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ニイナさんの海外転職レポ

お金、コネ、専門技術、語学力、彼氏、全て無し!の33歳独身女性が体当たりで始めた海外転職活動と@ラテンアメリカのリアルなレポート。語学留学と就職を決めるまでの第一章、メキシコで就職して驚きの連続の第二章。目指した業界に転職しての第三章です。

夢のスタート的南米旅行:5.ウユニからイグアスの陸移動まとめ編。

砂漠の朝、極寒の空港にて一部暖房器具があるのがセキュリティチェックの所で、
チェック終わったあともなんとかそこに留まれないかな、としてみたニイナです。
邪魔者(笑)

 
ウユニから国境の町ヴィジャソンに向かう間に朝がきました

さて。
ウユニから、長年行きたかったイグアスに行くべく移動の部分なんですが。
ウユニ⇄イグアス間の移動の計画には本当に困らされたので、
覚書として実際の私の動いたものを残しておきます。
なんで困ったって、飛行機を使っても遠く離れた経由地に行ったり、
毎日は便が無かったりでうまいことルートが組めないのです。

で、陸路となるわけですが、旅の先人たちのルートを大きく分けて三つ。
① ボリビアのサンタクルスまで北上→バスでパラグアイ入国
  →ブラジル側またはアルゼンチン側のイグアスの滝へ
② ボリビアとアルゼンチンとのいずれかの国境を越えてアルゼンチン入国
  →バスでアルゼンチンだけを通り、アルゼンチン側のイグアスの滝へ
③ ボリビアのウユニからチリのアタカマ砂漠へバスかツアーで抜ける
  →チリからアルゼンチンのサルタへバスで入国して、②と同じくアルゼンチンを通ってイグアスの滝へ

 


①は安いけど、すごい悪路を通るのと、24時間とも36時間とも言われる、
不正確さが売り(?)なのでパス。
②、③で最後の最後まで悩んだのですが、今回はイグアスのあとに
またペルーやチリ側に戻ってくる予定が入っていたので、
何度もチリ入国をしたくないってことで、②に決定。

前回書いた通り、ボリビア側の国境の町のビジャソンまでは
運良くその日に列車があったのでたどり着けました。
 
ここでも結構な高さありましたね。3400mってさ。


問題は、アルゼンチンの中をいかに早くイグアスまで抜けるか、です。
ビジャソンでは駅からタクシーで10分ほどの国境へ。
金額忘れましたが、そんな高くは無かったと記臆しています。
歩いて行ってる人もいたんじゃないかな。
国境は24時間オープンだったと思いますが、窓口一個で対応しているので、けっこう並びます。

 
ボリビア側

 
ボリビア側とアルゼンチン側に1時間の時差があります。
で、どっちのかわからんけど(おそらくアルゼンチン側)朝8:00にアルゼンチンの国旗掲揚がありました。


ボリビア出国窓口の隣でアルゼンチン入国窓口でスタンプok。
アルゼンチンに入るのに、通関は健康診断で使うような?車に備え付けられた
X線検査機械の1mくらいのベルトにぴゅっと通すだけでした。
マテ茶(コカの葉)に対しては厳しいとか聞いていたけど全くそんなこともなく。
その先のアルゼンチン領では国境の町はラ・キアカという町です。
 
最後は行くことになるかな。。。?
パタゴニアのアルゼンチン側の最果ての地までむっちゃ遠い。。。


人に道を聞きながらセントロまで歩いて15分くらいでした。
バスターミナル付近では、フフイ、またはサルタ、という街までの客引き合戦がすごいです。
最終的にサルタという街まで通しで買えば安く済んだのですが、
この時は何も情報がなかったので、とりあえず早く行けるフフイまでのチケットを購入。
 
