メキシコの生活いろいろ 2018/02/07 本格派?!レオンの街中でテマスカル体験 本日37歳になりました、ニイナです。日本とハワイから戻ってきて早や3週間、メキシコでいろいろ思うことは多々あるのですが。こうして無事に誕生日を迎え、ありがたくもお祝いの言葉もたくさん頂戴し幸せな気持ちでビールを飲みながら1日を終えていけること、本当に感謝しなきゃですね。 幸せで満たす冷蔵庫。。。自分を頑張らせたいときに飲むのだけど、はてさていつまで持つことやら。さてここんところの話。ハワイから福岡に帰った翌日、日本で以前勤めていた不動産会社のOB会に参加させていただきました。総勢10人ほどの会で全員もう同じ会社を辞めた人たちなんですがみんな今も同じ業界でそれぞれ別の会社に勤めていることもあり。私自身、メキシコと国は違えど同じ不動産業界の端っこにいるもので、とっても刺激と元気をもらって、その翌日、レオンに戻ってきました。成田からダラス経由の戻りの便では、時差ぼけ対策が功を奏し、普通だったら東回りのフライトの後は一週間は体がきついのですが今回はレオンに着いた翌日の月曜日から昼間に眠くなるようなこともなく元気に働いていました。ちなみに、時差ぼけ対策はロングフライトの前に睡眠導入剤を飲むというものです。今回、アメリカンの外国人だけの客室乗務員の機材でしたが、ごはんも美味しかったし、程よい感じのサービスだし、サービスの質は良くなった気がします。で、何もない間はひたすら寝て、翌日の月曜からの仕事でした。(でもやっぱり行きと同じく座席指定が出来なかったので三列シートの真ん中で辛かったのですがね。。。)今回、日本から持って帰ってきたものは不二家ネクターミックス紙パッケージ19本をはじめとした好きな食べ物や日用品を色々と、は当然なんですが今回は日本で愛用していたバイクのヘルメットとグローブも持って帰ってきました。 バイク仲間のおじさまがたとツーリングの計画も立て始めたことだし。このメットのワタナベ丸二世と共にまたバイクに乗るのが今から楽しみです。そして先週末は元同僚さんたちと我が家でタコパ。(タコスパーティーではありません。タコ焼きパーティーです。)これは楽しい。やっぱりみんなでワイワイ言いながらする料理っていいな。 たこ焼き屋の店長になれる日はいつ!?BBQとかもそうなんだろうけど、タコパは室内でできるし女子だけでもできるしこじんまりでお誘いもしやすいから、ハマりそうです。 美味しくできましたん。さて、そんなこんなで戻ってからバタバタとしていたのですが今週末は3連休。どこにも行くところないしどうしよう、、、と思っていたところ、同じように思っていたか、ケレタロの友達から声がかかり、彼女が来てくれることになりました。我が家は暖房が無くて寒いのですが、ここんところレオンは寒い、、、というわけで、二人でテマスカルに行こう!となりました。テマスカルは以前にも行ったのですが、メキシコのサウナです。前回は結局、ビューティーなスパ要素の強いプライベートサウナに行きました。今回はやはりバイク仲間のおじさまがたからの情報をもとに調べたところレオンでも結構な街中にいくつかあることと、コストもどこも以前調べた時より断然安いことがわかりメキシコの従来あるスタイルの何十人も一緒に入ってなんか儀式があるらしいテマスカルに行ってみることにしました。おじさまから教えてもらったところに行こうとしたのですが、はて、ここシャワーあるのか微妙。。。というわけでネット検索して、さらにメッセージでいろいろ質問して冷水シャワーが確実についている所になりました。お一人様130ペソです。写真が無くてごめんなさい。そこのホームページから一枚拝借させていただきレッツレポ。 メインのテマスカルの入口と入室の際の煙を出す壺。まだ新しいところらしく、街中にひっそりある割に設備がどれも新しく綺麗です。が、着替えるところに鍵がかからない上に、待ってる人の目の前で扉が開くから、ハプニングがあったら丸見えじゃーん。ロッカーも無いし、広さと内部の作りからして設備の充実はこれ以上は難しそう。などなど、いろいろ目につくところがあり、やっぱりこの国の建築って普通の家もそうだけど、大概、今のことしか考えてないしょぼい設計だよなー。。。とりあえずドキドキしながら水着とTシャツに着替え終えて、しばし外に幾つか置いてある椅子に座って待ちます。