忍者ブログ

ニイナさんの海外転職レポ

お金、コネ、専門技術、語学力、彼氏、全て無し!の33歳独身女性が体当たりで始めた海外転職活動と@ラテンアメリカのリアルなレポート。語学留学と就職を決めるまでの第一章、メキシコで就職して驚きの連続の第二章。目指した業界に転職しての第三章です。

週末旅行のススメ:駆け抜け1杯パナハッチェル編

この日のテーマソング:福山雅治 ”蛍”

クリスマスも終え12月26日の朝、静かで衝撃いっぱいのお宿を後にして、船でパナハッチェルへ。


ケツァルテナンゴのお友達で早く戻っておいでと言ってくれる人が何人か居たり、学校の授業を再開して文法を先に進ませようかなとも思い、クリスマスが終わったらケツァルテナンゴに帰ろうかとも考えたのですが、暖かさの誘惑には勝てません。
二人旅の楽しさにも勝てません。
寂しがりやの一人好きという面倒くさい私なので、一人暮らしが嫌いで今後の人生ではあまりしたくないのですが、こりゃぁもう一人旅にももう戻れないかもしれません。

家族や恋人や昔からの友人とも違う人、しかも職業も年齢も性別も違う人との旅は毎日新しい目線で世の中を見る事が出来て楽しいです。
目線や考え方の違いはあれど毎日たくさんの話をして飽きないって、趣味思考のベクトルが一緒だったり、ある程度同じ分野で共通の知識があるから出来る事で、そういう出逢いをもたらしてくれたこの(転職活動の)旅自体、そして旅が出来る環境と周りの方々に感謝です。

さて、話をアティトラン湖に戻して。
ここはアティトラン湖周辺で唯一の街で、湖周辺の村々に比べて都会です。
銀行、お土産屋さん、お洒落なバー、スーパーマッケット、朝ご飯を食べれるカフェ、などなど揃っていてケツァルテナンゴと同様の生活が送れます。
なおかつケツァルテナンゴより暖かい。
外国人観光客が多いのはアティトラン周辺のサンペドロなどの村も同じなのですが、ヒッピーや若い人以外のツアー客なども多い、昔からの普通の観光地らしい観光地です。

しかし、船はボるわ、住んでる外国人が歩ける距離をトゥクトゥク一緒に乗るか、とボってくるわ、お土産屋さん通りのホテルは高いわ、何より人が多いわで、一週間ぶりの都会にイラっとなる事もあって、私にとってはあまり長く居る要素は無い所でした。

この街の楽しみはお買い物ですかね。
近隣諸国に輸出している手工芸品を売っているお土産屋さん街もしゃれたデザインのお店が多くて良いですし、スーパーマーケットの品揃えも素敵。
郊外型などの大きな店舗ではないのですが、何故かスパイスやお香など一店舗でいろいろ揃います。
ちょっとした問屋さん的な所が多いのかな。
他にはチープな新品のお洋服や靴やバッグ。
ちなみにこの国はよく(偽物と思われる)ブランド品が安くたくさんあり、見ていると面白いです。いや、買わんけどね。
昔の韓国みたいなブランド名を一時もじった様な分かりやすいコピー品ではなく、この値段でアバクロもティンバーも買えんでしょってお値段なので偽物と推察するのですが、意外と着心地・履き心地が良さげな。。。


そういやこの国は金歯率が高い。小さい子どもでぼろぼろの歯の子どもも多い。
特に民族衣装系の方に多いでしょうか。
金歯は被せものじゃなくて、見える部分の歯にフレームのようにして被せていたり。
推察するに、現金収入を自分の財産として一番安全な方法で持っておくのではないか、と。

この日の終わりはお宿でしみじみと名曲だと絶賛しながら、サザンや福山さん、ミスチルなどなどのyoutube大会でした。もちろんお酒付きですよ(笑)
しかしなんで外国で聴く日本の歌って、こんなに心に染み入るんだ。

翌朝、もう見る所無いからアンティグアに行ってみようか、と出発を開始。
したところで、ホテルに一人の日本人の20代初めくらいの男の子が到着して、日本語でレセプションの場所を尋ねてきました。
彼とはなんと後日、アンティグアの街で偶然の再会をするのですが。
その後乗ったチキンバス(地元民が乗る中・長距離バス)でもたまたま隣に座った人が、ディープに地元に住んでいる感じはするものの日本人スメルがしたのですかさず「ここ空いていますか」と聞いたら「はい」と。
これだけ観光客が居ても何で日本人ってお互いに一瞬で分かるんでしょうね?
まぁ、そのチキンバスの彼は話しかけんなオーラを絶賛放射中だったので、それ以降話しかけませんでしたが。。。

今回に限らず旅行先で日本人に会った際、日本語で話しかけられるのを嫌う人も多く居るので、私はなるべくこちらからは話しかけず相手の出方を待つタイプです。
日本人だろうな、と思っても話しかけないまま終わることも多々あり。
ただ、やはりバッパーの皆様は旅の活きた情報を持っているし、長く住んでいる人は地元の安くお酒を飲める場所を知っていたり。
何よりそこから次に繋がる出会いもある。
例えば私が今では旅の相方となったセンセイに出会ったように。(最初の出会いはケツァルテナンゴの外国人が多いカフェでした。)
これからはちょっとだけ勇気を出しましょうかね。。。

ただ、どこでも私と同じ様な仕事や仕事を探す目的の人には会った事がありません。
(センセイは仕事絡みですが、やっぱり次の所に行きます)
次の目的地があるってちょっと羨ましい。
今、この週末旅行の間だけでも移動が多いのは疲れるなりに新しい場所はやっぱり楽しみですから。

それと同時に、仕事なり、次のステップの為の語学の習得なり、何か生産性のある目的を持って旅に出る日本人にもっともっと出会いたいとも思います。
グアテマラでは本当に多くの外国人が居て、現地の人は世界に旅行に行く事も無い人がほとんどで。
それについてかわいそうとも不公平だとも思わないし、日本人でもいろんな事情で行けない人もたくさんいる中、逆に自分が世界に行ける状況なのは本当にありがたい事だと思っています。
だからこそ、行ける人なら行って欲しい。
仕事でもそうじゃなくても日本でやれる事はほぼほぼ世界でも出来るんじゃないか、と。
世界と日本の間にボーダーは意外と無いんじゃないのって最近ますます思います。

そんな事を考えながら、チキンバスはグアテマラならここ!日本で言う京都ですかね、アンティグアに到着しました。
年末年始で意外とお宿が高い。。。
お宿を探しまくるのにも疲れたので、情報集めも兼ねて私にとっては初の日本人宿へ宿泊決定しました。
さて。旅の最終地点やいかに。

拍手[2回]

PR