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ニイナさんの海外転職レポ

お金、コネ、専門技術、語学力、彼氏、全て無し!の33歳独身女性が体当たりで始めた海外転職活動と@ラテンアメリカのリアルなレポート。語学留学と就職を決めるまでの第一章、メキシコで就職して驚きの連続の第二章。目指した業界に転職しての第三章です。

夢のスタート的南米旅行:9.これでインカな?チチカカ湖編。

えー、ここからは旅から帰って仕事も2週間やって、の状態で書き始めましたニイナです。
ここんとこ、メキシコのグアナファト州レオン近辺は急に寒い。
旅の間に着ていたコートがクリーニングから返ってきて、
このコートでも寒いだろうな、と思ったら、旅がとんでもなく昔のようです。
ちゃっちゃと残りも書いて、今の転職後に感じる、たくさんの感情や見聞きしたことも
残していかんと今の感じたことなんて、どんどん過去のものになる。
毎日のアウトプットはホリエモンも推奨してることだし(笑) 頑張ります。

さて。マチュピチュからクスコに戻って、友達と別れた後。
私は一人、雨降るクスコ(極寒)のカフェでブログを書いたりしつつ、
夜からの移動まで時間をつぶしていました。

マチュピチュ行きの移動手段をアレンジしてもらった、クスコの空港の
旅行代理店のおじさんと夜9:00にセントロで待ち合わせて、
お願いしていた、ここからプーノという所への移動と、チチカカ湖観光のツアー、
とプーノからチリとの国境の町までのバスチケットを受け取るためなんですが。

もっと早くチケットを受け渡しに持ってきて、と依頼するのに、はぐらかされる上に
微妙に待ち合わせの場所もセントロから、バスセンターに変えられ。
なんか、この時から怪しい香りは漂っていたのですが、とりあえず、
タクシーをつかまえよう、としていたフランス人カップルをつかまえて
シェアしてバスセンターに行きました。

バスセンターにもなかなか現れない旅行代理店のおじさん。
やっとこさ現れたと思ったら、チケットは今から30分後に出発のバスの分しか持ってない!
プーノの街に着いたら、
◯◯という女性が7時半に迎えに来るから、ツアーに参加できるし、
ツアーの後に乗るバスのチケットもくれるから、と。

その女性が私をどうやって認識するのかしら。。。
ってかその人、何者だよ。
どこの旅行会社のガイドで、電話番号などを聞いても一向に答えない。
なんだこれ。モグリの自称・旅行会社とグルかな?
キレ気味で情報を促すも、大丈夫だから!と。

ラテンアメリカの人の言う大丈夫が、大丈夫じゃないことは
メキシコで1年半仕事をしてきて身に染みてわかってるんですよ。
特にここペルーは、この旅で通ってきた他の南米の国の中でも
一番レベルが低い、と言ったら失礼ですが、観光や輸送業、飲食業でもなんでも
サービス業全般において時間にルーズでプロ意識が低く、あまりいい印象が無い。。。

そもそも、旅行ができる程度のスペ語は話せる私が、わざわざ割高になる
全部セットで依頼したのは、安くて早いバスのチケットを探して
何件もバス会社や旅行会社のカウンターをやりとりをする時間や
面倒臭さを省きたかったからです。

それなのに何で、向こうでピックアップの心配とか、
何時のどのバスかもわからん状況に甘んじなければならんかね。。。
最後はバスの出発も迫っているので諦めて、
どうにでもなれ、でプーノに向けて出発したのでした。


翌朝。プーノのバスセンターで案の定、ツアー会社の人は私を見つけられんし。
Wi-Fiも無いところで何回、クスコの旅行会社のおじさんに公衆電話からかけたことか。
遅れて来た人は、おじさんの言ってた◯◯さんでもなければ、その人誰?とか言うし。
私、あんまり怒ったりしたくないんですけど、、、(泣)
とりあえず、ツアーに参加。


チチカカ湖は標高3800mくらいの所にある大きな湖で、ウル族とかケチュア族などが
住む島があり、中でも草で作った浮島に人が住むウロス島観光などが有名です。
船はフランス人とかカナダ人とかチリ人などで20人くらいのチームです。
ガイドさんは英語・スペ語の両方で話し、あとケチュアの言葉がちょっとわかるらしい。

私をなぜか苗字で連呼するので、苗字と名前を間違えて認識しているのかと思い、
「私、名前がニイナだよ」と言ったら、どうやら
私の苗字と同じ発音の言葉がケチュア語にあり、かわいい、とか美しい、という意味らしい。
フルネームで呼ぶと、かわいいニイナ、か。
ほほぅ、悪くない(笑)


船でケチュア語やチチカカ湖の説明を受けているとすぐにウロス島に着きました。


島もその上に建てた家も、トトラという植物でできています。しかもこれ食べれるし。


ふわふわ。裸足で歩きたい!

