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ニイナさんの海外転職レポ

お金、コネ、専門技術、語学力、彼氏、全て無し!の33歳独身女性が体当たりで始めた海外転職活動と@ラテンアメリカのリアルなレポート。語学留学と就職を決めるまでの第一章、メキシコで就職して驚きの連続の第二章。目指した業界に転職しての第三章です。

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内定をいただきました

相変わらずお腹が空くと動きも頭の回転も止まるニイナです。
でもここでおやつを食べると連日の買い食いで顔がアン◯ンマンになってるので、後悔もまた大きかろうと思って我慢します。。。

っていう現況です。あ、これは身体的な現況ですね。
このブログの本来の目的はスペ語も英語も喋れん私が外国でスペ語を習って外国で就職するまでの軌跡(になるといいな)を書くものだったのに、、、すっかり旅ブログみたいになっててすみません。

就活については最終局面を迎えております。
すみません、軌跡にも何にもなってなーぃ!現況は日記代わりのfacebookでちょいちょい書いてたのですっかり軌跡を残した気になっていました。。。

現況は一社、最終面接を終え、書類による契約などはまだしていませんが昨夜、採用決定のメールを頂きました。
職種は希望通りの営業事務で業界は車のメーカー関連です。

最終面接は3回目の面接で、金曜日に急に決まって週明けの月曜にSkypeで行いました。
一回目、二回目共に日本人面接官二人と日本語でくだけた雰囲気で行われましたが、最終は面接は
メキシコ人(日本語も英語も流暢に話せる)マネージャーと1対1でスペイン語と英語によるものでした。

対策は土曜日にそのマネージャーと同じ様なスペックの(同じ地方のスペイン語ネイティブで日本語が話せて英語もわかる)メキシコ人の友達に協力してもらって、練習をしました。
あとはスペ語学校の先生と一緒に、この質問来るだろうなーを予測しての回答を書いたカンペを作ったり。
英語対策はステイ先の仲間が全員英語圏の人達なので、特にアメリカ人で一番私の耳にも聞き取りやすい英語を話す友人に「私に話す時は英語で喋って」とお願いしました。
が、結局私は聞き取れても意味が分からずスペ語で言い直してもらう二度手間になった挙げ句、何も上達もしてなければ語彙も増えてない、と何とも不安な状況で。

本番では相手の言っている事はだいたい理解出来たのですが、スペ語力が良い時から落ちかけている時(日によって変わる)で、自分が話す方はぐちゃぐちゃだった気がします。。。

最後に英語でも質問され、返そうとすると本当に簡単な単語ほどスペ語が出てきて英語が出てこない!
例えば
私 "I want to viaje じゃないえーと、、、"
相手の方 ”travel デスネ”
私 "Si! no no Yes!"
というやり取りが実際にありました(笑)

一通り終了して、日本人の担当の方が二人メキシコ人マネージャーに話しかけて、どう思ったかなど確認していました。
Skypeで丸見えなので、自分の評価を話している場面を見てるという就活では初めての経験ではありましたが、スペ語に関しては合格点をもらえた様子です。
英語はもう終わったと思いましたが、「実際の業務はスペ語がほぼほぼなので、むしろスペ語の方が出てくるくらいで良い」というお言葉を頂きました。
まぁ、日本の親会社が設立したアメリカ子会社とも仕事で連携するので英語もちょいちょい必要らしいですが。

正式に書類で内定を頂いた暁には本当に全部ぶっちゃけで面接の時の質問内容や書類、募集の見つけ方なんかもアップします。
私は面接より何より書類作成が一番苦労しましたので、私の拙いモノでも誰かの何かの参考になれば、と思います。
ま、私の場合、経歴に一貫性が無くて跳び跳ねた人生送っているので、参考になる部分は少ないかとは思いますが、、、。

就活関連の他の動きとしては、第一希望の業界のデベロッパーで同じく事務職の仕事のお声がけをいただいていたのですが、先日ベリーズに向かう時に経由地のグアテマラシティに向かうバスに乗ってる時にいきなりスペ語ネイティブの方から電話がかかってきて、英語とミックスでやはり大してまともな事も言えないまま終わり、やっぱり不採用だったのが一社あります。
不採用の連絡も、私は「また連絡する」とだけ聞いたつもりでしたが、どうやら「もし次のステップに進めるなら連絡する」だったみたいで、連絡がいつまでたっても来ないから2週間後にメールで問い合わせて、不採用を知った次第です(笑)

それと他に一社、内定を頂いた会社と同業界の会社からもお声がけをいただき、私は他に一社面接を受けている事と、まだ内定自体はもらっていない旨をお伝えしたところ、まだ決まっていないのなら一度話をしたいとのことで、実はこの後、Skypeによる面接です。
内定が出た事をお伝えはしましたが、はてさて。


