南米旅行 2016/10/26 夢のスタート的南米旅行:11.風の中のパタゴニア編。 この日のテーマソング 福山雅治 "そのままで・・・"アンパンと思って買ったのがチーズパンでちょっと切なかった週末を過ごしたニイナです。メキシコシティに行く用事があったついでに、日本人がやってるベーカリーカフェで昨日の売れ残りの詰め合わせを買ったら、これやもんねー。まぁ、チーズパンも美味しかったから、いいんですが。さて、アタカマ砂漠の満天の星空は、サンペドロ・デ・アタカマの町のホテルで早朝、空港行きのバスを待ってる間も、同じく美しくて。短い滞在ながら、満足してアタカマの町を後にしました。カラマの空港からskyエアラインというチリの航空会社の飛行機を2本乗り継いで向かったのは、プンタ・アレーナス、というパタゴニア地方のチリ側の場所です。この旅に出発すると思い立った当初、パタゴニア地方に行く予定はありませんでした。旅のきっかけとなった、友人の結婚式が開催されるボリビアからは離れすぎているし、雪山登山とかするタイプでもないので。が、出発ギリギリに受け取った、日本で買ってきてもらった地球の歩き方を読んでると、、、うん、氷山を歩いてみよう!と思い直しルートに組みこんだ次第です。これまでの旅程を考えなしにぐるぐる回っていたから、最後行けるのはギリギリで1日ぽっちになっちゃいましたが。 プンタ・アレーナスに近い上空にて。さて。プンタ・アレーナスの空港に到着したものの、、、その日のお宿がない!とりあえず乗合タクシーで街に出てみます。 家が中南米の煉瓦(のボロい)造りではなく、木造?とにかく欧米っぽいデザインです。タクシーの中で、お宿決まってないんだよねー、と車掌さんに言ってみたら安宿を紹介してくれました。街の真ん中に近く、安くて古臭いながらも、清潔でスタッフの女性も感じが良くて安心な感じです。早速、荷物を置いて街中を散策。やたらと「世界の終わり」(世界の果て、かな。)という名の会社やお店が多い。。。まあ、確かに、ここはパタゴニアのチリ側では一番南の空港もある場所だしな。まだこれから春本番、といったここは夜の20時近くまで明るいのでヨーロッパな街並みを楽しみながらのんびり歩きました。 ヨーロピアンな街並み マゼラン海峡 マゼランさん。でもこれいかにも原住民を征服した!ってポーズなのよね。。。 魚介祭りが続きます。翌日。氷河があるロス・グラシアレス国立公園(アルゼンチン側)に向かうべくバスを探していると、、、なんと。なかなか無いよ?というか、直通のバスは元々無いのですが、チリ側を北上して、プエルト・ナタレスという所で乗り換え、風光明媚な景色を通るルートのバスが無い。プエルト・ナタレスまではバスは1時間に1本くらいあるのだけど、そこからの乗り換えのバスが1日1本しか無いらしいのです。どうやら早朝に出ないとそのいい感じの乗り継ぎバスに乗れないらしい。が、もう昼近くやねん。。。必死で街中をゴロゴロスーツケースを引っ張りながら走り回り、ようやく、ペンギンバスという(マイナーな)バスで、チリ側ではなく、アルゼンチン側に入ってリオ・ガレゴスという所まで行き、そこから北上するルートなら今日中にエル・カラファテの街に着ける、ということがわかり飛び乗りました。町の出口にはたんぽぽがたくさん。風が強いこの地方で、たくましく存在を主張しています。バスは海沿いを通り(ペンギン宿営地の近くを通ったので探しましたが、時期的に見れなかった。。。)、その後は羊さんがたくさんいる広い大地を走り。。。 海の青さがなんとも独特。ペンギンは見れませんでしたが、なんかいた。 海沿いにもたんぽぽ。で、最後の陸の国境越えです。チリは以外と好きになったなぁ。乗り換えしたリオ・ガレゴスの町では、手持ちのチリペソをアルゼンチンペソに替えてチリペソを全部使い切ってしまいたかったのですが、町に唯一の両替商が休み。。。街をうろちょろしてなんとかHSBCのATMを見つけて、メキシコのデビッドカードでアルゼンチンペソを下ろすことに成功してひとまずアルゼンチンペソをゲットしたので一安心です。