南米旅行 2016/10/21 夢のスタート的南米旅行:9.これでインカな?チチカカ湖編。 えー、ここからは旅から帰って仕事も2週間やって、の状態で書き始めましたニイナです。ここんとこ、メキシコのグアナファト州レオン近辺は急に寒い。旅の間に着ていたコートがクリーニングから返ってきて、このコートでも寒いだろうな、と思ったら、旅がとんでもなく昔のようです。ちゃっちゃと残りも書いて、今の転職後に感じる、たくさんの感情や見聞きしたことも残していかんと今の感じたことなんて、どんどん過去のものになる。毎日のアウトプットはホリエモンも推奨してることだし(笑) 頑張ります。さて。マチュピチュからクスコに戻って、友達と別れた後。私は一人、雨降るクスコ(極寒)のカフェでブログを書いたりしつつ、夜からの移動まで時間をつぶしていました。マチュピチュ行きの移動手段をアレンジしてもらった、クスコの空港の旅行代理店のおじさんと夜9:00にセントロで待ち合わせて、お願いしていた、ここからプーノという所への移動と、チチカカ湖観光のツアー、とプーノからチリとの国境の町までのバスチケットを受け取るためなんですが。もっと早くチケットを受け渡しに持ってきて、と依頼するのに、はぐらかされる上に微妙に待ち合わせの場所もセントロから、バスセンターに変えられ。なんか、この時から怪しい香りは漂っていたのですが、とりあえず、タクシーをつかまえよう、としていたフランス人カップルをつかまえてシェアしてバスセンターに行きました。バスセンターにもなかなか現れない旅行代理店のおじさん。やっとこさ現れたと思ったら、チケットは今から30分後に出発のバスの分しか持ってない!プーノの街に着いたら、◯◯という女性が7時半に迎えに来るから、ツアーに参加できるし、ツアーの後に乗るバスのチケットもくれるから、と。その女性が私をどうやって認識するのかしら。。。ってかその人、何者だよ。どこの旅行会社のガイドで、電話番号などを聞いても一向に答えない。なんだこれ。モグリの自称・旅行会社とグルかな?キレ気味で情報を促すも、大丈夫だから!と。ラテンアメリカの人の言う大丈夫が、大丈夫じゃないことはメキシコで1年半仕事をしてきて身に染みてわかってるんですよ。特にここペルーは、この旅で通ってきた他の南米の国の中でも一番レベルが低い、と言ったら失礼ですが、観光や輸送業、飲食業でもなんでもサービス業全般において時間にルーズでプロ意識が低く、あまりいい印象が無い。。。そもそも、旅行ができる程度のスペ語は話せる私が、わざわざ割高になる全部セットで依頼したのは、安くて早いバスのチケットを探して何件もバス会社や旅行会社のカウンターをやりとりをする時間や面倒臭さを省きたかったからです。それなのに何で、向こうでピックアップの心配とか、何時のどのバスかもわからん状況に甘んじなければならんかね。。。最後はバスの出発も迫っているので諦めて、どうにでもなれ、でプーノに向けて出発したのでした。翌朝。プーノのバスセンターで案の定、ツアー会社の人は私を見つけられんし。Wi-Fiも無いところで何回、クスコの旅行会社のおじさんに公衆電話からかけたことか。遅れて来た人は、おじさんの言ってた◯◯さんでもなければ、その人誰?とか言うし。私、あんまり怒ったりしたくないんですけど、、、(泣)とりあえず、ツアーに参加。 チチカカ湖は標高3800mくらいの所にある大きな湖で、ウル族とかケチュア族などが住む島があり、中でも草で作った浮島に人が住むウロス島観光などが有名です。船はフランス人とかカナダ人とかチリ人などで20人くらいのチームです。ガイドさんは英語・スペ語の両方で話し、あとケチュアの言葉がちょっとわかるらしい。私をなぜか苗字で連呼するので、苗字と名前を間違えて認識しているのかと思い、「私、名前がニイナだよ」と言ったら、どうやら私の苗字と同じ発音の言葉がケチュア語にあり、かわいい、とか美しい、という意味らしい。フルネームで呼ぶと、かわいいニイナ、か。ほほぅ、悪くない(笑) 船でケチュア語やチチカカ湖の説明を受けているとすぐにウロス島に着きました。 島もその上に建てた家も、トトラという植物でできています。しかもこれ食べれるし。ふわふわ。裸足で歩きたい!上陸した島のお父さんが島の作り方とか説明します。左はガイドさん。浮島は基本的に一ファミリーで一島。(こっちって親戚もファミリー。)その中に家が数件あります。因みに人数や家が増えてきたら独立して島を作ったり、仲が悪くなったら浮島を切り離せるらしい。だから湖にはたくさんの浮島があります。フジモリ大統領の時代に各島に幾つかずつ設置された太陽光発電パネルがあります。 お庭?植物も生えていました。その後は手作りのお土産ご紹介タイム。と言っても、私たちがお邪魔したファミリーは、押し売りもなければのんびりと「私たちが作った刺繍を見て」と。安いしかわいいし、けっこういいかも。お家の中にもご招待してくれます。 ハイジの干し草ベッドのちょっと固い版なんでしょうか。