とりあえず、内定を頂いた会社との打ち合わせ次第で、いつまで勉強して、いつから働くか。
それと私の場合は今年日本で不動産を取得したり、会社を辞めたもので確定申告やらなんやらの手続き盛りだくさんの為に一度帰る予定ですので、それに併せてビザはどこで申請するか(メキシコ国内では就労ビザへの切り替えが出来ない現況)など、年末年始と今後の動きが決まります。

ひとまず、ご報告まで。
あ、関連写真が無いから今週の一枚的に。

ヘブライ語で私の名前。右から左へ読むんだそうな。

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ベリーズ逃避行:番外編

英語が話せないのもただの個性、と開き直りかけているニイナです。
この開き直りが成長の妨げなので開き直っちゃいけないのですが、事実そうなんです。
英語が話せない事は情報弱者であることは間違いないです。
でもそれも個性かな、と思えるようになりました。

さて、ベリーズからフローレスでの戦いを経て、金曜の朝にバスでグアテマラシティまで戻ってきた・・・のですが、グアテマラシティ入りちょっと前にいきなりバスが故障したとかで、乗客全員下ろされてちょっとランクが落ちるバス車両に乗り換えさせられました。
山の中でも真夜中でもなくて良かったですが、もう走れなくなるようなバスに乗せてたってのもすごいな。

グアテマラシティのFuente del Norte社のターミナルに1時間以上遅れた8時くらいに到着し、ケツァルテナンゴ行きのバスを確認したら、朝7:00の次は夕方16:00。。。

チキンバス(地元の人が乗る路線バス)で帰る事も一瞬考えたのですが、グアテマラシティ周辺は長距離の路線バスに強盗が頻繁に出没します。
強盗と言うかハイジャック的乗っ取りと言うか、最初に数人の乗客を乗せて普通に出発し少しして乗客が増えたら最初から乗っていた強盗団が一斉に拳銃を出して「全員金を出せ」と。
日本人もそれで撃たれた事件が確かあったような。お金だけでなくiPhoneやPCなども巻き上げられるし、暴行されたりもするのでもし、全貴重品を持って移動している時に遭遇したら踏んだり蹴ったりです。

危険なものには自分からは近づかない!時間もお金も命あってこそ!というわけで、他のバス会社の便でもなんでも直行の座席予約が必要な大きなバスに乗ることにしました。
各バス会社のバスターミナルがある地域は危険地域ではありますが、朝だし、ということで充分に注意して他の会社のターミナルへ。
しかし。。。いつもは15:00出発の便がある会社も、今日は出発しないなどの諸事情により結局面倒になり最初に見た16:00発の便に乗る事にしました。
乗客は荷物を無料でターミナル2階の荷物預かり所に預けられたので、貴重品が入ったバッグだけを持ってグアテマラシティの観光に出発です!

と、言ったものの、特に見るものはなく。。。
バスで近隣の遺跡などにも行けるのですが、興味をそそられる所も無いし。
街中をブラブラしました。
 国会議事堂だったかな、、、うろ覚えですみませんが1ケツァール札の裏に印刷されてる建物と思います。
 カテドラル 地球の歩き方の地図には警察署って書いてたけど、どうなんかな。(歩き方の中米版はけっこう使えない)



しかしここでわかったのは、今まで自分がケツァルテナンゴで見てきたものはケツァルテナンゴ独自のものだった、ということ。

ケツァルテナンゴはマヤ系民族他、昔の生活がそのまま残っているような感じです。
背の高いグアテマルテコ(グアテマラ人)も見ないし、民族衣装は当たり前です。

が、シティは背が高いグアテマラ人が居るし、民族衣装のおばちゃんも、みかん売りの少年も、野良犬の茶色い落とし物も、私を見るとチーナ(中国人)!と声をかけてくる若者達も見ない。。。
街中の商店街は独立した小さな商店というよりは、チェーン店が多く、街中にショッピングモールも乱立しています。
短い区間ですが新しい車体の路面バスが走っていて、自動改札のホームも整備されています。
首都にはさすが歩行者信号があって、みんな信号の使い方を知っている。(ケツァルテナンゴは、4灯式の車用信号だけなので子どもやお年寄りはいつ渡っていいのか知らない人も多数)
あまりにも面白くないので、来る前にあれだけうんざりしていたケツァルテナンゴに早く帰りたい、と思ってしまいました。


