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ニイナさんの海外転職レポ

お金、コネ、専門技術、語学力、彼氏、全て無し!の33歳独身女性が体当たりで始めた海外転職活動と@ラテンアメリカのリアルなレポート。語学留学と就職を決めるまでの第一章、メキシコで就職して驚きの連続の第二章。目指した業界に転職しての第三章です。

ベリーズ逃避行:番外編

英語が話せないのもただの個性、と開き直りかけているニイナです。
この開き直りが成長の妨げなので開き直っちゃいけないのですが、事実そうなんです。
英語が話せない事は情報弱者であることは間違いないです。
でもそれも個性かな、と思えるようになりました。

さて、ベリーズからフローレスでの戦いを経て、金曜の朝にバスでグアテマラシティまで戻ってきた・・・のですが、グアテマラシティ入りちょっと前にいきなりバスが故障したとかで、乗客全員下ろされてちょっとランクが落ちるバス車両に乗り換えさせられました。
山の中でも真夜中でもなくて良かったですが、もう走れなくなるようなバスに乗せてたってのもすごいな。

グアテマラシティのFuente del Norte社のターミナルに1時間以上遅れた8時くらいに到着し、ケツァルテナンゴ行きのバスを確認したら、朝7:00の次は夕方16:00。。。

チキンバス(地元の人が乗る路線バス)で帰る事も一瞬考えたのですが、グアテマラシティ周辺は長距離の路線バスに強盗が頻繁に出没します。
強盗と言うかハイジャック的乗っ取りと言うか、最初に数人の乗客を乗せて普通に出発し少しして乗客が増えたら最初から乗っていた強盗団が一斉に拳銃を出して「全員金を出せ」と。
日本人もそれで撃たれた事件が確かあったような。お金だけでなくiPhoneやPCなども巻き上げられるし、暴行されたりもするのでもし、全貴重品を持って移動している時に遭遇したら踏んだり蹴ったりです。

危険なものには自分からは近づかない!時間もお金も命あってこそ!というわけで、他のバス会社の便でもなんでも直行の座席予約が必要な大きなバスに乗ることにしました。
各バス会社のバスターミナルがある地域は危険地域ではありますが、朝だし、ということで充分に注意して他の会社のターミナルへ。
しかし。。。いつもは15:00出発の便がある会社も、今日は出発しないなどの諸事情により結局面倒になり最初に見た16:00発の便に乗る事にしました。
乗客は荷物を無料でターミナル2階の荷物預かり所に預けられたので、貴重品が入ったバッグだけを持ってグアテマラシティの観光に出発です!

と、言ったものの、特に見るものはなく。。。
バスで近隣の遺跡などにも行けるのですが、興味をそそられる所も無いし。
街中をブラブラしました。
 国会議事堂だったかな、、、うろ覚えですみませんが1ケツァール札の裏に印刷されてる建物と思います。
 カテドラル 地球の歩き方の地図には警察署って書いてたけど、どうなんかな。(歩き方の中米版はけっこう使えない)



しかしここでわかったのは、今まで自分がケツァルテナンゴで見てきたものはケツァルテナンゴ独自のものだった、ということ。

ケツァルテナンゴはマヤ系民族他、昔の生活がそのまま残っているような感じです。
背の高いグアテマルテコ(グアテマラ人)も見ないし、民族衣装は当たり前です。

が、シティは背が高いグアテマラ人が居るし、民族衣装のおばちゃんも、みかん売りの少年も、野良犬の茶色い落とし物も、私を見るとチーナ(中国人)!と声をかけてくる若者達も見ない。。。
街中の商店街は独立した小さな商店というよりは、チェーン店が多く、街中にショッピングモールも乱立しています。
短い区間ですが新しい車体の路面バスが走っていて、自動改札のホームも整備されています。
首都にはさすが歩行者信号があって、みんな信号の使い方を知っている。(ケツァルテナンゴは、4灯式の車用信号だけなので子どもやお年寄りはいつ渡っていいのか知らない人も多数)
あまりにも面白くないので、来る前にあれだけうんざりしていたケツァルテナンゴに早く帰りたい、と思ってしまいました。


