ベリーズ 2014/11/19 ベリーズ逃避行:花の町でのバトル編。 ベリーズ行ってケツァルテナンゴに戻ってきて、また一回り図太くなったニイナです。 体当たり感がますます激しくなっている気が(笑) さて、木曜の朝6:30の船でサンペドロからベリーズシティに戻るつもりが、のんびりしていてうっかり逃してしまったので次の船でバスに間に合うかの不安と戦いつつも、1時間後の次の船を待ちました。 私の地元のローカル線の電車や福岡の中心部から南に向かう西鉄電車ですら、急いで車両にダッシュしているとちょっと待ってくれることもある優しい電車なのですが(急いでいる他の乗客からすれば迷惑行為ですが。)、時間にルーズなラテンアメリカでもさすがに船の時間はキッチリしていて目の前で小舟が行ってしまった!くぅ〜! その1時間の間に朝ご飯を買いに通りをぶらぶら。 通りすがりのナンパしてきた人からカフェの場所を丁寧に教えてもらうも、現金が4ベリーズドルしかないので、そんな小洒落た所には入れません。 既に開いていてお客さんも何人か居る食堂に入り、開口一番いくらで朝ご飯メニューが食べれるかスペ語で聞く私(笑) どれだけおなか空かせた貧乏人と思われたのか、気にするのはやめました。。。 ちょうど良く3.5ベリーズドルでコーヒー付きのチキンとフリーホーレスのフライドジャック(ベリーズの定番朝ご飯。小麦粉のトルティーヤを揚げている割には軽くて食べやすい。)があったので、注文しました。 他のお客さん達から定番の質問3点セット「日本人か?何故スペ語が喋れるんだ?英語は喋れるか?」を受け、回答している間に出来上がり〜。 テイクアウト(だけは英語の「to go」でお願い)にしてもらって、熱々のコーヒーと共に船乗り場でいただきました。 もう日差しは暑い。このカリブの日差しと海とも今日でお別れかと思うと、何もする事がなくてもせめてもう一日滞在しようかしら、などと思いました。 が、7:30の船でベリーズシティに向かいました。 ちゃんとケツァルテナンゴに帰らなきゃ、そして勉強しなきゃ、と。 ご褒美とこれから頑張る為に過ごした休息は終わりです。 ベリーズシティ周辺の海は全然きれいじゃないです。それを見たらちゃんと現実に帰って来れました。 因みにベリーズシティとキーカーカー、サンペドロを経由して更にメキシコまで行ける船を運航しているのは2社あります。 私は行きがけにオープンの往復チケットを買った、ベリーズの入国の際にお世話になったおじさんが所属する船会社サンペドロベリーズエクスプレス社を使いました。 なので、ベリーズシティで船に乗ったのも降りたのもサンペドロ社の船着き場です。 もう一社はキーカーカーウォータータクシー社(以下キーカー社に略)です。 それぞれの会社が船以外にも、グアテマラのフローレスなどへ直行で行けるシャトルバスを運行しています。 私は行きがけにフローレスでベリーズシティまでのバスチケットを買った際に、バス会社のオフィスの外でたむろっていたおじさんから帰りのバスチケットとしてキーカー社のグアテマラシティまでのオープンチケットを買っていました。 窓口以外の客引き系おじさんから買う事は滅多にしないのですが、ベリーズ現地で帰りのチケットを買う時間があるかなど不安だったのと、値段は事前に調べていたものよりほんの少し安かったこと、領収証兼オープンチケットに会社名などがまともに印刷されていた事で、購入しました。 ベリーズシティからフローレスに行くシャトルバスは朝9:30の1本きりです。 と、いう訳でベリーズシティのサンペドロ社の船着き場に9:00に着いたらキーカー社の船着き場に行ってオープンチケットを今日の日付に書き換えてもらってバスの席を確保しなくては、ということで焦っていました。 船は予想通り9時5分前に到着し、そこから走って5分のキーカー社の船着き場兼チケット販売窓口へ向かいました。 チケット売り場は船のチケットのみ取り扱っているらしく、バスチケットは同じ建物内の売店で購入する模様です。 売店のお姉さんに行きに買った手書きの領収書を見せながら「オープンチケットを持っているけど今日の9:30の便に乗れるか?」と聞いたところ、「乗れるわよ、そこにいるオージーも同じバスを待ってるから一緒に10時まで待ってたら良いわ」と。 どうやら9:30は集合時間で10:00が出発時間らしく、チケットもフローレスまではオープンのままでいいらしい。 良かった〜。とホッとしつつも10時近くになってもどこでどのバスに乗るのか不明だったのでソワソワしていると、バスの運転手さんが来て、いくぞー、と。 キーカー社の目の前が各社共通のシャトルバス発着所みたいです。 同じバスには先日のブルーホールツアーで一緒にシュノーケリング隊に属したイスラエル人の女の子2人組が偶然乗っていました。 他に一緒にキーカー社でバス待ちをしていたオージーカップルと、日本人っぽいバックパッカーの女の子が一人、イスラエル人の20代前半の男の子2人組、私を含めて計8人の乗客でワゴン車のシャトルバスは発車しました。 出発してすぐにイスラエル人の男の子(のかっこいい方)が、「君可愛いね!一人で旅してるの?やった!僕にもチャンスがあるね!」とスペ語で言ってきたのですが英語は話せない様で、英語が喋れない者同士の妙な親近感がわきました(笑) しかしな。君達多分、私より一回りは若いからね。 ケツァルテナンゴに戻ってイスラエル国籍のアメリカ人のルームメイトにこの話をした所、イスラエルは兵役を終えた21歳くらいの男の子達がよく旅行をするのだとか。 そしてイスラエルでは英語をみんな話せるわけではない、とも。 私は今までイスラエルに兵役がある事も、ヘブライ語を話す事も何も知りませんでした。 旅に出てこうやって行った事の無い所の知識や興味を持つ事が増えていく。 こういうのがあるから旅って大変だけど、たまに行きたくなるんですね。 さて、帰りの国境は楽なものです。 ベリーズ出国税で19アメリカドルを払い、ベリーズでは何日間の滞在だったか、とグアテマラ側では滞在目的を聞かれただけで終了です。 また荷物は何一つチェックせんけど、この辺の国って大丈夫なんかな。。。 ベリーズ入国でお世話になったおじさんに挨拶したかったけど、入国側に行くのも面倒なので断念。こんなゆるい所だけど一応国境なのでね、余計な動きをしてグアテマラに戻れないなど面倒な事になりたくなかったので。 ここで同じバスのバックパッカーの女の子が、赤いパスポートを持っていたのでやっぱり日本人だ、と確信を得て、どういうルートなんですか〜?などなど会話していたら、みんな無事にイミグレを通過したみたいで、バスは再びフローレスに向けて出発しました。 