荷物はそれらの椅子に置いていて大丈夫よー、私たちが見てるから、とか言っているのですが、それだから不安なんだよ。。。というわけで荷物の中身のお財布とか携帯とか車のキーとかを一つの袋にまとめてレセプションのロッカーに預けて、と。まったりしていたら普通のTシャツと短パンにちょっと民族ちっくな装飾品をつけたおじちゃん(以後、心の中で儀式マスターと命名)が話しかけてきます。ニイナ!愛している!愛してる!・・・ってテマスカルの中では言うんだよ、と。えー!むっちゃ怪しい宗教やん、それ(笑)確かにテマスカルという場所では身体を休めるという目的よりはいろいろ子宮回帰だとかの儀式めいたことをすると聞いていましたが儀式の内容やテーマはそれぞれのテマスカルで異なるみたいです。ここのテーマはずばり、心の中を吐き出して!あなたは愛に包まれているよ!みたいな感じらしい。。。。テマスカルに入る前には、なんかよくわからん煙を炊いた壺を持った人からその煙を身体に受けて、入室の儀を受けてから入ります。入ると歓迎を受けて、その後も人が入るたび、部屋を暖めるための石が入るたびに歓迎の言葉をかけます。ちなみにテマスカルには水と小さなタオルだけを持ち込むことができます。下手に不純物を中に持ち込まないためらしい。中では丸い部屋のどまんなかに石を置くための囲いがあり、まだ石は入っていないので部屋は外気温とあまり変わらない寒さです。それを囲うように二重に人が円を作るようにゴザを敷いて座っています。私たちはいつでもパッと逃げられるように出口の近くに陣取ります。そもそもこういうところ、消防法とかに引っかからないのか心配だわ。テマスカルの建物の中でもたまに儀式なのか盛り上げるためなのかイベントがあります。例えばさっきの儀式マスターが「女性はすごい!子供を産み出せるのだから!さぁ、女性のみんな!ニイナにハグして!ニイナ!愛してる!!愛してるー!!」と言ったらみんなが復唱しつつ、女性が列を作って私にハグしにきます。言葉が喋れん外国人ってことで特別ゲストに選ばれたのか、私。他にも、一人のおじいさんが自分の辛い過去を泣きながら話すと子供がそれに同調してむせび泣きながらそのおじいさんに抱きついてたり。最終的には30人近く入ったところで熱く焼けた石をどんどん運び入れて、テマスカルのドアが閉じられました。自分の顔の目の前に持ってきた手も見えない真っ暗闇です。ここから長く感じるだろうなぁ、、、と思ったらどっこいこれが。石に何かハーブか何かわからん水をかけて、室内をミストサウナ状態にしながら歌や太鼓の音でガンガン音を出します。ハーブなのかなぁ?南米で味わったマテ茶(コカの葉)に似ていることもないような。兎にも角にも一瞬たりとも落ち着くこともない空間で。しかも寝ていると熱気も降りてこなくてそんなに熱くないし、、、。そして何故か最初っからトップスピードでトランス状態になっている人もいてその様はえぇぇ、この人たちサクラかな。。。と思うくらい。心と身体のデトックスを目指したものなんだろうけど、私はその中で平然としている(慣れているしサクラっぽくも見える)子供達を見て、「この子達、学校でいじめられたりしてないのかなー」とかどうでもいいことを思っていました。で、5分、10分くらいに感じられる真っ暗トランスタイムと15分くらいのドア開けタイム(熱気が逃げてまた寒くなる)の1ターンを途中レモングラスのハーブティ味の水を振舞われたりしつつ5セットくらい繰り返して約2時間ほどで全て終わりました。終わった後の屋外の水シャワーは、、、冷たすぎて私には無理で。せっかくシャワー付きのところに変えて来たのですがね。早々に着替えて、退散したのでした。とりあえず、今回の教訓。温まってリラックスしたいならプライベートタイプのテマスカル貸切で行くべし。ってことです。さぁて、次はどこに行こうかな(笑)にほんブログ村 [6回]PR
