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ニイナさんの海外転職レポ

お金、コネ、専門技術、語学力、彼氏、全て無し!の33歳独身女性が体当たりで始めた海外転職活動と@ラテンアメリカのリアルなレポート。語学留学と就職を決めるまでの第一章、メキシコで就職して驚きの連続の第二章。目指した業界に転職しての第三章です。

メキシコの結婚式で法的な立会い人になった話。

2週間ほど前に仕事中に車をぶつけられましたニイナです。
メキシコに来て交通事故に遭うのは4回目くらいで、うち自分の運転で今回はそれの2回目なんですが、初の警察・保険屋さん・病院にお世話になった回です。
あ、ほんとムチウチとか、ぶつけられた会社の車も大したことはないんですが。
なんか突っ込みどころが多すぎるので、一言でまとめると、
メキシコにずっといたら寿命が縮むわ、です。


 

さて。タイトルの件なんですが。
メキシコでは結婚式は2つありまして。
いわゆる日本の教会や神社で挙げるような、神に誓う結婚式、と。
もういっこは役所に届け出た結婚の申請の書類が受理され、法的に誓う結婚式、があります。

日本では結婚の役所的な手続きは、婚姻届の紙をペラっと出すだけなんだと思いますが
(本物見たこともないけよく知らん)
メキシコではその書類を提出し、新郎側・新婦側それぞれに二人ずつ保証人?立会人?がつき、
提出したら指定された日に本人たちに加えて立会い人も行って、
書類にみんながサインをし、結婚に意義ないか(とかと思います)
みんなに意思を聞かれ、やっとこさ受理されて完了、とまぁ、たいへんなことです。


少し前のことですが、急遽、社内の日本人女性(旦那様がメキシコ人)が
イラプアトで挙げる法的な結婚式に立会い人としてサインすることになりました。
前もってパスポートや在留カードの情報を記載したり、当日はそれらのコピーを提出します。

イラプアトのお役所は、(といってもメキシコは日本の区役所みたいに全部の
ことが一つの建物に集約しているのではないので)
結婚と出生の届けをする為だけの建物が、あんまり街のど真ん中でもない場所にあります。

当日、どんな格好で行ったもんだか悩んで、入学式に行くお母さん系の
落ち着いた正装で行きました。
花嫁さんはドレスでこそないけど真っ白のツーピースです。
もう一人の立会い人である同僚が、花嫁さんに持たせるブーケと、
自分たちの胸に飾るお花を準備してくれていました。

あまり広くはない待合室は赤ちゃんを抱えたファミリー(若いお父さん多い)や、
他のの結婚式の団体で溢れかえってます。
一つの手続き関わる人数の多さにびっくりです。
赤ちゃんたちはあまり生まれたての感じではないので、出生届は
生まれて何ヶ月かの間にするんだろうなぁ。

イラプアトのお役所ではまぁ、担当のおばちゃんの態度が悪い。
指定の時間に行っているのになかなかに待たされるし。
何もあなたが結婚の許しを出すわけでもなかろうに、と言いたいくらいですが。
メキシコってこういう勘違いの人、多いんだよなぁ。
多くの会社の購買担当や、セキュリティゲートの担当者とか。
何もあなたの許可求めてないから!。。。話が逸れました。

さて。やっとこさ呼ばれて、保証人や新郎のご家族まですべてが一つの部屋に入ります。
後ろのダンボールの山がなんとも。。。

そこで書類を微に入り細に入り確認され、各者がサインなど進めます。
途中、全員の同意を得る場面で(私が日本人なもんで)
「(言ってる意味)わかってる?」と言われた時には
スペイン語を100%は理解していないながらも元気よくイエスと言っておきました(笑)
 
写真撮影係もいる。式後すぐに写真を送ってくれるみたいです。

 
本人たちだけ拇印も押します。

その瞬間に昔のドラマのSex and the City で主人公のキャリーが、
一度関係を持った男性の結婚式でブライドメイドとして参加して、
この結婚に合意するかって聞かれて思わずNo、といってしまう夢を見る、
みたいなシーンがあったと思うけど(うろ覚え)、それを思い出してしまったあたり。
なんだこのおかしな心理状態(笑)
サインはパスポートと同じのね。


無事終わった後に部屋を出て、上司でもあり、
私にいつも女性として大切なことを教えてくれる素敵な女性の花嫁さんが
私に向かってブーケを投げてくれました。
おぉ、36歳にして人生初のブーケゲット!だって競争率0倍やし(笑)
 

そうして解散となりましたが、幸せな、人生の重要な儀式ともいうべき
届け出に名前だけでなく参加させていただけたことを感謝した時間でした。
さて。ブーケもいただいたことですし。
私も、私の永遠でもないメキシコ生活を少しでも他の人と一緒に楽しむべく
私の大切な一人を探すとしますかね。。。


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