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ニイナさんの海外転職レポ

お金、コネ、専門技術、語学力、彼氏、全て無し!の33歳独身女性が体当たりで始めた海外転職活動と@ラテンアメリカのリアルなレポート。語学留学と就職を決めるまでの第一章、メキシコで就職して驚きの連続の第二章。目指した業界に転職しての第三章です。

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週末旅行のススメ:衝撃と静寂のツヌナ編その2

本日のイメージソング:Rodrigo y Gabriela "Tamacun"


中学生の時に国語の教科書で「あしたは晴れた空の下で―ぼくたちのチェルノブイリ」という話(の一部分)を読みました。
高校生の時に英語の教科書で「リトル・トリー」という話(のこれまた一部分)を読みました。
教科書なので話の一部しか出てこないのですが、全体を読むとどちらもお肉として食べる為に生き物を解体するシーンが出てくる話だったと思います。
この本のタイトルは何だっけ。。。とぼんやり思いながら、山羊の解体を眺めていた朝です。


この日は6時半に起きて、ホテルから山を軽く歩いて15分ほどにある、経営者さんの畑がある家にお伺いしました。
畑に入ってすぐの鶏小屋で卵を3個ゲットし、乳搾り用の山羊さんたちが居る庭を通ってお家へ。

一から作っているだけあり、完全にアメリカの田舎様式でテラスには二人入れるサウナがあり、大きめのクーラーケースを使って養蜂もしています。

畑で育てたコーヒー豆を使って美味しいコーヒーを淹れてもらっている間に畑の見学です。

因みに私が日本出発前にグアテマラに行くと言った時に周囲の大概の人が「グアテマラってどこ?コーヒーの所?」と言いましたが、そうです、グアテマラはコーヒーの輸出が盛んです。
あったかい所ならどこでもコーヒーの木を見かけますが、意外と製品化するまでは分業なので採取してから飲める状態になるまでを見る機会はあまりありません。
そこでコーヒー農場に行きたかった私達ですが、ここで事足りてしまいました。

乾かす前のコーヒー豆ってぬるっとしてるんだね!

コーヒーにはさっき絞ったばかりの山羊さんのミルクをイン!
甘〜い!!!味だけじゃなくて香りも甘いです。


家の周りは畑があり、大根(daikonと発音していました)ほかいろんな種類の野菜がちょこちょこ植わっています。
池には鯉。(koiと発音していました)
家のグリーンカーテン部分はパッションフルーツが4種類。内2種類はハワイやアメリカから持ってきた種類らしい。

外来種を持ってくることはその土地の本来の生態系が崩れる、など言ってもそんな悪影響なものなのか、素人の私は分からないので悪いとも何とも思いませんが、「ふーん」とは思いますね。

単に私はアメリカンが戦争以外の手段で侵略すると言うか、当たり前のように後進国を自分達の好きな物で埋めいく事が嫌いなだけだと思います。

さて、コーヒーも飲んだしじゃぁ、という感じで子山羊さん達が7匹くらい入っている小屋へ。

私は英語がわかってなかったので普通に見学に行ったつもりでしたが、英ペのセンセイは「え、このあと解体するみたいよ」とな。
うわぉ!生で見るのは人生初体験です。
日本で漫画の銀のさじ百姓貴族が好きでそれを読んでいると解体とか農業とかのリアルをちょっと垣間見た気にはなっていましたが。
日本帰ったらもう一回読み直したいな。

経営者さんが一匹の雄の子山羊さんを抱えて「今日の友達は君だよ」と言って解体する場所へ行くのについていくと、そこには小さな吊し台と作業台があり、周りには先日頂いたターキーの真っ白な羽がたくさん落ちていました。
ありがとうと感謝を捧げて、子山羊さんがお肉と皮になる過程を最初から最後まで見ました。

(血とか苦手な人は見ないで、本当に。苦情は受け付けません:リアルタイムの様子はこちら


皮をはがす時に参加した手はずっと山羊さんのミルクと同じ、甘い匂いがしていました。


その後、パーマカルチャー仲間の写真家の方のお家へも遊びに行きました。

山肌に立つ絶景露天トイレ(笑)

