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ニイナさんの海外転職レポ

お金、コネ、専門技術、語学力、彼氏、全て無し!の33歳独身女性が体当たりで始めた海外転職活動と@ラテンアメリカのリアルなレポート。語学留学と就職を決めるまでの第一章、メキシコで就職して驚きの連続の第二章。目指した業界に転職しての第三章です。

夢のスタート的南米旅行:3.知れば知るほどラパス編

この日のテーマソング 中島みゆき"糸" のBank Band ver.

久々に何も予定がないホテルの1日を満喫しているニイナです。
書き溜まってるブログをサクッとね!

さて。ラパスに行った、いや今回の旅自体の最大の目的である
友人の結婚式当日。
晴れて気持ちの良い日ですが、ラパスは標高が平均3300〜4000mと高いため
春でも寒くて乾燥、でも太陽が近くて直射日光は暑い!という状況です。


お昼の12時からの教会での結婚式のミサに合わせて、タクシーで向かいました。
ラパスの街はどこに行くにしても山を登って下って、という感じなので
知らない間に途中で、ガイドブックに載っていた月の谷を通っていたみたいです。


ギリギリに到着した教会では、新郎のご家族に紹介してもらったりしつつ
始まりを待ちます。
教会のミサに参加している中では唯一の日本人っぽいです。

開始。
式はお花を散らす女の子と交換する指輪を持った男の子の入場から始まり、、、
新郎がお母様と入場、その後に新婦が(実のお父様はボリビアの式には来られなかったので)
お父様代わりなのかな?新郎のお姉さんのご主人と入場します。



ミサは1時間以上はあったかな。
途中で歌手の方が、美しい歌声で"糸"を歌いました。
(ボリビアの方が練習されたのかと思っていたら、日本人だったらしい。うわぉ)
聴いて、(意味がわかるだけに)一人で泣いている私(笑)
ミサの曲はラテン語だったりして、カトリックならではですが
歌い手さんが男声、女声ともにオペラ系出身の方なのかなぁ?
メキシコで体験した時よりイタリアっぽい雰囲気がありました。


ミサが終わって教会を出ると、そこには入りきれなかったたくさんの方々が。
新郎さんの人徳でしょう。
私は仲良くなった新郎のおじさん(ぺぺさん・本名)と一緒に
そのまますぐ近くのホテルの披露宴(?と言うのか?)会場へ。


披露宴会場に登場の新郎新婦。とっても素敵なドレスです。

披露宴では乾杯があるのは同じですが、新郎新婦の最初のダンス、というのがあります。
(これはメキシコも同じ)
メキシコは披露宴の途中であって、その後披露宴の参加者たちが延々と、
新郎・新婦と踊り、その度にタキシード・ドレスに
お祝いのお札を付けていってたのですが、ボリビアバージョンは
新郎・新婦の後に、ご家族が何組か踊るのみです。
新郎のお母様が、代表して来場者他にお礼のご挨拶をして、
遠く、日本から参加出来なかった新婦のご両親からの挨拶の手紙を
新婦が読み上げ、後は宴会となりました。


新婦はたくさん練習したんだろうな、、、とっても優雅に堂々とワルツを踊っていました。

ご両親から来場者に向けての手紙をスペ語で読み上げる新婦。
ご両親の気持ちを思うと、、、また泣く(笑)やっぱ花嫁さん側で出席すると、ねぇ、、、。

ぺぺさん他、同じテーブルの皆様と仲良くなり、
お酒もダンスも勧められるまま乗っかって(笑)
楽しく過ごさせていただきましたん。
ブーケトスは、、、取れませんでしたが。。。



夕方、宴会の途中でぺぺさんと同じ方面なのでタクシーで帰宅しようとしたところ
見せたいものがある!と連れられて行ったのは、ケーブルカー乗り場でした。
標高が高い上に山の斜面に沿って各家、各エリアが創られてきたラパスの市内は
電車、地下鉄はもちろんありません。
が、市民の足、ロープウェイ(スペ語ではテレフェリコ)があるのです。

テレフェリコは一つのカゴに8人くらい座れます。
来たものに乗る、という感じで、私たちは二人だけの時もあったり
途中の駅でファミリーが乗ってきたり、で本当に小さな電車というか
バスのような感じで市民の足となっていました。
朝夕の通勤ラッシュ時は皆さんこれで通勤するそうです。

ぺぺさんの解説によると
オーストリアの技術を使って、ボリビアで作成したものだとか。
数年以内には路線が増えて、もっと市内の各方面が繋がって行き来しやすくなるそうです。
市街地にどんどん家が増えてエリアも広くなっているそうな。

街はちょうど暗くなっていく時で、テレフェリコに乗っているだけで夜景がとても綺麗に見えます。
山の中や高地にある都市は世界中にいくつもありますが、
ここまで機能的な大都市で(通勤電車が山の上を飛んでいるようなものなので)
こんな夜景が毎日楽しめるって、世界中でこんな都市はラパスだけでは無いでしょうか。

写真には全て治らない巨大な高山都市の夜景

翌日は、日曜日で多くのお店が休み、もしくは昼で閉まるから、と
ぺぺさんに呼び出された朝10:00。
今度は市内を歩くミニツアーです。
エンパナーダ(ボリビアではサルテーニャと言って超でっかい)を食べて元気に出発。


乗合タクシーでセントロへ行き、教会巡りとおみやげ屋さん巡り。

寒くても南国っぽい花が咲いています。


なんかいろんなご利益のあるエケコ人形さんとか。 謎の毛糸のマスク(笑)

 
魔法市場?怪しげな効能の薬が売られています。もちろんコカの葉も。

何の呪術に使うのか、子リャマのミイラ?燻製?とかもいっぱい売ってます。。。


ボリビア各地の伝統衣装の美女と。


アンデスのアイドルと。


お昼はインディアン市場でビールとともにボリビアお得意の煮込み料理を食べましたん。

これ、ビールなんかなぁ?なんか超甘い・・・


翌日。新郎新婦がチチカカ湖沿いの街に遊びに連れて行ってくれることになり
出発したのですが、市内の北の方(標高4000mくらい)のエル・アルトで引き返すことに。
原因は・・・またしても道の閉鎖。しかも雨。

この国、天然ガスもあるし地下資源が豊富にあるから暮らしやすいみたいですが
道路事情はあまり良く無いみたいで、未舗装の道がほとんどです。
(アスファルトじゃなくてレンガ敷きで舗装しているところも、シュッとは通れない)
その上に軍だか警察だかわからない、謎の道の閉鎖。
ストによる交通の麻痺もよくあるみたいです。
いつもこんなんで街の機能がストップするのに、この国の人は怒らないの?
と思うのですが、南米の国々に共通する「政治とカネ」問題が
全ての原因だと知っている国民は、ため息をつくのみ、のようです。

と、いうわけで思いがけず堪能したラパスの街。
こんな唯一感のある街、まだまだ面白いところがありそうなのでまた来たい。
友達が住んでいる限り、うん、きっとまた来る機会があるだろうな。
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