そうしてご飯食べたりしつつブラブラして(そういやバケーションの最後なのにお酒飲まなかったな〜。)15:00過ぎにはターミナルに戻り、15分遅れで出発したバスでケツァルテナンゴに帰ったのでした。
夜21:00くらいだったので一人で歩けない事も無かったのですが、やっぱり最後まで安全に帰るべくタクシーで家まで帰りました。
出迎えてくれたステイ仲間とステイ先の家族に写真を披露しつつ、お土産無くてごめんなさいと言うの忘れてたー!
ベリーズもグアテマラもなんかいいお土産が見つからなくて。。。って言うのをね。
本当にこれがいいお土産無いですから!大概がケツァルテナンゴでも売っていますが使いどころに困るデザインの布製品(かさ張る)かビーズアクセ(デザイン微妙)ばかりです。
お菓子みたいな消えるものは名産が無いのか売ってないし。
旅に出たのにお土産一つ買ってこない薄情な日本人と思われていたらどうしよう(笑)

土日はゆっくり過ごそうかと思いましたが、漢字売りに行ってみたり、学校のコーディネーターに誘われてタトゥーイベントに行こうとしてみたり。
私がタトゥーをするのではなく、イベントで漢字のタトゥーデザインをして売ったらどうか、と誘われまして。
公園の漢字売りの時にもよくお客さんに言われてたんです。「俺に漢字を彫ってくれ」と。
紙に書くだけならするよ、って言ったら直接身体に彫るまでやってくれ、と。
いや、それはどこであっても絶対嫌なので、丁重にお断りしましたが。
でもそのコーディネーターの勘違いによりイベントは既に終わっていたので稼ぎ損ないました(笑)
なので、近所のエキゾチック(?)なカフェバーで久々にテキーラなんぞ飲みつつ。

日曜によく行く外国人がたむろっているカフェにて日本人のさすらいのプロのカメラマンさんに出会いました。
さすらいながらもケツァルテナンゴに少し滞在する為のお家を探すとの事。
勝手なおせっかいで、街中でゲットした貸家情報の一軒を一緒に探しに行きました。が、該当の建物が見つけられませんでした。
そこで私がした行動は、先日知り合ったばかりで飲み会(の終盤に勝手)に参加したスパニッシモというサービスを運営している会社事務所に夕方18時を過ぎているのに突撃!
しつこくうるさく呼び鈴を鳴らしたら、代表の方が出て来てくれて、おすすめの部屋を教えていただくなどとてもご丁寧に対応してくれました。。。
感謝しきり。
だから宣伝という訳でもないですが、このサービスは日本でスペ語を学べるのでおススメするだけでなく、ビジネスモデルとして学びたい点が多いです。
現地ならではの資源を活かして社会を良くすることに繋がる枠組みを、楽しみながら作っていくって仕事はまさに私がやりたい事です。

その前にまずは目の前の就活にも向き合わねば。
スペ語にも。英語にも。
英語はやはり英語圏に行ったこともあり必要性を再認識したことと、英語もスペ語も話せるバイリンガル(私はプラス日本語なので目指す所はトワイリンガルですが)も個性だなぁと。
個性の幅を増やしたいという考えでは無いです。
世界では英語が話せるのも話せないのもどちらも、例えば「日本人である」という様な、個性の一つとして捉えられているに過ぎないということを知ったのです。
誰も個性に完璧なんて求めていないし。
それなら今までのように「英語も使えるようにならなくちゃ!」と義務の様な考えではなく楽しみながら、でもちゃんと向き合って使えるようになりたいな、と。

心新たに頑張る気になれたので、ベリーズに行って本当に良かった。
最高のバケーションでした。

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ベリーズ逃避行:花の町でのバトル編。

ベリーズ行ってケツァルテナンゴに戻ってきて、また一回り図太くなったニイナです。
体当たり感がますます激しくなっている気が(笑)

さて、木曜の朝6:30の船でサンペドロからベリーズシティに戻るつもりが、のんびりしていてうっかり逃してしまったので次の船でバスに間に合うかの不安と戦いつつも、1時間後の次の船を待ちました。
私の地元のローカル線の電車や福岡の中心部から南に向かう西鉄電車ですら、急いで車両にダッシュしているとちょっと待ってくれることもある優しい電車なのですが(急いでいる他の乗客からすれば迷惑行為ですが。)、時間にルーズなラテンアメリカでもさすがに船の時間はキッチリしていて目の前で小舟が行ってしまった!くぅ〜!