さすがに寝させて、とは言えなかったので想像。 自称:ベンツな船。一家に一台。 お別れするときには女性陣が歌でお見送りしてくれました。 大所帯の島もあります。次に向かったタキーレ島はこりゃまたのんびりした景色の島です。 棚田好きとしては萌えポイント満載の島です。 本物も作り物(石)も、メンズのお洋服が可愛いのです。 やっぱり帽子をかぶってお洒落さんな石像。この島の織物は世界遺産(文化遺産)に登録されているほどの高度な技術。を、受け継いでいるのがなんと男性も、なんですね。写真は撮っていませんが、道端でおじいちゃんが器用に編み棒で作っているのも見ました。男性は女性に、女性は男性に織物をプレゼントするのだそうです。 観光業で成り立っている島だからか、写真を撮らせて、と言ったらどうぞ〜と。見せびらかすわけでなく、普通に糸紡ぎのお仕事をしています。 お仕事。ごはんはキノアのスープとマスのムニエル。美味しかった〜!! 食後のお茶はマテ茶ではなくミントティーでした。 彼らはお肉要員より、毛糸要員なの、かも。。。 空が近くて青い。湖も空を映して青い。 港へは600段の石段を降りて向かいます。高地のさらに丘の上にいたのね。。。プーノに帰る途中、雨が降り出しました。寒い。 けど虹(しかもうっすらダブル)が見えましたん。さて。プーノに戻って最後の難関の、チリとの国境の町(タクナ)へのバスチケットの受け取り、です。案の定、ツアーの催行会社の人は誰も何も聞いていないらしいし。とりあえず、バスセンターで降ろしてもらい、このバス会社だよ、とクスコの旅行会社のおじさんに言われていたバス会社のカウンターで私の名前の予約が入っているかを確認。・・・無い。バスセンター内にある、ツーリストポリスで現状を伝え、クスコの旅行会社に電話してもらいました。直接文句言いたいのですが、プーノのバスセンターはWi-Fiが無いのです。で、そのおじさんが手配を頼んだ、という◯◯さんの連絡先を何とかゲットし、その人が来るまで、ツーリストポリスのお姉さん達とお話し。こういう、モグリの旅行業業者の手配による被害ってよくあるの?と聞いたら、残念ながら多い、と。私はスペ語で何とかブーブー文句を言って、二重払いは避けてきていますがスペ語がわからないひとが、時間がなかったり、怖い思いをしたらやっぱりまた別のチケットを購入し直すためとかにお金を払ってしまうことも多いと思います。こういうことがあると、途端にそこの地域の印象って悪くなるからなぁ。その人一人が悪いだけで、その地域の人みんながそうじゃない、と頭ではわかっていますが。クスコのおじさんにしても、騙そうという感じではなく組んだ相手がモグリの素人だから、こういう結果になる。ペルーの政府もさ、観光でしか(と言ったら失礼ですが)収入源が無いんだったらそういうところ、取り締まって向上していかないと、この国いつまで経ってもこのままだよ。ようやく来たモグリ業者の◯◯さん、さあ、バスのチケットを買いましょう、とか言うから、ふざけんな、と。私はもうクスコでまとめて支払いしてるの。一番早く着いて、快適な一等のバスの一人席を今すぐ取って!と、ガーガー言って、チケットを無事受け取ったところで別れました。バス会社のカウンターの中でそれを見ていたメンズが「この中国人はずっと怒ってる。悪い女だ」とか言ってるので、いろんなことにまたムカつく。だから私、こんな怒りたくないんだってば。けどすっかりキレキャラやし、もういーや(笑)「怒っててごめんなさ〜い。買ったチケットをなかなかもらえないからぁ〜。悪いことねぇ〜。」ってもう、キレッキレで言ってやったぜ!怒って血が上ってたから、、、バスセンターでの晩御飯はお肉。単純な私。。。 けどこんなに付け合わせのバナナも芋もいらーん!半分くらいは食べきれなくて、お持ち帰りにしてバスの中の夜食にしました。因みに、バスセンターはWi-Fiが無いと書きましたが、バス乗り場(チケット持っててターミナルの使用料を払った人だけが行けるエリア)だとWi-Fi付きバスがいれば、それから飛んでくる電波を拝借して通信できます。プーノバスセンター豆知識。こうしてペルーを抜けるべくタクナに向けて出発。明日は国境越えです。にほんブログ村 [1回]PR
南米旅行 2016/10/18 夢のスタート的南米旅行:8.なんともジブリなマチュピチュ編。 この日のテーマソング 姫神 "神々の詩"アルゼンチンのけっこう端っこにある空港で整ったWi-Fi設備と充電デスクに満足しながら旅のまとめをやっているニイナです。エル・カラファテという空港でして、中は暖かく見える景色も素敵。が、 ここパタゴニア地域はいつもどこも風が強い。空港までの送迎バスを降りてから、建物入るまでの間にスカートヒラッヒラで周囲の皆様にはお見苦しいものをお見せしました。。。(黒スカートに黒タイツですから!)さて。10月18日にクスコの空港でアメリカ在住の友人と待ち合わせている私は17日に先にクスコに到着して一泊して彼女を待ち構えるべく飛行機でブンブンとパラグアイのアスンシオン→ペルーのリマ→クスコ、と来た。。。