メキシコの生活いろいろ 2017/12/23 メキシコの結婚式で法的な立会い人になった話。 2週間ほど前に仕事中に車をぶつけられましたニイナです。メキシコに来て交通事故に遭うのは4回目くらいで、うち自分の運転で今回はそれの2回目なんですが、初の警察・保険屋さん・病院にお世話になった回です。あ、ほんとムチウチとか、ぶつけられた会社の車も大したことはないんですが。なんか突っ込みどころが多すぎるので、一言でまとめると、メキシコにずっといたら寿命が縮むわ、です。 さて。タイトルの件なんですが。メキシコでは結婚式は2つありまして。いわゆる日本の教会や神社で挙げるような、神に誓う結婚式、と。もういっこは役所に届け出た結婚の申請の書類が受理され、法的に誓う結婚式、があります。日本では結婚の役所的な手続きは、婚姻届の紙をペラっと出すだけなんだと思いますが(本物見たこともないけよく知らん)メキシコではその書類を提出し、新郎側・新婦側それぞれに二人ずつ保証人?立会人?がつき、提出したら指定された日に本人たちに加えて立会い人も行って、書類にみんながサインをし、結婚に意義ないか(とかと思います)みんなに意思を聞かれ、やっとこさ受理されて完了、とまぁ、たいへんなことです。少し前のことですが、急遽、社内の日本人女性(旦那様がメキシコ人)がイラプアトで挙げる法的な結婚式に立会い人としてサインすることになりました。前もってパスポートや在留カードの情報を記載したり、当日はそれらのコピーを提出します。イラプアトのお役所は、(といってもメキシコは日本の区役所みたいに全部のことが一つの建物に集約しているのではないので)結婚と出生の届けをする為だけの建物が、あんまり街のど真ん中でもない場所にあります。当日、どんな格好で行ったもんだか悩んで、入学式に行くお母さん系の落ち着いた正装で行きました。花嫁さんはドレスでこそないけど真っ白のツーピースです。もう一人の立会い人である同僚が、花嫁さんに持たせるブーケと、自分たちの胸に飾るお花を準備してくれていました。あまり広くはない待合室は赤ちゃんを抱えたファミリー(若いお父さん多い)や、他のの結婚式の団体で溢れかえってます。一つの手続き関わる人数の多さにびっくりです。赤ちゃんたちはあまり生まれたての感じではないので、出生届は生まれて何ヶ月かの間にするんだろうなぁ。イラプアトのお役所ではまぁ、担当のおばちゃんの態度が悪い。指定の時間に行っているのになかなかに待たされるし。何もあなたが結婚の許しを出すわけでもなかろうに、と言いたいくらいですが。メキシコってこういう勘違いの人、多いんだよなぁ。多くの会社の購買担当や、セキュリティゲートの担当者とか。何もあなたの許可求めてないから!。。。話が逸れました。さて。やっとこさ呼ばれて、保証人や新郎のご家族まですべてが一つの部屋に入ります。後ろのダンボールの山がなんとも。。。そこで書類を微に入り細に入り確認され、各者がサインなど進めます。途中、全員の同意を得る場面で(私が日本人なもんで)「(言ってる意味)わかってる?」と言われた時にはスペイン語を100%は理解していないながらも元気よくイエスと言っておきました(笑) 写真撮影係もいる。式後すぐに写真を送ってくれるみたいです。 本人たちだけ拇印も押します。その瞬間に昔のドラマのSex and the City で主人公のキャリーが、一度関係を持った男性の結婚式でブライドメイドとして参加して、この結婚に合意するかって聞かれて思わずNo、といってしまう夢を見る、みたいなシーンがあったと思うけど(うろ覚え)、それを思い出してしまったあたり。なんだこのおかしな心理状態(笑)サインはパスポートと同じのね。無事終わった後に部屋を出て、上司でもあり、私にいつも女性として大切なことを教えてくれる素敵な女性の花嫁さんが私に向かってブーケを投げてくれました。おぉ、36歳にして人生初のブーケゲット!だって競争率0倍やし(笑) そうして解散となりましたが、幸せな、人生の重要な儀式ともいうべき届け出に名前だけでなく参加させていただけたことを感謝した時間でした。さて。ブーケもいただいたことですし。私も、私の永遠でもないメキシコ生活を少しでも他の人と一緒に楽しむべく私の大切な一人を探すとしますかね。。。にほんブログ村 [4回]