その1時間の間に朝ご飯を買いに通りをぶらぶら。
通りすがりのナンパしてきた人からカフェの場所を丁寧に教えてもらうも、現金が4ベリーズドルしかないので、そんな小洒落た所には入れません。
既に開いていてお客さんも何人か居る食堂に入り、開口一番いくらで朝ご飯メニューが食べれるかスペ語で聞く私(笑)
どれだけおなか空かせた貧乏人と思われたのか、気にするのはやめました。。。
ちょうど良く3.5ベリーズドルでコーヒー付きのチキンとフリーホーレスのフライドジャック(ベリーズの定番朝ご飯。小麦粉のトルティーヤを揚げている割には軽くて食べやすい。)があったので、注文しました。
他のお客さん達から定番の質問3点セット「日本人か?何故スペ語が喋れるんだ?英語は喋れるか?」を受け、回答している間に出来上がり〜。
テイクアウト(だけは英語の「to go」でお願い)にしてもらって、熱々のコーヒーと共に船乗り場でいただきました。
もう日差しは暑い。このカリブの日差しと海とも今日でお別れかと思うと、何もする事がなくてもせめてもう一日滞在しようかしら、などと思いました。

が、7:30の船でベリーズシティに向かいました。
ちゃんとケツァルテナンゴに帰らなきゃ、そして勉強しなきゃ、と。
ご褒美とこれから頑張る為に過ごした休息は終わりです。
ベリーズシティ周辺の海は全然きれいじゃないです。それを見たらちゃんと現実に帰って来れました。

因みにベリーズシティとキーカーカー、サンペドロを経由して更にメキシコまで行ける船を運航しているのは2社あります。
私は行きがけにオープンの往復チケットを買った、ベリーズの入国の際にお世話になったおじさんが所属する船会社サンペドロベリーズエクスプレス社を使いました。
なので、ベリーズシティで船に乗ったのも降りたのもサンペドロ社の船着き場です。
もう一社はキーカーカーウォータータクシー社(以下キーカー社に略)です。
それぞれの会社が船以外にも、グアテマラのフローレスなどへ直行で行けるシャトルバスを運行しています。

私は行きがけにフローレスでベリーズシティまでのバスチケットを買った際に、バス会社のオフィスの外でたむろっていたおじさんから帰りのバスチケットとしてキーカー社のグアテマラシティまでのオープンチケットを買っていました。
窓口以外の客引き系おじさんから買う事は滅多にしないのですが、ベリーズ現地で帰りのチケットを買う時間があるかなど不安だったのと、値段は事前に調べていたものよりほんの少し安かったこと、領収証兼オープンチケットに会社名などがまともに印刷されていた事で、購入しました。
ベリーズシティからフローレスに行くシャトルバスは朝9:30の1本きりです。

と、いう訳でベリーズシティのサンペドロ社の船着き場に9:00に着いたらキーカー社の船着き場に行ってオープンチケットを今日の日付に書き換えてもらってバスの席を確保しなくては、ということで焦っていました。
船は予想通り9時5分前に到着し、そこから走って5分のキーカー社の船着き場兼チケット販売窓口へ向かいました。
チケット売り場は船のチケットのみ取り扱っているらしく、バスチケットは同じ建物内の売店で購入する模様です。
売店のお姉さんに行きに買った手書きの領収書を見せながら「オープンチケットを持っているけど今日の9:30の便に乗れるか?」と聞いたところ、「乗れるわよ、そこにいるオージーも同じバスを待ってるから一緒に10時まで待ってたら良いわ」と。
どうやら9:30は集合時間で10:00が出発時間らしく、チケットもフローレスまではオープンのままでいいらしい。
良かった〜。とホッとしつつも10時近くになってもどこでどのバスに乗るのか不明だったのでソワソワしていると、バスの運転手さんが来て、いくぞー、と。
キーカー社の目の前が各社共通のシャトルバス発着所みたいです。

同じバスには先日のブルーホールツアーで一緒にシュノーケリング隊に属したイスラエル人の女の子2人組が偶然乗っていました。
他に一緒にキーカー社でバス待ちをしていたオージーカップルと、日本人っぽいバックパッカーの女の子が一人、イスラエル人の20代前半の男の子2人組、私を含めて計8人の乗客でワゴン車のシャトルバスは発車しました。
出発してすぐにイスラエル人の男の子(のかっこいい方)が、「君可愛いね!一人で旅してるの?やった!僕にもチャンスがあるね!」とスペ語で言ってきたのですが英語は話せない様で、英語が喋れない者同士の妙な親近感がわきました(笑)
しかしな。君達多分、私より一回りは若いからね。

ケツァルテナンゴに戻ってイスラエル国籍のアメリカ人のルームメイトにこの話をした所、イスラエルは兵役を終えた21歳くらいの男の子達がよく旅行をするのだとか。
そしてイスラエルでは英語をみんな話せるわけではない、とも。
私は今までイスラエルに兵役がある事も、ヘブライ語を話す事も何も知りませんでした。
旅に出てこうやって行った事の無い所の知識や興味を持つ事が増えていく。
こういうのがあるから旅って大変だけど、たまに行きたくなるんですね。