はずだったのですが。 リマの空港で見つけた、小さなお部屋なお土産。いきなりクスコに着陸できないトラブル発生。そもそもクスコは標高が3400mと高いところにあり、周りもずっとアンデスの山々に囲まれていて霧が発生しやすいみたい。有視界飛行(管制塔指示による着陸じゃなくて目視での着陸)の為に、ほとんどの便がお昼過ぎまでに到着するように設定されているみたいです。多分。で、15時半時着予定 というアビアンカ航空 AV843便は1時間弱の通常の飛行の後、最初は着陸できないということで、クスコちょっと手前上空をぐーるぐる。 ぐるぐる中でも見える景色が綺麗です。1時間ほど上空ぐるぐるをして、なんとか着陸したものの、今度はアビアンカが使えるゲートが無い、ということで、1時間ほどしたら(その間飛行機はもちろん降りられない)リマに戻ってしまいました。。。オーマイグッドネースっ!。。。と叫びたいのは山々でしたが他の乗客はみんなため息だけなので、ね。みんな大人やん。。。リマの空港は無料Wi-Fiが1日1時間までしか使えないことがわかっていたので到着後に2時間分の有料Wi-Fiを購入し、明日クスコで待ち構える予定だった友人に連絡をしたりしつつ。その2時間の間に、飛行機の振り替え手続きと、おそらく今日飛ぶことはないから今夜のお宿の確保をしなければなりません。格安チケットだし、通常、天候理由の場合はホテル代の請求まではできない、とか聞いたこともあるのですが、飛行機の中のアナウンスで「アビアンカ航空のミスで」っち、はっきり言ったもんねー!(スペ語なのでわかる)カウンターで、「最も早く行く便の手配と、それが明日ならホテルもお願いします」と言ったら乗客ほぼ全員そう言うらしくて、さっさと手続きしてくれました。Wi-Fiはリミットぎりぎりでしたが、繋がってる間に手続きできたので、友人に連絡して、と。しかし、今までの飛行機旅行で、ロストバゲッジも着遅延も経験がない私。ちょっとドキドキしました。。。その日、他の乗客とともに連れられていったホテルはリマの街中にあるシェラトン。クスコの予約していたホテルよりレベルは高いし、夜の道だけど、リマの街が少し見れて良かったです。翌日の飛行機は乗ろうとしたら、オーバーブッキングでビジネスクラスにアップグレードしてたし。やっぱこういう時、一人旅なのは当たりやすいですね。(私、クレームつけん態度のいいお客だし/笑)で、2度目のクスコ。今度は着陸してゲートも通れました(笑)到着して荷物レーンが到着出口の外にある、変な空港なのでゲートを出てきたところにもう、マチュピチュ行きを案内する旅行会社のカウンターがあります。そこで、取ってきた荷物を置いて、マテ茶をいただきながら待ち合わせの友人を待つ。。。 コカの葉とそれにお湯を入れてのマテ茶。ついでにマチュピチュの後に友人と別れた後に行く、チチカカ湖へのツアーとその後チリ方面に抜けるバスの手配もお願いして、と。これが間違いだったのですが、そんなことはここでわかるはずもなく。。。約2時間後、くらいかな?友人の乗った便が到着しました。彼女とは、以前、グアテマラから帰る途中に立ち寄ったNYで会って以来の再会です。彼女は航空業界にお勤めなので、こんな突発的な二人旅も可能です。二人分のマチュピチュへの移動手段を申し込みました。クスコの街でご飯を食べたりしつつ、ツアーというかセットのピックアップを待ちます。 クスコのセントロは中性な雰囲気の中にインカの遺跡も入り混じっている街。クスコから乗合タクシーといった感じの車で1時間ほど離れた村へ。写真がないのが残念!ですが、車窓から見える景色が、超トトロ。アジアっぽい田舎ののんびり風景です。到着した村のオリャンタンタイボ駅というところからは列車でマチュピチュ村に向かいます。とりあえず列車に乗っていければいいね、で申し込んだセットだったのですが人気のビスタドーム、という軽食などのサービスもついた車両でした。因みに、二人とも中型ゴロゴロを引きずって荷物制限にビビっていましたが何もお咎めなし。 1時間半ほどの列車旅です。 温かいキノアのパイでおやつタイム。 列車から見える景色がだんだん山っぽくなってきました。 マチュピチュ駅到着。到着したマチュピチュ村は、、、完全なる温泉地の風景。 温泉プールもあります。(翌日、水着持参で行きました)村は千と千尋の神隠しの世界です。九州出身の私達は「湯布院やね」と。。。お宿に着いた後、一休して晩御飯を求めて散策。 とりあえず再会の乾杯はペルーやチリの代表カクテル、ピスコ・サワーで。翌朝。早朝はたくさんの人が行くだろうね、、で少しピークの時間を外して7:30のバスに乗って、マチュピチュに向かいます。入場したら、、、後はただひたすら言わずもがなのラピュタな景色の中を歩きます。ちなみに、人気のワイナピチュ登山ですが(↓この後ろの山に登る)この日はこの時間でも十分入山出来そうでした。