メキシコの生活いろいろ 2017/12/04 秋の夜長の体験談集:その3。クラシックコンサートを聴く。 一人鍋が楽しいニイナです。いや〜、だって本当にここんとこ寒いし。って定番の芸術より食欲の秋です。想定内ですが問題だわ。さて。この秋は平日の仕事終わりに近所のジム行ったりヨガしてみたりと始めてみたのですが。こういう続きもんはなかなかコンスタントに通い続ける根気がない私。でも、家でご飯食べてゴロゴロするだけもねぇ。。。と思って芸術に触れよう、と。秋だし。街中にはこんな冊子があり、美術館や同じエリア内にある劇場、などなどでのレオン市のアートに関する催しなどの予定を知る事ができます。何年もクラシックコンサートの類には行っていなかったこともありひとまず美術館がある公園で無料で観られる屋外のコンサートにいざ!って行ったら急に中止とかいうしさー。。。はい、出た、メキシコ。でも、このエリアにこんな素敵な公園があったなんて。暖かい日にお散歩に来るのも良さそうです。(西日の時間で写真たいして撮れず)気を取り直して10月中旬の平日の夜。オーケストラの演奏がテアトロであるというので、行ってみました。当日にチケット買うために劇場に一番近いゲートに車を一時停車させたらセキュリティのおじちゃんは親切に、チケット買うだけならしばらく停めてていいよ、と。ふむ。親切なシステムですね。こないだの中止になった無料コンサートは、美術館の地下駐車場に駐車した後に中止がわかったから、なんだかなーな気持ちだったので。さらに、チケット買わなきゃ!と走っていたら、「コケると危ないから走っちゃダメだよ!」と。そうね、この国で走っているのは日本人くらいやもんね。メキシコ人は時間に間に合わないから、と言って走ることもエレベーターの閉まるボタンを押すことも、まずありません。当日でもチケットは充分買えるくらいの余裕でしたが、最終的に7割は埋まっていたかな。改めて車を同じ敷地内の美術館の駐車場に停めて、歩いてテアトロに向かいます。テアトロ(Teatro)っていうのは劇場(Theater)の事なんですが初めてきましたが、素敵な建物です。夜に見ると尚一層きれい。ライトアップとかしなくても、建物の中がガラス越しに外に見える様はレオンが誇れる建築物だと思います。劇場内も4階くらいまでオペラ席っていうんですかね?舞台近くの横の端の方の高いところにまで席があるタイプのホールでクラシックな木の作りだけどいろんなタイプの演劇にも応用が利きそうな舞台っぽいモダンな印象で、落ち着いた雰囲気の空間です。劇場の中では写真撮影を禁止されているのが残念です。おっと。お腹すいたら音楽に集中できませんからね。ホールで売られているタパスみたいな軽食、、、と共にワインも一杯、と。これでよりいっそう気持ちよく音楽に陶酔できるというものです、てへへ。この日はイギリスのオーケストラ、の一部で弦楽器と4本くらいの管楽器で構成された編成でした。あれまぁ、演奏者の中に日本人の女性がいます。知らない曲ばかりでしたが、なんとなく聴いていて私の旅のテーマ曲みたいだな、と思った曲がありました。なんというか、、、見知らぬ広い世界に旅立とうとする勇壮な気持ちの中身はぼっちで寂しかったり、ちっぽけな自分を思い知ったりする切なさやなんとも言えない気持ちがほとんど、っていう心の中が音になったような。こんな風に思える曲が自分の中で増えていったらいいな。その次に行ったのは11月中旬の平日の夜。この日もチケットを買うときにゲートのおじちゃんが声をかけてきて。仕事から直接行ってお腹が空いていたので、この近くでタコス屋ある?と聞いたら街のセントロへの行き方とそこにはいっぱいタコス屋があるよ、と。タコス屋なんてあったっけかなー?と思っていると、、、ありました!凱旋門の近くで昼間には見たことない屋台がずらっと並んでいるではないですか!こりゃいいところ教えてもらったばい。屋台の一軒の脇にあるベンチで、近所のコンビニで買ってきたビールを飲みながらタコスを食べていると、相席になったファミリーから「どこから来たの?」と声をかけられました。日本人だ、と返すとファミリーの次女と思われる女子が「キャーッ!私!日本の文化大好きなの!!!」と。「ワタシハハチサイデス」とか片言の日本語で言うから、大人っぽい8歳が居るもんだと思っていたら長女らしき女子が「15歳」とスペ語で言ってきました。「ジュウゴサイ」だよ、と訂正しながら、やっぱりまた日本語教えたいなぁ、とか思ったり。よく、アニメ好きやゲーム好きのなんちゃって日本好きから声をかけられますがここまで素直に表現されるのは久しぶりだったのでちょっと嬉しかったです。この日は劇場内撮影成功。この日の演奏はグアナファト大学のフルオーケストラです。大学の、と言っても学生さんではなく、ここの卒業生?なのか単なる名前だけ大学なのかわかりませんが、とりあえず中年の方や外国人っぽい方々から編成されていました。