すごい山奥に一人で住んでいますが、私だったら寒さより不便さより寂しさが原因で一泊で充分な所です。
彼も30歳のひげ坊主という何とも私の好みの外見ではあるのですが、イマイチ乙女心が刺激されないのはなんでだろう。
彼の生活自体が甘っちょろく感じるせいかもしれません。(だからといって私がやれって言われてもやれない生活なんですが。)
農業を本気で仕事としてこれからやっていくのかな?
お金を持ってるアメリカ人が飽きるまで他国で道楽でやってるだけなんじゃないの?
といつも疑ってしまう私がひねくれているのでしょうか。


午後はのんびり。
昨夜晩ご飯に提供したごはんを美味しくチャーハンに生まれ変わらせたり。
本来の予定ではニューヨークで過ごしているはずだったクリスマスですが、実際は意外と楽しく田舎で大人の休暇。
予想がつかないから旅って面白いとしみじみ思った一日でした。

拍手[2回]

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本日のイメージソング:Rodrigo y Gabriela "Tamacun"


中学生の時に国語の教科書で「あしたは晴れた空の下で―ぼくたちのチェルノブイリ」という話(の一部分)を読みました。
高校生の時に英語の教科書で「リトル・トリー」という話(のこれまた一部分)を読みました。
教科書なので話の一部しか出てこないのですが、全体を読むとどちらもお肉として食べる為に生き物を解体するシーンが出てくる話だったと思います。
この本のタイトルは何だっけ。。。とぼんやり思いながら、山羊の解体を眺めていた朝です。


この日は6時半に起きて、ホテルから山を軽く歩いて15分ほどにある、経営者さんの畑がある家にお伺いしました。
畑に入ってすぐの鶏小屋で卵を3個ゲットし、乳搾り用の山羊さんたちが居る庭を通ってお家へ。

一から作っているだけあり、完全にアメリカの田舎様式でテラスには二人入れるサウナがあり、大きめのクーラーケースを使って養蜂もしています。

畑で育てたコーヒー豆を使って美味しいコーヒーを淹れてもらっている間に畑の見学です。

因みに私が日本出発前にグアテマラに行くと言った時に周囲の大概の人が「グアテマラってどこ?コーヒーの所?」と言いましたが、そうです、グアテマラはコーヒーの輸出が盛んです。
あったかい所ならどこでもコーヒーの木を見かけますが、意外と製品化するまでは分業なので採取してから飲める状態になるまでを見る機会はあまりありません。
そこでコーヒー農場に行きたかった私達ですが、ここで事足りてしまいました。

乾かす前のコーヒー豆ってぬるっとしてるんだね!

コーヒーにはさっき絞ったばかりの山羊さんのミルクをイン!
甘〜い!!!味だけじゃなくて香りも甘いです。


家の周りは畑があり、大根(daikonと発音していました)ほかいろんな種類の野菜がちょこちょこ植わっています。
池には鯉。(koiと発音していました)
家のグリーンカーテン部分はパッションフルーツが4種類。内2種類はハワイやアメリカから持ってきた種類らしい。

外来種を持ってくることはその土地の本来の生態系が崩れる、など言ってもそんな悪影響なものなのか、素人の私は分からないので悪いとも何とも思いませんが、「ふーん」とは思いますね。

単に私はアメリカンが戦争以外の手段で侵略すると言うか、当たり前のように後進国を自分達の好きな物で埋めいく事が嫌いなだけだと思います。

さて、コーヒーも飲んだしじゃぁ、という感じで子山羊さん達が7匹くらい入っている小屋へ。

私は英語がわかってなかったので普通に見学に行ったつもりでしたが、英ペのセンセイは「え、このあと解体するみたいよ」とな。
うわぉ!生で見るのは人生初体験です。
日本で漫画の銀のさじ百姓貴族が好きでそれを読んでいると解体とか農業とかのリアルをちょっと垣間見た気にはなっていましたが。
日本帰ったらもう一回読み直したいな。