フローレスに入る直前で、行きがけにチケットを買ったおじさん(以下エンリケ)がバスに乗り込んできて、各乗客にフローレスから各都市に向かうチケットの売り込みをしました。 私にすぐに気付き、「君はフローレスからグアテマラシティまでの分のオープンチケットを今日の夜の便に書き換えるから、チケットを俺に渡せ」と言ってきました。 でもチケットは領収証を兼ねているので、手放してしまう訳にも行かずまごまごしていると「バスがフローレスに着いたらうちの事務所に行ってそこでチケットを書き換えよう」と言ってきました。 そうね、と言っている間にバスはフローレスに到着。 イスラエル人のイケメンはいろいろ声をかけてきた割には、バスから降りるとすぐにホテル探しの為にサラッと離れて行ったのがちょっと残念です。30代の一瞬のドキドキを返せ(笑) エンリケの事務所に居たお兄さんに荷物を預けてグアテマラシティまでのバスの席を確保してもらおうとしたら、彼は「まだいいよ」と。エンリケ居ないし。 そんなものか、と思って夜のバスの出発時刻と集合時間を確認してフローレスの街散歩に出かけました。 フローレスという所は大きなペテン・イツァ湖に浮かんだ小さなフローレス島と、そこから橋一本で繋がったサンタエレーナ地区を全部ひっくるめてフローレスと言います。 フローレス島はゆっくり歩いて30分で一周出来るくらいの規模で、ホテルやバーなどが多くあるリゾート地区です。バス乗り場や市場などはサンタエレーナ地区にあり、橋も歩いて10分もかからずに渡れる距離です。 暑いため季節感が無い市庁舎の広場にあるクリスマスツリー 後述のトゥクトゥクが橋をひっきりなしに渡っています。 フローレス島から橋を渡ってすぐの小ぎれいなショッピングモールでグアテマラケツァールの現金を下ろしてお昼ご飯。 モールの中のフードコートやミニレストランはほとんど閉まっていたり、開いていてもメニューが限られていたりしたので、敷地内にあるチキンのファーストフードのお店へ。 お隣にはバーガーキングもありました。 そうそう、グアテマラではファーストフードは贅沢食です。 最近は日本やアメリカでもマックのセット(コンボ)は安くはないですが、それでもやっぱりファーストフードらしい立ち位置をキープしていると思います。 学校の先生によるとグアテマラではファーストフード(特にマック)は「今日は給料日だから家族で食事に行こう!」の場所らしいです。 価格も高くて例えばそんじょそこらの屋台でボリューミーな3個入りタコスを150円、食堂で普通レベルのお昼ご飯を300円で食べれるのに対して、この日のチキンのファーストフード店(いろんな所で郊外店をよく見る)は単品メニューが750円位から。マックでいうハンバーガーが2個みたいなちょっとしたセットだとなんとびっくり1500円くらいから。 そしてファーストフード店なのに、お店に入ったらカウンターではなく席に案内され注文もお会計も全て席で済ませました。こうなると味と雰囲気がファミレスのレストランです。 まぁ、私がグアテマラに居る間にファーストフードを食べにいく事はもう二度とないだろうなぁ。 その後またのんびりフローレス島に戻り、湖に飛び込んで遊ぶ地元の少年達や、夕日を眺めながらぶらぶらしました。 どこかジブリっぽい建物多数。 夜のバスはグアテマラシティのどこに着くか知りたかったので、どのバス会社が運行するのか尋ねようと、再度エンリケの事務所へ。 エンリケは居なかったので、先ほどのお兄さんにバス会社の名前を確認し、再度「私が持っているのはオープンチケットだけど、今日のバスに乗れるの?座席番号は何番?」と聞きましたが、OKだ、と。 まぁ、いいか。バス会社も分かった所でエンリケ事務所のすぐ近くのレストランバーへ。 ネットをいじりながら時間をつぶし、アメリカのセドナ以来2ヶ月ぶりくらいにお店でのパスタ(なぜか大量に生のニンニク入りなのが残念)を食べて出ようとした所で、隣の席のスペイン人の一家に日本人か?と呼び止められました。 60代とおぼしきご夫婦も30代中盤に見える息子さんも揃って日本が大好きらしく、東京と京都に旅行に行ったこともあるそうな。 質問3点セットに答えたら、息子さんが「グアテマラで勉強するなんていいね!僕は明日グアテマラ人の女性と結婚式を挙げるんだ!」と。 おぉ〜!なんとおめでたい!ご本人にもご両親にも¡Felicidades!(おめでとう)をたくさん言ってお店を後にしました。 22:00にサンタエレーナを出発するFuente del Norte社の1等クラスで、エンリケ事務所に21:00集合だったので20:30過ぎにエンリケ事務所へ。 日本人女性二人組が楽しそうにお話ししていたので混ぜてもらうと、なんとお一方は福岡出身。和みました(笑)お二人とも長く旅行されていて、グアテマラのサンペドロという街に戻る途中だそうです。 彼女達はエンリケからチケット購入の時にお金をボラれかけたらしい。ほほぅ。やっぱりなぁ、エンリケなんか狡い顔してるもん。 その後、エンリケが来て何故か彼女達だけタクシーに乗せられてバス乗り場へ。 ここでタクシーっていうのも何だか怪しい。だって普通に大きな地元の旅行会社でチケット買ったらバス乗り場までの送迎が付いているはず。(行きのツアー会社はそうだった) 一人取り残された私にエンリケはいきなり言いました。 「君は今日バスに乗ってグアテマラシティに行きたいならあと100ケツァール(約1500円)払わないといけない」 ・・・来たー!!エンリケ商法!私は冷静になんで?と返しました。 彼はそれを無視してバス会社に電話をし、35という数字をメモしました。 その後突然怒って(る演技で)「君がさっさとオープンチケットを渡さないからだろう!もうオープンチケットで今日の座席は取れない!明日の朝出発するバスに乗るしかない!だがどうしても今日のバスに乗りたいなら他のバス会社のチケットに振り替える。その会社のバスなら運良く席が取れた!でも変更料に100ケツ払え!」と言いました。 私は冷静に、かつ怒りオーラ全開で事務所のデスクを指でコンコン叩きながら 「何で?私は何度も彼(オフィスに居たお兄さん)に換えなくていいのか?って言った。そうしたらこのままでいいって言ったのは彼だよ。他のバス会社ってどこ?ここで換える必要は無い。私が自分自身でバス乗り場のカウンターに行くから。ついでにあなたの名前は?ツーリストポリスはどこ?バス乗り場の近くならそこにも行くし。」とスペ語で一気に、いえ、途中に舌打ちとshit!を挟みながら言いました。 エンリケはわかりやすく、ぐぐぐっと悔しそうになるも、私が英語が出来ないのを見破ったのか「英語で言うぞ!」