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ニイナさんの海外転職レポ

お金、コネ、専門技術、語学力、彼氏、全て無し!の33歳独身女性が体当たりで始めた海外転職活動と@ラテンアメリカのリアルなレポート。語学留学と就職を決めるまでの第一章、メキシコで就職して驚きの連続の第二章。目指した業界に転職しての第三章です。

週末旅行のススメ:進化版の村?サンマルコス編

この日のイメージソング:THE BOOM "風になりたい"

昼過ぎにサンペドロの船着き場に行ってサンマルコス行きの船を尋ねたら、ここで待ってたら良い、とのこと。
ここの船着き場はチケット売り場も時刻表もないらしい。
と、したところでケツァルテナンゴで同じ学校だったドイツ人君に出くわしました。
彼とはダンスのクラスの時に何度か一緒に踊りましたが、なんとも不器用で純朴で更に風貌が私の父にちょっと似ている事もあり、思わず大丈夫?と声をかけたくなるベジタリアンの文字通りの草食系です。
今日も野菜持って船に乗ろうとした所でした。
聞けばケツァルテナンゴを引き払ってサンマルコスに拠点を変えたらしい。
小旅行前に少しだけ心に引っかかったあのスウェーデン人の若いイケメン君と同じステイ先で彼と仲が良かったので、イケメン君のことを尋ねようかと思いましたがやめておきました。
あのイケメン君との0.1mmほどの薄っぺらい好意は良き思い出のまま残しておかないともったいない(笑)

やがて小さなボートの乗船オーケーが出たら地元民も観光客も乗り込んですぐに超満員状態。
普通にきっちり座ったら20人乗り位のボートに30人乗ってるくらいのイメージの沈みっぷりです。
センセイと私は運転手さんの足下で小さく座っていました。
船は常に左に傾いていて、それでもこの運転手さんは慣れたものなのか、電話で話しながら片手運転でゆっくりと湖を走ります。
ベリーズの海で、波に打ちつけられながらも船内のバランスを絶妙に取りながら運転していた船長さんを思い出し、やっぱ湖と海は違うんだななどと思いつつ。

20分程でしょうか、サンマルコスに到着してドイツ人君が自分の宿に案内してくれました。
船着き場から一本しかない坂道の細いメイン通りを登りきって少し離れた所にある、バッパー宿でレイクビューのレストランバーが同じ敷地内にあります。
ここでもケツァルテナンゴで違う学校に通っていたオランダ人の友達に遭遇。
彼女とはクラブで1、2回しか会った事がなく私同様一人で踊っていて、共通の友人からちょっと変わった子と聞いていましたが。
やはりちょっと変わったちゃんで見ていて可愛い。

バッパー宿の中を見に行ってくれたセンセイによると私には無理目なドミトリーなので、他を探す事にし、彼女とはまた会おうね、と言って別れました。
とりあえずカフェにでも入って荷物置こうかとなり、私が素敵カフェで荷物番をしながら(席に犬がいきなり来てゴロンと横になるくらいのんびり)激ウマスムージーを飲んでいる間にセンセイがいい感じのお宿を見つけてきてくれました。



森の中にあるコテージの様な雰囲気でバスルームは3部屋で共同ですが各個室に広いベッドが二つずつありとっても素敵です。
しかも個室でもお安く一晩一人一部屋50ケツ(750円くらい)
いやぁ、センセイは本当にいいお宿運を持っていらっしゃる。

村の散策をしてみましたが、ヒッピーな観光地というよりもうちょっと自然派の思考の人達の隠れ家的村というイメージです。

ヨガとかヒーリングとかレイキ?とかのあっち系(どっち系やねん)のひっそりした場所が多いです。
歩いていてもバリの山奥を歩いている様な錯覚を覚えます。

そしてそれらの雰囲気を醸しているスタジオや隠れ家的ホテルはほぼ間違いなく外国資本でしょう。
実際、後にトゥクトゥク運転手さんに聞いたらそうだとの事。
センセイが言った一言「子どもが笑ってない」が印象的です。
確かに現地の子どもが笑ってない。
外国人慣れしている割には別世界の人として線を引かれている様な間合いです。
観光地として外国人が来て、地元経済が活性化して、雇用も産み出されるのは後進国にとって良い事と思いますが、外国資本という点、外国人仕様という点で私の好みではない開発なんですよねぇ。
日々、グアテマラの人が言う「グアテマラは常に政府が腐っている」はこういう所のルール(地元民を主体に考えた法規制)作りにも関係していると感じます。

さて、サンマルコスの夜はサンペドロより更に早い。。。というか遊ぶ所がない(笑)
友人達のいるバッパー宿があるレストランも8時か9時には終了ですし。。。
お宿のご近所の体育館(壁はない野ざらし)でやっている学生の?バスケの試合を観戦したりして。

エースは現地で育った外国人の子どもか留学生か不明ですがやっぱり白人系外国人。そうかぁ。
結局、二人の会議場所と決定したセンセイの部屋でやはり宅呑みしつつ「何の話してるんだろうね」と言うくらい本・旅行・映画などなどの話は尽きず(久々に長い付き合いでもないのに堂々と自分のおススメを素直にお薦め出来る人。かなり年上の人だからでしょうか)夜は更けました。

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