グアナファト大学という州内で近い所が本拠地だからか半年に一度くらい定期的にここで演奏していると思われます。それでかな?この日はお客さんの入りがとっても少ない。上の方の安い席は7割くらい埋まっていましたが、一番高い2階席正面や1階席の大部分は2、3割といったところでしょうか。演奏は、、、うーん、、、普通、、、。クラシックやオーケストラのことはよくわかりませんがこないだの方が聴いていて心にビンビン来た、、、なぁ。ま、こういうこともあるということで。 最後はその約一週間後のコンサートですが、なんとフルオーケストラが演奏するホルストの惑星組曲を聴きながら、映像でその惑星を見る、というものです。この日は仕事で思いがけず遅くなったので開始時間ギリギリに到着しましたがテアトロの外まで人が溢れていてやばい!チケット買えるかな?とドキドキしましたがなんとか2番目に良い席をゲット。もうゲートのおじちゃんも、美術館の地下駐車場のお兄さんも顔なじみです。ちなみに2番目に良い(高い)と言っても290ペソ(1800円弱)でこれは前回、前々回のコンサートも同じだったと思うので日本でクラシックコンサートに行くより断然お気軽です。始まったらすぐに舞台のオーケストラの前に透ける素材の幕が下りてきました。惑星の映像というので天井に映し出されるプラネタリウムのような感じかと思っていましたが、目の前の大画面なんですね。始まると、素敵なBGMを聴きながらも、各惑星の説明(太陽からの距離感とかわかりやすい)や曲名のイメージを表した映像を見るのに引き込まれて、あっという間の一時間でした。南米では星を観る為に砂漠に行ったりするくらいには星好きですが、実はつい最近までオリオン座しかわからなかった私であります。(こないだ早朝の気球フェスタに行って金星と北斗七星をようやく識別できるようになりました)しかも、中学の理科の補習では何度模型を使って説明されても、月の満ち欠けの意味がわからないくらいの理科音痴です。が、こんな星々を発見した人間ってすごいなぁ〜ということだけは、心地よい音楽とともに心に深く残りました。やっぱりクラシックコンサートと天体観測は冬だな!秋の夜長、ではありますが、そう思った寒い寒い夜でしたん。にほんブログ村 [4回]
メキシコの生活いろいろ 2017/11/25 秋の夜長の体験談集:その2。カルロの結婚式。 最近はYouTubeで夜は「探偵ナイトスクープ」を観て泣き笑い、朝は武田鉄矢のラジオ「今日の三枚下ろし」を聴いて心の平安を目指すニイナです。なんか、、、しみじみすることが多いって、おじちゃんっぽくないか?この生活。とある11月の土曜日、日本にいた時からの大切な友人、カルロの結婚式が彼の地元のケレタロでありました。彼は私がレオンに来た少し後に、アメリカのシアトルの某世界的大企業の本社に転職したのでなかなか会えず、今回は久しぶりの再会と、あの奥手なカルロが結婚かぁ〜!!という楽しみで参加してきました。 な割りに、前日まで仕事が思いがけずバタバタしていたのでプレゼントの準備ができていませんでした。メキシコの披露宴では新婚生活に必要なプレゼントを贈り、それを飾って見せびらかす台があったりします。が、正直、お店でも可愛いとかきれいなラッピングが、、、下手です。むしろ見えるところはそれなりにやってくれるけど、平気で化粧箱にボンドで直付けしていたり、値札が付いたままだったりと気が気でない。式の後はアメリカに帰ることを考えると大きなものはプレゼントできないしと考えて、写真を撮ることが趣味の彼に、写真をたくさん収納できる小さな写真立てをチョイスして、購入まではしていたのですが。そのまま渡すのも味気ないのでカルロとの思い出の写真をメッセージカードに加工してセットして、それが見えるようなラッピングをしよう。。。ってそれ絶対自分で施さねばやん。と結局、結婚式の当日に写真プリントが出来る文房具屋さんや包装紙を売っている別の文房具屋さんや(閉まっていた)リボン屋さん(ラッピング屋さんというか派手な箱と袋がメイン)を周り、日本から持ってきていた素晴らしきお役立ち品、柄入りマスキングテープでラッピングしました。 6年前、初めてメキシコに来た時にはケレタロの観光に連れて行ってくれました。そこからさらにバタバタで洋服やお泊りセットなどを準備してお昼過ぎに出発。ケレタロまでは車をぶっ飛ばして2時間ちょっとです。