さて、帰りの国境は楽なものです。
ベリーズ出国税で19アメリカドルを払い、ベリーズでは何日間の滞在だったか、とグアテマラ側では滞在目的を聞かれただけで終了です。
また荷物は何一つチェックせんけど、この辺の国って大丈夫なんかな。。。
ベリーズ入国でお世話になったおじさんに挨拶したかったけど、入国側に行くのも面倒なので断念。こんなゆるい所だけど一応国境なのでね、余計な動きをしてグアテマラに戻れないなど面倒な事になりたくなかったので。
ここで同じバスのバックパッカーの女の子が、赤いパスポートを持っていたのでやっぱり日本人だ、と確信を得て、どういうルートなんですか〜?などなど会話していたら、みんな無事にイミグレを通過したみたいで、バスは再びフローレスに向けて出発しました。

フローレスに入る直前で、行きがけにチケットを買ったおじさん(以下エンリケ)がバスに乗り込んできて、各乗客にフローレスから各都市に向かうチケットの売り込みをしました。
私にすぐに気付き、「君はフローレスからグアテマラシティまでの分のオープンチケットを今日の夜の便に書き換えるから、チケットを俺に渡せ」と言ってきました。
でもチケットは領収証を兼ねているので、手放してしまう訳にも行かずまごまごしていると「バスがフローレスに着いたらうちの事務所に行ってそこでチケットを書き換えよう」と言ってきました。
そうね、と言っている間にバスはフローレスに到着。
イスラエル人のイケメンはいろいろ声をかけてきた割には、バスから降りるとすぐにホテル探しの為にサラッと離れて行ったのがちょっと残念です。30代の一瞬のドキドキを返せ(笑)

エンリケの事務所に居たお兄さんに荷物を預けてグアテマラシティまでのバスの席を確保してもらおうとしたら、彼は「まだいいよ」と。エンリケ居ないし。
そんなものか、と思って夜のバスの出発時刻と集合時間を確認してフローレスの街散歩に出かけました。
フローレスという所は大きなペテン・イツァに浮かんだ小さなフローレス島と、そこから橋一本で繋がったサンタエレーナ地区を全部ひっくるめてフローレスと言います。
フローレス島はゆっくり歩いて30分で一周出来るくらいの規模で、ホテルやバーなどが多くあるリゾート地区です。バス乗り場や市場などはサンタエレーナ地区にあり、橋も歩いて10分もかからずに渡れる距離です。
 暑いため季節感が無い市庁舎の広場にあるクリスマスツリー
 後述のトゥクトゥクが橋をひっきりなしに渡っています。



フローレス島から橋を渡ってすぐの小ぎれいなショッピングモールでグアテマラケツァールの現金を下ろしてお昼ご飯。
モールの中のフードコートやミニレストランはほとんど閉まっていたり、開いていてもメニューが限られていたりしたので、敷地内にあるチキンのファーストフードのお店へ。
お隣にはバーガーキングもありました。

そうそう、グアテマラではファーストフードは贅沢食です。
最近は日本やアメリカでもマックのセット(コンボ)は安くはないですが、それでもやっぱりファーストフードらしい立ち位置をキープしていると思います。
学校の先生によるとグアテマラではファーストフード(特にマック)は「今日は給料日だから家族で食事に行こう!」の場所らしいです。
価格も高くて例えばそんじょそこらの屋台でボリューミーな3個入りタコスを150円、食堂で普通レベルのお昼ご飯を300円で食べれるのに対して、この日のチキンのファーストフード店(いろんな所で郊外店をよく見る)は単品メニューが750円位から。マックでいうハンバーガーが2個みたいなちょっとしたセットだとなんとびっくり1500円くらいから。
そしてファーストフード店なのに、お店に入ったらカウンターではなく席に案内され注文もお会計も全て席で済ませました。こうなると味と雰囲気がファミレスのレストランです。
まぁ、私がグアテマラに居る間にファーストフードを食べにいく事はもう二度とないだろうなぁ。

その後またのんびりフローレス島に戻り、湖に飛び込んで遊ぶ地元の少年達や、夕日を眺めながらぶらぶらしました。

どこかジブリっぽい建物多数。

夜のバスはグアテマラシティのどこに着くか知りたかったので、どのバス会社が運行するのか尋ねようと、再度エンリケの事務所へ。
エンリケは居なかったので、先ほどのお兄さんにバス会社の名前を確認し、再度「私が持っているのはオープンチケットだけど、今日のバスに乗れるの?座席番号は何番?」と聞きましたが、OKだ、と。

まぁ、いいか。バス会社も分かった所でエンリケ事務所のすぐ近くのレストランバーへ。
ネットをいじりながら時間をつぶし、アメリカのセドナ以来2ヶ月ぶりくらいにお店でのパスタ(なぜか大量に生のニンニク入りなのが残念)を食べて出ようとした所で、隣の席のスペイン人の一家に日本人か?と呼び止められました。
60代とおぼしきご夫婦も30代中盤に見える息子さんも揃って日本が大好きらしく、東京と京都に旅行に行ったこともあるそうな。
質問3点セットに答えたら、息子さんが「グアテマラで勉強するなんていいね!僕は明日グアテマラ人の女性と結婚式を挙げるんだ!」と。
おぉ〜!なんとおめでたい!ご本人にもご両親にも¡Felicidades!(おめでとう)をたくさん言ってお店を後にしました。

