯ブロック先、とかの数字も正確だし、
向こうからはぐいぐい声はかけないけど、困ってこちらから聞けば最後まで丁寧に教えてくれます。
が、中国語に聞こえるスペ語っていうのが私にとっては問題でしたがね、、、。

ホテルで聞いたら、米ドルでも現金割引が可能、とのことでしたので
米ドル札でお支払いしました。
それにしてもこのホテルの従業員さん、みんなむっちゃ親切。

さて、おつりで現金も持ってることだし晩ご飯でも食べようと思ったら
外は真っ暗。日曜だし、開いているお店がそもそもない。
この国、首都の街中でこれって大丈夫?と思いながら、数ブロック歩くと、、、
韓国料理のお店が開いていました!
この国は韓国からの移民も多いそうです。

出た。グアテマラで飲んでいたBRAHVAと勘違いしてキューバで飲んだBRAHMA。
調べたらBRAHMAはブラジルのビールらしく、
さらにコロンビアにも赤い見た目のBRAVAっていうのがあるらしい。
えーと、じゃぁ、、、このBRAHMAと酷似したBRAHVAは一体なんだったんだ。誰か教えてください。


帰りは通りの商店などに少しは電気がついていたので、おそらく一時的な停電だったのか、と。
昼間に見た都会っぷりと比べて、道路もガタガタだし、
インフラの整備の悪さが気になりました。
しかしこの国の人にとっては、道はガタガタでも歩けるから問題無いのかもしれないし
暗くて危な気なところは自ら近寄らなければいいだけな話なのかもしれません。

翌早朝。呼んでおいてもらったタクシーで空港に向かいます。(12000グラだったかな?)

タクシーのおじさんによると、この国は大して自然資源も持っていないけど
商業だけで潤ってきたし、みんなが豊かなんだよ、と。
あと、普通に日本車も多いのですがこれらはほぼ、日本からの輸入なんだそうな。
へー、てっきり南北アメリカ大陸での生産分かと思いきや、日本から太平洋を渡って
チリや自国で右ハンドルを左ハンドルに変えて販売するのが一般的らしい。

そういやボリビアとか、いろんなところでも車事情を尋ねたのですが
どこでも似たような答えでした。
地域によっては、ヨーロッパ車の割合が高くなるのですが、それらもヨーロッパからの輸入が圧倒的に多いそうです。
じゃあ、メキシコやアメリカやブラジルで生産している車って、、、誰が買ってるんだろう?

と、今までメキシコで関わってきた業界に少しだけ考えを巡らせながら、パラグアイを後にしたのでした。

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