この日は少し前にケレタロに引っ越したばかりの、サカテカス時代のお友達に泊まらせていただくことになりました。同じ福岡出身でとても楽しく最後まで一緒にお酒が飲める女性です。(大概は踊っているだけの長丁場で疲れるメキシコの)結婚式で人見知りな私が一人で行って楽しむには呑む以外どうすっぺかな、と思って式の数日前に声をかけたら、一緒に来てくれることになりました。彼女とも久しぶりで、家ではいろんな話をして、さて服を着替えてuberで出発です。メキシコの結婚式あるあるの最たるものが、長丁場とその前の開始時間の遅れ。平気で教会での式は小一時間、披露宴は2時間くらい遅れて開始します。この日は教会での結婚式が夕方5時からと案内にあったので、下手したら6時くらいから始まるかもねー、と言いながら5時ちょうどに到着したら、もうちゃんと始まるところじゃーん!なんと!ちょうどに始まる式に一番驚きました。どうやらこの教会で今日挙げられる結婚式の一番だったようです。パタパタと新郎側の席に着くと、前には北九州からはるばる式に参加するために(ついでに?パチューカに本田選手の試合を観戦に)メキシコに来た日本人のカルロのお友達のナオキートさん(仮名・30代後半らへん)がいらっしゃいました。一度だけ日本でお会いしたことがありますが、その時も福岡に旅行に来ていたカルロの見送りだったような。そのお隣には北九州に留学に来ていたセシリアさんです。私たちと同じ椅子にはやはり北九州にいる時からの友達で、今はカルロとは別のシアトルの大企業本社で働くアルフレッドがつきました。(アルフレッドはお祝いのカードにも一緒に写っています)なんて日本語率と、そして福岡色の濃度が高い空間だ(笑)式の途中で入ってきたカルロの弟(遅れるんかい)は私の後ろに座りました。そこでいいのかな、弟なのに(笑)みなさまへのご挨拶もそこそこに式が始まりました。 最初は席が空いているのに途中でどんどん人が増える。することは神父さんのお話だったり、お祈りの言葉だったり、指輪の交換とキスなどなどのカトリックの定番のものですが、終始和やかなムードで進みました。 長いので途中新郎新婦は座ってます。・・・そこに響き渡るシャッター音。正式な専用カメラマンが一眼レフ?で撮るカメラの音よりも教会内で響きます。日本で買ったiphoneの二人(ナオキートさんと私)が注目を浴びますがそこは気にせず。。。だって気にしていたら一枚も撮れないんだもの。。。式の終わり近くに小さな、プラスチックのウェディングケーキを模したオブジェ的なものを、小さな女の子から渡されました。 アルフレッドも何かわからず、なんだこれ??と思っていると、後ろのカルロの弟さんがこうやるんだよ、と使い方を日本語で教えてくれました。それは、ハート型のキャップの先が吹き口になっているシャボン玉容器でした。なーる!ライスシャワーでもフラワーシャワーでもなく、これなら周りが汚れないから次に教会式をあげるべく待機している人たちにも迷惑がかからないですね!1時間くらいで式は終わり、家族以外が教会の前で待っているとカルロたちが出てきて、一斉にシャボン玉に包まれました。 左はブライドメイドの女性のうちの一人。5、6人いたかな?そこからは各出席者とのそれぞれ写真撮影大会。。。は日本と同じです。寒くなってきたし立ちっぱなしは疲れたな、で教会の前に出ていたつぶつぶコーンの屋台で腹ごしらえをしてセシリアさんの運転する車で10分くらい離れた披露宴会場の建物へ。ちなみに今から披露宴でご飯食べるのに腹ごしらえするんかーい、という感じですが結婚式のごはんはピンキリです。誰でも入ってこれるんじゃないの?という感じのオープンな(屋外のことも)会場でタコスメインの1、2品で終わることもあるし、お酒も最初だけであとは延々とコーラを飲みながら時々踊る、みたいな会になることもあります。と、いうわけで昼ごはん食べてなかったこともあり、つぶつぶコーンをお腹に入れておきます。このつぶつぶコーン屋台はメキシコのどこの街角でもあるのですが、ホット用の使い捨てのコップにつぶつぶにしたコーンにチーズとマヨとクリームとチリパウダーとレモンとかをトッピングしていただきます。これで120円くらいで、腹持ちもいいのです。 写真はネットから拝借失礼。会場はちゃんとした建物で、着席するテーブルも決まっていました。