と、いうより見た目にきついからか、全然登ってる人を見ない。。。もしくは入場制限はかなり緩いのかしら。。。 アルパカ殿!リャマ殿なのか?わからん。というかもののけ姫のシシガミ様っぽい。 けっこう南国ちっくな花も多いのです。 ちょっと、、、登山家っぽく見えるような・・・ごめんなさい、調子に乗りました。ワイナピチュ登山を早々に諦め、山ガールにもなれていない私(笑) 雲の中にいる、と思っていましたが。 この後に降り出しました。広いように思えますが、2時間か2時間半もあれば全体をちゃんと見ることができました。昼からはマチュピチュ村に戻って、散策しながら温泉に行ったり、それぞれマッサージに行ったり洗濯屋さんに行ったり、ご飯食べたり。 なんかかわいいインカシリーズ。 観光地でもゴミの分別が少ない南米ですが、ここは分別カエルさん達がいます。 ペルーも肉と魚の王国ですが、リャマやクイっていうネズミ?か何かのお肉だったり、魚はマスが有名だったりで、ちょっとペルーの内陸独特な感じです。翌日の朝、クスコに戻って別れるまで、二人でたくさんの話をしました。私達はいつも、どちらかの人生の岐路の時に必然かのごとく会える機会があります。普段から、同じアメリカ大陸在住組なのでよく電話で話しているのにずっとひたすら喋っています。中学生の放課後の教室みたい。距離感が合う女子同士の旅ってこれがいいよねぇ。。。今回はたまたまマチュピチュだったけど、次はどこでいつものくだらないバカ話をしようかな。にほんブログ村 [3回]
南米旅行 2016/10/17 夢のスタート的南米旅行:7.見過ごせないパラグアイ編。 パタゴニアのどこまでも広い地平線の中を走りながら、書いていますニイナです。普段、日本以外でバスの中でパソコン作業をすることはありません。街中を走っているバスとかだと、襲われたら一発で終わりなので。。。が、こんな何もないところ、バスが襲われることも無いのでしょう。通路を挟んだ隣の席の人も、パソコンを広げています。因みに、アメリカや中米ではwifiのあるカフェでよくパソコン作業をするのですが、今回の旅、特にペルーヤチリなどでは絶対に外でパソコンを出していません。だって、、、カフェやバスセンター、空港とかで、パソコン広げている外国人が一人もいない。なので、今回は同じPC(Macbook Air 11インチ)を持ってる人に、私の可愛いマッキャーナちゃんを見せてふふ〜んと満足感に浸ることは皆無です。さて。今回も移動の忘備録です。とりあえずの移動ばっかりが多い、今回の旅。またしても、イグアスを見終わってバタンキューして起きたその三日後にはペルーのクスコで友達と待ち合わせってことで、とりあえず朝一番に、パラグアイに抜けるバスに乗るべく、朝6時半くらいにホテルを後にしました。何もチケット買ってないんですけど、パラグアイの首都、アスンシオンという所まで行けば、バスか飛行機かなんかあるでしょ、と思いまして。プエルト・イグアスの町からアルゼンチン側のイグアスの滝に行くバスを運行している、リオ・ウルグアイ社が、パラグアイのシウダー・デル・エステという街までのバスを運行しています。パラグアイに行くのにウルグアイ。。。ややこしや。国内同士で乗車時間も短いイグアスの滝までが片道65ペソに対して、パラグアイ行きは35ペソ。なんだか、外国に行くのかよくわからん感覚です。集めた情報によると、シウダー・デル・エステは秋葉原のような電気街らしく、アルゼンチンやブラジルからも多くの人が来るらしい。市場が発展するのはなんともザ・国境の街ですね。というわけで、バスは路面バスのように多くの地元ィが乗っています。バスは一度、ブラジルのフォス・ド・イグアスという街を通ってからパラグアイに入ります。なので、アルゼンチンからブラジルに抜けるときに、バスの中の人全員がアルゼンチンの出国と通関をします。そのまま、フォス・ド・イグアスの街を30分くらいで通り抜けて(降りられません)ブラジルからパラグアイへの入国となります。ここで地元ィの皆さんは、何もしなくていいらしいのですが、私はパラグアイの入国手続きをしなくてはなりません。なので、運転手さんにその旨伝えておき、国境で降ろしてもらいます。手続き30秒で終わったけどね!一人だから、運転手さん待っててもくれないし、でかなりの雨まで降ってきた〜(泣)国境を抜けた先に通関があるらしいのですが、誰にどう尋ねてもどうやらそれはスルーしていいらしい。緩いな。で、ふっかけたタクシーなんかにイライラしながらも、バスターミナルまでアルゼンチンペソで行ってもらう。(実際に乗ったときのアルゼンチンペソがいくらか忘れましたが、最初の数人のタクシー運転手はみんな10000グアラニーで言ってきたので、暗黙のルールがあるみたいです)バスセンターではアスンシオン行きのバスがいつでもたくさんあるみたいで呼び込み合戦もすごい。ここでは両替屋さんのカウンターがあるわけではなく、カバンを持った両替おじさんに頼んで両替します。