そうしてご飯食べたりしつつブラブラして(そういやバケーションの最後なのにお酒飲まなかったな〜。)15:00過ぎにはターミナルに戻り、15分遅れで出発したバスでケツァルテナンゴに帰ったのでした。
夜21:00くらいだったので一人で歩けない事も無かったのですが、やっぱり最後まで安全に帰るべくタクシーで家まで帰りました。
出迎えてくれたステイ仲間とステイ先の家族に写真を披露しつつ、お土産無くてごめんなさいと言うの忘れてたー!
ベリーズもグアテマラもなんかいいお土産が見つからなくて。。。って言うのをね。
本当にこれがいいお土産無いですから!大概がケツァルテナンゴでも売っていますが使いどころに困るデザインの布製品(かさ張る)かビーズアクセ(デザイン微妙)ばかりです。
お菓子みたいな消えるものは名産が無いのか売ってないし。
旅に出たのにお土産一つ買ってこない薄情な日本人と思われていたらどうしよう(笑)

土日はゆっくり過ごそうかと思いましたが、漢字売りに行ってみたり、学校のコーディネーターに誘われてタトゥーイベントに行こうとしてみたり。
私がタトゥーをするのではなく、イベントで漢字のタトゥーデザインをして売ったらどうか、と誘われまして。
公園の漢字売りの時にもよくお客さんに言われてたんです。「俺に漢字を彫ってくれ」と。
紙に書くだけならするよ、って言ったら直接身体に彫るまでやってくれ、と。
いや、それはどこであっても絶対嫌なので、丁重にお断りしましたが。
でもそのコーディネーターの勘違いによりイベントは既に終わっていたので稼ぎ損ないました(笑)
なので、近所のエキゾチック(?)なカフェバーで久々にテキーラなんぞ飲みつつ。

日曜によく行く外国人がたむろっているカフェにて日本人のさすらいのプロのカメラマンさんに出会いました。
さすらいながらもケツァルテナンゴに少し滞在する為のお家を探すとの事。
勝手なおせっかいで、街中でゲットした貸家情報の一軒を一緒に探しに行きました。が、該当の建物が見つけられませんでした。
そこで私がした行動は、先日知り合ったばかりで飲み会(の終盤に勝手)に参加したスパニッシモというサービスを運営している会社事務所に夕方18時を過ぎているのに突撃!
しつこくうるさく呼び鈴を鳴らしたら、代表の方が出て来てくれて、おすすめの部屋を教えていただくなどとてもご丁寧に対応してくれました。。。
感謝しきり。
だから宣伝という訳でもないですが、このサービスは日本でスペ語を学べるのでおススメするだけでなく、ビジネスモデルとして学びたい点が多いです。
現地ならではの資源を活かして社会を良くすることに繋がる枠組みを、楽しみながら作っていくって仕事はまさに私がやりたい事です。

その前にまずは目の前の就活にも向き合わねば。
スペ語にも。英語にも。
英語はやはり英語圏に行ったこともあり必要性を再認識したことと、英語もスペ語も話せるバイリンガル(私はプラス日本語なので目指す所はトワイリンガルですが)も個性だなぁと。
個性の幅を増やしたいという考えでは無いです。
世界では英語が話せるのも話せないのもどちらも、例えば「日本人である」という様な、個性の一つとして捉えられているに過ぎないということを知ったのです。
誰も個性に完璧なんて求めていないし。
それなら今までのように「英語も使えるようにならなくちゃ!」と義務の様な考えではなく楽しみながら、でもちゃんと向き合って使えるようになりたいな、と。

心新たに頑張る気になれたので、ベリーズに行って本当に良かった。
最高のバケーションでした。

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