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ニイナさんの海外転職レポ

お金、コネ、専門技術、語学力、彼氏、全て無し!の33歳独身女性が体当たりで始めた海外転職活動と@ラテンアメリカのリアルなレポート。語学留学と就職を決めるまでの第一章、メキシコで就職して驚きの連続の第二章。目指した業界に転職しての第三章です。

週末旅行のススメ:交錯のサンペドロ編その2

この日のイメージソング:THE YELLOW MONKEY "太陽が燃えている"

朝起きてシャワーにて事件。
ケツァルテナンゴの一般家庭ではあり得ない熱いお湯(むしろ熱湯)なのは良かったのですが、お湯と共に小さな蟻が降ってくる。
シャワーの途中で気付いてゾッとするも、真っ裸の頭はシャンプーだらけの状態で隣のホステルにお風呂を借りに行く事も出来ず、ひたすらお湯を出して蟻が途切れた所で猛ダッシュで洗い流し、バスルームを出ました。
私のホステルの経営者夫妻(いつも飲んでて目が濁っている)に訴えるも、簡単に蟻を払われただけだったので、後から隣のホステル(センセイが泊まっている所は清潔で経営者もまとも)でもう一度訴えて、そっちから言ってもらってやっとこさ駆除してもらいました。
で、そうこうしている間に洗濯したりしつつ。

どこでも仕事をしているセンセイを残して、一人で朝ごはんを求めてお散歩をしていると、犬の散歩をしているヒッピーに声をかけられ、途中までつらつら話しながら歩く。
そうしたらまたそのお友達が話しかけてきて、、、という感じでだんだん人が増えていく。
私はそれが面倒くさいので列を離れて食堂に入ったんだけど、気付けば彼らはどこか別のカフェで団らんしていたり。
長くそこに暮らしているヒッピー達は新しく来た人とか、観光客とか関係なくそこにいる人と時間を共有するのが彼らの唯一の時間の楽しみ方かもしれない。
だって日がな一日すること無いでしょ。

サンペドロには以前にも書きましたが、スペイン語の練習も兼ねて来ているので学校やプライベートレッスンをしてくれる人を探しをしましたが、なかなか難しい。
ただ話すだけじゃなくて、私の間違いを訂正してくれるようなプロの先生は学校に行かないとゲット出来ないか、と。
そうしたら1時間単位の切り売りじゃなくて、10時間でいくら、とかにどうしてもなってしまいます。
しかしここにはいつまでいるかも定まってないのでレッスン時間を先にまとめて買うのは得策ではないし、など思っているうちに結局ネイティブではなくても町の人や隣人と話すのも練習だよね、というところに落ち着きました。

センセイの隣人で私も一緒に一番仲良くなったのは二組。
ポーランド人のおばちゃん(元ヒッピーなのか?犬のクードラさんと共に長く住んでいます)とヨーロピアンなキメキメカップル。(何をキメているかは聞かないで)
彼らとセンセイのホステルのテラスでただのんびりとお話ししているだけでも、全てスペイン語だし、相手もスペイン語を勉強しているからこそ文法の間違いを指摘してもらえます。

サンペドロで体験したいと思っていた事に、コーヒー農園の見学や魚釣りなどありましたが、ツアーに乗っかるのもなんだかなぁ、と思って結局一日のんびりブラブラしていました。
そして我が家から出かける度に友達の巨人に会うし。。。
あんたどれだけ暇やねん。あ、こっちもか。
まぁ、狭い村で休暇を過ごすってそういう事ですね。


で、夜はどこに飲みに行こうかー、で彷徨いつつとりあえずバーに行ったりすると隣人のキメキメカップルも居たり。
やはり外国人が集う所はある程度限られますね。
その後、昨夜ちょろりと行ったクラブで私は一人で踊ったりみんなで飲んだりしていましたが、グアテマラの夜は早く終わる。
ケツァルテナンゴもそうですが、1時きっかりにはどこのクラブも強制終了です。ポリスも来ます。
でももっと遅くまで遊び倒すのが常の外国人がそれで満足するわけないよねー。
アフターパーティーと称して隠れた遊び場に行くのですが、サンペドロにはその場所がない。
なので、ここらへん一帯の隠れた遊び場は船に乗ってパナハッチェルまで行かないといけないのです。
が、私とセンセイはそれに乗り損ねた!
朝まで遊び倒すなってことかしら、と解釈しちゃっちゃと我が家に帰ったのでした。

翌朝は朝からポーランド人のおばちゃんと犬のクードラさんと一緒に湖沿いをお散歩。
湖周りは整備されている訳ではなく、ただの畑沿いの田舎道をてくてく歩きます。
途中、おばちゃんのお友達のヨーロッパ人やクードラのお友達の野良犬と散歩仲間が増えたり減ったり。
  
ごはんは家で作って食べよう!と作ったのがパエリヤです。
案外、大した道具が揃ってなくても何とかなるもんですね。
  

しかしそろそろする事なくなってきた。
する事を探す必要はないけれど、夜に騒いでお酒を飲むだけの生活はすぐに飽きます。
しかもサンペドロの町は観光地でしかもヒッピーの地。
リラックスは出来るのだけれど、人生アグレッシブに頑張ろう意欲が湧かないというか。。。

翌朝はヒッピー達がこぞってもっと落ち着いてて良いよ、と言うサンマルコスの村へ移動する事を決定し、その日は終了しました。

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