パラグアイは通貨の予定なので、米ドルからとりあえず40ドル分ほどをパラグアイの通貨のグアラニーに両替しました。さて、すぐに出る60000グアラニー(1000円ちょっと)のサン・ルイス社のに飛び乗って、と。 日本人居留地などを通り過ぎつつ、のんびり道を5、6時間走ります。道はひたすらまっすぐです。 空港に行ったら、何かチケット見つけられるかも〜、と思ってバスの運転手さんに空港に近いところで降ろしてもらうように頼みます。アスンシオンの空港は、アスンシオン市内ではなく隣の(通り道の)ルケ市にあるらしいのでね。降ろされたところから、周りの人に尋ねて2番という路面バスに乗ってひたすら1時間くらい、で空港に到着しました。が、ここで、、、。リマにその日に向かういい感じのチケットはネットでは見つからず。LANTAMエアはばか高いし、日によってはアビアンカ航空でいくつか便がありそうですが。。。なのでアビアンカ航空のカウンターで尋ねようとするもアビアンカはアスンシオンの空港にカウンターを持っていないので、深夜便が出ることにならないと、人が来ない、、、。と、いうわけでその時に確実に買えてしかも安い(と言っても当初考えていたより全然高い/泣)チケットは二日後の早朝のみ、だったのでそれをネットで押さえて、二泊分の宿を探しに、アスンシオンに30番の青いバスで向かいました。バスの運転手さんに、とりあえず地球の歩き方に載っていた、日本人宿、というより日系人の方が経営されている大きなホテルの所在地を伝え、そこに近いところで降ろしてもらうように頼みました。はいはい、と言ったおじさんですが、、、何にも言ってくれなかった〜!まだ明るいうちにバスに乗ったのでどこを通っているかは、外の建物に貼ってある通り名を見ながら途中まで大体把握できていたのですが、そろそろかなー、というところで何も言われなかったので、まだもっと近いところも回るんだろうな、と安心していたら、、、終点。もう周りは暗いし、自分がどこにいるかわからないし、思いがけずに居ることになった街でこれかよ、的な悲しさもあり、しかもパラグアイのスペ語がこれまたみんな、中国語みたいに聞こえて何言ってるかさっぱりわからん。で、「ここどこやねーん!私はペティロッシ通りで降ろしてって言ったら、わかった、教えるっていったじゃない!ここはどこなんだよ〜ぅ!!!」と半泣きで猛抗議。「ま、心配すんなや」と、言われそのおじさんが次に回るルートにそのまま乗り、「ここが一番近いよ」って言われて降りたところは、、、。暗い!何にも無い!しかも、私の暗い中でも必死に地図で追ってきた情報によると、危ない市場の付近じゃないかい??近くのガソリンスタンドに行って、ホテルまでの行き方を尋ねると、近いけど、危ない市場を通らないといけないからタクシーを使って行ったほうがいいよ、と。やっぱり。。。そんなこんなでちょっと怖い思いをして、タクシーでようやっとホテルに到着したのでした。ホテルは日系の内山田さんが経営されている、ホテル内山田。大きな建物で、中にはすきやき、という名前の日本食レストランもあります。このレストラン内で内山田さんが、いらっしゃいませ〜と経営者自ら接客なさっています。ここがまた美味しかった〜ん!久々の白ご飯にテンションダダ上がりです。 一人焼肉は昔、高級飛騨牛のお店でしたことあるけど、、、。人生初一人すき焼き。美味しいから寂しくてもいいの。翌日は1日ホテルでネットで情報収集、、、と思いきやつけたテレビでアメトークとかしよるやん?しかも福岡屋台大好き芸人とかしよるやん?ここは天国か。(と言って作業は進まない/笑)ホテル内山田は朝ごはんも美味しい和食がお腹いっぱい食べられます。午後に少し、両替をする為に外に出ました。ホテル内山田は現金払いだと10%の割引があるのです。2泊分は大きい。日曜なので、銀行は開いていないので、バスで少し離れたショッピングモールに行きます。モールにはおしゃれなお店もたくさんあり、かなり都会の印象を受けます。 なんとなく、ふくよかなマネキンが多い気がするのは気のせいでしょうか。 よその南米の国でも多くあるマテ茶(コカの葉のお茶)のポット屋さんとマイマテ茶ポットを持ち歩く男性。ボリビアとかでは葉っぱを直接口の中で噛む人や、チリなどではマテ茶専用湯のみで飲んでいる人が多かったけど、パラグアイやアルゼンチンはポットで持ち歩く人が多かったです。さて。教えられた付近はモールの建物がいくつかあり、それぞれに両替屋が入っていたり、近所の路面にもたくさんの両替屋や銀行があります。けどどこも閉まってる、、、と思いきや、マリスカル・ロペス、という建物内にあるちゃんとした両替屋さんが21時まで開いています。ちゃんとした、っていうのはパスポートの提示を求められ、渡す外貨の確認もちゃんとするっていうことなんですが。ここで持っていたアメリカ100ドル札にホログラムが無い、とかで拒否られる。オウノー。偽札持っとったんかい、私。また違うバスに乗って、とぼとぼ帰る私。今回はバスの運転手さんが、ちゃんと降ろしてくれて、そこからも何人もの人が道を教えてくれました。