経営者さんが一匹の雄の子山羊さんを抱えて「今日の友達は君だよ」と言って解体する場所へ行くのについていくと、そこには小さな吊し台と作業台があり、周りには先日頂いたターキーの真っ白な羽がたくさん落ちていました。
ありがとうと感謝を捧げて、子山羊さんがお肉と皮になる過程を最初から最後まで見ました。

(血とか苦手な人は見ないで、本当に。苦情は受け付けません:リアルタイムの様子はこちら


皮をはがす時に参加した手はずっと山羊さんのミルクと同じ、甘い匂いがしていました。


その後、パーマカルチャー仲間の写真家の方のお家へも遊びに行きました。

山肌に立つ絶景露天トイレ(笑)

すごい山奥に一人で住んでいますが、私だったら寒さより不便さより寂しさが原因で一泊で充分な所です。
彼も30歳のひげ坊主という何とも私の好みの外見ではあるのですが、イマイチ乙女心が刺激されないのはなんでだろう。
彼の生活自体が甘っちょろく感じるせいかもしれません。(だからといって私がやれって言われてもやれない生活なんですが。)
農業を本気で仕事としてこれからやっていくのかな?
お金を持ってるアメリカ人が飽きるまで他国で道楽でやってるだけなんじゃないの?
といつも疑ってしまう私がひねくれているのでしょうか。


午後はのんびり。
昨夜晩ご飯に提供したごはんを美味しくチャーハンに生まれ変わらせたり。
本来の予定ではニューヨークで過ごしているはずだったクリスマスですが、実際は意外と楽しく田舎で大人の休暇。
予想がつかないから旅って面白いとしみじみ思った一日でした。

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週末旅行のススメ:衝撃と静寂のツヌナ編その1

この日のイメージソング:Red Hot Chili Peppers  ”Monarchy of Roses”

呑んでも翌朝ぱきっと目覚める事が出来る私は(お酒の種類にもよりますがね)朝からさくっとシャワーを浴びて。。。ってお湯出らんし!
ってかカーテンも窓ガラスもない(窓枠はある)吹きっさらしのバスルームだからこれ、シャワールーム部分の中で着替えんと外から丸見えだよね。。。着替えにくい。
Wi-Fiも欲しいしなぁ。。。
サンマルコス、もう見る所もやる事も無いし。。。(スピリチュアル系道場?的な場所には興味が無い)

と、いう訳で洗濯を終了し隣室からセンセイが起きてきた所で、場所替えを提案。
センセイの同意を得て10:00までに出れば1泊分のお値段で済む、という訳でダッシュで荷造りしてチェックアウトしました。
どこいこうか、と考えて先日看板を見た、サンマルコスの村からトゥクトゥクで20分程のツヌナという村にあるホステルをまずは偵察に行こう!となりました。

トゥクトゥクの運転手さんのイグレシア君(仮称。名前が覚えられないけどこんな雰囲気の名前)に一人20ケツと言われて、若干高いと思いつつこんなもんかなぁとも思え、とりあえず荷物を乗せて出発!
ガッタガタの未舗装道路の途中でここにもホテルがあるよ、など小情報を加えながら爆走、いや快走です。

看板にあったホステルはイグレシア君の知り合いが経営していた様ですが、中を見に行ってくれたセンセイ的には一晩は泊まれはするけど、うーん。。。という感じだったので私としてはその情報だけで却下。
村のセントロ(と言えるか分かりませんが)にもホテルが昔はあったらしいですが、行ってみるともうやってないし。。。
最後に一軒、村の上の方にあるホテルに望みをかけて行き、やはり私は荷物が乗ったトゥクトゥクで待機している間にセンセイとイグレシア君がそこから更に登って行きました。