22:00にサンタエレーナを出発するFuente del Norte社の1等クラスで、エンリケ事務所に21:00集合だったので20:30過ぎにエンリケ事務所へ。
日本人女性二人組が楽しそうにお話ししていたので混ぜてもらうと、なんとお一方は福岡出身。和みました(笑)お二人とも長く旅行されていて、グアテマラのサンペドロという街に戻る途中だそうです。
彼女達はエンリケからチケット購入の時にお金をボラれかけたらしい。ほほぅ。やっぱりなぁ、エンリケなんか狡い顔してるもん。
その後、エンリケが来て何故か彼女達だけタクシーに乗せられてバス乗り場へ。
ここでタクシーっていうのも何だか怪しい。だって普通に大きな地元の旅行会社でチケット買ったらバス乗り場までの送迎が付いているはず。(行きのツアー会社はそうだった)
一人取り残された私にエンリケはいきなり言いました。
「君は今日バスに乗ってグアテマラシティに行きたいならあと100ケツァール(約1500円)払わないといけない」

・・・来たー!!エンリケ商法!私は冷静になんで?と返しました。
彼はそれを無視してバス会社に電話をし、35という数字をメモしました。
その後突然怒って(る演技で)「君がさっさとオープンチケットを渡さないからだろう!もうオープンチケットで今日の座席は取れない!明日の朝出発するバスに乗るしかない!だがどうしても今日のバスに乗りたいなら他のバス会社のチケットに振り替える。その会社のバスなら運良く席が取れた!でも変更料に100ケツ払え!」と言いました。

私は冷静に、かつ怒りオーラ全開で事務所のデスクを指でコンコン叩きながら
「何で?私は何度も彼(オフィスに居たお兄さん)に換えなくていいのか?って言った。そうしたらこのままでいいって言ったのは彼だよ。他のバス会社ってどこ?ここで換える必要は無い。私が自分自身でバス乗り場のカウンターに行くから。ついでにあなたの名前は?ツーリストポリスはどこ?バス乗り場の近くならそこにも行くし。」とスペ語で一気に、いえ、途中に舌打ちとshit!を挟みながら言いました。

エンリケはわかりやすく、ぐぐぐっと悔しそうになるも、私が英語が出来ないのを見破ったのか「英語で言うぞ!」と反撃してきました。
涼しい顔で「どうぞ」と英語で返す私。ざまあみろ!中1英語の最初の10ページくらいはまだ頭に留まってんだぞ!聞き取りだけなら中2くらいまではな!
その後もう一回同じ内容を英語で言われて、即座にスペ語で同じ事を返し、外に出て事務所の写真をバシバシ撮り始めました。(証拠写真撮ってるからな、的アピールです。)

そうしてようやく彼は100ケツを諦めたようです。

でも私に直接バス会社にカウンターに行かれて(おそらくバス会社から彼に払われるであろう)チケット代理販売手数料までフイにするのは避けたかった様で「今すぐバス乗り場に行かないと乗れないんだからな!このタクシーに乗れ!」と言ってきました。
おそらくタクシーからも斡旋料を取るはずだし。

その時点で21:15くらい。
他のトゥクトゥクタクシー(3輪のバイクタクシー:10ケツでバス乗り場に行ける)を掴まえるか、もしタクシーが無くても道は分かるのでダッシュでバス乗り場まで行けばギリ間に合うか?と考え、一人夜道を行こうとすると(でも本当は怖い)エンリケは引き止めてきます。
「だからもういいって。自分で行くから」がスペ語と英語で半分ずつしか言えないのが悔しい。
それでも彼には本当に私がポリスに駆け込もうとしていると思わせるには充分だったようで、何度も「俺はちゃんと助けを出したからな!これで最後だ!もうこの後バスに乗れなくても知らないからな!」としつこく自分が呼んだタクシーに乗せようとします。

