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ニイナさんの海外転職レポ

お金、コネ、専門技術、語学力、彼氏、全て無し!の33歳独身女性が体当たりで始めた海外転職活動と@ラテンアメリカのリアルなレポート。語学留学と就職を決めるまでの第一章、メキシコで就職して驚きの連続の第二章。目指した業界に転職しての第三章です。

カリビアンクリスマス旅:さよならハバナ編

本日のテーマソング:chara "あたしなんで抱きしめたいんだろう?"
 
さて、バラデロで三日目の最後の朝、お宿で美味しい朝食をいただき(5cuc)
浜辺を散歩したり波を眺めて波の音と風に最後に癒されつつ。


あ、そうそう。人生初葉巻にも挑戦。
普段、タバコもなど吸う系のものはいずれも嗜まないのですが、
お土産があまりにも見つからずに、よし、会社の日本人には葉巻じゃい(製造業はどこもそうなんですかね?メキシコではどこでも日本人の喫煙率が高い)と思って、買ってみようかな、と。

しかし大昔にほぼ初めての海外旅行で行ったニューヨークでお土産に葉巻を買ったものの、
カッターが要ることとか、味とか、どうやって吸うのかすら知らずにはいっと渡して、
「吸えない」とブーイングを受けた覚えがあります。

そういえば去年のセンセイ(仮名・日本人カメラマン)との旅の途中の欧米人が支配する街のグアテマラの古都、アンティグアで、センセイがヨーロピアンが経営しているシガーバーに行ってたのを思い出しました。
入り口のガラス部屋で葉巻を売っているのでそこで買って、
中のカフェで一本の葉巻を長い時間をかけて嗜みながら、まったり過ごす、と。

そうか、そういうところに行けばお試しで吸える上に、オススメを聞けて、ライターや道具も揃っているじゃなかろうか、と思って「タバコの家」というお店に入ってみました。
お店の雰囲気は重厚で古めかしくて静かに時間が流れていて、いかにもシガーバー。
と、思いきや尋ねてみるとシガーバーではなくてただの葉巻屋さんでした(笑)
けど、カッターが要らないものでお土産にもオススメの細いものを教えてもらい、
その内の一本を開けて火をつけて渡してくれました。
これ、火をつけてもらわんかったらどっちが先っぽかすら私にはわからんもんね。


シガーは肺には入れず、口の中だけで味わってから吐き出す、と。
味は。。。他に比べる対象となる経験がないのでなんとも(笑)
あーこれが葉巻か、みたいな。
しかしこれでお土産に安心して渡せるってもんです。

お宿のおかみさんにまだハバナのお宿が決まってないことを言うと、ハバナのいろんなお宿にすぐに電話をかけ始めてくれました。
やっぱりどこも混んでいるらしく、数件目の電話でやっとこさ民宿をメインでやっているところなのかホステルと名のつくところを確保でき、その住所を確認してお別れし、ビアスール社のオフィスに行ってチェックインを済ませました。
当日買おうとする人がかなりいましたが、次の便を買ったりしているところをみると、やっぱりハバナに戻る便もなかなかこの時期は混んでいるのだと思います。
チェックインとかするけども席は自由席です。
乗車の際に前に並んでいた女性二人組が日本人だったので、タクシーの乗り合いが出来ないかと思ってハバナについてからのホテルの場所を聞いてみたら、エリアが違ったのでアウト。
このバスの中は日本人、ちょいちょいいたなぁ。

 
バスの出発を待ってる間の海も穏やか。


バスの中から今回最後のカリブ海の色を堪能。

そういえばバラデロは細長く突き出た半島で、先っぽの方に行くほど、オールインクルーシブのホテルばかりで、私が居た本土に近い方面は、日本人は皆無でした。
たまに見かけるアジアンも中国人ばかりでしたし。
そんな中、ぼっちで過ごしたバラデロ、、、2回ほど道ですれ違う地元ッティ女子に声をかけられました。
「アミーガ!一人なの??キャー、くすくす(笑)」って感じに。