使ったのはここ、エル キアケーニョ社。単純に時間が一番早かっただけなんですけど。


ちなみにアルゼンチンのこの地方ではどこのバス会社もそうなのかわかりませんが、
15キロまでの荷物を預けることができるとチケットにも書いているくせに、 
預けるなら10ペソ払え、と言ってきます。
じゃあ、目の届かなくなるところに預けたくもないし、座席の足元広い所に置くからいいよ、
と言ったら、持ち込みはダメだからタダで預かってやる、と。
その代わり乗る時も降りる時もチップを要求してきます。こういうところがなぁ。。。

ラ・キアカからフフイ、サルタに抜ける間はウマワカ渓谷という所を抜けます。
バスから見える景色は、乾いた高地から、だんだんと標高の低い緑豊かなものへと変化していきます。動物もリャマ殿達から、牛馬へ。。。


   
 
ここらへんのエンパナーダは小ちゃい。

で、到着したフフイの街のバスターミナルで何社か確認したら、
イグアスに行く便はあるにはあるのですが、
深夜に出てサルタより少し南のトクメンというところで乗り換えてイグアスに行く、
というものでした。(それも毎日は出てない会社もある)

そのルートを使った場合、乗り換え時間も含め最低32時間はかかります。
うわぉ。乗った翌々日の到着は、日程に余裕がない私には厳しい。
地球の歩き方などにも書いてあるルートだと思うのですが、夜中まで暇だなというのと、
乗り換え地での時間のロスが無駄に思えること、
それと地図上では少し遠回りになることがどうしても気になって。

そこでフフイより大きなサルタの街へ。
ここは空港もあるので、最悪バスがなくても、
運良く飛行機があってそれに高いお金を出せばフレキシブルに動けます。
で、サルタの街のバスターミナルで確認した1社目で、これがまた運良く。10分後に出るわよ、と。
しかも乗り継ぎ便だけど、トクメンは通らないので、明日の夜にはイグアスの街に着くわ、とな。

なんと!パラグアイとの国境に沿って走っている道を行くみたいです。
乗り継ぎ2回だけどね。
でも早いに越したことはないので、ソッコー買って、そのままバスに乗り込みました。
結果、サルタの街から25時間で行けることが判明しました。

 

道は悪路でもなくどこまでも真っ直ぐ平坦で、熱帯地域らしいのどかな風景を走ります。


だんだんと高地の砂漠から水気と緑豊かなジャングルっぽくなっていくのを感じます。

おそらく向こう岸の左のほうはパラグアイのエンカルナシオンっていう都市。

やけに何度も小さな街に入るなぁ、と思っていたらダイレクトじゃないんだな。
指定席の券を持っていない人が、簡単に乗れるようです。



さすが南米。途中通りかかった小さな町では何気に信号待ちのお兄さんがサッカーボールをくるくるしたり。


可愛らしい教会があったり。

西鉄高速バスの天神⇄小倉間みたいな感じ。(またしても福岡人にしかわからん例え)
そして停車の度に、乗り込んでくる物売りさん達。
エンパナーダ美味しかったりするからいいんですが。
「サンイ〜」と言って売りに来るから、何かと思ったらサンドイッチだったりします。

因みにアルゼンチンのスペ語は最初聞いたら何言ってんだっていうくらい、独特です。
なんかシャモシャモ聞こえるんです。
本来、というか他の地域ではそのまま読めばいい、発音が楽チンなスペ語ですが
アルゼンチンらへんはYもLLもSの発音もすべてshの発音になってる模様です。
しかも早口でフランス語っぽくリエゾン(前の単語の最後と次の単語の頭をくっつける)が多いから

例えば
Ya se llamó (もう呼ばれたよ) は「ジャ セ リャモ」が一般的なスペ語発音ですが
アルゼンチンで聞くと、「シャシェシャモ」

慣れるまでは何言ってるか、まったくわからんちん。。。
と、いうわけで。
シャモシャモを聞きながら、夜にはイグアスの滝に行くアルゼンチン側の拠点の町、
プエルトイグアスに到着したのでした。

その日は、レストランでイグアスの滝名物?ナマズを食す。。。
うん、小骨が多くて味もさほど、、、。


やっぱお肉大国はお肉を食べる方が、美味しいのかもしれません。
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