上陸した島のお父さんが島の作り方とか説明します。

左はガイドさん。

浮島は基本的に一ファミリーで一島。(こっちって親戚もファミリー。)
その中に家が数件あります。
因みに人数や家が増えてきたら独立して島を作ったり、
仲が悪くなったら浮島を切り離せるらしい。
だから湖にはたくさんの浮島があります。


フジモリ大統領の時代に各島に幾つかずつ設置された太陽光発電パネルがあります。

お庭?植物も生えていました。

その後は手作りのお土産ご紹介タイム。
と言っても、私たちがお邪魔したファミリーは、押し売りもなければ
のんびりと「私たちが作った刺繍を見て」と。
安いしかわいいし、けっこういいかも。
お家の中にもご招待してくれます。


ハイジの干し草ベッドのちょっと固い版なんでしょうか。
さすがに寝させて、とは言えなかったので想像。


自称:ベンツな船。一家に一台。

お別れするときには女性陣が歌でお見送りしてくれました。


大所帯の島もあります。


次に向かったタキーレ島はこりゃまたのんびりした景色の島です。

棚田好きとしては萌えポイント満載の島です。


本物も作り物(石)も、メンズのお洋服が可愛いのです。


やっぱり帽子をかぶってお洒落さんな石像。


この島の織物は世界遺産(文化遺産)に登録されているほどの高度な技術。
を、受け継いでいるのがなんと男性も、なんですね。
写真は撮っていませんが、道端でおじいちゃんが器用に編み棒で作っているのも見ました。
男性は女性に、女性は男性に織物をプレゼントするのだそうです。

観光業で成り立っている島だからか、写真を撮らせて、と言ったらどうぞ〜と。
見せびらかすわけでなく、普通に糸紡ぎのお仕事をしています。


お仕事。

ごはんはキノアのスープとマスのムニエル。美味しかった〜!!

食後のお茶はマテ茶ではなくミントティーでした。






彼らはお肉要員より、毛糸要員なの、かも。。。


空が近くて青い。湖も空を映して青い。

港へは600段の石段を降りて向かいます。高地のさらに丘の上にいたのね。。。


プーノに帰る途中、雨が降り出しました。寒い。

けど虹(しかもうっすらダブル)が見えましたん。

さて。
プーノに戻って最後の難関の、チリとの国境の町(タクナ)へのバスチケットの受け取り、です。
案の定、ツアーの催行会社の人は誰も何も聞いていないらしいし。
とりあえず、バスセンターで降ろしてもらい、このバス会社だよ、と
クスコの旅行会社のおじさんに言われていたバス会社のカウンターで
私の名前の予約が入っているかを確認。
・・・無い。

バスセンター内にある、ツーリストポリスで現状を伝え、
クスコの旅行会社に電話してもらいました。
直接文句言いたいのですが、プーノのバスセンターはWi-Fiが無いのです。
で、そのおじさんが手配を頼んだ、という◯◯さんの連絡先を何とかゲットし、
その人が来るまで、ツーリストポリスのお姉さん達とお話し。

こういう、モグリの旅行業業者の手配による被害ってよくあるの?と聞いたら、
残念ながら多い、と。
私はスペ語で何とかブーブー文句を言って、二重払いは避けてきていますが
スペ語がわからないひとが、時間がなかったり、怖い思いをしたら
やっぱりまた別のチケットを購入し直すためとかにお金を払ってしまうことも多いと思います。

こういうことがあると、途端にそこの地域の印象って悪くなるからなぁ。
その人一人が悪いだけで、その地域の人みんながそうじゃない、と頭ではわかっていますが。
クスコのおじさんにしても、騙そうという感じではなく
組んだ相手がモグリの素人だから、こういう結果になる。
ペルーの政府もさ、観光でしか(と言ったら失礼ですが)収入源が無いんだったら
そういうところ、取り締まって向上していかないと、この国いつまで経ってもこのままだよ。

ようやく来たモグリ業者の◯◯さん、さあ、バスのチケットを買いましょう、とか
言うから、ふざけんな、と。
私はもうクスコでまとめて支払いしてるの。
一番早く着いて、快適な一等のバスの一人席を今すぐ取って!
と、ガーガー言って、チケットを無事受け取ったところで別れました。

バス会社のカウンターの中でそれを見ていたメンズが
「この中国人はずっと怒ってる。悪い女だ」とか言ってるので、いろんなことにまたムカつく。
だから私、こんな怒りたくないんだってば。
けどすっかりキレキャラやし、もういーや(笑)
「怒っててごめんなさ〜い。買ったチケットをなかなかもらえないからぁ〜。悪いことねぇ〜。」ってもう、キレッキレで言ってやったぜ!

怒って血が上ってたから、、、バスセンターでの晩御飯はお肉。単純な私。。。

けどこんなに付け合わせのバナナも芋もいらーん!
半分くらいは食べきれなくて、お持ち帰りにしてバスの中の夜食にしました。

因みに、バスセンターはWi-Fiが無いと書きましたが、
バス乗り場(チケット持っててターミナルの使用料を払った人だけが行けるエリア)だと
Wi-Fi付きバスがいれば、それから飛んでくる電波を拝借して通信できます。
プーノバスセンター豆知識。

こうしてペルーを抜けるべくタクナに向けて出発。
明日は国境越えです。


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