・・・いいもーん。ぼっちで優雅な旅を楽しむ30代だもーん。(結果そんな優雅ではないが。)
・・・来年はさ、一人旅はちょっと控えれるように頑張るもーん。。。

さて。途中一回10分ちょっとの休憩を挟んで、ハバナの旧市街へ。
(帰りはバスターミナルだけでなくて市街で止まってくれる)
タクシーで新市街の方へ依頼し、ハバナリブレというホテルしか知らなかったのでそこら辺、と言って乗ったところ(7cuc)そこからお宿は8ブロックほど離れていて、そこまでなら10cuc、と言ってきます。

道を挟んだ左右のマンションの差。築70年差くらいあるのではなかろうか。

いたる所でカードが使えないのと、翌日出発で不要になる現金の調整を考えていたので、支払う現金を極力減らしていこうと思った私。
10cuc欲しいから無理にでもお宿まで乗せていこうとする運転手さんと半ば喧嘩しながら、
当初の予定通りハバナリブレ前で7cucで降ろしてもらいました。
で、ハバナリブレの横がネットが出来る場所なので、先日の残りのカードを使って連絡してみると、、、。
翌日からのメキシコ旅行関係で大事な連絡が入っていたりで、やっぱりネット環境って必要だわ〜。

で、まだまだ昼間の明るい時間なので、そのまま地図通りに歩いてホステルに到着しましたが、従業員さん達の様子がおかしい。
どうやら上がっていらっしゃーい!と言ったものの、待ち構えていたのは別のアジアン(中国人)らしく、私の予約のことはオーナーから聞いていない、と。
3人居た従業員の一人、40代に見える明るい雰囲気の女性が、明日の早朝出発で長い時間じゃないなら、エアコンなくてもいいなら「好意の値段で」私の家にいらっしゃいよ、とのこと。
私はここから5ブロック先に叔父と二人で住んでいて、なんの気兼ねもいらないわ、と。

うーん、、、、バラデロのおかみさんは電話で日本人って伝えていたし、従業員がお金欲しさにホテルのお客を奪うっていうのもあり得るし、何よりこないだみたいに民泊の許可無しの家に行ってまた後悔するようなことなっても嫌だし。。。
と迷っていたのですが。
また8ブロック歩いて大きなホテル(ハバナリブレ)に行くこととか、行ってももし予約で埋まっていたら、と考えるのも億劫で、その方を疑いながらも滞在させていただくことにしました。

その家までは歩いて5ブロックくらい。
38歳の女性のお嬢さん(20歳。かわいい。)が、連れて行ってくれました。
彼女はその女性の実の子供で一緒の場所で働いているけど、一緒には暮らしていない、とのこと。

キューバは警察が信用できる。暮らしやすいし、のんびりしているし安全で好き。
だけど給料が安くてやってらんない。(私の一月の給料20ドルよ!と言いつつタバコは欠かしません)
まだしばらくキューバは変わらないんじゃない?

などなど話しながら、お宅へ。
民泊などはしていないため生活感溢れる、でもちゃんと片付いた家です。
でも、私なんでここにいるんだろう。。。って思ったね。
(冒頭の曲、歌詞変えてマジで歌ってました/笑)
そこで荷物を置いてそのまま、また街へ。(お嬢さんはまた職場のホステルに戻って行きました。)
ホテルの建物内で、観光客であふれたリカーショップでお持ち帰りのラムを買い、(でもこの時だけカード使えず。)ブラブラしてホステルで女性と合流してお宅へ帰りました。

歩きながら話していて、その女性が悪い人じゃないことはわかります。
お腹空いているならごはんもすぐに準備するからね〜、とも。
しかし、このキューバで得た体験からして、この人どれだけ私からお金をもらえるつもりにしているんだろう?と思ってしまいます。
人を疑うことと、人に対して怒る事って心がとても疲れるのであまり、したくはないのですが、どうしても、ね。

シャワーを浴びている時も、彼女が誰かと「まぁ、20cucはくれるでしょうよ」と電話で話している声が聞こえて、なんだかなぁ、、、と思いつつ。
電話の相手は若い彼氏だったみたいで、彼女がごはんの準備をしている間に家に来ました。
うわぉ、二人からお金を迫られたら逃げられんし、でも私、今現金あまりないし、どうしよう!!