ガレゴスは街全体あまり道が整備されていなかったりで、ちょっと殺風景でしたが、花はやっぱりこんな常に強い風が吹いているところでも咲いています。そしてまた夕方からバス。よく考えたらこれがこの旅で最後の長距離バスでした。綺麗な夕焼けがパタゴニアの広い空をオレンジ色に染めていました。深夜に到着したエル・カラファテのバスセンターから、タクシーでお宿に向かいました。明日、氷河に行くツアーを探すんだ〜、とタクシーの運転手さんに言っていたら「明日、多分タクシーが必要になると思うから連絡して」と。はて?とりあえず、到着したお宿で「明日、氷河に行くツアーに参加したいけど、明日の朝の申し込みで間に合うかな?」と確認したら、朝8時くらいにツアー会社に行けばいいんじゃない?と。それを聞いて安心してその日は眠りました。翌朝、小さな街のメインストリートのツアー会社を探し回ります。朝になって歩いて気づきましたが、カラファテの街はヨーロッパのアルプスの麓の街の様な雰囲気です。こじんまりとしていて、どのホテルもロッジの様な作りでなんともほっこりします。 どうでもいいけど、パタゴニア地方では、アウトドアブランドのショップはPatagoniaよりColombiaが多い。。。メインストリートにはたくさんのツアー会社があるのですが、氷河の上のトレッキングをするツアーを仕切っているのは1社しかなく、そこが朝早くから開いていたので、氷河ツアーについて尋ねました。そしたら。なんと。ツアーはあるけど、そこに行くバスがもう満杯なの。とな。なんと〜!!!ここまで来て氷河が見れないかも?!うっそーん!!タクシーの運転手さんが言っていたのはこういうことか。。。とりあえずレンタカーでも借りれるかな?とか思った瞬間に目の前で凍った路面でスリップした車が事故ったのを見て、即その考えは捨て。それからタクシーのオフィスで値段を確認したのですが、確か2000ペソか3000ペソとか言われたかな?(覚えてない。。。)それに現地で国立公園の入場料やらボートの料金を払った上で更に現地で氷山を歩くツアーの代金を含めると、、、軽く3、4万円になる計算だったと思います。そうまでして、本当に氷山を歩きたいのかな、、、と考えてそういや最初はパタゴニアに来ることすら考えてなかったんだった、と思うともう氷山は登らず近くで見よう!と切り替えて別のツアーを探しました。それで見つけた方法は、バス会社が出している、添乗員付きの往復ツアーです。添乗員は居ますが、現地の国立公園では各自自由行動なので好きな様に歩けます。これが意外と良くて。10人ちょっとの小さい団体でのツアーだし、おばちゃん添乗員が、私がツアー客唯一のアジア人なこともあり、何かと気にかけてくれていたので、安心して楽しめました。行きがけに通った湖はその名もアルゼンチン湖。国旗と同じ水色です。国立公園内でも自由オプションのボートに乗ったり、散策ルートも丁寧に説明してくれたりで、存分に色んな角度からの氷河を楽しみました。 ところどころ、とんでもなく深いコバルトブルーに見える部分があります。やっぱりその美しさを写真で表現できないのが残念ですが。 遠くの山も綺麗で、見ていて飽きません。 時折聞こえる轟音は氷河が割れて崩落する音。轟音の前にはバシンっ!と亀裂が入る音があります。それらと、すぐ近くにある鳥の声を耳にしながら、ひたすら森の中を歩き回りました。 お鳥ちゃん。名前は不明。 遊歩道がきちんと整備されていて、森の中コースや氷河を上から見るコースや下から見るコースなど、好きに選んで歩けます。私は最後にレストランに着くようにルートを設定して、、、 氷山から切り出した氷でウィスキーをロックでいただきましたん。ツアーに大満足して町に戻ってきて。やっぱり肉肉王国のアルゼンチンなのでお肉食べよう、と。しかもパタゴニア地方は羊さんが名産ですからね。 ・・・でもやっぱり全部は食べきれずにお持ち帰り。明日はついに旅の最終日です。にほんブログ村 [3回]PR