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ニイナさんの海外転職レポ

お金、コネ、専門技術、語学力、彼氏、全て無し!の33歳独身女性が体当たりで始めた海外転職活動と@ラテンアメリカのリアルなレポート。語学留学と就職を決めるまでの第一章、メキシコで就職して驚きの連続の第二章。目指した業界に転職しての第三章です。

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私とケツァルテナンゴのお店事情2

最近はお古の穴あきセーターを男子にもらうは、髪ゴムもロンゲ男子からお古をもらって使っているは、挙げ句シャンプー無くなったからって試供品みたいな一回分のお試しサイズのリンスインシャンプーをやはり男性から譲ってもらうって、30代女性としていやさ(金持ちと思われている)日本人としてどうなんだ、のニイナです。
しかもそのお古のセーター、日本が誇るユニクロやし・・・(笑)

ってなわけで(っていう訳でもないのですが)先日こっちで初めてお洋服を買いました!
ずっとストレートのジーパンが欲しかったの・・・。
因みに私が今唯一こっちで持っているデニムはサルエルパンツでして。

こっちは脚が太かろうが、お腹のお肉がベルトの上に乗っかっていようが、お尻のパンツのラインがくっきりだろうが、そしてチャックが閉まってなかろうが、身体の線は出してなんぼ!なので、サルエルやボーイフレンドデニムって言うんですかね?ちょっとダボッとしたラインのボトムを履いている人はまず見かけません。

お買い物をしたのは郊外型モールに併設の巨大古着屋さんです。
私は日本でも古着派ではないし、街中には無数の古着屋さんがあるのですが、ここはちょっと特別です。

25ケツ(300円)の値段がついたジーパン(状態は悪くない)が更に9割引で売られている。。。
価格破壊もいいとこです。ちょいちょいブランド物などもあるので、ここで買って日本で売ってる日本の方もちょいちょい居るそうです。
まさか、こんな(あまりセンスがいいとは言えない)街で服の仕入れが出来るとは。
(私は在庫は持ちたくないのでそっち系商売はしないんですが。)
多くの商品が旅行者が自国から持ってきたものを売って処分したものだと思います。
サイズも大きいものが多いです。

そんな中、私は自分の服のサイズがこっちのサイズだと何なのか全く知らなかったのですが(そもそも新品もサイズ表記が各国のが入り交じっている)、これいいなと思って試しに履いてみた一本目がまさかのヒットでサイズもぴったりだったので即決でお買い上げしました。
・・・100ケツで値引き無し。。。
実質40円くらいで売られているジーパンを見ると、切なくもなりますがそれでも日本に比べれば安いのと、こっちは多分新品(のアウトレット)なのと、やっぱり買い物は出会いですから。

それと他にずっと欲しかった赤いチェックのネルシャツで可愛いのに出会えたので、これまた即決でお買い上げしました。(こっちは15%値引き後が320円くらいの古着)

それにしても本当に、ここに居ると物価の感覚が壊れます。。。

ここに行く途中の市場で迷子になり彷徨った挙げ句に到着した大型モールは初めて入ったのですが、デパート有り、欧米人のお客さんも多いおハイソなスーパー有りで、なんともアメリカンな雰囲気でした。
ここに来て初めてケツァルテナンゴはグアテマラ第二の都市だと実感した次第です。(失礼)

買い物と言えば、友達の買い物に付き合って家電量販店に足を運ぶ機会がありまして。
グアテマラは家電量販店は少なく、個人商店か決まったブランドだけ置いている電気屋さんが多い印象です。昔の日本の「ナショナルのお店」みたいな。

友人が探していたのは髪も刈れるひげ剃りとタブレットで、そのどっちも買えずに意気消沈していましたのはさておき。
ひげ剃りが買えなかったのは、個人商店は思ったよりお値段が高かった事が原因で、タブレットは各社の商品を見比べて買えるお店が無かった事が原因です。
最終、ウォルマートの家電売り場が一番品揃えが良かったんですが。

でも日本も量販店やディスカウントストアが出来る前の昔はこうだったんですよね。
市場や各商店でお買い物。
こっちではネット通販は少ない(宅配がされないので荷物は取りにいく)ようですが、学校の先生や新しい家族の女性陣はみんなで通販カタログを眺めている事もあります。
私が中高生の時もこんなだったなー。

