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ニイナさんの海外転職レポ

お金、コネ、専門技術、語学力、彼氏、全て無し!の33歳独身女性が体当たりで始めた海外転職活動と@ラテンアメリカのリアルなレポート。語学留学と就職を決めるまでの第一章、メキシコで就職して驚きの連続の第二章。目指した業界に転職しての第三章です。

メキシコと日本で久々に病院行ったらなんと?!の巻:前編

2週間ほど前にメキシコシティでコロナウィルス迫害を受けたニイナです。
まぁ、罵られただけだけで実害は無いんだけど、はぁ、、、。


メキシコシティに行ったのはコンサート参戦のため!行ってよかった〜!



だからってわけじゃないけど今回は病院ネタを一つ。
12月の初めに出先のスーパーで急に腹痛と吐き気とのミックスで動けなくなりまして。
バイクで来ているし、救急ですら病院行くのは大変だー、と思ってその日は
なんとかかんとか家に帰り着きました。
帰ってからも腹痛と背中の冷や汗と吐き気で一歩も動けない。。。うぅ、こんな所で死にたくないよぉ、とか(今思うと大袈裟に)考えながら一晩を過ごしました。
翌日、また最近身体のサイクルとかおかしいし、以前にいろいろ酷い目に遭ったりしながらも行った病院で指摘されていた婦人科系かな、と思ったので日本人を多く診察しているという(前回のヤブ医者とは別の)女医さんを紹介してもらって予約を取り、行ってきました。

ちなみにざっくりメキシコの病院を分けると私立の総合病院、公立の総合病院、個人病院といったところで、日本から仕事で来ている人やその家族はほぼほぼ、99%くらいの確率でまずは私立の総合病院、もしくは紹介された個人病院に行くと思います。
理由は簡単、保険が使えるから、なんですが。
保険を使う要件ではなくても自由診療なので、金額はお医者さんの決めた金額です。
予約を取るか、救急で行って診てもらえます。
今回私が行ったところも、日本人が多く行くきれいな総合病院の産婦人科で診察室を構える女医さんです。


公立病院も大まかにいうと二種類あるのですが、これまたざっくりで言うとメキシコでどこかの企業に雇用されて働いている人は(義務として)加入している社会保険に加入している人が使えるIMSSという病院システムがあります。
最初は住所で決められた担当地区の病院で登録して保険証のような冊子をもらって、何か病気になった時にもまずはその総合的にみる担当病院で診てもらい、何科に担当してもらうのかわかったら二次機能としてある各専門科がある病院に送られ、さらに高度な治療を要する場合にはさらに高度なレベルのところに送ってもらう。。。というシステムです。

なんと無料。
薬代も無料。検診や検査も予防接種も無料。
超高度な日本で保険適用でも3割負担でも何十万円とかかる(らしい)治療や手術を受けても無料です。
まぁ、毎月給料天引きで社会保障費払ってるからね。
なので貧乏そうな人(失礼)やその扶養家族、既に働いていない老人なんかで溢れかえってて、一次病院なんかはいつも何時間待たなきゃならんのよ、というくらいで病院行くのも大仕事です。
二次病院以上は予約制ですが、その予約取るのも常に1ヶ月以上は先、とかだし。
職員も公務員だから態度悪い人が多いし、予約などの手続きもすごくアナログです。

こんなだから日本人はほぼほぼ行かないと思いますが。(むしろ外国人見たこともない)
給料天引きの徴収制度のおかげで潤沢な資金があるわけで、高度な医療設備なんかも揃っています。
かつ私立で働くお医者さんでも最初はみんなこういった公立病院で研修をするし、そのおかげで臨床数が私立の病院に比べて段違いだし、国の医療費がかかっているので慎重にチームで診断し、下手な手術はしません。
臨床数が多いってことはリスクが高い出産や高度な技術が必要とされる外科手術などは私立よりIMSSの方が技術的には安心度が高いということです。

まぁ要は私立病院は(腕があるかどうかは別として)保険支払い狙いでせんでもいい治療をしたり手術で切りまくり、公立病院は技術はとても高くて無料だけど待ち時間なんかのシステムに難あり、といった現状があります。
(ほんとこれざっくり説明ね。私立病院の医者全員が悪徳なわけではないので。)


さて。その現状を踏まえた上で、私立病院で診てもらった私。
(IMSSは友達が二次機能の病院の医者なのでコネを使って専門医までのショートカット をしても予約は2ヶ月近く取れなかった。。。)
その場で急がないけど手術をした方がいい。あなたの場合は開腹ね。
卵巣も片っぽ取っちゃいましょう。と言われました。
以前の診断でもそんなだったので予想はある程度していましたがやはりショックで。
その日は診察だけで帰りました。
別日に別の病院にあるラボ(検査だけをやるところ)で尿検査と血液検査を受け、その結果を持って行ったところやはり同じ回答でした。
しつこく聞いたら卵巣は取らなくてもいいけどー、ということでしたがやはり開腹手術とのこと。
その私立病院に私が会社で加入している保険会社があったのでそこにも支払い要件などを確認し、年明けに日本から戻ってきたら手術をする算段までしてとりあえず終了。

同時にやはり前回の悪徳ヤブ医者(この人だって日本人の奥さん方をたくさん診てるって話だったけど。。。)での経験から、この女医さんの言うことだけを信じるのも怖いな、と思ってIMSSでやはり診てもらえるように5時間並んで、年明け日本から戻ってきてからの予約を取ったりしつつで仕事納めまで働いてハワイ経由で日本に帰ったのでした。

あ、こりゃ思ったより長くなりそうなので後編に続きます。



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