そのやりとりのせいで時間がかかり、もうこれじゃそのタクシーに乗った方が早いな、と10ケツのトゥクトゥクは諦めてそのエンリケが呼んだタクシーに乗り込みました。くぅ!25ケツとは言えなんか負けたみたいで悔しい。
そして彼は一緒にタクシーに乗り込み、私が最後まで持っていたオープンのチケットを奪い取り、35、と書かれたチケットを渡してきました。そう、彼が「違うバス会社に電話したら運良く取れた」座席番号です。
・・・バス会社変わって無いじゃん。つまりこいつは最初から座席を確保した上で、あの面倒くさいやり取りをやってきたわけです。
稚拙と言うか何と言うか。。。しかし久々に狡い人に会いました。
いやぁ、世界のいろんな所でいろんな小銭の稼ぎ方に出会ったけどみんな大概かわいいもんですし、もしかしたらお金をちょっと多くせしめる事が出来るかも、くらいのスタンスでやってるように見えるのですが、エンリケは最初から人を騙して(の割りに演技が下手)稼ごう!というスタンスが、久々に会った本当に狡い人間だな、と。
しかもあんたの名前は?の問いに対して「・・・マリオ」とかまた分かりやすい嘘をつくし(笑)
エンリケ、狡く稼ぐならもうちょっといろんなことに気をまわした方がいいと思うよ!

その後バス乗り場で再会した日本人女性二人組とエンリケの狡さについて語り、無事にFuente del Norte社のバスの35番座席に着席した所で、22:00から15分程遅れてバスは出発しました。
座席数に余裕があり、私の隣には誰も来なかったのを幸いにゴロンと横になり、グアテマラシティへ向かったのでした。

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ベリーズ逃避行:青穴編

久々に世界遺産に行くぞ!と思って行ったニイナです。
ここ数年、行きたい所にあるならついでに見に行っとくか、のスタンスだったのですが、先日の海の中初体験でブルーホールはやっぱり中から見よう!と最終的に決断しました。

ちなみにブルーホールは世界遺産と言っても旅行好きではない方からしたら「ベリーズ?どこそれ?」と言われる程度なので、ググった参考資料はこちら↓


朝、5:30にホテルの部屋から歩いて2分のツアー会社オフィス兼出発場所へ。
朝ご飯にパイナップルと食パン食べながらコーヒーで目を覚まします。
6:00にサンペドロを出発し、6:30にはキーカーカーに着。そこで追加の人を積み込んで出発です。
追加の人を乗せる時に、前日にキーカーカーでツアーを申し込みかけた(けどキーカーカーのATMでなぜかお金が降ろせなかったので申し込みをキャンセルした)ツアー会社のおばちゃんが付き添いで来ていて、一応挨拶をしておきました。「何でか分からないけどサンペドロに行っちゃった!そこではお金が降ろせたからサンペドロでツアー申し込んだよ」と。
結局、同じ船に乗る事になるし、サンペドロの方がブルーホールまで遠いし費用もかかったのですが、まぁいいや。
だってあの時は何となく動きたい気分だったんだもんねー。

今日のメンバー
・ダイビング:12人(ヨーロッパ組・オージー・南米組と様々)
・シュノーケリング:4人
・ガイド:ダイビングに2人・シュノーケリングに1人
・船長さん
の計20人で出発です。

代表ガイドさんが全体を上手く盛り上げようと、唯一の日本人の私がポツンとなりかけても話しかけてくれるし、シュノーケリング担当のガイドさん(おそらくガリフナ族出身)は無口ながらも常におやつのデザートが切れないように準備しているし、快適な船中です。
隣に座ったマダムがスペ語でガイドさんと話しているのを見つけ、すかさず話しかけアルゼンティーナのお友達も出来ました。ホッ。
他にも一人、誰とも喋らずいかつい侍タイプのいかにもダイバーで映画のグランブルーに出てきそうな白人のメンズがいましたが(ってかあれはタンク無しで潜る海を好きすぎる人達の話ですが)、後でスペ語で話しかけてみると、とっても可愛い声の話し好きなスペイン人でした。

「このTシャツは15年着てるよ!日本が大好きさ!」日本製じゃないと思うけど、長持ちしてますね(笑)

後で、セニョールと呼びかけたら「それは完璧だけど間違ってる!僕たちは友達なんだからダメ!」と言われました(笑)
そもそも船中でも特にそうだったのですが、英語圏のベリーズで日本人の私がスペ語を話す事にとても驚かれます。
ふふ、英語を話せない分、スペ語の方が出てくるんだよー。
でも、これでスペ語が分かる人は喜んでスペ語で話してくれます。
私がわからないで、ん?となるとすかさず英語に切り替えてくれたり。
やっぱ英語必須ですね。ケツァルテナンゴに戻ったらルームメイト達にお願いして練習しよう。
ちなみにガイドさんが言うには、ベリーズも北(メキシコ側)に近いほどスペ語が通じるのだとか。


2時間ほどでブルーホールに到着です。
空から見るか、海の中に行くかで迷っていた時にネットで見ていた情報によると、
・空から見る程くっきりと穴が分かる訳ではない
・潜っても水深が深すぎる為ダイバーも少しの時間しか潜れない上に、きれいにいろいろ見れる訳ではない(洞窟の中の様な光景だそうです)
・シュノーケリングだとなおさらがっかり、きれいな珊瑚礁を見るだけなら周辺の3カ所ツアーで充分