買い物する場所一つで、今のその国が垣間見れるのでやっぱり面白いですね。
ウォルマートのすぐ横はちょっとカオスな市場なだけに余計に。

そうそう、役に立ちそうで立たない現地お買い物情報:食べ物編
・豆腐はみんな存在を知っているけど、どこで(何売り場で)売っているか知っている人は少ない。そして売っている実物は見た事が無い。
・カレーを作るには、ミックスされたスパイスが専門店で安く売っているので、「クリーある?」と聞けば良い。
・1個5ケツ(75円くらい)のトスターダ(揚げた薄いトルティーヤに具が乗っている)が小腹を満たす系おやつの中では一番安あがり。

今回は写真は買ったお洋服を着てプロによる撮影会をしたので(笑)、データが出来たら追加しますね。

12月15日追加。すみません、自分大好きッ子みたいで(笑)

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ケツァルテナンゴの?家事情2

外国でどうしても人恋しい寂しさに耐えなければならん時に、福山(雅治)さんの曲を大音量でヘッドホンで聴くと、道ばたでもどこでも関係なく涙が出る所まで寂しさが増幅するということを知ったニイナです。
他の日本の歌手ではここまでならなかったのですが、やっぱり福山さんの声には何かがあるのだわ、と思いつつかなりイタい子ですね。
おかしいなぁ、最近の私。・・・変?恋??はてさて。

先日、ステイ先を変えました。
理由は元の家に人が増えすぎて、ちょっと息苦しくなったからです。
生徒が増えるとステイ先は儲かる分、ご飯の質が落ちたりバスルームが混んでたりと不自由な事が多くなります。
それはまだ耐えられるのですが、生徒が全員英語圏出身なので私以外の生徒だけで英語で話して盛り上がっているところに、入り込めずに一人いじけてる自分が寂しいやら悔しいやら、人が増えたのにより一層孤独を感じることに耐えきれませんでした。

あ、みんな仲は良いし気を使ってくれますよ、ちゃんと。
ただ日本でも同じように、身体と心の気持ちいい居場所は自分で確保していかないといけません。
外国で暮らす時って、その確保をしなきゃいけないことが日本で暮らしているときよりちょっと壁が多いです。
そうやって外国人との生活や概念や考え方や文化などなどいろんな違いを知って体験していくことこそが「旅」なんでしょうけど。

さて、家についてです。
前の家では身長が2mくらいある外国人が使っているよりも大きなベッドがあって、Wi-Fiルーターがすぐ横にある(家の中の誰よりも最速ネットが使える)、バスルームも広い方のものが使える、一人で使うには広過ぎるくらいの大きな部屋(しかも中から鍵をかけられる)という素敵な場所を使わせてもらってました。


今度のお部屋は前の1/3くらいの部屋です。ベッドは半分くらいの大きさかな。
ネットは無いし、お風呂も遠い上に熱くないシャワーのみ。
トイレだけなら同じフロアにあるけど、便座が無い。
(ヨーロッパでもこういうのよくありましたが、私は中腰派ではなく、拭き上げて座る派)

だけどもご飯が美味しい!そして寂しくない!
(家の中は英語禁止で、ごはんもみんなで食べようね、の感覚がある)
温かいのに煩くない。

どっちもそれぞれ一長一短ありますが、こうやっていろんなタイプの家があるんだって事を知る事が出来て良かったです。
そこに住む人も同じく。
「グアテマラは」とか「オージーは」とか「アメリカ男は」とか、ひとくくりには出来ませんが、沢山のタイプの生活や人を知って体験する事で、それぞれの違いを今よりもっと楽しめるようになっていきたいです。

こうなったら残りのグアテマラ滞在の間にもう一回くらい家を変えようかなぁ。
メキシコに就職したら大嫌いな一人暮らし予定なので今からそれに耐え得る様に、一人暮らしの練習をせねばなりませんしね。

そうそう、家と言えば。
ちょっと前にグアテマラの新築の家にお邪魔する機会がありました。
以前に、近隣の村には共同の洗濯場がある旨を書きましたが、ケツァルテナンゴ市内の各一般家庭にも洗濯場があります。
洗濯専用外置きシンクと言ったらいいですかね?コンクリ製の洗濯板付きシンクです。
ビックリだったのは、新築の家にもその洗濯場があったこと。
この国の女性はいつまで手で洗濯するんだろう・・・?
 大きさが分かるように7歳児を配置(笑)