通りを歩いたり、すぐ横の川で洗濯している女性は例外無く民族系伝統衣装を着用していて、のんびりした何も無い村です。


かなり長い事待って戻ってきたセンセイの話からすると、部屋は素敵で問題なくOKだけども経営者が今居なくて値段が分からない、とのこと。
とりあえず私も見てみましょう、ということでイグレシア君と登ったその先には、竹と自然木と白い壁と石で出来たそれは素敵な建物がありました。
部屋はきれいなドミトリーと個室でそれぞれ収容人数が異なり各部屋にバスルーム付き、の計4室でその内3部屋は既に滞在している居住者が居る模様。
というか、、、まだ建築している部分もあります。
経営者は昼以降に帰ってくる、と説明する若いスタッフ君は聞けば大工さんでした。
大工さんである彼が熱いシャワーが出るのは間違いない、と言うので建物と各部屋のベランダ(ハンモック有り)からの眺望が気に入った私は、この際いざWi-Fiが使えなくてもいいや!と思い始めていました。

で、大工さんの携帯に経営者から電話がやっと入りました。
私に変わると、近隣の町に買い出しに行っていてボートの上なのであまり通話状態が良くない、ドミトリー(4人収容可)で一人100ケツか個室なら一晩一部屋300ケツかで貸す、とだけ言ってきました。
ドミトリーですら今までの個室の2倍のお値段で、いかに他の人が少なくても落ち着いて寝れないしそもそもベッドが狭くて嫌だし、と優雅に(でもない)思った私はわかった、とだけ言って電話を切りました。
直後、もう一度電話がかかってきて個室を一晩200ケツで貸す、と。いぇい!

敷地の下に停めたトゥクトゥクで待っていたセンセイに状況を説明し、ここで2、3日(夜遊びとか出来ないけど)大人しくしとこうか、とクリスマスの間のお宿決定!
唯一既存の居住者が居なかった、というかまだマットレスも置かれていない木枠だけのベッドが置かれた部屋を掃除してもらっている間にセントロ(と言っても本当に小さくて汚いお店が2軒あるだけ)へお米などの買い出しに行きました。
ここでトゥクトゥク運転手のイグレシア君とはお別れですが、いろいろホテルを取るのにも助けてもらったしね、ということでちょっとチップも加算して降ろしてもらいました。
(が、後に最初の一人20ケツがやはり相場よりは高かったことを知るのです。…まぁいいけどさ。)

お酒も買わずにホテルに帰ってきたら部屋はきれいに整えられ、ハンモックも設置されていたので私はまずはそこでお昼寝。
それから以後、ほぼ私の居場所となったバルコニーのハンモックです。


その後、ホテルに戻ってきた経営者さんと話をして晩ご飯に呼んでもらいました。
経営者さんはこの地でパーマカルチャーを実践している30歳のアメリカ人で、他にもお母さんやパーマカルチャーのお仲間と手作りの楽しいお食事です。

(他の居住中のお部屋はこのお母さん達がプライベートに使っていたのでした)
パーマカルチャーという言葉は私は初めて知りましたが、ソフトなナチュラリストで畑もやっているセンセイ曰く要はスーパーが無くても成り立つ生活。
この日の晩ご飯もその朝に経営者さんが自ら絞めたターキーです。
そういやここ、リゾートと勘違いするけどただのど田舎でした。
このとき生まれて初めてサソリにも遭遇しましたし。。。

そして経営者さんはこのホテルの近くに畑と家を持っていて、2年間かけて建築してきたホテルは何と!私達が初めてのお客様とのこと。
そりゃまだホームページも看板も無いはずだわ。
部屋にカーテンも無いし、そもそも部屋の値段も決まって無さげな。。。
(というか、、、本当にお宿運があり過ぎます)

でも、ネット環境はバリバリによく、ホテルのトイレやお風呂などはアメリカ式。
もちろん熱いお湯も出ます。
アメリカ人が後進国の(現地の人は貧しい)所で実践するから成り立っています。
それでも私のいつかは(仕事として)やりたいその土地の資材を活かした地域開発系分野のお仕事を垣間見る事が出来る偶然のチャンスにウキウキ大興奮の夜となりました。