と反撃してきました。 涼しい顔で「どうぞ」と英語で返す私。ざまあみろ!中1英語の最初の10ページくらいはまだ頭に留まってんだぞ!聞き取りだけなら中2くらいまではな! その後もう一回同じ内容を英語で言われて、即座にスペ語で同じ事を返し、外に出て事務所の写真をバシバシ撮り始めました。(証拠写真撮ってるからな、的アピールです。) そうしてようやく彼は100ケツを諦めたようです。 でも私に直接バス会社にカウンターに行かれて(おそらくバス会社から彼に払われるであろう)チケット代理販売手数料までフイにするのは避けたかった様で「今すぐバス乗り場に行かないと乗れないんだからな!このタクシーに乗れ!」と言ってきました。 おそらくタクシーからも斡旋料を取るはずだし。 その時点で21:15くらい。 他のトゥクトゥクタクシー(3輪のバイクタクシー:10ケツでバス乗り場に行ける)を掴まえるか、もしタクシーが無くても道は分かるのでダッシュでバス乗り場まで行けばギリ間に合うか?と考え、一人夜道を行こうとすると(でも本当は怖い)エンリケは引き止めてきます。 「だからもういいって。自分で行くから」がスペ語と英語で半分ずつしか言えないのが悔しい。 それでも彼には本当に私がポリスに駆け込もうとしていると思わせるには充分だったようで、何度も「俺はちゃんと助けを出したからな!これで最後だ!もうこの後バスに乗れなくても知らないからな!」としつこく自分が呼んだタクシーに乗せようとします。 そのやりとりのせいで時間がかかり、もうこれじゃそのタクシーに乗った方が早いな、と10ケツのトゥクトゥクは諦めてそのエンリケが呼んだタクシーに乗り込みました。くぅ!25ケツとは言えなんか負けたみたいで悔しい。 そして彼は一緒にタクシーに乗り込み、私が最後まで持っていたオープンのチケットを奪い取り、35、と書かれたチケットを渡してきました。そう、彼が「違うバス会社に電話したら運良く取れた」座席番号です。 ・・・バス会社変わって無いじゃん。つまりこいつは最初から座席を確保した上で、あの面倒くさいやり取りをやってきたわけです。 稚拙と言うか何と言うか。。。しかし久々に狡い人に会いました。 いやぁ、世界のいろんな所でいろんな小銭の稼ぎ方に出会ったけどみんな大概かわいいもんですし、もしかしたらお金をちょっと多くせしめる事が出来るかも、くらいのスタンスでやってるように見えるのですが、エンリケは最初から人を騙して(の割りに演技が下手)稼ごう!というスタンスが、久々に会った本当に狡い人間だな、と。 しかもあんたの名前は?の問いに対して「・・・マリオ」とかまた分かりやすい嘘をつくし(笑) エンリケ、狡く稼ぐならもうちょっといろんなことに気をまわした方がいいと思うよ! その後バス乗り場で再会した日本人女性二人組とエンリケの狡さについて語り、無事にFuente del Norte社のバスの35番座席に着席した所で、22:00から15分程遅れてバスは出発しました。 座席数に余裕があり、私の隣には誰も来なかったのを幸いにゴロンと横になり、グアテマラシティへ向かったのでした。 [2回]PR
ベリーズ 2014/11/12 ベリーズ逃避行:青穴編 久々に世界遺産に行くぞ!と思って行ったニイナです。 ここ数年、行きたい所にあるならついでに見に行っとくか、のスタンスだったのですが、先日の海の中初体験でブルーホールはやっぱり中から見よう!と最終的に決断しました。 ちなみにブルーホールは世界遺産と言っても旅行好きではない方からしたら「ベリーズ?どこそれ?」と言われる程度なので、ググった参考資料はこちら↓ 朝、5:30にホテルの部屋から歩いて2分のツアー会社オフィス兼出発場所へ。 朝ご飯にパイナップルと食パン食べながらコーヒーで目を覚まします。 6:00にサンペドロを出発し、6:30にはキーカーカーに着。そこで追加の人を積み込んで出発です。 追加の人を乗せる時に、前日にキーカーカーでツアーを申し込みかけた(けどキーカーカーのATMでなぜかお金が降ろせなかったので申し込みをキャンセルした)ツアー会社のおばちゃんが付き添いで来ていて、一応挨拶をしておきました。「何でか分からないけどサンペドロに行っちゃった!そこではお金が降ろせたからサンペドロでツアー申し込んだよ」と。 結局、同じ船に乗る事になるし、サンペドロの方がブルーホールまで遠いし費用もかかったのですが、まぁいいや。 だってあの時は何となく動きたい気分だったんだもんねー。 今日のメンバー ・ダイビング:12人(ヨーロッパ組・オージー・南米組と様々) ・シュノーケリング:4人 ・ガイド:ダイビングに2人・シュノーケリングに1人 ・船長さん の計20人で出発です。 代表ガイドさんが全体を上手く盛り上げようと、唯一の日本人の私がポツンとなりかけても話しかけてくれるし、シュノーケリング担当のガイドさん(おそらくガリフナ族出身)は無口ながらも常におやつのデザートが切れないように準備しているし、快適な船中です。 隣に座ったマダムがスペ語でガイドさんと話しているのを見つけ、すかさず話しかけアルゼンティーナのお友達も出来ました。ホッ。 他にも一人、誰とも喋らずいかつい侍タイプのいかにもダイバーで映画のグランブルーに出てきそうな白人のメンズがいましたが(ってかあれはタンク無しで潜る海を好きすぎる人達の話ですが)、後でスペ語で話しかけてみると、とっても可愛い声の話し好きなスペイン人でした。 「このTシャツは15年着てるよ!日本が大好きさ!」日本製じゃないと思うけど、長持ちしてますね(笑) 後で、セニョールと呼びかけたら「それは完璧だけど間違ってる!僕たちは友達なんだからダメ!」と言われました(笑) そもそも船中でも特にそうだったのですが、英語圏のベリーズで日本人の私がスペ語を話す事にとても驚かれます。 ふふ、英語を話せない分、スペ語の方が出てくるんだよー。 でも、これでスペ語が分かる人は喜んでスペ語で話してくれます。 私がわからないで、ん?となるとすかさず英語に切り替えてくれたり。 やっぱ英語必須ですね。ケツァルテナンゴに戻ったらルームメイト達にお願いして練習しよう。 ちなみにガイドさんが言うには、ベリーズも北(メキシコ側)に近いほどスペ語が通じるのだとか。 2時間ほどでブルーホールに到着です。 