あとは新築なのにビックリな配線丸見え(見えない所に配線するという概念は無い)なとことか。
ガス台は未設置だけど神棚?仏壇?的お祈り場所は設置済みだったりするところとか。

とてもグアテマラらしさを感じました。

おまけ。引っ越し先のお家のご近所で壁の塗り直しをしていました。
今度は何色にするのかな。

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イベント:死者の日などなど

何故だかここではめがねっ娘の時の方がモテるニイナです。
やっぱりいつものごとくオジサマ限定ですが(笑)

ちなみに、日本でモテない女性が海外行ったらモテると勘違いしていると思われがちですが、多分多くの人は勘違いはしてません。
私の場合は普段から(中国とアメリカ以外の)海外で声をかけられますが、マスコット的扱いの時とナンパの違いくらいわかります。
そのナンパも別に「私、モテてるのね」とは思ってません。
日本人女性は押しに弱い(割に扱いが面倒くさい)と思われがちな現実があるだけです。
ったくもぅ。。。


話がズレました。そうそう、先週末は死者の日でした。
毎年グアテマラでは11月1日、メキシコは11月2日に死者の日というお祭りがあります。
その前夜にあの世から死者が帰って来て、それをお祝いする、といった趣旨です。
ここだけ聞くと日本のお盆のようですが、もっとお祭りめいてます。
メキシコでは色とりどりの骸骨モチーフのグッズが町中に飾られているみたいです。

私はステイ先のファイミリーのお墓参りに同行しました。
家から歩いて30分の巨大墓地に普通車のタクシーに子ども含めて8人乗りで(笑)向かいました。
墓地の周りには沢山の出店やお花売りが出動していて、とても賑やかです。

あ、ちなみに人ごみの中の巨人は新たなルームメイトです。人ごみの中で良い目印になってくれます。

こっちは死もポジティブなものなんだな、と感じるいろんなデザインのお墓たち。
1建物に1ファミリーです。


変なものが写ってたらすみません。。。
これはまだ入居前?のお墓。

こちらは火葬はお値段が高いらしく、亡くなったらそのまま入れてコンクリで入り口を固めて終わり。全部埋まって何年も経ったようなお墓は燃やして(燃えるのか?)つぶして新たなお墓が建てられるそうです。ちなみにレンタルが多いそうです。

グアテマラでは昔ながらの伝統では死者の日はお墓に行って、花を飾ってあの世から帰って来ている霊と一緒に酒盛りしたり、子ども達が凧揚げをするそうです。
日本で大々的に精霊流しをする町があるように、他の街では直径2mくらいの大凧をあげることで知られている街などもありますが、ケツァルテナンゴではそういったのは見られませんが、近所の出店で沢山凧を売っていました。


また、死者の日に決まったご飯を食べる慣習があり、お母さんやおばあちゃんが大量のサラダを数日前から準備します。当日にお店で出来合いのものを買う事も出来ます。
ステイ先の我が家もこんな感じ。

中は紫キャベツから出た赤紫色に染まった沢山の種類の生野菜がたっぷりです。

その日は特に何をしたーって感じではなかったのですが、前日のハロウィンの方が盛り上がりました。
ハロウィンと死者の日は全く別物です。
グアテマラも元々はハロウィンの慣習は無かったそうで、ここ数年ディスコなどを中心に仮装コンテストなどのイベントが催されるようになったそうです。

私が通う学校でも毎週金曜の夕食会に仮装で参加・・・のつもりが、生徒が居なくて中止になりました。欧米諸国からの生徒達の多くが、他の街のお祭りを見に行ったりして人数が集まらなかったのです。。。
中止決定は当日昼前。前日から張り切って仮装の衣装をレンタルしていた私はどないせぇっちゅーねん!と思い、ルームメイト達と街へ繰り出しました。

これは肝心の当日に写真を撮ってなかったので、家で試着した時のものですが。。。

スーペルチニータ!(スーパー中国人!)と声をかけられればノー!と返し、一緒に写真を撮ってと言われれば笑顔で応え、人生初の仮装しての賑やかなハロウィンに、来年からも仮装はしようかな、、、と思った夜なのでした。