センセイも「ごはんごちそうになったし。。。」とホームページに使えそうな写真撮影会。
あ、これは私が撮ったものですが。

アシスタントごっこの私は小物のセッティングのお手伝いをしたりして、楽しい。
何の仕事にしてもプロがお仕事している姿はかっこいいですね。

翌朝早くから経営者さんのお家と畑を見に連れて行ってもらう約束をしていたので、その日はそこそこにおやすみなさーい。

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週末旅行のススメ:進化版の村?サンマルコス編

この日のイメージソング:THE BOOM "風になりたい"

昼過ぎにサンペドロの船着き場に行ってサンマルコス行きの船を尋ねたら、ここで待ってたら良い、とのこと。
ここの船着き場はチケット売り場も時刻表もないらしい。
と、したところでケツァルテナンゴで同じ学校だったドイツ人君に出くわしました。
彼とはダンスのクラスの時に何度か一緒に踊りましたが、なんとも不器用で純朴で更に風貌が私の父にちょっと似ている事もあり、思わず大丈夫?と声をかけたくなるベジタリアンの文字通りの草食系です。
今日も野菜持って船に乗ろうとした所でした。
聞けばケツァルテナンゴを引き払ってサンマルコスに拠点を変えたらしい。
小旅行前に少しだけ心に引っかかったあのスウェーデン人の若いイケメン君と同じステイ先で彼と仲が良かったので、イケメン君のことを尋ねようかと思いましたがやめておきました。
あのイケメン君との0.1mmほどの薄っぺらい好意は良き思い出のまま残しておかないともったいない(笑)

やがて小さなボートの乗船オーケーが出たら地元民も観光客も乗り込んですぐに超満員状態。
普通にきっちり座ったら20人乗り位のボートに30人乗ってるくらいのイメージの沈みっぷりです。
センセイと私は運転手さんの足下で小さく座っていました。
船は常に左に傾いていて、それでもこの運転手さんは慣れたものなのか、電話で話しながら片手運転でゆっくりと湖を走ります。
ベリーズの海で、波に打ちつけられながらも船内のバランスを絶妙に取りながら運転していた船長さんを思い出し、やっぱ湖と海は違うんだななどと思いつつ。

20分程でしょうか、サンマルコスに到着してドイツ人君が自分の宿に案内してくれました。
船着き場から一本しかない坂道の細いメイン通りを登りきって少し離れた所にある、バッパー宿でレイクビューのレストランバーが同じ敷地内にあります。
ここでもケツァルテナンゴで違う学校に通っていたオランダ人の友達に遭遇。
彼女とはクラブで1、2回しか会った事がなく私同様一人で踊っていて、共通の友人からちょっと変わった子と聞いていましたが。
やはりちょっと変わったちゃんで見ていて可愛い。

バッパー宿の中を見に行ってくれたセンセイによると私には無理目なドミトリーなので、他を探す事にし、彼女とはまた会おうね、と言って別れました。
とりあえずカフェにでも入って荷物置こうかとなり、私が素敵カフェで荷物番をしながら(席に犬がいきなり来てゴロンと横になるくらいのんびり)激ウマスムージーを飲んでいる間にセンセイがいい感じのお宿を見つけてきてくれました。



森の中にあるコテージの様な雰囲気でバスルームは3部屋で共同ですが各個室に広いベッドが二つずつありとっても素敵です。
しかも個室でもお安く一晩一人一部屋50ケツ(750円くらい)
いやぁ、センセイは本当にいいお宿運を持っていらっしゃる。

