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ニイナさんの海外転職レポ

お金、コネ、専門技術、語学力、彼氏、全て無し!の33歳独身女性が体当たりで始めた海外転職活動と@ラテンアメリカのリアルなレポート。語学留学と就職を決めるまでの第一章、メキシコで就職して驚きの連続の第二章。目指した業界に転職しての第三章です。

なんてこったいメキシコシティ

この4ヶ月で培ったスペ語についてのほんの少しの自信(培ったのは語学力そのものじゃなくて自信だけ)が粉々になったニイナです。
それくらいメキシコで私の耳は彼らの言葉を聞き取れませんでした。。。

バスは11日の午前中にメキシコシティに4つあるうちの通称TAPOという東ターミナルに到着しました。
約3年ぶりのメキシコシティです。(前回は純粋に友達と旅行)
ターミナルでこれまた噂に聞いていた日本人宿「サンフェルナンド館」に地球の歩き方2011年版を見て電話して、今日の空き室がある事と大体のタクシーの値段を確認しました。

噂に聞いていたというのは、長期荷物預かりをしてくれる事と、その昔ボクサーの亀田兄弟の誰かがメキシコ修行中に滞在していたらしい事と(笑)、やっぱり旅の情報が集まるし何より楽しい、という事です。
3年前にシティに滞在した時はせっかく物価の安いメキシコだから(普段は泊まらない様な)世界ブランドの高級ホテルに泊まろう!と最高級ランクのホテルに泊まったのですが、今回は移動の一泊だし一人ぼっちですからねぇ。

確認したタクシー代は大体120〜130ペソ、高くて150ペソ(約1350円)くらいに収まるというものでしたが、ターミナルを出てからのタクシーの客引きはみんな200などボってくるので、無視してタクシー乗り場へ。
リブロという街中を流しているタクシーは昔から犯罪に会う危険性や値段をボってくる等で悪名高かったのですが(前回の旅行ではなるべく乗らない様に頑張ったくらい)、タクシー乗り場で値段を確認したらビッグなスーツケース(名前:ドンガバチョ)もあるのに140ペソで行ってくれると言うので、乗り込みました。

運転手のおじさん、こっちがスペ語を話すと分かるとひたすら喋り倒してきます。
乗って5分後にはプロポーズです。
行こうとした道が工事中でもノーアイプロブレマ(問題無し)。
かなりの遠回りをしながら『もうちょっと街中を見るデートを続けよう!』
普通は金額が決まっている場合はさっさと降ろして次の客を探したいかと思うのですが。
・・・やっぱここ、メキシコやー(笑)

しかし、何言ってるかさっぱり聞き取れない。
メキシコはグアテマラに比べて口調が早いと聞いていたけどここまで?
しかもいくらここ3週間日本人といっしょに旅していたとは言え、お家の人相手や街でもスペ語喋っていたのにここまでわからないか?
と慎重によく耳を澄ましてみると、単語自体がさっぱり知らないものなんです。

アンティグアで一緒に山登りした隊長(メキシコに留学中の女子大生)が「スラングとか言われたらさっぱり(わからない)ですね」と言っていましたが、その通り。
ほぼほぼスラングで喋っているし、世界中から来る外国人はスペ語を学びにきていると分かっているグアテマラの人みたいに、こっちがスペ語わからないだろうなと察してゆっくり優しく話してくれる事は無さ気です。
予想はしていたけどここまでとは。。。
来月からはそんなメキシコで働く私は、日本に帰ってメキシコ人相手の練習を重ねる事を心に誓ったのでした。

到着したサンフェルナンド館は、今日は宿泊客が少ないらしくひっそりとしていました。
人が居ないなら、とドミも一瞬考えましたがスーツケースを広げるので個室(バス・シャワーは共同:204ペソ)にしました。
これまた噂に聞いていましたが、サンフェルナンド館にはルチャ・リブレ(メキシコプロレス)が盛んなメキシコに修行に来ているレスラーさんやボクサーさんがよく滞在しているらしい。
やっぱりレスラーさんだった管理人さんが、激重のドンガバチョをひょいっと抱えてお部屋に運んでくれました。ありがたや。
お部屋は一人でも広いダブルベッドだし、ソファーもあるし、荷物のお片づけがしやすく快適です。

その後、特に行きたい所も無いですがお腹が空いたのでお散歩がてら外に出たのですが。
ホテルの前の道から大きな道に出る所にはあからさまにプロのお姉さん(売春婦)がチラホラ客引き中でいらっしゃいます。
ふむ。警察は何も言わないのかな〜。やっぱり賄賂もらってグルなのかな〜。と思いつつ。

近所をふらふらしていると、公園ではたくさんの出店が。
タコスなどはグアテマラでも小さいのが3つで10ケツ(約150円)などであったのですが、こっちはもっとボリューミーなのが1つ6ペソ(約54円)だったり、お好み焼きみたいなタコス?が10ペソくらいで売っていたりするので、物価がグアテマラより高いと思っていたメキシコの方が買い食い天国やん!