空から見るか、海の中に行くかで迷っていた時にネットで見ていた情報によると、 ・空から見る程くっきりと穴が分かる訳ではない ・潜っても水深が深すぎる為ダイバーも少しの時間しか潜れない上に、きれいにいろいろ見れる訳ではない(洞窟の中の様な光景だそうです) ・シュノーケリングだとなおさらがっかり、きれいな珊瑚礁を見るだけなら周辺の3カ所ツアーで充分 とマイナスイメージばかりです(笑) ただ、空からの画像は先日の佐賀男君が綺麗な画像をネットに上げていて、これはいつか空から本物を恋人かだんな様と共に見よう!と思った次第なのです。(懲りんな、私。。。) それにやっぱり行かないと分からない事もあります。 そう、私は人の顔色に怯える割には主体性を持ったタイプだと思うのです。(やりたいと思った事は後悔してでも一度やってみないと気が済まないタイプなだけなんですけど) で、ボートから見ても案の定、青い所と水色の所がそれぞれあることはわかるのですが、はっきり穴!とはわかりませんでした。 が、水の中をパシャパシャ行くと、ここから穴だー!!とわかります。と言うか体感します。 シュノーケリングはホールの縁の周辺を1/3周くらいした感覚なのですが、縁の周辺の珊瑚が見える浅い部分(と言っても水深は20mはあると思います)から離れて穴の上はきっと何も見えなくて楽しくないと思います。 本当に穴の所はぽっかりと急に深くなっていて、浅い所で見られる様な魚もほとんど見えないし、水深が急に変わるからか深く引き込まれる様な流れがあります。 私はビビりながらもその本当に境目のギリギリを泳ぎながら、海の不思議を楽しみました。 その日のシュノーケル隊の4人は私以外にはパナマから来たイスラエル人の女の子二人と、パリから来た韓国系の同じ年くらいの男性です。それとガイドさん。 イスラエル人の片割れが先日の私のシュノーケルデビュー時の最初の私と全く同じ状態でしたが、ガイドさんの「船に戻るか?」を全力で断りつつもただ浮き輪に摑まってふわふわしていたところに、外国人の主張の強さを感じました。。。 (一応)パリジャンのアジアン男子はカメラを水中ケースに入れて持参していたので、私は「潜った所を撮ろうか?」と親切なフリして結局私も撮ってもらう、というちゃっかり行動でその日一日しっかり激写してもらったのでした(笑) ダイバー組も短い時間ながら楽しんだ様で、サメが見れたそうです。 その後、お昼ご飯を食べる予定のハーフムーンキーという無人島のちょっと手前でシュノーケル隊は海ポチャして泳ぎで島を目指しました。 うようよしている直径15センチくらいのクラゲを避けながら泳ぎ、島に着く途中で見たバラクーダは見た目はとても怖いのですが、食べるととても美味しいらしい。ほほぅ。 他にもメダカの様な透明な魚が群れで泳いでいたり(白魚の踊り食い食べたいなー)、上陸してからも野鳥の森があったり、大きなトカゲ(?イグアナ?的爬虫類)も小さなトカゲも居て、島ごと水族館かの様な島です。 途中でガイドさんがヤシの木に登ってヤシの実を落として割ってくれました。 リゾートホテルのプールサイドで飲むのとはまた違う、新鮮なココナツウォーターを味わいました。 「取っていいのは写真だけ」のベリーズバリアリーフの一帯は珊瑚に触る事はもちろん、釣りも出来ません。 ガイドさん達も当然ながらとても海を大切にしていて、今日のガイドさんも海中で紙くずなど見つけると、拾って自分のウェットスーツの裾に入れていました。 このハーフムーンキーの島にあるトイレも自然の事を考えて作られていて、水ではなくおがくずで自然に返すなんとか法の処理の仕方です。(すみません、調べてもなくて)。 ドッポントイレなのに臭くない。こんな小島のトイレ、汚かったらどうしよう。。。という心配は無用でした。 その後、船で島に到着したダイビング隊と合流してランチ。 豆と一緒に炊き込んだココナッツライスとマカロニサラダと煮込んだ鶏肉というやっぱりベリーズ!なメニューを自分に合った分だけ取るセルフサービスでいただき、やっぱりダイバーだからなのか誰もアルコールは飲まないので私もコーラにしておき、また島を裸足で散策しました。 途中、足下を見ていなくて出っ張った石に蹴つまずき、足の指からちょびっと流血・・・。 サメが怖いので(こんな少量で来るわけないと思いますが/笑)カットバンをもらって船で最後のポイントに出発です。 道中、船の中で筒型のクーラーケースに豪快に残ったお酒(多分ラム酒ボトル1本)とファンタとフルーツを投入しているガイドさん。いひひ、楽しみですなぁ。 残ったご飯も細かくしてペットボトルに詰めています。あ!餌付け用ね! 最後のポイントでは餌付けに面白いように魚が集まってきます。その様子は船の上からも見えます。 と、同時に大きな魚が茶色いものを振り撒いていきます。 魚の胃と腸はきっとピストン型なんだね!入ったら即出る。 ここは透明度も高く、水深の深い所も見えるので、ダイバー隊が潜って遠くに行くのも見えます。 誰か上に居る私を撮って〜っとアピールしつつ終了(笑) これはシュノーケリング隊のアジアン男子撮影分。 帰りも2時間くらい、ボートは海に叩き付けられながら、そして時々エンジンが止まりながら(怖い!)船長さんは波しぶきと戦いながら、私たちはクーラーケースで作られたラムポンチ(って言うのかな?)を飲みながら帰ったのでしたん。 島に戻ってホテルでシャワーを浴びて。 やばー。また捻挫してるみたい。今度は足の指の付け根。そう、島で石に蹴つまずいた時です。 が、日本出発直前にやらかした捻挫の時に習得した技「ロキソニン湿布と気合いで治す」で様子を見ようと思い、晩ご飯の調達へ。 最近、リゾート地だから物価高いよねーと思いつつ平気でレストランで食事をしていましたが、やっぱり一人だとお酒飲んでも酔えないし楽しくないし、何より手持ちのベリーズドルがもう底を尽きかけています。 (ベリーズはグアテマラに比べてクレジットカードは流通していますが、手数料がとんでもなく高い) 街で一つ2.5ベリーズドルのおやき的トルティーヤ(トルティーヤの中に好きな具を入れられる。大きさは韓国の道ばたで売っている黒蜜入りお餅くらい。)を三つ買ってホテルに戻りました。 これで残すベリーズドルは4ドル(1ベリーズドルが1/2USドルなので今なら230円くらい?)のみとなりました。 節約ご飯でもホテルのテラスで優しい潮風に吹かれながら、とっても美味しくいただきました。 やっぱ一人ご飯はどっちにしても寂しいのだったら、誰にも気を使わなくて済むこういう所のがよっぽど贅沢かもー。と今更ながら思いつつ、就寝したのでした。 さて、明日はケツァルテナンゴへの帰路につきます。 [2回]