村の散策をしてみましたが、ヒッピーな観光地というよりもうちょっと自然派の思考の人達の隠れ家的村というイメージです。

ヨガとかヒーリングとかレイキ?とかのあっち系(どっち系やねん)のひっそりした場所が多いです。
歩いていてもバリの山奥を歩いている様な錯覚を覚えます。

そしてそれらの雰囲気を醸しているスタジオや隠れ家的ホテルはほぼ間違いなく外国資本でしょう。
実際、後にトゥクトゥク運転手さんに聞いたらそうだとの事。
センセイが言った一言「子どもが笑ってない」が印象的です。
確かに現地の子どもが笑ってない。
外国人慣れしている割には別世界の人として線を引かれている様な間合いです。
観光地として外国人が来て、地元経済が活性化して、雇用も産み出されるのは後進国にとって良い事と思いますが、外国資本という点、外国人仕様という点で私の好みではない開発なんですよねぇ。
日々、グアテマラの人が言う「グアテマラは常に政府が腐っている」はこういう所のルール(地元民を主体に考えた法規制)作りにも関係していると感じます。

さて、サンマルコスの夜はサンペドロより更に早い。。。というか遊ぶ所がない(笑)
友人達のいるバッパー宿があるレストランも8時か9時には終了ですし。。。
お宿のご近所の体育館(壁はない野ざらし)でやっている学生の?バスケの試合を観戦したりして。

エースは現地で育った外国人の子どもか留学生か不明ですがやっぱり白人系外国人。そうかぁ。
結局、二人の会議場所と決定したセンセイの部屋でやはり宅呑みしつつ「何の話してるんだろうね」と言うくらい本・旅行・映画などなどの話は尽きず(久々に長い付き合いでもないのに堂々と自分のおススメを素直にお薦め出来る人。かなり年上の人だからでしょうか)夜は更けました。

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週末旅行のススメ:交錯のサンペドロ編その2

この日のイメージソング:THE YELLOW MONKEY "太陽が燃えている"

朝起きてシャワーにて事件。
ケツァルテナンゴの一般家庭ではあり得ない熱いお湯(むしろ熱湯)なのは良かったのですが、お湯と共に小さな蟻が降ってくる。
シャワーの途中で気付いてゾッとするも、真っ裸の頭はシャンプーだらけの状態で隣のホステルにお風呂を借りに行く事も出来ず、ひたすらお湯を出して蟻が途切れた所で猛ダッシュで洗い流し、バスルームを出ました。
私のホステルの経営者夫妻(いつも飲んでて目が濁っている)に訴えるも、簡単に蟻を払われただけだったので、後から隣のホステル(センセイが泊まっている所は清潔で経営者もまとも)でもう一度訴えて、そっちから言ってもらってやっとこさ駆除してもらいました。
で、そうこうしている間に洗濯したりしつつ。

どこでも仕事をしているセンセイを残して、一人で朝ごはんを求めてお散歩をしていると、犬の散歩をしているヒッピーに声をかけられ、途中までつらつら話しながら歩く。
そうしたらまたそのお友達が話しかけてきて、、、という感じでだんだん人が増えていく。
私はそれが面倒くさいので列を離れて食堂に入ったんだけど、気付けば彼らはどこか別のカフェで団らんしていたり。
長くそこに暮らしているヒッピー達は新しく来た人とか、観光客とか関係なくそこにいる人と時間を共有するのが彼らの唯一の時間の楽しみ方かもしれない。
だって日がな一日すること無いでしょ。

サンペドロには以前にも書きましたが、スペイン語の練習も兼ねて来ているので学校やプライベートレッスンをしてくれる人を探しをしましたが、なかなか難しい。
ただ話すだけじゃなくて、私の間違いを訂正してくれるようなプロの先生は学校に行かないとゲット出来ないか、と。
そうしたら1時間単位の切り売りじゃなくて、10時間でいくら、とかにどうしてもなってしまいます。
しかしここにはいつまでいるかも定まってないのでレッスン時間を先にまとめて買うのは得策ではないし、など思っているうちに結局ネイティブではなくても町の人や隣人と話すのも練習だよね、というところに落ち着きました。

センセイの隣人で私も一緒に一番仲良くなったのは二組。
ポーランド人のおばちゃん(元ヒッピーなのか?犬のクードラさんと共に長く住んでいます)とヨーロピアンなキメキメカップル。(何をキメているかは聞かないで)
彼らとセンセイのホステルのテラスでただのんびりとお話ししているだけでも、全てスペイン語だし、相手もスペイン語を勉強しているからこそ文法の間違いを指摘してもらえます。