プレゼント飾り台に写真立てのプレゼントとナオキートさんが日本から持参の多くの方がらの日本らしいプレゼントも飾って、と。 ホークス日本シリーズ優勝祝勝会も兼ねて!プレゼント飾り台にはチップというか、ご祝儀をお金で渡す人用の箱と小さな封筒が置いてありました。メキシコでは結婚式で出席者が花婿、花嫁とそれぞれ踊る時に、ご祝儀のお金を身につけていくようなタイプもあるのですがこれは、メキシコ人の間でも賛否が分かれる風習のようです。席にはさらにもう一人、北九州に留学していたアイデも参加し久しぶりの再会で盛り上がっているところで、さらに心置きなく盛り上がれるように(?)ナオキートさんがパチューカの本田選手のユニフォームに着替えて準備万端です。 アイデの力作、ご祝儀袋。招待状に書かれていた時間より20〜30分遅れくらいで披露宴が始まりました。盛り上げ上手な司会者によるバッチリな演出で、マリアッチが演奏する曲で新郎新婦が踊りながら入場!なんだこの会、メキシコで初めて体験する面白いパーティやね! その後もマリアッチの演奏で新婦が生歌歌ったり(流行りの余興らしい。上手くはないけどご愛嬌/笑)、生バンドに切り替わった後も女性ボーカルが盛り上げるし、飽きません。あとはドローンで撮影したと思われる、新郎新婦が自然の中でお互いへの気持ちを語ったやたら質の高いビデオ映像の鑑賞大会とか。 日本は出席者とか、結婚する二人以外の周りの人とのつながりや感謝が映像として残ったり、出席者側も会の一部を担って余興や挨拶をすることが多いと思います。あとは親御さんへのお手紙とかもそうで、周りの人に対する感謝とか感動とかが披露宴の主テーマのような。ですが、メキシコはザ・二人の世界をみんなに見せつける、のが趣旨です。どっちがどう、というんじゃなくて、どっちもそれぞれに楽しい。ご飯もちゃんと温かいメニューで美味しかったーっ。お酒もなくなったらちゃんとウェイターさんが濃いウィスキーを持ってくるので、最後までカパカパ飲んでたし。(翌日珍しく二日酔いで使い物にならず。)ウェディングケーキ入刀はあるのですが、ファーストバイトとかは無かったかな。 でもなぜか壁に向かってケーキ入刀。。。ブーケトスの前には何やらぐるぐる会場じゅうを走り回されるのですが、それはヒールで最後まで走りきりました。(一度足を挫く) みんなちゃーんとペタンコ靴に履き替えて、ブーケトスに臨む。。。これの男性版もあって、新郎が脱がせた花嫁のガーターベルトを投げ独身男性たちがそれを奪い合うのですが、カルロの友達、独身が多いのか、大勢で白熱して見てて面白かった(笑)(新郎新婦共に30代後半でお友達もそれなりの年齢が多いように見受けられたのですが。。。)しかし、ブーケはもらっても困らんけど、ガーターベルトはもらった人そのあとどうするんだろう。。。 独身男性が集められ、並んで 生演奏に合わせて会場内をダッシュ!新郎新婦が作るアーチを通らなきゃ!バンドのボーカル盛り上げがうまい。最後は男性同士でダンス?!元々はダンスに誘われてもお断りできるように、と14cmくらいの高〜いヒールで行ったのですが、、、そんなことは関係なく。途中で会場内でブライドメイドの女性からロゴ入りスリッパをプレゼントされました。なんて気の利く主催者だ。。。 このイラストの夫婦の姿のあり方、うまくいきそうな。結局、終始イベントに参加して動いてたなぁ(笑)花婿とのダンスに始まり(最初はそれぞれの親族、その後は親しい友人がカップルで名前を呼ばれてそれぞれ新婦・新郎と踊る)。 呼び出されたり自分も楽しいわで自ら踊りの輪に参加したり。 新郎新婦と踊るアイデとアルフレッド。やはりメキシコ人は皆さま踊るのが好きみたい。結婚披露宴に限らず、メキシコではパーティの終盤で会場全体で、みんなで同じ動きをする(だんだん早くなる)ダンスがありますがそれにもちゃんと参加してきました。まぁ、周りの人の動きを見ながら真似していた私なんで、きっと周囲から一拍ずれてたんだろうけど(笑)そんなこんなで、飽きることなく夜中の2時か3時くらいまでかなぁ。とっても楽しい時間の中で幸せをたくさんおすそ分けしてもらいました。私がいつか結婚式を挙げることがあるのか?!わかりませんが(その前に相手探さんと。。。)チャンスがあれば、こんな楽しい会をやりたいなと思いながら、帰途についた夜なのでした。にほんブログ村 [1回]
