メキシコの生活いろいろ 2015/09/05 ぷー時代の体験談:その3 家探し後編と引越しの時のこと。 またも連日夜に眠れない、、、ニイナです。 これは完全なる「明日起きれなかったらどうしよう」感から来るので、仕事で悩んでとかそんなんじゃぁ、ございません。 哀しいかな、恋の悩み、、、でもございません。いやはや(笑) さて、ぷー時代2週間の前半で家探し旅行をしていて家が見つからない!となっていたわけですが。 グアナファトに一泊している間にその前日までに問い合わせや物件集めて連絡してね、と依頼をしていた不動産会社から少しの返信がありました。 でも全件返信もないし、返信の内ほとんどはもうその物件無いよ、の連絡だったのでこの国も日本と同じで物件探しはいかに良いエージェントに出会うか、で良い家に出会えるかが決まると思います。 家探し旅の最初に物件を案内してくれたおばちゃんエージェント、ラウラさんと11時に待ち合わせしていたので、朝ごはんも食べずにグアナファトからレオンに戻ってきました。 しかし、11時過ぎに待ち合わせ場所に着いたよーの電話で 「ニイナが見たがっていたその物件はもう無いわ。他の物件の案内はまた今度ね」と言われ。 もういっそ家が見つからんなら、これはここに住むなって暗示か何かじゃないの?もう就職取りやめて日本に帰ろうか、とか思ってヘコんでいた私はブチ切れました。 「この物件案内のために私はグアナファトから戻ってきたの。今から私はどうすればいいの?他の物件を今すぐ見せて!!!」と、電話で怒鳴りちらしてしまい、ラウラさんは 「すぐに他の案内可能な物件を探してまた電話するわ」と言って終了。 (単にお腹が減って八つ当たりしてしまっただけかも、ごめんラウラさん) どうせまたメキシコ人の言う「すぐに」だから、夕方まで暇になるな、どうしよう、もう一泊しようか、もう本当に家探しを諦めてサカテカスに帰るか?など思いながら、とりあえず飛び込んだケサディージャ(チーズ入り大きなタコス)屋さんでお昼に近い朝ごはんを食べていたら、、、 「案内できる物件を見つけたわ!12時に迎えに行くわ」とラウラさんから電話がかかってきました。 なんと。メキシコ人にしては神業な早さなのでは。 ラウラさん、出来るエージェントでした。 その後見せてくれた物件は、同じ会社に所属する別のエージェントの紹介物件で、そのエージェントのアシスタントさんが中を詳しく見せてくれました。 とても素敵な部屋だし早く決めたいけど、会社から遠くて部屋が広過ぎるし値段も予算より高くて躊躇していると、どんな条件で探しているの?と詳しく聞いてきたりして、この会社いいところなんだろうな、と思っていると、、、。 なにやら忙しく電話をしていたラウラさんがもう一軒物件を見せてくれると。 それは、自分の住んでいるアパート(分譲)の別の階で、オーナーさんが貸し出しをしていたけど借主が出て行ったばかりなので今後貸し出すかどうかすらまだ決めていない部屋らしく、オーナーさんに見れるか聞いてみたら鍵を貸してくれることになったらしい。 値段も条件範囲内だし、エリアも最初に探していた地域で、便利で落ち着いた住宅街です。 やるな、ラウラさん。 その後すぐに見に行って、即決。 ここ、いいじゃーん。やっぱ私は不動産運も持ってるのだ。 鍵付き門扉で囲まれた敷地内の分譲アパート(建物外観は日本の団地みたいな)の1階で 3LDK・2トイレお風呂・洗濯場と物置・専用門扉とピロティ付き 一部家具付き、1台分駐車場と水道代込みで月々3700ペソ(約3万円弱)。 と言っても1トイレ付き寝室は開かずの間にしてオーナーさんの荷物を押し込めるのですが。 それでも今回も超広くて(キッチンだけで日本の8畳くらいはある)きっと寂しがリータが増長することでしょう(笑) その日のうちに引越しまでのお互いの準備などを確認してラウラさんとはお別れし、夕方のバスでサカテカスに帰りました。 その後ダラダラと引越しの準備もせず一週間ほど、ぷー生活を送っていたのは以前にお伝えした通りなのですが。 引越しそのものはまぁ、なんともメキシコを感じました。 そもそも引越し業者を探すにあたって、何社か見積もりを取ろうとしたら、、、無い。 日●など(高額な)日系の業者はさておき、地元の引越し屋さんそのものが情報があまりにネットに少なく、大手と思われるところもメールの返信もなければ電話も通じない。 家具つきの家も多いし、この国ではこういったサービス産業はあまり需要が無いのかもしれません。 結局、友人のメキシコ人の知人の知人の家具屋さんが幌付きトラックを持っていて、引越しにも慣れているし格安(約3000ペソ)で家具と私をサカテカスからレオンまで(約250kmの距離)運んでくれる、ということに相成りました。 当日、到着したのはピックアップトラックタイプの「自家用車」で、しかもその家具屋さんのファミリー3人が「レオンに行くなら用事は無いけど近くの実家に帰省したい」と便乗して、最終的に私含め5人が乗る車です。 出た、メキシコあるある→最初に聞いていた話と全然違う。 写真提供:前の職場で私の指導係だったオジさま。 当日は引越しのお手伝いをしていただいた上におにぎりまでごちそうになり、最後の最後まで本当にお世話になりました。 家具の扱いは確かに慣れてはいましたが、カバーが無いし、デコボコの多いメキシコの道でビュンビュン飛ばして、道中約4時間、荷物が落っこちるのではないかと気が気でなかったです。 これ、荷台に乗ってトトロごっこ(冒頭シーン)も出来たんじゃなかろうか。 そして途中の検問で警察から賄賂を要求されるし。 どうやら自家用車にたくさんの荷物と5人の搭乗者で重たい車の重量税として払え、と言ってきたらしい。 メキシコあるある2→賄賂は必要経費。 家具屋さんが要求された200ペソ(約1600円)を払って、アグアスカリエンテスという街を抜けようとするも。 ・・・道に迷ってるし。 なんでこの一本しかない大きな道を迷うかな。ってか実家のレオンに帰るんじゃないんかいっ! 何度かバスで通ったこともあり、国道の標識くらいはわかる私が「今の右じゃない?」と言っても「いや、大丈夫だから」と。 それで窓を開けて隣車線の車の運転手に道を聞くし、そしてその全員が違うことを言うし。 メキシコあるあるその3→知らない事は予想で答える、出来ない事も出来ると言う。 そんなこんなでなんとか夕方には到着し、待っててくれた上の階に住むラウラさんにも会えて鍵を受け取り、搬入開始。 荷物、全部あるけど、、、傷ついてますやん、しかもテーブルの天板(泣) さっき落としちゃったってさ。。。 うなだれつつも一応抗議してみましたが、案の定、同情する素振りだけしてファミリーは去って行きました。 メキシコあるあるその4→細かい事は気にするな。 しかし、ラウラさんが不動産業者として入ってくれたおかげで、家の契約自体はスムーズにオーナーさんに交渉出来たし、何よりラウラさんもオーナーさんも「ニイナ、何か困ったことがあったらいつでも電話してね、すぐに助けにくるわ」と言ってくれているのがありがたい。 ラウラさんに紹介してもらった近所のおばちゃん達も皆さん暖かく歓迎してくれました。 メキシコあるあるその5→おばちゃんはフレンドリー。 と、言うわけで。 無事に(?)引越し完了で、短いぷー生活は終わったのでした。 にほんブログ村 [3回]PR