サンペドロで体験したいと思っていた事に、コーヒー農園の見学や魚釣りなどありましたが、ツアーに乗っかるのもなんだかなぁ、と思って結局一日のんびりブラブラしていました。
そして我が家から出かける度に友達の巨人に会うし。。。
あんたどれだけ暇やねん。あ、こっちもか。
まぁ、狭い村で休暇を過ごすってそういう事ですね。


で、夜はどこに飲みに行こうかー、で彷徨いつつとりあえずバーに行ったりすると隣人のキメキメカップルも居たり。
やはり外国人が集う所はある程度限られますね。
その後、昨夜ちょろりと行ったクラブで私は一人で踊ったりみんなで飲んだりしていましたが、グアテマラの夜は早く終わる。
ケツァルテナンゴもそうですが、1時きっかりにはどこのクラブも強制終了です。ポリスも来ます。
でももっと遅くまで遊び倒すのが常の外国人がそれで満足するわけないよねー。
アフターパーティーと称して隠れた遊び場に行くのですが、サンペドロにはその場所がない。
なので、ここらへん一帯の隠れた遊び場は船に乗ってパナハッチェルまで行かないといけないのです。
が、私とセンセイはそれに乗り損ねた!
朝まで遊び倒すなってことかしら、と解釈しちゃっちゃと我が家に帰ったのでした。

翌朝は朝からポーランド人のおばちゃんと犬のクードラさんと一緒に湖沿いをお散歩。
湖周りは整備されている訳ではなく、ただの畑沿いの田舎道をてくてく歩きます。
途中、おばちゃんのお友達のヨーロッパ人やクードラのお友達の野良犬と散歩仲間が増えたり減ったり。
  
ごはんは家で作って食べよう!と作ったのがパエリヤです。
案外、大した道具が揃ってなくても何とかなるもんですね。
  

しかしそろそろする事なくなってきた。
する事を探す必要はないけれど、夜に騒いでお酒を飲むだけの生活はすぐに飽きます。
しかもサンペドロの町は観光地でしかもヒッピーの地。
リラックスは出来るのだけれど、人生アグレッシブに頑張ろう意欲が湧かないというか。。。

翌朝はヒッピー達がこぞってもっと落ち着いてて良いよ、と言うサンマルコスの村へ移動する事を決定し、その日は終了しました。

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週末旅行のススメ:交錯のサンペドロ編その1

この日のイメージソング:THE YELLOW MONKEY "I Love You Baby"

クリスマス前の木曜日の朝、ケツァルテナンゴに残す大きなスーツケースを独りガタガタ道を学校に運び込む私。
だって、戻る予定のホームステイ先に置いていたら100ケツ(約1500円)徴収するってお母さんが言うもので。
うぅ…こっちじゃ100ケツあったら出来る事が盛りだくさんなので、そこはまだスーツケース運ぶ体力あるしっ!と学校に置かせてもらったのでした。
クリスマス前で学校は生徒が少な目で、そんな中0.1mmほどのうっすら加減で私を好きになりかけている(と都合良く解釈している)スウェーデン人の若いイケメン君はその日もまじめに授業を受けてましたが、通路からは背を向けていて私には気付かない。
そう、君とは出会いの縁はあるけどそれってなかなか交わらない、人生ってそんなことがたくさんあるし、と心の中で別れを告げつつ。

今回の小旅行の相方であるセンセイ(日本人でプロカメラマン)との待ち合わせ場所のセントロの公園にジャストの8:30に到着。
彼は一ヶ月ケツァルテナンゴで一人暮らしをしていましたが、次の国への旅に出る前にグアテマラの他の所も見てみよっかー、ということで私の(前回のブログで書いた)旅に出る目的と時期が合致したので、相方結成。
今回は湖デェトと名付ければ良かろうか(笑)
この小旅行は最初の目的地がサンペドロという事以外、お宿も帰る日にちも次の目的地も何も決めていません。
サンペドロは周りを火山に囲まれた湖の周りに点在する中で一番大きな村で、地形と言い観光地化具合と言い、九州の湯布院の町中といった雰囲気です。
センセイが旅の途中で知り合った人から仕入れた情報によると、ヒッピーの村なんだそうでそれを見てみたいという事で最初の目的地に決定しました。
あ、そういえば前回行った時もヒッピーと言うか、もうこの人何やってんだろう?みたいな外国人が多くいたなぁ。