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ケツァルテナンゴは今日も雨だった。

前回からずっと就活関連で浮き足立っているニイナです。

自分の中でずっとやりたかったことの(場所の)優先順位がひらめいたのに、調べれば調べるほどアメリカはビザ的に難しそうですね。。。
そもそも一周回らず(?!)やりたいことを早くやるなら、「やれる場所」なラテンアメリカで土地開発系なり商業施設運営なり教育業界なり、未経験ながらも飛び込めて経験が積める仕事を探した方が良いのか??
早くきっかけまでたどり着かないと、おばあちゃんになってから運営始めるのはきつい!とも。。。

よく考えたら、前職に就く際の就活で受けた教育業界の某「く◯ん教育界」の本社最終面接では回らず同じ様な事言っていました。
「ラテンアメリカ部に配属を希望します。現地で教室を広めて、く◯ん式の教育でその場所の教育レベルを上げ、世界に通用する人材を育てることに貢献したいです」と。
あ、く◯んの先生になる事を目指していたのではなくて、教室を増やす側(本部運営)の総合職希望で受けたんですよ。(最終で結局落ちたので、♪く◯んいってないもん♪)

で、話を現在に戻して。メキシコにある企業の面接を受けたんですよ、一つ。
上記に述べた業界ではないのですが、仕事内容が私の得意とする発信型事務職(いろいろ改良したくてついいろいろ企画してしまう)だったので、お話をいただいた時にはおもしろそう!と。
何事もご縁であり、チャンスですからね。

まだ選考途中なので、企業の説明は省略しますが(お勤めする事になれば報告します)、それを受けたのが学校近くのカフェでした。
夜19時(メキシコの会社がある所の時間で20時)からだったんですけどね、私のネカフェとも言える学校が開いてないんですよ。。。
Skype面接なのに!!!

まぁ、どっちにしてもここんとこ、学校の午後のスタッフがどんなネット設定いじくったのか知りませんが午後はネットがぶちぶち切れるので、外国人が多数入り浸っているカフェを放浪しています。

最初にカフェなんでうるさくてすみません的な事をお伝えしたのですが、やはりうるさかったらしく「ずいぶん賑やかですね」と言われてしまいました。
終わって気付いたらピアノと歌の生ライブやってたもん・・・。

そんな状況なので、今一番怖いのは停電です。
ネットが使えなくなるという事は先方との連絡も出来なくなります。
先日初めての停電を経験しました。
街の中心の一部を除いて一帯が真っ暗なので、iPhoneのライト機能を頼りに家まで真っ暗な中を帰りました。

真っ暗で色気の無い写真ですみません。。。

充電が心配なのでやはりこの地には懐中電灯必須です。(家に置き忘れてました)
家に帰っても真っ暗なので、みんながいてロウソクがついているリビングに集まっていました。
でもその時期はルームメイトが私とオーストラリア人のイケメンの二人しか居なくて、リビングの人数も少なく寂しい。。。

聞けば、このしょっちゅうの停電は大雨とか雷が原因だそうです。
・・・毎日雨なんでね。いつ停電してもおかしくないという事ですね。。。
(停電がなくても夕方18時には暗いので、ガタガタ道の電灯が無い所は私はライト必要です。)

ここに来た最初のうちは、雨期と言っても午後にちょろっと小雨が断続的に降って、、、という感じでしたが、ここ数日は午前からけっこうな雨量で降る事が多く、時間も長いです。
おちおち洗濯物も干せやしないし、週末の商売はなかなか安定して開店出来ません(周りのヒッピーや露天商達もウンザリ顔でお店を畳みます。。。)
街の通りも水はけが悪く、水をはねる車との戦いを繰り広げながら家路につきます。
面接した先の方も仰ってましたが、今年は異常気象らしく、中米の似た様な高地はどこも雨期が長引くか雨量が多い見通しです。

関係ないけど、オージーは裸足とかぺたんこサンダル好きですよねー。
雨の時には良いなぁ〜と思う。(雨はガードより濡れろ派)

先日、学校のアクテビティで近隣の村の天然温泉プールに行きましたが、その時も大雨。
ここは山間なので特に、いつも雲がかかっているそうな。
濡れてるから構いませんが、この高地で雨が降ったら気温は下がるだけなので寒い。

