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ニイナさんの海外転職レポ

お金、コネ、専門技術、語学力、彼氏、全て無し!の33歳独身女性が体当たりで始めた海外転職活動と@ラテンアメリカのリアルなレポート。語学留学と就職を決めるまでの第一章、メキシコで就職して驚きの連続の第二章。目指した業界に転職しての第三章です。

週末旅行のススメ:交錯のサンペドロ編その1

この日のイメージソング:THE YELLOW MONKEY "I Love You Baby"

クリスマス前の木曜日の朝、ケツァルテナンゴに残す大きなスーツケースを独りガタガタ道を学校に運び込む私。
だって、戻る予定のホームステイ先に置いていたら100ケツ(約1500円)徴収するってお母さんが言うもので。
うぅ…こっちじゃ100ケツあったら出来る事が盛りだくさんなので、そこはまだスーツケース運ぶ体力あるしっ!と学校に置かせてもらったのでした。
クリスマス前で学校は生徒が少な目で、そんな中0.1mmほどのうっすら加減で私を好きになりかけている(と都合良く解釈している)スウェーデン人の若いイケメン君はその日もまじめに授業を受けてましたが、通路からは背を向けていて私には気付かない。
そう、君とは出会いの縁はあるけどそれってなかなか交わらない、人生ってそんなことがたくさんあるし、と心の中で別れを告げつつ。

今回の小旅行の相方であるセンセイ(日本人でプロカメラマン)との待ち合わせ場所のセントロの公園にジャストの8:30に到着。
彼は一ヶ月ケツァルテナンゴで一人暮らしをしていましたが、次の国への旅に出る前にグアテマラの他の所も見てみよっかー、ということで私の(前回のブログで書いた)旅に出る目的と時期が合致したので、相方結成。
今回は湖デェトと名付ければ良かろうか(笑)
この小旅行は最初の目的地がサンペドロという事以外、お宿も帰る日にちも次の目的地も何も決めていません。
サンペドロは周りを火山に囲まれた湖の周りに点在する中で一番大きな村で、地形と言い観光地化具合と言い、九州の湯布院の町中といった雰囲気です。
センセイが旅の途中で知り合った人から仕入れた情報によると、ヒッピーの村なんだそうでそれを見てみたいという事で最初の目的地に決定しました。
あ、そういえば前回行った時もヒッピーと言うか、もうこの人何やってんだろう?みたいな外国人が多くいたなぁ。

センセイの隣人のグアテマラ人の男性とその婚約者のヨーロッパ系の女性が二人でターミナル近くまでお見送りにも来てくれていました。
人との出会いってやっぱりいいな。
バスターミナルへ向かおうと歩き出した時に、センセイが私の頭にポンっと被せた帽子は私に似合っているらしい。以後、私のモノになりました。
モノとの出会いもいいな。。。てへへ。


ケツァルテナンゴまでの直通バスは残念ながらプルマンと呼ばれる大型快適バスではなく、チキンバスが単に直通なだけでしたが、運転手さんの後ろで足下が広く使える特等席で、たわいないことを話しながら時々それぞれ微睡みながら丸3時間か4時間かかけてサンペドロへ到着しました。
暖かい。いや、暑い。でもそれがいいです。

新しい街に着いて最初にやるべきお宿選びは、バッパー歴が長いセンセイに80%お任せです。
私は要望として、バスルームは軽く共同でも、寝室はとにかく一人ずつの個室で(ドミトリーとか無理。私、優雅な旅人なんで)ベッドが広くて出来ればハンモック付き、というものをセンセイに提出。
1軒目は眺めはいいけど1軒目じゃ決められないね、と言って歩き出した途端に、なんとセンセイにヒッピー村であるサンペドロの存在を教えた張本人に遭遇し、彼おススメのホテルを見に行きました。

クリスマス前の週末でしたが、そこでなんとか二人分の部屋を確保出来ました。
よくよく確認するとセンセイと私の部屋は隣接する別々の経営者のホステルで、私の方は広いベッドでバスルームも個室内にありますが、センセイのホステルの方が眺めがいい所にハンモックもあるし、何よりずっと住んでいる隣人のヒッピー達のキャラクターがなんか良い(笑)
なんかいろいろグレードが高いので、いつもそっちでハンモックでパソコンいじったりコーヒー飲んでたりしました。


さて。サンペドロの散策をしていると、いろんな出会いがあります。
町のいたるところで吸われているタバコの煙は普通とはちょっと違う匂いだし、ヒッピーな生き方をしている人たちがたくさん。
そもそもヒッピーてなんなんだ?
私の中のヒッピーのざっくりイメージははっぱと粉と音楽はトランス、手作りアクセかタトゥーデザインか髪の毛編みますのどれかを売って、一日のんびり暮らしている人ってイメージです。
ざっくり過ぎですかね。
まぁ幸せの形は人それぞれですね。とにかくのんびりしています。

そして出会いはケツァルテナンゴでの友達とか(笑)
ケツァルテナンゴで一番長く一緒の家で暮らしていたオージー君や巨人、学校一緒だったよねの男の子×2、3などなど。
ケツァルテナンゴにいる時より会うわあうわで、まぁ小さな村ですから。
ちなみにオージー君は当日が誕生日だったので、おめでとうを言いにこちらから彼のホステルへ押しかけたのですが。

あっ!ちなみに周りにどんなに人がたくさんいても、私はどうやら雰囲気で何も悪い事出来ない人と察知されるらしく、誰も私には変なものは勧めてきません。
なので私はどこにいても一人お酒を飲むのみの通常営業です(笑)

この日はオージー君の誕生日パーティーの一次会の後に二次会で外国人が集うクラブに行きましたが、木曜だし遅くまでは盛り上がらないと判断して我が家(と称してセンセイのホステル)でのんびり宅呑みをしましょうか、と。
そうして小旅行の一日目は更けていったのでした。

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