基本的にパラグアイは、日系の方々に慣れていることもあるのか、私にも優しい。道を聞けば必ず間違っていたり、いつの間にか尋ねた人がいなくなってるメキシコとかと違って、◯ブロック先、とかの数字も正確だし、向こうからはぐいぐい声はかけないけど、困ってこちらから聞けば最後まで丁寧に教えてくれます。が、中国語に聞こえるスペ語っていうのが私にとっては問題でしたがね、、、。ホテルで聞いたら、米ドルでも現金割引が可能、とのことでしたので米ドル札でお支払いしました。それにしてもこのホテルの従業員さん、みんなむっちゃ親切。さて、おつりで現金も持ってることだし晩ご飯でも食べようと思ったら外は真っ暗。日曜だし、開いているお店がそもそもない。この国、首都の街中でこれって大丈夫?と思いながら、数ブロック歩くと、、、韓国料理のお店が開いていました!この国は韓国からの移民も多いそうです。 出た。グアテマラで飲んでいたBRAHVAと勘違いしてキューバで飲んだBRAHMA。調べたらBRAHMAはブラジルのビールらしく、さらにコロンビアにも赤い見た目のBRAVAっていうのがあるらしい。えーと、じゃぁ、、、このBRAHMAと酷似したBRAHVAは一体なんだったんだ。誰か教えてください。帰りは通りの商店などに少しは電気がついていたので、おそらく一時的な停電だったのか、と。昼間に見た都会っぷりと比べて、道路もガタガタだし、インフラの整備の悪さが気になりました。しかしこの国の人にとっては、道はガタガタでも歩けるから問題無いのかもしれないし暗くて危な気なところは自ら近寄らなければいいだけな話なのかもしれません。翌早朝。呼んでおいてもらったタクシーで空港に向かいます。(12000グラだったかな?)タクシーのおじさんによると、この国は大して自然資源も持っていないけど商業だけで潤ってきたし、みんなが豊かなんだよ、と。あと、普通に日本車も多いのですがこれらはほぼ、日本からの輸入なんだそうな。へー、てっきり南北アメリカ大陸での生産分かと思いきや、日本から太平洋を渡ってチリや自国で右ハンドルを左ハンドルに変えて販売するのが一般的らしい。そういやボリビアとか、いろんなところでも車事情を尋ねたのですがどこでも似たような答えでした。地域によっては、ヨーロッパ車の割合が高くなるのですが、それらもヨーロッパからの輸入が圧倒的に多いそうです。じゃあ、メキシコやアメリカやブラジルで生産している車って、、、誰が買ってるんだろう?と、今までメキシコで関わってきた業界に少しだけ考えを巡らせながら、パラグアイを後にしたのでした。にほんブログ村 [0回]
南米旅行 2016/10/14 夢のスタート的南米旅行:6.圧倒のイグアス編。 この日のテーマソング オフコース"言葉にできない"チリ国内線なのに、4時間の飛行時間だから機内食があるでしょ、とかなんか勝手に国際線のように勘違いしてお腹ペコりんなニイナです。当然ながらビールもないのでコーラでとりあえずお腹を満たしてみましたが、お腹はだまされてくれません。。。中学生の時の国語の教科書だったと思うのですが、村上龍の小説の一部の引用で、イグアスの滝の描写がありました。(パラグアイのオムライスっていう短編らしい。)それが、イグアスの滝の存在を知った最初だったと思います。ナイアガラに行った時にも、滝の威力に圧倒されましたが。あれだけのものをイグアスと比べて可哀想と表現した、なんとか大統領夫人の言葉の通りなのか、確かめる時がやっと来た、という感じです。さて、朝はたくさんの野鳥の声で起きました。まるでジャングルの中にいるみたい。普通に町中の(といってもプエルトイグアスの町自体小さいけども)ホテルなんですが。とりあえず、ブラジルに入国するとしたら、金曜なのでビザを取るラストチャンスだからどうすっぺかな、と思いつつやはり優柔不断な私、、、。決め切らないままホテルでのんびりとネットをしたりしつつ。それと前夜だったかな。満月の前後5日ずつのみ開催される、イグアスの滝国立公園が主催する人数制限付きの満月ツアーに申し込んでおいたのですが回答が無いし、、、。もう考えるのが面倒になって、そのままとりあえずバスでイグアスの滝に向かいました。(この時点でブラジル入国、ブラジルからの飛行機を使っての移動という選択肢を捨てたことになります。)アルゼンチン側のイグアスの滝国立公園の入場料はアルゼンチン国民が一番安く、次に隣接する南米の国々の人、遠く離れた日本国民は一番高い330ペソを払わされます。。。因みに16−17年版の地球の歩き方、の調査の時点からインフレが進んでいて料金改定の可能性があるとはいえ、本に記載の金額はおそらく隣接の国の人料金じゃないかなぁ、、、。他の施設の記載でも同じようなことがあったので。広い所を旅行する場合、とりあえず歩き方は用意するのですが、どんな所があるか、という程度にしか見ていません。街中の地図も違うこと多いしね。(ディスってる割にお世話にはなってるんですよ。。。)