そもそもここは雨期と乾期しかなくて、11月からは雨は無くただひたすら寒いとの事。
た、耐えられるのかしら。。。

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私とケツァルテナンゴのお店事情

あわわわわ、買い物時にスペ語が全く上達していない事に気付き焦っているニイナです。
聞き取りが全く、、、え?到着した当初の方が単語は聞き取れてたんじゃ??あれー??
旅行者に対してゆっくり喋ってくれてたのに甘えてばかりいるとこげんこつなる・・・。
実践的に喋る練習必須です。

さて、お店、をですね開いてみたのですよ。
お店と言うより路上パフォーマンスに近いかもしれない露天商、「あなたの名前を漢字で書きます」屋さんです。

初日(昼過ぎから3時間)の売り上げQ20(約290円)日本でやっていた書道は何の効力も発揮せず、の筆ペンど下手文字で申し訳ない。。。

お店をやってみたのは実践的に喋る練習の為です。
学校のアクテビティなんかにもっと参加して、他の生徒達とたくさん喋るのが練習には良いと分かっているのですが、どうにも苦手です。
ここ2、3日で気付きましたが、知らない人でも1対1なら全然OK!
でも、大人数で一つの話題について話す事にストレスを感じるのです。
しかも全生徒の90%以上を占める英語圏の生徒達は盛り上がりの中ではほぼ英語で話すので、こりゃまた英語もわからずダブルストレス(笑)

そろそろなんとかせねば!と考えた結果がこれです。
昔、輸入販売の自営業をしていたこともあり、「お店」が自然に思いつきました。
しかし、今の私は何も商品も無ければ、特出した技術も持っていない・・・。
となれば、売れる物は日本人として普通に持っている文化だけです。

ちなみにこの地で一発で日本人と思って声をかけられた事は一度もありません。
ほぼほぼ「チーナ?」と声をかけられます。
しかもグアテマラという地はお隣のメキシコに比べてシャイと言われるお国柄も関係しているのか、遠巻きだったり聞き取れないくらいの小さな声で声をかけてきます。
メキシコみたいなわかりやすい好奇心と馴れ馴れしさ(笑)なら良いんですけど、からかわれているようで逆に反応し辛いわっ!

と、怒っても仕方ないのでね。
日本人ここに在り、いやさ世界に誇る日本文化、せめてクール!と言われる漢字くらい知っとこうぜ、の意味も込めたのでした。

それと昔、トルコはイスタンブールのグランバザール(巨大市場。カオス)で買い付けしている時に、「日本語の看板書いてあげるから安くしてよ」と交渉し、見事に現地の商売人も舌を巻く価格で仕入れを実現した経験があったので、少なくても日本人観光客が来る場所の商売人からの需要があるのでは、と目論んだのです。



そんなケツァルテナンゴのお店事情は「開いているか閉まっているか分かり辛い」のが基本です。
まず買い物する場所ですが、郊外型ショッピングモール(小さいウォルマートと専門店がくっついた所)を別とすると、市場と小さな商店がメインになると思います。

市場と言われる一帯にはたくさんの露天商や、村で採れた野菜を持ってきた先住民系おばちゃんたちが道に沿って二重、三重に商品を広げています。
その中をみかん売りの少年達や自分で織った布などを抱えるおばちゃん達が動き回っていたり、セダン系のトランクでタコス売りをしていたりする移動系店舗も多数あります。
露天商も移動こそしなくても、市が開催される決まった曜日だけに出現し、それも場所にもよりますが昼過ぎからのんびり屋台を組み立て始めたりするので、いつどこで何が売られているのか、確実な情報はありません。
巨大な市場はだいたい区画分けされている事が多いと思いますが(お肉屋さんはあのへん、こっちの区画は服屋さんといった感じ)ここはそうでもないような。。。


ならば確実に開いている小さい店舗に行ってみよう、と通りには沢山ある商店に足を向けると、暗くて鉄格子があって、開いているのかいないのかやっぱり分かりづらいのです(笑)
お菓子や雑貨を売っている小さい店舗は本当にたくさんあって、ステイ先の家もそうなのですが、一般家庭の玄関先にお店スペースあって、そこで商品を売って家計の足しにしていることが多そうです。
こんなにお店が沢山あって同じような物売っているのに、仕入れはどこからやっているのか謎ですが。その辺で買って普通に売ってて儲かるのかなぁ・・・。
こういう小さいお店は開いている時間でお家の人が居る時は、鉄格子の所にあるチャイムでお家の人を呼び出して買う事が出来ます。