屋台のおじちゃんのスラングは聞き取れないものの私を熱烈歓迎してくれているのは明らかで超大盛りにしてくれるし、サルサはグアテマラより辛いし、いやもう大満足です。
まぁ、グアテマラと違ってお酒を外で飲めないのでビールと一緒に食べれない点だけが残念ですが。

夜も大きな通り沿いにタコス屋台がたくさん並んでいるので、10時前くらいだったかな?ホテルから近いところまでぴゅっと行ってぺろりと食べちゃいました。
ついでにコンビニでメキシコビールを買って。
あまり覚えていませんが、テカテの500mlで8ペソ位だった様な。。。安っ!
そしてやっぱりプロのお姉さん方は商売中です。

お散歩。

革命記念公園。いつの間にやらエレベーター付きになっている模様。周囲は幸せな日曜の午後を過ごす人でいっぱい。


アンティグアで毎日通っていたのと同じ系列のスーパー。(多分)


中米はガンメタのつや消し車が多い。。。味はあるけど単にボロくも見えて微妙。。。

夜のパッキングは早々に諦め、せっかくの広いベッドなのでゆっくり寝て翌朝、パッキングを開始。
よく考えたらまた一ヶ月後にはメキシコに来て生活の拠点を移動する事になるので、4ヶ月前に持ってきていた夏服や最後の方はあまり使わなかった英和辞書など、一度日本に持って帰る必要の無いものを全てスーツケースに詰め込み、お宿に預けました。(1週23ペソくらいだったかな)
3月にメキシコシティでセンセイと再会の約束をしているので、その時に取りにきます。
お宿では朝食にパンをリビングに置いてくれているのですが、そのパンが美味しい!
外はかっちり香ばしく、中はふわっと。
グアテマラでもパンはよく食べていたのですが、バゲット的なこのタイプはあまり無かったのでこれまたぺろり。てへへ。

荷物が減ったので地下鉄で空港まで行こうと外に出ましたが、路線調べたりチケット買ったりしていると時間無いしなー、残った荷物も重いし、という訳で今度は流しのリブロをつかまえました。
私、3年前はあれだけ危機感を持って行動していたのに、いつの間にやらラテンアメリカに慣れちゃったんですかね。
やっぱり運転手さんが何言ってるか分からないのでちぐはぐな会話をしながら、100ペソで空港までピュイっと行ってもらいました。

JALと同じワンワールド系のUSエアウェイズ、この日のシャーロット行きの便はほぼ満席。
(でも隣は空席。今回行きもこんなだった様な。トータルで移動運は持ってましたね。)
搭乗手続きも自動発券機に辿り着くまでに長蛇の列でした。
この空港のセキュリティチェックは結構甘い印象(液体持ってても行けそうな雰囲気)。
免税店で買う適当なお土産も無かったので、レストランでアジアンな料理をおつまみにして最後のコロナビールを飲み(朝にパン食べたのにね)搭乗しました。

乗り継ぎ地のシャーロットでは、3年半前にニューヨークに行った時から毎回そうですが、アメリカ入国に散々時間がかかって乗り換えに焦るという、いつものパターンで。
入国の長い列に様々な国籍の人が並んでいて、彼らの中に友人と似ている背格好の人が居たりすると、ちょっと切なくなりました。
山崎まさよしの歌ではないですが「こんなとこにいるはずもないのに」ってわかっているんですけどね。

そうそう、旅の終盤で何ですが。
上記の免税店でもそうでしたが、お土産が。。。無い。
いや、荷物の関係ももちろんあります。増やせないもん。
愛着や思い出が詰まっているのに壊れたものなどたくさん捨ててきましたし、まだ使えるものはセンセイに押し付けたりして断捨離をしてきましたが、それでもモノは増えているので。
 以前のメキシコ旅行で買ったサンダルも断捨離。


けどそもそもお土産で買うべきものが無くて困ってます。
グアテマラではあまりにお土産に適したものが売ってなくてですね。
いや、グアテマラの名誉の為に言っておきますと民芸品とか近隣国の分まで作ってる程に溢れているし、Tシャツとかもあるんですよ?

ただ毎度の旅行でそうなんですが、私がお土産選びが苦手で、いざ選ぶぞと思って選ぶ時間も私にとっては苦痛なんです。
これ、自分だったらもらっても使うか?使わんし。いやいや、これはあそこにしか無いものだし、、、でもなぁ、、これあの人に似合いそう!でもあの人の部屋に合うかなぁ、、、などとループで考えてしまうんです。
だったら消える食べ物がいいのですが、それもやっぱり自分が食べててその旅を思い出せる様なものでなおかつ美味しいものが良いと思うし。。。

元々、自分のものについてもなるべくモノを持ちたくないタイプなので、惚れ込んで買う意外は自分でも嫌になるくらい慎重過ぎな、(そして対価に見合った機能があるか考え込むケチな)買い物下手です。
晩ご飯の買い物をする時ですら、夕方のダイエーの食品売り場で気付いたら1時間うろうろしている事はざらでした。

それはさておき、せめてお餞別をくれたり送別会をしてくれた友人たちにはお返しをしたいのですが、、、ごめんなさい。
大したものが本当に無い。
先に謝っておきます。

さて。そんなこんなで旅は最終地点のニューヨークへ。

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