ベリーズ 2014/11/12 ベリーズ逃避行:青穴編 久々に世界遺産に行くぞ!と思って行ったニイナです。 ここ数年、行きたい所にあるならついでに見に行っとくか、のスタンスだったのですが、先日の海の中初体験でブルーホールはやっぱり中から見よう!と最終的に決断しました。 ちなみにブルーホールは世界遺産と言っても旅行好きではない方からしたら「ベリーズ?どこそれ?」と言われる程度なので、ググった参考資料はこちら↓ 朝、5:30にホテルの部屋から歩いて2分のツアー会社オフィス兼出発場所へ。 朝ご飯にパイナップルと食パン食べながらコーヒーで目を覚まします。 6:00にサンペドロを出発し、6:30にはキーカーカーに着。そこで追加の人を積み込んで出発です。 追加の人を乗せる時に、前日にキーカーカーでツアーを申し込みかけた(けどキーカーカーのATMでなぜかお金が降ろせなかったので申し込みをキャンセルした)ツアー会社のおばちゃんが付き添いで来ていて、一応挨拶をしておきました。「何でか分からないけどサンペドロに行っちゃった!そこではお金が降ろせたからサンペドロでツアー申し込んだよ」と。 結局、同じ船に乗る事になるし、サンペドロの方がブルーホールまで遠いし費用もかかったのですが、まぁいいや。 だってあの時は何となく動きたい気分だったんだもんねー。 今日のメンバー ・ダイビング:12人(ヨーロッパ組・オージー・南米組と様々) ・シュノーケリング:4人 ・ガイド:ダイビングに2人・シュノーケリングに1人 ・船長さん の計20人で出発です。 代表ガイドさんが全体を上手く盛り上げようと、唯一の日本人の私がポツンとなりかけても話しかけてくれるし、シュノーケリング担当のガイドさん(おそらくガリフナ族出身)は無口ながらも常におやつのデザートが切れないように準備しているし、快適な船中です。 隣に座ったマダムがスペ語でガイドさんと話しているのを見つけ、すかさず話しかけアルゼンティーナのお友達も出来ました。ホッ。 他にも一人、誰とも喋らずいかつい侍タイプのいかにもダイバーで映画のグランブルーに出てきそうな白人のメンズがいましたが(ってかあれはタンク無しで潜る海を好きすぎる人達の話ですが)、後でスペ語で話しかけてみると、とっても可愛い声の話し好きなスペイン人でした。 「このTシャツは15年着てるよ!日本が大好きさ!」日本製じゃないと思うけど、長持ちしてますね(笑) 後で、セニョールと呼びかけたら「それは完璧だけど間違ってる!僕たちは友達なんだからダメ!」と言われました(笑) そもそも船中でも特にそうだったのですが、英語圏のベリーズで日本人の私がスペ語を話す事にとても驚かれます。 ふふ、英語を話せない分、スペ語の方が出てくるんだよー。 でも、これでスペ語が分かる人は喜んでスペ語で話してくれます。 私がわからないで、ん?となるとすかさず英語に切り替えてくれたり。 やっぱ英語必須ですね。ケツァルテナンゴに戻ったらルームメイト達にお願いして練習しよう。 ちなみにガイドさんが言うには、ベリーズも北(メキシコ側)に近いほどスペ語が通じるのだとか。 2時間ほどでブルーホールに到着です。 空から見るか、海の中に行くかで迷っていた時にネットで見ていた情報によると、 ・空から見る程くっきりと穴が分かる訳ではない ・潜っても水深が深すぎる為ダイバーも少しの時間しか潜れない上に、きれいにいろいろ見れる訳ではない(洞窟の中の様な光景だそうです) ・シュノーケリングだとなおさらがっかり、きれいな珊瑚礁を見るだけなら周辺の3カ所ツアーで充分 とマイナスイメージばかりです(笑) ただ、空からの画像は先日の佐賀男君が綺麗な画像をネットに上げていて、これはいつか空から本物を恋人かだんな様と共に見よう!と思った次第なのです。(懲りんな、私。。。) それにやっぱり行かないと分からない事もあります。 そう、私は人の顔色に怯える割には主体性を持ったタイプだと思うのです。(やりたいと思った事は後悔してでも一度やってみないと気が済まないタイプなだけなんですけど) で、ボートから見ても案の定、青い所と水色の所がそれぞれあることはわかるのですが、はっきり穴!とはわかりませんでした。 が、水の中をパシャパシャ行くと、ここから穴だー!!とわかります。と言うか体感します。 シュノーケリングはホールの縁の周辺を1/3周くらいした感覚なのですが、縁の周辺の珊瑚が見える浅い部分(と言っても水深は20mはあると思います)から離れて穴の上はきっと何も見えなくて楽しくないと思います。 本当に穴の所はぽっかりと急に深くなっていて、浅い所で見られる様な魚もほとんど見えないし、水深が急に変わるからか深く引き込まれる様な流れがあります。 私はビビりながらもその本当に境目のギリギリを泳ぎながら、海の不思議を楽しみました。 その日のシュノーケル隊の4人は私以外にはパナマから来たイスラエル人の女の子二人と、パリから来た韓国系の同じ年くらいの男性です。