(写真はお店の人の許可が取れて撮れた時にまたアップします。。。)

もちろん、小さいお店以外にも専門店としてたくさんのお店が街中には在ります。
ダントツで多いのはインターネットカフェでしょうか。
私が学校から家までかるまでの道中は1ブロックに2軒ずつくらいある気がします。(笑)
これまた暗い中で一蘭形式(隣と板で区切られて見えないようになっている)でパソコンがずらりと並んでいます。日本のように漫画がある訳でも、スペースをまるっと区切っている訳でもありませんがどこのお店もよく人が入っています。ネット環境が家に無い人がまだまだ多いのかな?

他に多いと感じるのは、古着屋さんとトルティーヤ屋さん。

自分が古着派ではないので熱心に見た事は無いのですが、靴から下着まで安く売っています。
意外と状態は良い物が多く、古着屋さん独特のあの匂いがしないのは何ででしょう?
荷物を軽くしていたいバックパッカーの現地調達には良さそうです。

トルティーヤはラテンアメリカの国では主食なので当然ですが本当に多くて、服屋さんの軒下でこねて焼いて売って、というお店も見かけます。店イン店状態です。
トルティーヤ屋さんは捏ねて焼いて売って、が本業なので、市場などで乾燥したトウモロコシの粒を買ってきて、粉挽き専門のお店に持って行って粉にしてもらってから、お店でこねこねするそうです。
ステイ先のお隣がトルティーヤ専門店ですが、若いお母さん(とその妹?)が一日中朝から晩までこねこねして。パタパタパタっと平べったく伸ばす音が聞こえます。
機械でこねこねした方が効率が上がりそうですが、手でしているお店が多い事からして、手作業の方が味や食感がいいのかもしれません。


他によく見かけるお店は
・文房具屋さん(紙屋さん。大学の近くのお店は製図関係が充実していたから建築科とかあるのかも)
・ライセンス屋さん(弁護士事務所と分かる所もあるのですが、何の免許があって何の文書を作成する事務所なのか全く不明な所が多い。先生曰く「自動車免許発行屋」とも。えー!)
・コピー屋さん(文房具屋さんや写真屋さんと兼業の所も多数)
・レストラン(グアテマラご飯屋さんがほぼほぼ。イタリアンや中華のレストラン、ただのカフェは少ない。)

などなど。八百屋とか肉屋は無いので、市場です。そしてどこに行っても魚屋って見ないんだよなー。。。

洗濯屋さんが思ったよりは少ないです。あ、こちらのご家庭には洗濯機が無い所も多いのか、街の洗濯屋さんに安くお願い出来ます。(クリーニング屋ではない)
私はステイ先に洗濯機があるのですが、お母さんの手を煩わせるのも申し訳ないので、大物を週一くらいのペースで、洗濯屋さんに電話して取りに来てもらって翌日くらいに配達してもらっています。
日本のライトオンみたいな洋服屋などで買った時に商品を入れるしゅっと絞れる巾着袋(わかります?)にいっぱい入れて200円〜300円くらいです。
先週、近隣の村に行った時は昔ながらの洗濯場がありました。
洗濯屋さんに頼まないおばちゃん達はそこで大量の洗濯物を洗っていました。

あ、だからか!スーパーや市場で売ってる洗濯洗剤の多くが固形せっけんタイプなのは!


そういえば学校の近くに税務署があるのですが、多くの村人が市場系で稼ぐこの国の税金の申告システムはどうなってるのでしょうね?大きな謎。

そうそう!以前に謎だったこの国の「バスの車掌の雇用形態」ですが。
先生曰く、
・運転手も車掌もバス会社が雇っている
・車掌は運転手のアシスタントみたいなもので、運転手が上司にあたる
・一度ペアになると、だいたいはそのペアで毎日一緒に動くので、ペアが毎日入れ替わるという訳ではない

とのことでした。すっきり!
さて、今日もまだ雨は降っていないようですので、出稼ぎに行って参ります(笑)

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