ベリーズ 2014/11/11 ベリーズ逃避行:海とマナティと私。 とは言ってみたもののマナティ会えてないんですけどね、のっけから暴露するニイナです。 海も、、、すみません、言うほど写真は無いです。 いや、だって期待持たせてあえませんでした、じゃ、ねぇ・・・? キーカーカーにて3カ所巡りツアーに申し込んで、ツアー当日朝朝食を食べてのんびり散歩したりして。 ↓頭上に落ちたらどうなるか、と心配なヤシの実 10:15きっかりにツアー会社のお庭に水着+パーカーと貴重品はどうしたもんかと思って(途中で何のオプションがあるか分からん、と。)結局ポーチにカメラや携帯と共に持参して集合しました。 実はこの歳にして人生初のシュノーケリングです。 ツアー会社のお兄さんに私にちょうど合うフィンとマスクを選んでもらっていたりして、ちょうど出発予定の10:30きっかりに、強面ドレッドおじさんが行くぞ!と。 どうやら今日のガイドさんは見た目に合わずキッチリとした感じの方みたいです。 その日の参加者は私以外に一人の20代アジア系男子と、40前後かな?アジア系奥さん連れのカナディアン夫妻の計4人。 出発進行!したところでアジア系奥さんが自己紹介してきました。 流れでアジア系男子と私も英語で(くっ!またもここで英語か!)自己紹介・・・しようとしたらなんとその男子、ビックリなことにケツァルテナンゴからちょろりときた、福岡(と言いつつ実は佐賀)出身という、私となんだか現況が似ている日本人でした(笑) いや、最初見た時から日本人だろうなーとは思ったんですが、(というか華僑以外のアジアンにほぼ出会わない)日本人と関わりたがらない人も多いし、何より私が引っ込み思案なので(笑)話しかけずにいたのです。 空は快晴とはいかずとも、当分降る気配はなく、ボートが水面に叩き付けられる振動も楽しい程度です。 カナディアン夫妻は2台のカメラを駆使して忙しく自分たちの写真やビデオを大量に撮りまくっています。(ビデオに何でもかんでも収めるのを世界中の観光地でやってるのは大概アメリカ人かカナダ人ですよね。韓国人はポーズをつけた自分写真が好き。) ガイドのおじさんは時にボートの体重バランスやロープさばきで忙しそうにしつつ、無口ながらも今日のポイントや注意点を英語で説明しながら(私はそれを佐賀男君に訳してもらってやっとこさ理解しつつ)順調に最初のポイントに向かってボートは1時間弱(?位だと思うのですが)走りました。 最初のポイントに到着しました。透明な水面の下に白い砂の海底が見える深さです。 水温は全く冷たくなく、かといって温くもなく、本当に適温です。 シュノーケリングをなめてかかってガイドさんに「私、ライフジャケットいらないよ!泳げるもん!」と言っていよいよ海ポチャしてボートから20mくらい離れた所までガイドさんについて泳ぎました。 ボートの上で練習したつもりでしたが、口から息を吐くのは出来てもなかなか吸い込めず、呼吸の度に顔を出し、シュノーケリングしてない私。 ついにガイドさんからボートに戻ってライフジャケット着用命令が出ました(笑) そうしてライフジャケットを着けて再度トライ! 口だけ呼吸も少しずつ慣れてきました。 そうして見る世界は。。。本当に素晴らしく美しく、写真を撮れなかったのが残念です。 ただ、写真はある程度思い出に残せるのですが、海の中に限らず世界中の絶景はそこに行って見たそのままを写真には残せないと毎度痛感します。 その場の空気感を現せないのは当然なので仕方ないのですが、絶景と言われる場所じゃなくても、きれいな夕日や海の色の違いなど、色に関してはやっぱり人間の目に敵うものは無いな、と。 だから心のシャッターを切って、自分だけの心のアルバムに残すしかないんですよね。 自分が死ぬ時にそのアルバムが分厚過ぎて走馬灯が長くなって死ぬまでの時間を延ばしてちょっと得した気分になろう!と勝手な想像を繰り広げている私です。 ガイドさんが小さな魚(多分これは準備していた)を大きな巻貝の中に詰め込んで餌にして、魚とウツボをおびき寄せてくれたり、小さなサメを捕まえて抱っこさせてくれたり。 他にも2カ所回って、きれいなたくさんの種類の魚やウミガメやエイに会えて、素晴らしい珊瑚礁の世界をたくさん見る事が出来、大満足でした。 最後のポイントでマナティに運が良ければ会えるかも。。。でしたが残念!でも帰りにイルカに出会えました! 因みに他のボートはイルカと泳げるのがウリだったかどうか分かりませんが、イルカの群れを見つけて次々に乗客が海に飛び込んでいました。が、イルカって泳ぐの早い。。。当然乗客達は置いて行かれ、結局船に戻る、という間抜けな光景に笑えました。 この日に行ったホール・チャン海洋保護区他、ベリーズバリアリーフはオーストラリアのグレートバリアリーフに次ぐ世界第二位の珊瑚の群生地です。 はぁ〜、こんなきれいな所で泳げてもうどうしよ。次はオーストラリアに行くしかないな(笑) でもまだ怖くてダイビングのライセンスは取る気にならないんだよなー、結局。 そうしてキーカーカーに戻ったのが予定通りの15:00きっかり。 カナディアン夫妻の提案でみんなで写真を撮り、私は佐賀男君から面白そうな話が聞けそうだったのと絶対食べたいロブスターは一人より複数でしょ、ってことで晩ご飯に誘ったらOKしてくれたので、19時に集合の約束をして解散しました。 その後部屋でのんびりしていると、ものすごい雨の音が。 スコールにしては長いし、約束の時間まで降ってたら嫌だなぁと思っていましたが、19時にホテルを出た時には、雨も上がっていました。(所々でうっかり水溜りにはハマりましたが) その夜は久々のロブスターを食べて、いやもう、やっぱ魚介っていいよね!と。 ケツァルテナンゴでは魚、いませんから。。。ちーん。。。 (注:売ってはいるけど普段まず食卓に上るものではない) 私は生の海老アレルギーですが(火を通した海老も体調によってはのどがかゆくなります)グリルロブスターはいけましたね。 ご飯もやっぱり誰かと一緒が良いし。しかもカリッとした坊主の好青年という私のど真ん中なタイプ(5年前だったらキャーキャー言ってたな/笑)だと、話の内容の楽しさもご飯の味も3倍増ってもんです(笑) いやん、こんなん書いててなんかおじさんっぽいから今後はやめとこう。。。 一人でもホテルまでの道を歩けるキーカーカー。 そうしてシュノーケリングを楽しんだ翌日の昨日と今日は、何っっにもしませんでした。 洗濯屋さんに服を持って行ったり(ジーパンと濡れた水着とパーカーの重さで10ベリーズドル)ご飯を食べに行ったり、PCいじったりはしていたのですが、基本のんびり。 次の動きをなかなか決められなかった為です。 ベリーズと言えばやはり世界遺産のブルーホールなのですが、それを飛行機に乗って空から見るか、でも水の中から見てみたいしな、、、とグダグダで。 