で、中のインフォメーションで、満月ツアーの申し込みの結果を確認したら、取れているから安心して、とのことでした。よっしゃ。そのまま園内の列車に乗って、一番の見所の「悪魔の喉笛」を見に行きます。列車にはたくさんの種類の蝶々がついてきます。写真にはうまく撮れませんでしたが、群れとも言えるようなたくさんのちょうちょがいる一帯などもあります。 ちょうちょは人懐っこい。。。列車の駅や遊歩道にはたくさんの鳥、ハナグマやサルがいます。 ハナグマは人懐っこいというより、常に食べ物に近寄ってくるので、地面に置いた荷物にも要注意。遊歩道を歩いて、滝に近づきます。 流れ込む、ジャングルを通ってきた川は赤く濁ってます。 ただただ圧倒。水煙が冷たく、ミストを身体に直に感じることで、ああここに居るんだ、と体感させます。 あとはとにかくひたすら、1日じゅう園内を歩き回ったり。 虹が幾つも現れては消えていき、また気がつけば出来ていて。滝壺に突っ込むボートツアーに参加したり。 ちなみにこれは上も下も半端ない水量がボートに入ってくるのでカッパ位じゃダメです。水着必須です。国立公園自体は18時で閉まるのですが、満月ツアーの予約が取れていたので、そのまま居残ります。園内のレストランは開いていないので、ツアー開始まで園内の入り口近くのスタンドなどでスナック買ったりしつつ、待つことになります。コーヒーショップも開いているけど、スタンドでエンパナーダとビールで待つ私。。。 夜のツアーは、ツアーといっても特に何か説明などがあるわけではありません。フラッシュを使った写真撮影も禁止です。ただ、月の明かりだけを頼りにひたすら夜のジャングルと滝の気配を感じながら悪魔の喉笛スポットを勝手にうろちょろするのみです。 でもそれだけで静かな夜の中に鳥の声と、虫の声を堪能できます。悪魔の喉笛では、昼間と同じく水煙の冷たさを感じます。夜の方が広く深く見えない分、畏怖は感じないのかもしれません。ツアーは終了時にレストランの入り口で飲み物(ワインもあります)を振舞われて解散です。ここで、晩御飯付きツアーを申し込んでいた人は、そのままレストランに案内されます。私は、晩御飯なしで申し込んでいたので、入り口に急ぎ、バスで町に帰りました。ホテル近くのガラガラのレストランで、(でも私の美味しいものセンサーがビンビンに反応している)サラダとパスタをお持ち帰りにしてもらいました。 待ってる間にビール。三日後にはマチュピチュで友人と落ち合う予定なのに明日からの移動が何も手配できてないという自体だったのでね、、、。早く帰ってネットで情報収集しないと!とお持ち帰りにしたわけですが。私のセンサーはやっぱり正しく、美味しくて幸せ〜。が、そこで満足してあまりネット仕事も捗らず、寝落ちたりしてたのでした。。。。(一日中たくさん歩き回ったしね。)にほんブログ村 [1回]
南米旅行 2016/10/13 夢のスタート的南米旅行:5.ウユニからイグアスの陸移動まとめ編。 砂漠の朝、極寒の空港にて一部暖房器具があるのがセキュリティチェックの所で、チェック終わったあともなんとかそこに留まれないかな、としてみたニイナです。邪魔者(笑) ウユニから国境の町ヴィジャソンに向かう間に朝がきましたさて。ウユニから、長年行きたかったイグアスに行くべく移動の部分なんですが。ウユニ⇄イグアス間の移動の計画には本当に困らされたので、覚書として実際の私の動いたものを残しておきます。なんで困ったって、飛行機を使っても遠く離れた経由地に行ったり、毎日は便が無かったりでうまいことルートが組めないのです。で、陸路となるわけですが、旅の先人たちのルートを大きく分けて三つ。① ボリビアのサンタクルスまで北上→バスでパラグアイ入国 →ブラジル側またはアルゼンチン側のイグアスの滝へ② ボリビアとアルゼンチンとのいずれかの国境を越えてアルゼンチン入国 →バスでアルゼンチンだけを通り、アルゼンチン側のイグアスの滝へ③ ボリビアのウユニからチリのアタカマ砂漠へバスかツアーで抜ける →チリからアルゼンチンのサルタへバスで入国して、②と同じくアルゼンチンを通ってイグアスの滝へ ①は安いけど、すごい悪路を通るのと、24時間とも36時間とも言われる、不正確さが売り(?)なのでパス。②、③で最後の最後まで悩んだのですが、今回はイグアスのあとにまたペルーやチリ側に戻ってくる予定が入っていたので、何度もチリ入国をしたくないってことで、②に決定。前回書いた通り、ボリビア側の国境の町のビジャソンまでは運良くその日に列車があったのでたどり着けました。 ここでも結構な高さありましたね。3400mってさ。問題は、アルゼンチンの中をいかに早くイグアスまで抜けるか、です。ビジャソンでは駅からタクシーで10分ほどの国境へ。金額忘れましたが、そんな高くは無かったと記臆しています。歩いて行ってる人もいたんじゃないかな。国境は24時間オープンだったと思いますが、窓口一個で対応しているので、けっこう並びます。 