それとガイドさん。 イスラエル人の片割れが先日の私のシュノーケルデビュー時の最初の私と全く同じ状態でしたが、ガイドさんの「船に戻るか?」を全力で断りつつもただ浮き輪に摑まってふわふわしていたところに、外国人の主張の強さを感じました。。。 (一応)パリジャンのアジアン男子はカメラを水中ケースに入れて持参していたので、私は「潜った所を撮ろうか?」と親切なフリして結局私も撮ってもらう、というちゃっかり行動でその日一日しっかり激写してもらったのでした(笑) ダイバー組も短い時間ながら楽しんだ様で、サメが見れたそうです。 その後、お昼ご飯を食べる予定のハーフムーンキーという無人島のちょっと手前でシュノーケル隊は海ポチャして泳ぎで島を目指しました。 うようよしている直径15センチくらいのクラゲを避けながら泳ぎ、島に着く途中で見たバラクーダは見た目はとても怖いのですが、食べるととても美味しいらしい。ほほぅ。 他にもメダカの様な透明な魚が群れで泳いでいたり(白魚の踊り食い食べたいなー)、上陸してからも野鳥の森があったり、大きなトカゲ(?イグアナ?的爬虫類)も小さなトカゲも居て、島ごと水族館かの様な島です。 途中でガイドさんがヤシの木に登ってヤシの実を落として割ってくれました。 リゾートホテルのプールサイドで飲むのとはまた違う、新鮮なココナツウォーターを味わいました。 「取っていいのは写真だけ」のベリーズバリアリーフの一帯は珊瑚に触る事はもちろん、釣りも出来ません。 ガイドさん達も当然ながらとても海を大切にしていて、今日のガイドさんも海中で紙くずなど見つけると、拾って自分のウェットスーツの裾に入れていました。 このハーフムーンキーの島にあるトイレも自然の事を考えて作られていて、水ではなくおがくずで自然に返すなんとか法の処理の仕方です。(すみません、調べてもなくて)。 ドッポントイレなのに臭くない。こんな小島のトイレ、汚かったらどうしよう。。。という心配は無用でした。 その後、船で島に到着したダイビング隊と合流してランチ。 豆と一緒に炊き込んだココナッツライスとマカロニサラダと煮込んだ鶏肉というやっぱりベリーズ!なメニューを自分に合った分だけ取るセルフサービスでいただき、やっぱりダイバーだからなのか誰もアルコールは飲まないので私もコーラにしておき、また島を裸足で散策しました。 途中、足下を見ていなくて出っ張った石に蹴つまずき、足の指からちょびっと流血・・・。 サメが怖いので(こんな少量で来るわけないと思いますが/笑)カットバンをもらって船で最後のポイントに出発です。 道中、船の中で筒型のクーラーケースに豪快に残ったお酒(多分ラム酒ボトル1本)とファンタとフルーツを投入しているガイドさん。いひひ、楽しみですなぁ。 残ったご飯も細かくしてペットボトルに詰めています。あ!餌付け用ね! 最後のポイントでは餌付けに面白いように魚が集まってきます。その様子は船の上からも見えます。 と、同時に大きな魚が茶色いものを振り撒いていきます。 魚の胃と腸はきっとピストン型なんだね!入ったら即出る。 ここは透明度も高く、水深の深い所も見えるので、ダイバー隊が潜って遠くに行くのも見えます。 誰か上に居る私を撮って〜っとアピールしつつ終了(笑) これはシュノーケリング隊のアジアン男子撮影分。 帰りも2時間くらい、ボートは海に叩き付けられながら、そして時々エンジンが止まりながら(怖い!)船長さんは波しぶきと戦いながら、私たちはクーラーケースで作られたラムポンチ(って言うのかな?)を飲みながら帰ったのでしたん。 島に戻ってホテルでシャワーを浴びて。 やばー。また捻挫してるみたい。今度は足の指の付け根。そう、島で石に蹴つまずいた時です。 が、日本出発直前にやらかした捻挫の時に習得した技「ロキソニン湿布と気合いで治す」で様子を見ようと思い、晩ご飯の調達へ。 最近、リゾート地だから物価高いよねーと思いつつ平気でレストランで食事をしていましたが、やっぱり一人だとお酒飲んでも酔えないし楽しくないし、何より手持ちのベリーズドルがもう底を尽きかけています。 (ベリーズはグアテマラに比べてクレジットカードは流通していますが、手数料がとんでもなく高い) 街で一つ2.5ベリーズドルのおやき的トルティーヤ(トルティーヤの中に好きな具を入れられる。大きさは韓国の道ばたで売っている黒蜜入りお餅くらい。)を三つ買ってホテルに戻りました。 これで残すベリーズドルは4ドル(1ベリーズドルが1/2USドルなので今なら230円くらい?)のみとなりました。 節約ご飯でもホテルのテラスで優しい潮風に吹かれながら、とっても美味しくいただきました。 やっぱ一人ご飯はどっちにしても寂しいのだったら、誰にも気を使わなくて済むこういう所のがよっぽど贅沢かもー。と今更ながら思いつつ、就寝したのでした。 さて、明日はケツァルテナンゴへの帰路につきます。 [2回]PR