これがどっちの選択肢も値段が高いのと人数を集める必要があったり、毎日は催行されてなかったりでハードルが高くてですね、優柔不断な私は決められなかったのです。 で、散歩したり。 ご飯はふらふら歩いて動物的勘で入ります。たいがい現地ものにつられて、名前から想像出来ないものをすぐ頼んでしまうのですが、外れません。全部美味しいです。 こっちも基本は豆です。 それとこっちのレストランや食堂は基本、テーブルにハバネロソースを置いていて、辛いものバカな私としては嬉しい限り。 そして蚊に刺されたり。今まで寒い所にいてダニとかも気をつけていたのでトラブルは無かったのですが、ベリーズ来てからすごいです。 小さい蚊なので1つあたりの威力は小さいですが、やはり片足30カ所くらい刺されているので、痒いです。。。ポケムヒが追いつきません。 ハンモック時も微妙に蚊から足を守ってみる(意味無し) 結局、今日の昼頃にサンペドロという島に来ました。なんとなく。 船はキーカーカーから30分。ガラガラ状態でのんびしています。 お宿は海辺の安宿ですが、個室です。 風が気持ちよく、ヤシの葉が揺れる音と波の音ですっと眠れそう。 サンペドロはバックパッカーの楽園のキーカーカーとは異なり、普通に物価の高い、でものんびりした観光地です。ドミトリーとかあまり無いんじゃないかなー。(見つけても泊まりきらんけど) ここから明日はブルーホールのシュノーケリングツアーに参加です。 [2回]
ベリーズ 2014/11/10 ベリーズ逃避行:のんびり編 ここにきて寂しがり屋をこじらせているニイナです。 いかんなぁ〜。のんびり夕日を眺めて思った事が「あれ?何でカリブで一人寂しく夕日を眺めているんだ?」と。 昔行ったギリシャのサントリーニ島でエーゲ海に沈む夕日を眺めていた時に、心に誓ったはずなのに。「次に海外できれいな夕日を眺める時は恋人かだんな様といっしょね」と。。。あれー?? さて、無事に入国を果たしたベリーズですが、国境からベリーズシティまでの道のりは直線が多く、景色ものんびり、気候もあったか、素晴らしい! 道中、見かける牛と売り地の看板がアメリカの田舎っぽいです。 お墓は土地の下じゃなくて上に建物系ですが、グアテマラみたいにファミリーで一つのマンションタイプじゃなくて戸建のご様子。 ベリーズシティにバスが到着して一番に思ったのは、人種が違う!ということ。 ロン毛のドレッドヘアーできれいな足の筋肉のレゲエマン達がタクシー?と声をかけてきます。 しかも日本人と一発で見破る人も多い。これはグアテマラと大きな差です。 女性もみんなボリューミーなお胸とお尻。 こっちの人(に限らずアメリカ大陸全般?)は、太い体型でも関係なくババーン!と足や二の腕や女性らしい身体の線を出しますよね。 ボンっキュっボンじゃなくてボンっボンっボン!何か文句ある?みたいな。 う、羨ましい。。。いや、本当に。 客引きを無視して、入国でお世話になったインフォおじさんの船会社へ。 大きな会社みたいで、すぐにわかりました。 船着き場の敷地内入ってすぐ右手の所で荷物を預け、チケットは海側の別の建物で購入します。 聞けば30分後の1時半にキーカーカー経由サンペドロ行きの高速船が出るとの事。 それに乗って一路キーカーカーへ。乗船率は地元の人や観光客含めて92%と言ったところでしょうか。 船内は想像したほど揺れずに快適なもので、キーカーカーには1時間もせずに到着したと思います。 そこで半分くらいの乗客が降りました。 キーカーカーはバックパッカーが集う島、というだけあってオージー盛りだくさんです。 彼らは大概カップルか男性同士の友達連れか、で私のように寂しく一人旅をしている人はいません。 船着き場の桟橋からすぐのレストランバー(椅子がブランコになっている)で遅めの昼ご飯。 入国の緊張から解放されて魚とビールです。 これで16ベリーズドルだったような。(うろ覚えですみません) 久々に繋がったネットで当日の宿をホテル検索サイトで取り、そのまま歩いてホテルに向かいました。 ベリーズの中でもキーカーカーという所を選んだ理由は、車が無くて空気がきれい、という事でした。 ケツァルテナンゴのチキンバスの黒い排気ガスに病んでいたので、もうこれは素晴らしい所に違いない!と。 実際、初めて歩くキーカーカーの道は白い粒子の細かい砂で出来ていて、車の代わりにゴルフカートと自転車が行き交っています。 オージーだろうな、裸足で歩く人も多数。 道で声をかけてくるお兄さん達の台詞も遠くからのぼそっとした「チーナ」コールではなく、「調子はどう?」「コンニチワ」など私としては親しみの持てるものです。 お宿に着いたら、お宿のご主人はまだ検索サイトからの予約完了お知らせメールを受け取っていなかったらしく、スペ語で一生懸命その旨を説明しながら、とりあえず今晩はエアコン無しの部屋でいいか、と聞いてきました。 ケツァルテナンゴの寒い気候が身に付いた私は、今暑いけど夜になったら寝れるくらいに涼しくなるよねーと思って、いいよ!と。 しかし実際入った部屋は熱帯気候で、こりゃ寝れるかなぁと思っていた所、ご主人の娘さんらしき美人さんが来て、「あなたの部屋、正しく取れていたわ!」とエアコン付きキングベッド+2シングルベッドの広過ぎる部屋に外には専用ハンモックまで付いた部屋に移してくれました。 広いと寂しさ倍増なんですけどね。ま、いいか。 ドミトリーとかのお宿も一瞬考えたのですが、今は静かな環境が欲しかったし、何より宿探しを精神的にも物理的にも長引かせたくなかったので。 荷物を置いて一息ついたら島をうろちょろ。 といってもメインストリートが一本だけの小さな島です。その中にたくさんのダイビングや釣りなどのツアーショップがあります。 何軒かで値段を見てみようかな〜と看板を眺めていたら、すぐに声をかけてきます。 思わずスペ語で値段などを質問したら、そのままスペ語で返せる人も居ればたまに他のスタッフに代わって話してもらう人も。それくらいのスペ語率なんですね。 ここで私の行きたいブルーホールのことを聞いて、自分の所は取り扱ってなくても「あの◯◯というショップで尋ねてごらん」とか電話で明日は催行されるか聞いてみてくれたり、全般人も温かい。 不動産屋さんもありました。エージェントのスタイルはグアテマラよりアメリカ式な感じがします。 しかしこっちの建物は何工法かわからんな。。。不安(笑) ↓新築中と思われるお家 そんなこんなでどこも似た様な値段なので、お宿から程近いツアー会社で3カ所を回るシュノーケリングツアーを申し込み、たらっと散歩してお宿に戻りました。 夕日がきれい。久々に眺めた夕日でした。(だけど寂しいんだってば/笑) [3回]