メキシコの生活いろいろ 2017/11/19 秋の夜長の体験談集:その1。モトフェス参加。 またしてもアップをサボっている間にサマータイムも終わり、最近は寒さと乾燥で身体が困っているニイナです。特に乾燥。お風呂上がりにクリーム塗らないともう脛とか粉吹いて大変です。あれ〜、昔は脂ぎっていただけなのか、こんな悩みなんて一度たりともなかったのにな。。。さて、そんなサマータイムが終了した週末(10月30日)にかけてレオンでは大きなイベントがありました。それは、、、、モトフェス!メキシコ国内だけでなく、アメリカとかからも参加している人もちょいちょいいるらしい、大きなものです。始まりの木曜のちょっと前からですが、期間中は特にレオン中のホテルがバイクで埋まっているみたいです。。。うるさい。バイクの音が夜通しとんでもなくうるさいです(笑) 街中にこんな格好の人たちが溢れかえります。この度、前回よりお世話になっているおじさまに誘われて参加しました。待ち合わせの場所に現れたおじさまの内、遠く離れたアグアスカリエンテスから参加の方が、来る途中でパンクしてしまったとのこと。あわわわわ。。。日本でもバイクが出先でおかしくなっちゃった時は大変だもんなぁ。。。特にこっちはバイク修理屋さんとかあるのかもよくわからんし、私もいつか所有するとしたらその辺のバイク屋さんとがっちり仲良くなってからにしとこう。。。今回は他のおじさまとご近所のautozone(日本で言うところのオートバックス)で車のタイヤパンク応急処置キットを買ってきてなんとかなりました!その後、やっぱりバイクを持っていない私はおじさまの後ろに乗って会場入り。会場はレオンのフェリア(お祭り)会場ですが、周辺になるとより一層、バイカーであふれています。 会場入り口でチケットを買って(右側のテント)、バイク入場レーン(左側)から入ります。チケットは腕につけられる二日券(一回入場して中で夜通し騒ぐ人が多い)で300ペソ。高い。。。 一部合皮でできていたりしてなかなか凝った作りをしています。中はもちろんバイクとバイカーで溢れかえっています。 見渡す限りの。。。 こういった場に集まるバイカーはお行儀よく並べるし、他の人が通れなかったりバイクを倒しちゃったりするとすぐに助けようとするのです。普段の街中は200ccくらいのitalika?とかいう小さ目のスーパーでもどこでも売っているバイクが多い気がしますが、(そして平気で逆走したり無理なすり抜けをする輩も多いのですが)会場内はハーレーをはじめとしたどかっとした大型がダントツで多いような印象です。もちろん、スポーツタイプの日本車もいっぱい。 モデル*ハーレー:ダンディおじさま愛車。ヤマハ:メキシコベテランおじさま愛車。どうしてもこっち系(クラシックシングル)に目がいく私。。。 ワーゲンのビートルのエンジンを載せていたりするらしく、もはやバイクと呼んでもいいのかわからんカスタムですが、、、いいんです!あとはたくさんのバイクチームが自分たちの居場所のため?メンバー勧誘?グッズ販売?か何のためかわかりませんが、テントを立ててアピールしています。バイクグッズのショップもたくさん出ています。 子供グッズもパチもんも革小物ショップもメット屋も何でもあり。でもカスタムする系の装備とか売っているところは少ないかな。。。フェリアやサーキット、気球フェスティバルなどのグアナファト州が開催しているイベントとは異なり、一般のお祭り騒ぎだからか普通のご飯屋さんは少なめ、さらにビール売り場も少ないです。ってわけで来年以降、騒ぎに行く方はお酒は持ち込みをお勧めします(笑)不二子ちゃんなお姉さん方は居ますよ! サーカスにあるような、バイクぐるぐる×2台のショーはどちらもおっさんバイカーでした。すごい!歌とかダンスのステージもあり、音楽に合わせて踊っていると、こんなところにいる(ノリのいい)日本人バイカーが珍しいのか、アイドル状態で囲まれて延々と写真リクエストをいただきました。 仲間のおじさま方のお一人、ちょいワルおやじさんが一緒に踊ったんであろう人からもらったチームワッペン。踊り疲れたらその日は解散。翌日の最終日の日曜は、会場から市内の北側に向かってのメイン道路をとんでもない数のバイクが走るパレードに参加されたとのこと。来年は、、、私も自分のバイクで参加してる。。。のかな??なんちゃって。にほんブログ村 [2回]