と、緊張しながらも準備していただいたごはんをペロリと食べて、しまいには寝落ちそうになっている私(笑)
あ、ごはんは白ごはんとシーチキンのトマト煮とチーズでした。
で、まずは15cucを宿泊に対する「好意の気持ち」でお支払い。
確か、普通の民泊が20か25cucからなので、夜中の2時半までの滞在で熱いお湯のシャワーもエアコンも無いセントロからかなり歩いた所であるここなら15で充分じゃないか、と。
あとは、ごはん代とここまで連れてきてくれたお嬢さんに、などなどの気持ちでプラス5cucをお支払いして、とりあえずひと眠りしました。


29日夜中、2時過ぎ。起きて顔を洗って準備します。
前日のうちにお宅の女性がご近所に住むタクシー運転手さんに2時半に頼んでおいてくれたのですが、少し早く来てくれていました。
女性は最後まで見送ってくれて、ここでやっと、この人ちゃんとホスピタリティの心を持っている人だった〜と思えました。

タクシーの料金は少し高めの30cucで(夜中だから仕方なし)前日のうちに確認しておいたのですが。
おぉ!オープンカーでは無いけどクラシックカー!!
57年(52だったかな?)と言っていましたが、57年前の車なのか1957年製なのか確認していないのですが、どっちにしてもすごい。


どれも深夜の走行中撮影によりブレブレですみません。。。
が、クラシックシングルのバイクを更にクラシカルに改造していた私としては、リベットや計器類や頼りないサイドミラーなどに萌え萌えです!!



しかし警察に渡すから、ということで乗ってすぐ集金。
しかも友達と称する別の男性も助手席に乗っています。
えーっ!怖い!!!
今まではお金を取られたりボられたりする恐怖だけだったけど、この状況は襲われても逃げられないという別の恐怖も出てきます。
さらに空港に向かう郊外の道に連れ出されたり、捨て置かれたりして飛行機乗れなかったらどうしよう、とか。
まぁ、話してみるとちゃんと登録してあるタクシーのドライバーさんで、友達も本当にただのお友達で、ライトの故障で停まった時(これの方が本当に怖い)のお手伝い要員さんだったみたいです。
途中で通る警察からも何も停められたりもしなかったし、ほっと安心。

時々車は停まりそうになりながらも予定の3時には空港着。
小さな空港なので夜中も空いているか心配しましたが、そんな時間も飛んでいるのでちゃんと開いています。
パナマ行きや、カンクン経由のイタリア行きなどの便で、全く聞いたことも無いエアラインの便でしたが、バシバシ飛んでいるみたいです。

一時、パナマの街で現金が無いから心配していた出国税も、今はエアチケットに組み込まれていて(ネットで調べた)もうこれ以上お金を使うことはありません。
空港の中のお土産屋さんですら市中と同じ値段でお酒などを売っているので(こういうところはキューバのいいところ)安心してハバナクラブの3年もの中瓶(3.95cuc。モヒート作る用に。)買って預け入れ荷物に入れて、と。

1時間近く遅れて開いたアエロメヒコ航空のカウンターで、無事に荷物を預けて、イミグレを通って中の搭乗口側の待合室へ。
ここでサンドイッチとコーヒーを買って本当にぴったりきれいにキューバ通貨を使いきりました。
(と思っていたら後日、隠し銭として持っていた20cuc、2000円ちょっと分くらいを発見して切ない。。。)
今思えば、キューバは税抜き表示じゃ無いので計算がしやすかったなー。


キューバのコーヒーは最後まで粉っぽさのある独特のものでした。
空港の待合室(ラウンジでは無い)でこんな入れ物に入ってくるのもなんとも70年代クラシカルな感じで素敵。

そんなこんなでキューバを離れます。
久々の一人旅だったし、短かったし、準備が足り無いなどで、いろんな思いをしましたが、毎日飲んでたいろんなカクテルは美味しかったなー。
また、いつかリベンジに行く時には、もっと人と素直に楽しめることに期待しつつ、でも今のクラシカルな風景は変わらずにいて欲しいと勝手ながら思いつつ、寝ている間に飛行機はメキシコシティに向かっていたのでしたん。


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