ベリーズ 2014/11/09 ベリーズ逃避行:入国編 ニイナです。。。。一人寂しくベリーズの海辺に居ます。 完全に思いつきの行動で勉強からの逃避行です。 あ、ちゃんとケツァルテナンゴに戻る予定ですのでご心配なく。。。 元々、空気が汚いケツァルテナンゴからなんとかもう少し空気がきれいでなおかつお手頃にスペ語も出来れば英語も勉強出来る所はないかなぁと思っていましたが。 ここ一週間、ステイ先の家の環境絡みででストレスが溜まってきていました。 だったら家を変えよう、というか外国の一人暮らしの練習をそろそろ始めないとかしら、でも私、そもそも一人暮らしは寂し過ぎて病むからもう絶対したくないんですけどー!どうしようっかなー、、、とぐだぐだ悩んでいる間に、私は周りの人に甘えていたのだと思います。 授業では「先生、よくブチきれないな」っていうくらいぼけ〜っとし。(頭に空気を入れるわよ!と少しバルコニーに連れ出されはしましたが。。。) 英語圏の友達が他の友達と英語で話していて自分だけが会話についていけない事に勝手に焦り、周りがスペ語を習いに来て英語だけを喋ってばかりだから、と人の所為にして彼らとの輪に入ろうとせず。 これは就職活動でお話しした先方の方が「やっぱりケツァルテナンゴは安いよね。入社時期は待つから年内はこのままそこで頑張って勉強して」と仰って下さり、私もこのほこりだらけで水の無い所であと2ヶ月頑張る!と決めた直後のことでした。 このままでは二ヶ月持たないな、と。 えぇ、私、寂しがり屋で脆い部分は誰にも負けませんから(笑) ってかストレスコントロールに必要ですからー!!!と思い立ったのが木曜の夜。 この時点ではまだ、週末だけグアテマラ国内の湖がある所に行こうかとも考えていましたが、金曜の朝、ステイ先のお母さんに言った言葉は「今日、ベリーズ行く!」でした。。。 お母さんビックリ。でも私にストレス解消が必要な事も分かってくれていて、私は部屋の荷物を片付けていましたが、「ニイナが戻るまで部屋は空けておくから」と。 と、いうわけで金曜の午前中の授業の合間の30分休憩の際に、学校の向かいにある旅行会社に途中の街(グアテマラ国内フローレス)までのバスチケットを買いに行き(これがまた停電中ですぐにチケット発行されず休憩時間終了ギリギリに戻れましたん)先生にはいつもより30分早く授業を終えてもらうようにお願いしました。 こうして昨日(11月7日金曜)12:30、学校を出発しました。 バス会社のカウンターまではちょっと距離があり、場所が分かるか不安でしたが先生が送ってくれました。 この行きのバスの中で、どこの国からかもわからない番号から電話がかかってきて、焦って出たら就活関連で連絡をすると言われていた第一志望の業界の会社からでした。 スペ語でいろいろ質問を受け、焦って英語とミックスの訳の分からん答えを返していました。。。絶望的。。。 さて話を戻して行きのバスは大型バスで安全度は高いのですが、最初の経由地のグアテマラ市内、中でも各バス会社のターミナルがある周辺は危険区域で、グアテマラ人もなるべく避けるという場所です。 そこに夜着いて、もっと大きな夜行バスに乗り換える為に、2時間待ち。 ターミナルのすぐ外のタコス屋さんで晩ご飯を調達し、ターミナルでもぐもぐ。 あぁ、、、そういや私、こういう一人旅はもうかなり久しぶり、、、と思いつつ周りを観察してみると、ケツァルテナンゴでは普通の民族衣装の女性が一人も居ない! 大きな荷物を頭に載せた人も居ないし、やっぱりケツァルテナンゴはグアテマラの中でもちょっと違うんでしょうね。より昔ながら、と言いますか。 夜9:00出発のFuentesu del Norte社の夜行バスは二階建てでシートピッチも日本人の私には広く快適でしたが、隣が予約した人じゃなくて飛び込みで来た男性だったのがちょっとなー。 これイスラム教系のトルコとかは知らない人同士の男女を隣同士にしたりすることは無いんですよねー。日本の夜行バスも女性専用シート、とかで予約出来ますしね。 バスは夜中に何度か停まり(休憩時間らしき30分の停車は最初の1回だけで、あとはなんか警察の車内チェック?やらただ電気が点いて5分くらい停まっただけのことも。)定刻通り、朝の6時にはフローレスという街に着きました。 外はちょうど明るくなる頃でした。 バス会社のカウンターがたくさんある所の一つでベリーズ行きのチケットを売っている所で国境の街までのチケットはあるか聞いたら、ベリーズシティまでのチケットにしろ、と。 国境からベリーズシティへはローカルバスを乗り継ぐつもりでしたが、それは時間の無駄と言われました。 そこで私は言いました。 「私、日本人ですぐにビザ取れないと思うけどいいの?」 ここでベリーズ情報を少しお伝えすると、日本人が珍しく観光ビザを必要とする国なのです。 大概の所の観光はノービザで行ける強いパスポートを持ってるつもりでしたが、、、まぁ事実必要なんだから仕方ない。 そして、この国は中米唯一の英語圏なんです。。。(スペ語を勉強する為に中米に来たのに英語の国に行くという矛盾) この国は独立の経緯が周りの国と少し異なり、元はグアテマラの中のイギリス特権が認められていた部分が独立した、みたいな経緯です、多分。 その国として認められたのが私が生まれた年と同じだったはず。なので、英語が公用語で、でもスペ語も分かる人も居るけどな、みたいな状態でしょうか。 通貨もペソとかケツァールなどの独自の単語ではなくベリーズドル。それも1/2アメリカドルというレートが固定したものです。アメリカドルも通用しています。 そんなベリーズに関して日本人はビザは国境で取れるけど時間がかかる。その間にベリーズシティまで直行のシャトルバスは他の外国人達(ビザ不要)を乗せて行ってしまう、というのが国境越えでよくある話みたいでした。 ここ数年は時間は短縮されてきてはいるみたいですが、やはりグアテマラシティや、メキシコシティ、もしくは日本にあるベリーズ大使館で取得してくるのが良いとされていて。。。 それでもバス会社のおじさんは「国境で走れ!同じバスの他の人達の入国手続きの間にビザは発行されるから!」と言うので、そのおじさんの言葉と自分の運を信じて、ベリーズシティ行きのチケットを買い、シャトルバス(20人乗りくらいの小型バス)に乗り込みました。 フローレスの街中のホテルを数件回って観光客をピックアップし、バスは満員に近い状態で朝8:30に出発。 国境までの道中は広くてのんびりで暑い、私が元々イメージしていた中米の田舎道でした。 (ほんとケツァルテナンゴでそういうイメージがどんだけ覆ったかってことなんですけど。) そして1時間半くらいですかね、いよいよ国境が近づいてきました。 