ボリビア側 ボリビア側とアルゼンチン側に1時間の時差があります。で、どっちのかわからんけど(おそらくアルゼンチン側)朝8:00にアルゼンチンの国旗掲揚がありました。ボリビア出国窓口の隣でアルゼンチン入国窓口でスタンプok。アルゼンチンに入るのに、通関は健康診断で使うような?車に備え付けられたX線検査機械の1mくらいのベルトにぴゅっと通すだけでした。マテ茶(コカの葉)に対しては厳しいとか聞いていたけど全くそんなこともなく。その先のアルゼンチン領では国境の町はラ・キアカという町です。 最後は行くことになるかな。。。?パタゴニアのアルゼンチン側の最果ての地までむっちゃ遠い。。。人に道を聞きながらセントロまで歩いて15分くらいでした。バスターミナル付近では、フフイ、またはサルタ、という街までの客引き合戦がすごいです。最終的にサルタという街まで通しで買えば安く済んだのですが、この時は何も情報がなかったので、とりあえず早く行けるフフイまでのチケットを購入。 使ったのはここ、エル キアケーニョ社。単純に時間が一番早かっただけなんですけど。ちなみにアルゼンチンのこの地方ではどこのバス会社もそうなのかわかりませんが、15キロまでの荷物を預けることができるとチケットにも書いているくせに、 預けるなら10ペソ払え、と言ってきます。じゃあ、目の届かなくなるところに預けたくもないし、座席の足元広い所に置くからいいよ、と言ったら、持ち込みはダメだからタダで預かってやる、と。その代わり乗る時も降りる時もチップを要求してきます。こういうところがなぁ。。。ラ・キアカからフフイ、サルタに抜ける間はウマワカ渓谷という所を抜けます。バスから見える景色は、乾いた高地から、だんだんと標高の低い緑豊かなものへと変化していきます。動物もリャマ殿達から、牛馬へ。。。 ここらへんのエンパナーダは小ちゃい。で、到着したフフイの街のバスターミナルで何社か確認したら、イグアスに行く便はあるにはあるのですが、深夜に出てサルタより少し南のトクメンというところで乗り換えてイグアスに行く、というものでした。(それも毎日は出てない会社もある)そのルートを使った場合、乗り換え時間も含め最低32時間はかかります。うわぉ。乗った翌々日の到着は、日程に余裕がない私には厳しい。地球の歩き方などにも書いてあるルートだと思うのですが、夜中まで暇だなというのと、乗り換え地での時間のロスが無駄に思えること、それと地図上では少し遠回りになることがどうしても気になって。そこでフフイより大きなサルタの街へ。ここは空港もあるので、最悪バスがなくても、運良く飛行機があってそれに高いお金を出せばフレキシブルに動けます。で、サルタの街のバスターミナルで確認した1社目で、これがまた運良く。10分後に出るわよ、と。しかも乗り継ぎ便だけど、トクメンは通らないので、明日の夜にはイグアスの街に着くわ、とな。なんと!パラグアイとの国境に沿って走っている道を行くみたいです。乗り継ぎ2回だけどね。でも早いに越したことはないので、ソッコー買って、そのままバスに乗り込みました。結果、サルタの街から25時間で行けることが判明しました。 道は悪路でもなくどこまでも真っ直ぐ平坦で、熱帯地域らしいのどかな風景を走ります。 だんだんと高地の砂漠から水気と緑豊かなジャングルっぽくなっていくのを感じます。 おそらく向こう岸の左のほうはパラグアイのエンカルナシオンっていう都市。やけに何度も小さな街に入るなぁ、と思っていたらダイレクトじゃないんだな。指定席の券を持っていない人が、簡単に乗れるようです。 さすが南米。途中通りかかった小さな町では何気に信号待ちのお兄さんがサッカーボールをくるくるしたり。 可愛らしい教会があったり。西鉄高速バスの天神⇄小倉間みたいな感じ。(またしても福岡人にしかわからん例え)そして停車の度に、乗り込んでくる物売りさん達。エンパナーダ美味しかったりするからいいんですが。「サンイ〜」と言って売りに来るから、何かと思ったらサンドイッチだったりします。因みにアルゼンチンのスペ語は最初聞いたら何言ってんだっていうくらい、独特です。なんかシャモシャモ聞こえるんです。本来、というか他の地域ではそのまま読めばいい、発音が楽チンなスペ語ですがアルゼンチンらへんはYもLLもSの発音もすべてshの発音になってる模様です。しかも早口でフランス語っぽくリエゾン(前の単語の最後と次の単語の頭をくっつける)が多いから例えばYa se llamó (もう呼ばれたよ) は「ジャ セ リャモ」が一般的なスペ語発音ですがアルゼンチンで聞くと、「シャシェシャモ」慣れるまでは何言ってるか、まったくわからんちん。。。と、いうわけで。シャモシャモを聞きながら、夜にはイグアスの滝に行くアルゼンチン側の拠点の町、プエルトイグアスに到着したのでした。その日は、レストランでイグアスの滝名物?ナマズを食す。。。うん、小骨が多くて味もさほど、、、。やっぱお肉大国はお肉を食べる方が、美味しいのかもしれません。にほんブログ村 [1回]