センセイの隣人のグアテマラ人の男性とその婚約者のヨーロッパ系の女性が二人でターミナル近くまでお見送りにも来てくれていました。
人との出会いってやっぱりいいな。
バスターミナルへ向かおうと歩き出した時に、センセイが私の頭にポンっと被せた帽子は私に似合っているらしい。以後、私のモノになりました。
モノとの出会いもいいな。。。てへへ。


ケツァルテナンゴまでの直通バスは残念ながらプルマンと呼ばれる大型快適バスではなく、チキンバスが単に直通なだけでしたが、運転手さんの後ろで足下が広く使える特等席で、たわいないことを話しながら時々それぞれ微睡みながら丸3時間か4時間かかけてサンペドロへ到着しました。
暖かい。いや、暑い。でもそれがいいです。

新しい街に着いて最初にやるべきお宿選びは、バッパー歴が長いセンセイに80%お任せです。
私は要望として、バスルームは軽く共同でも、寝室はとにかく一人ずつの個室で(ドミトリーとか無理。私、優雅な旅人なんで)ベッドが広くて出来ればハンモック付き、というものをセンセイに提出。
1軒目は眺めはいいけど1軒目じゃ決められないね、と言って歩き出した途端に、なんとセンセイにヒッピー村であるサンペドロの存在を教えた張本人に遭遇し、彼おススメのホテルを見に行きました。

クリスマス前の週末でしたが、そこでなんとか二人分の部屋を確保出来ました。
よくよく確認するとセンセイと私の部屋は隣接する別々の経営者のホステルで、私の方は広いベッドでバスルームも個室内にありますが、センセイのホステルの方が眺めがいい所にハンモックもあるし、何よりずっと住んでいる隣人のヒッピー達のキャラクターがなんか良い(笑)
なんかいろいろグレードが高いので、いつもそっちでハンモックでパソコンいじったりコーヒー飲んでたりしました。


さて。サンペドロの散策をしていると、いろんな出会いがあります。
町のいたるところで吸われているタバコの煙は普通とはちょっと違う匂いだし、ヒッピーな生き方をしている人たちがたくさん。
そもそもヒッピーてなんなんだ?
私の中のヒッピーのざっくりイメージははっぱと粉と音楽はトランス、手作りアクセかタトゥーデザインか髪の毛編みますのどれかを売って、一日のんびり暮らしている人ってイメージです。
ざっくり過ぎですかね。
まぁ幸せの形は人それぞれですね。とにかくのんびりしています。

そして出会いはケツァルテナンゴでの友達とか(笑)
ケツァルテナンゴで一番長く一緒の家で暮らしていたオージー君や巨人、学校一緒だったよねの男の子×2、3などなど。
ケツァルテナンゴにいる時より会うわあうわで、まぁ小さな村ですから。
ちなみにオージー君は当日が誕生日だったので、おめでとうを言いにこちらから彼のホステルへ押しかけたのですが。

あっ!ちなみに周りにどんなに人がたくさんいても、私はどうやら雰囲気で何も悪い事出来ない人と察知されるらしく、誰も私には変なものは勧めてきません。
なので私はどこにいても一人お酒を飲むのみの通常営業です(笑)

この日はオージー君の誕生日パーティーの一次会の後に二次会で外国人が集うクラブに行きましたが、木曜だし遅くまでは盛り上がらないと判断して我が家(と称してセンセイのホステル)でのんびり宅呑みをしましょうか、と。
そうして小旅行の一日目は更けていったのでした。

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