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ニイナさんの海外転職レポ

お金、コネ、専門技術、語学力、彼氏、全て無し!の33歳独身女性が体当たりで始めた海外転職活動と@ラテンアメリカのリアルなレポート。語学留学と就職を決めるまでの第一章、メキシコで就職して驚きの連続の第二章。目指した業界に転職しての第三章です。

正しい休日の過ごし方:チャパラ湖編

土曜の朝、やっぱり大して寝てないけど元気の良いニイナです。
だって、ここはグアダラハラ!
誰も私を知らないし、誰の目をも気にせず、昼からビール飲んだりも出来るしのんびり楽しく過ごせますから!

と、言うても飲んでないけどね。
朝はバスの中でコーヒーとベイクドチーズケーキですよ。

さて。麻薬組織の問題によるいろんなところストップは多分解除されていて。
隊長ちゃんと今日こそ湖へ。
大きな街のグアダラハラには4つバスターミナルがあるらしく、その中の古いターミナル(昨日のトラケパケの古いバスターミナルとはまた別)へタクシーで向かいます。
ここからバスで39ペソ、、、と思いきや50ペソ。
えー?値上がり?とその時は思っていたのですが、どうやら直通の座席指定が50、
路線バスだと39みたいです。

一時間ほどバスに揺られて、チャパラ湖へ。
湖と言えば、前回グアテマラではとんでもない山を乗り越えた先にあったので、
山からだんだん湖が見えてくる、、、と思っていましたが。
途中、少し山を超える、、、けど湖なんて一向に見えませんが本当にこの先にあるのかしら。
それでもひとまず最終地点にてバスを降りて、チケット売り場のお兄さんに
歩いていけるのか尋ねたら、ターミナルを左に出て歩いて4角先だと言う。



4角先に湖があると信じて(中南米で道を尋ねてその通りだったことは皆無)歩く道のりが暑い!
久々の湿っ気のある暑さにテンションが上がってきた所で、
ちょっと観光地っぽい雰囲気になってきました。

 
 

おぉ〜、湖!
事前情報の通り綺麗な所ではないので、泳ぐことも釣りも出来やしませんが、
それでも水っ気と暑さと花の色の鮮やかさにテンション上がりまくりです。

遊覧船の看板で値段を見てみると、1艘30分で近くの無人島まで行って帰ってくる。
で、400ペソ(約3200円)弱。
二人でこれは高過ぎやん?と思って他の合流出来るグループを探していたら
ちょうど親子3人連れを乗せた船頭のおじさんがこっそり、という感じで
「二人で200で乗せてってやるよ」と言ってきました。

んもぅ、これ最初にこの看板の値段で乗るの、ばかみたいじゃーん。ふっかけてるじゃーん。
これで乗る人が居たら棚ぼた、みたいな感じなんですかね。
仮に最初から8人グループ、とかの団体がきたら値段は落ちる様に思えますが、
結局、約400ペソで船を一回出す、という事実は変わらないわけだから、
最初からそんな裏取引的なことせずに、お一人様100ペソって書いて、
誰の船に乗っても同じ値段の協定が出来ている方が絶対儲かるよ。
だってここで200ペソ払って乗ろうとか思わんもん。
本当にこういうところがメキシコの好きになれない所。
お隣で経済的にも国力も格下のグアテマラではこういうふっかけられ方はほとんどなかったので
どうしても比べてしまうなぁ。。。

そんな話をしつつ、とても気持ち良い風を受けながら船は15分ほどで無人島へ。
また、ベリーズの海やグアテマラのアティトラン湖でボートに乗っていたとき同様、
いつの間にやらthe BOOMの「風になりたい」を口ずさんでおりました。

島には1時間滞在、というわけで、並んだお土産屋さんとレストランの客引きを躱しつつ
でも暑さの中、飲み物必要だよね、でピニャコラーダ(テキーラベースのカクテル)飲みつつお散歩です。

途中、船頭さんが追っかけてきて、「今のうちに船代払ってくれぃ。ガソリン代が払えないからさ。ところでチップは別だよ。」
と、言ってきたので、船代だけ渡し、チップは陸地に帰ってから満足度に応じて払うつもりでした。
ってかこの小島で給油するわけじゃないでしょ。
裏取引みたいな勧誘の仕方をするから、それぞれのお客さんに見えない所で
お金のやり取りしなくちゃいけなくなるんだよ。はぁ〜。
気を取り直して散歩続行。

お花いろいろ

教会もちょっとある



小魚のフリットが湖の名物と聞いていたので、一つのレストランで持ち帰り用にゲットん。
(50ペソ。約400円と観光地値段)

名物というからには同じく小魚のフリッターが名物のヴェネツィアのムラーノ島で昔食べた様な熱々ジューシー小魚以外の小エビとかも入ってるよ、なものを期待していましたが。


・・・これは一度揚げた煮干しです。
まぁ、カルシウムたっぷり採れそうだからいいかー。

一時間弱お散歩して船に戻って、さぁ本島に戻ってる最中に、、、
パソコン入れた荷物をさっきの煮干し屋、いや、レストランに置いてきたことに気付く。
「荷物忘れた!」と船頭さんに言うと、「チップとして100ペソ出すなら戻ってやる」


・・・もう疲れたので、何も言いませんでしたが。
チップを要求せずに戻ってくれていたら、本当にありがとうの気持ちで
(戻る為の)ガソリン代として100ペソ、もしかしたらそれ以上払えたかもしれないのにね。
メキシコはチップ(と賄賂)で成り立っている社会なので、そこに住む以上、
サービスに満足していない場合でも捨て銭と思って置いてきますが、
そういう時は気持ちは良く無いです。
プロとしての仕事をしてない作業に対してお金を払うことに、
いつか心が慣れる時が来るんでしょうか。

陸に戻って、グアダラハラまで戻るのはせっかくだから行きとは違うバスにしよう、
ということで路線バスの39ペソに乗ってみました。
しかし時間は直通の2倍くらいはかかるし、停車の旅に目が覚める、ので
土地勘を覚えたり、(幹線道路で周りは郊外店ばかりですが)周りの景色を楽しみたい、
という場合じゃなければ大人旅派の方には直通バスをお薦めします(笑)
隊長ちゃん、お疲れのご様子で停車の度に揺れるのにはお構いなく爆睡・・・。

グアダラハラの旧バスターミナルに着いて。
近所の中華屋さんで最後に二人でご飯を食べて、
私はトラケパケの新バスターミナルに向かう路線バスに乗って、ここで隊長ちゃんとお別れ。

バスターミナルではWi-Fiが使えるので、ブログ書いたりなんたりしながらのんびりと出発を待ちます。
戻りもETN社の快適な社内で、横になって約5時間。
家には日付が変わって日曜の0:30くらいに帰ってきました。
そしたら家の前の公園でまだライブかなんかやっとるし(笑)遅くまでやり過ぎやろ。

いつまでも終わらない音楽を聴きながら、暖かいグアダラハラ(で思い出したグアテマラ)を思いつつ、4日ぶりにぐっすりと眠りについたのでした。

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