バスの中にも両替商の人が乗り込んできて「換えるよー」と言っています。 国境手前で検査待ちの列にバスが並んだところで、運転手さんに「私、日本人でビザ取得しなきゃならないから最初に降ろしてね」とお願いしたら「ビザ取得に時間がかかっても待てないから今すぐ降りて走れ!」と。 そこからは怒濤の流れだったので、肝心の写真が無くて申し訳ないのですが、以下覚えている限りの流れです。同じ様なルートの方の少しでも参考になれば、、、。 10:00ちょっと前くらい 車のチェックポイントの横を走り抜け、向かって右手にあるグアテマラ側国境で並ばずにインフォメーションのおじさんにスペ語で話しかける。 おじさん「トイレか?」私「違う!イミグレ!」おじさん「右側の窓口だよ」 窓口には並んでいる人は居らず、パスポートだけをポンと出したら、確か、メキシコに行くか?とか聞かれたと思います。(ベリーズを通ってそのままメキシコにも行けるので。)それと出国税の20ケツァールを払い、「次は?」と聞いたら1ブロック先の建物だよ!と。 それだけで出国完了。スタンプも押してもらっています。 またまたダッシュで1分走ったら、また車のチェックみたいな止められるバーがあるので(高速道路の料金所みたいな感じ)その横を走り抜けてベリーズ側のイミグレへ。 向かって右側が入国、左側は出国の様なので、右側の入り口に入ったら、誰も並んでいない!よし! やはり入った所にあるインフォメーション(と思いきやベリーズの船会社の窓口)のおじさんに「日本人です。ビザを取りたいの」と英語で話しかける。 おじさんは「写真は持っているか?」と聞いて私が持っていると答えたら紙を2枚出して、「これを全部書くんだよ。ここは全部ノーで答えたら良いからね」と親切に教えてくれました。 しかしビザ申請用の紙はまともでしたが、入国申請だか税関申請の紙は印刷で文字がつぶれて読めない!! 地球の歩き方の後ろの方に記載してある各国の入国書類の書き方を見ながら(実物とちょっと違う)分かる範囲で書きなぐりました。 この時点で同じバスの観光客達が、ベリーズ側イミグレに到着。審査待ちの列が出来始めていました。 インフォメーションのおじさんに「書いたよ!」と言うと、チェックする事無く、「こっちに来て」、と入国の列をパスして奥にあるなにやらドアの向こうへ。 さらにその中のドアを入った所がどうやらビザ発行のオフィスの様で、グアテマラ人かな?一人男性が心細げに立ってビザが降りるのを待っていました。 中にいる係官のみなさんにインフォメーションのおじさんは「日本人の女性で観光バスだから先に手続きしてあげて」と言い残して去って行きました。 そこから5分ほど・・・。放置されている間に、白人系の体格の良い係官の女性(以下リンダと仮名)が「外で待ちなさい!」と。そうしている間に数名のビザ申請者が続々と列を作りました。 聞けばベリーズ出身者みたいですが、観光ではなかったようで手続きが必要みたいです。 この時点で時計を見たら10:17分。まだ大丈夫かな、、、。 そこに一人のチャラ男係官登場!早く手続きして!と訴えたいのに「私は早く行かないと専用のバスが行ってしまう」すら焦って上手く英語で言えず、「君の問題が分からない」とか言われスルー。申請の紙も受け取ってもらえず。 それからまたしばらくして、リンダが出てきて並んでいる人達に順番に書類を受け取り始めた!が、私の後に来たベリーズ出身家族の方を先に受け取りました。 「私が先!」をこれまた言えずに、「バスが行くの!待ってる!早くして!」とひたすらお願いして彼女がうっせーな、みたいな感じで私の書類をやっと受け取ってくれてオフィスに消えて行きました。 リンダが引っ込んでしばらく後、さっきのチャラ男が通ったので「お願い!」と言うと、「君のバスは行ってしまったよ」とな。。。がびーん。。。 半泣きで次の交通手段や、やっぱりフローレスから国境までだけのチケット売ってくれれば良かったのに、などなど考えていたらリンダに外のベンチで待ってろと言われる。 外のベンチは2つあり、どっちかわからずとりあえずリンダが居る入国審査の窓口の向こうを見やすい場所に立っていたら、入国審査の窓口のカメラに写り込んでいたらしく(笑)、審査のお兄さんにちょっと避けろと言われました。。。 そこになんと私のバスの運転手さん登場!まだ待っててくれたのね!! 最初に中に通してくれたインフォメーション(実はただの船会社の人)のおじさんと話をして、インフォメーションおじさんがリンダの所に早くして、を言いに行ってくれました! インフォおじさん「あと5分で出来るよ」 私「ありがとう!!運転手さん、お願い!あと少し待って!!」 運転手さん「うん、あと少しっぽいから待つよ、心配するな」 インフォおじさん「ベリーズからキーカーカーに行くの?特別割り引きチケットをあげるからね」 ・・・もう絶対おじさんところの船に乗るよ! そこから10分以上にも感じましたが。 もう一度インフォおじさんがリンダを急かしに行ってくれてようやっとビザが出てきました! でも今度はこれを持って入国審査の列に並ばんといけんのか。。。と思いきや、インフォおじさんの計らいでその長蛇の列をすっ飛ばして審査してくれました! ベリーズビザの金額は滞在目的と日数で違いますが、私の場合のシングルなんちゃらという少ない日数で1度だけの入国が出来る安いタイプは50アメリカドル。高い(泣) 前回のアメリカの時から持っていた虎の子の100ドル札をインフォおじさんに渡したら、100ベリーズドルを返してくれました。なるほど。 写真はリンダに渡した2枚(就職活動用に念のため持っていた大きいけど斜め写りのものとサイズは小さいけど正面写り)の内、大きい方が使われたみたいで(斜め写りもありなのか。。。)余った一枚も返してくれました。 リンダと入国審査のお兄さんともちろんインフォおじさんにたくさんありがとうを言って、入国審査の建物を後にしました。 ここでリンダが「いいってことよ」みたいに言うのは何か違う、と思いながらも、まぁよし。入国出来ましたので。他に税関らしきところも運転手さんと一緒にスルー。 荷物検査とかいっさい無かったけど、いいんだー・・・。すごいな。 車の検査を抜けた先に停まっていたバスに着くと、他の乗客たちはみんな暑い中、待っててくれて私の登場に「やっと来た」みたいな反応でした(笑) ん?少し乗客が増えている様な。。。どうやらローカルバスに乗る予定だった人を上手く客引きした模様です(笑) 10:50AM 無事にバスはベリーズシティへ向けて出発しました。 [4回]