とマイナスイメージばかりです(笑)
ただ、空からの画像は先日の佐賀男君が綺麗な画像をネットに上げていて、これはいつか空から本物を恋人かだんな様と共に見よう!と思った次第なのです。(懲りんな、私。。。)
それにやっぱり行かないと分からない事もあります。
そう、私は人の顔色に怯える割には主体性を持ったタイプだと思うのです。(やりたいと思った事は後悔してでも一度やってみないと気が済まないタイプなだけなんですけど)


で、ボートから見ても案の定、青い所と水色の所がそれぞれあることはわかるのですが、はっきり穴!とはわかりませんでした。

が、水の中をパシャパシャ行くと、ここから穴だー!!とわかります。と言うか体感します。
シュノーケリングはホールの縁の周辺を1/3周くらいした感覚なのですが、縁の周辺の珊瑚が見える浅い部分(と言っても水深は20mはあると思います)から離れて穴の上はきっと何も見えなくて楽しくないと思います。
本当に穴の所はぽっかりと急に深くなっていて、浅い所で見られる様な魚もほとんど見えないし、水深が急に変わるからか深く引き込まれる様な流れがあります。
私はビビりながらもその本当に境目のギリギリを泳ぎながら、海の不思議を楽しみました。

その日のシュノーケル隊の4人は私以外にはパナマから来たイスラエル人の女の子二人と、パリから来た韓国系の同じ年くらいの男性です。それとガイドさん。
イスラエル人の片割れが先日の私のシュノーケルデビュー時の最初の私と全く同じ状態でしたが、ガイドさんの「船に戻るか?」を全力で断りつつもただ浮き輪に摑まってふわふわしていたところに、外国人の主張の強さを感じました。。。
(一応)パリジャンのアジアン男子はカメラを水中ケースに入れて持参していたので、私は「潜った所を撮ろうか?」と親切なフリして結局私も撮ってもらう、というちゃっかり行動でその日一日しっかり激写してもらったのでした(笑)
ダイバー組も短い時間ながら楽しんだ様で、サメが見れたそうです。

その後、お昼ご飯を食べる予定のハーフムーンキーという無人島のちょっと手前でシュノーケル隊は海ポチャして泳ぎで島を目指しました。

うようよしている直径15センチくらいのクラゲを避けながら泳ぎ、島に着く途中で見たバラクーダは見た目はとても怖いのですが、食べるととても美味しいらしい。ほほぅ。
他にもメダカの様な透明な魚が群れで泳いでいたり(白魚の踊り食い食べたいなー)、上陸してからも野鳥の森があったり、大きなトカゲ(?イグアナ?的爬虫類)も小さなトカゲも居て、島ごと水族館かの様な島です。

途中でガイドさんがヤシの木に登ってヤシの実を落として割ってくれました。
リゾートホテルのプールサイドで飲むのとはまた違う、新鮮なココナツウォーターを味わいました。

「取っていいのは写真だけ」のベリーズバリアリーフの一帯は珊瑚に触る事はもちろん、釣りも出来ません。
ガイドさん達も当然ながらとても海を大切にしていて、今日のガイドさんも海中で紙くずなど見つけると、拾って自分のウェットスーツの裾に入れていました。
このハーフムーンキーの島にあるトイレも自然の事を考えて作られていて、水ではなくおがくずで自然に返すなんとか法の処理の仕方です。(すみません、調べてもなくて)。
ドッポントイレなのに臭くない。こんな小島のトイレ、汚かったらどうしよう。。。という心配は無用でした。

その後、船で島に到着したダイビング隊と合流してランチ。
豆と一緒に炊き込んだココナッツライスとマカロニサラダと煮込んだ鶏肉というやっぱりベリーズ!なメニューを自分に合った分だけ取るセルフサービスでいただき、やっぱりダイバーだからなのか誰もアルコールは飲まないので私もコーラにしておき、また島を裸足で散策しました。


途中、足下を見ていなくて出っ張った石に蹴つまずき、足の指からちょびっと流血・・・。
サメが怖いので(こんな少量で来るわけないと思いますが/笑)カットバンをもらって船で最後のポイントに出発です。

道中、船の中で筒型のクーラーケースに豪快に残ったお酒(多分ラム酒ボトル1本)とファンタとフルーツを投入しているガイドさん。いひひ、楽しみですなぁ。
残ったご飯も細かくしてペットボトルに詰めています。あ!餌付け用ね!

最後のポイントでは餌付けに面白いように魚が集まってきます。その様子は船の上からも見えます。

と、同時に大きな魚が茶色いものを振り撒いていきます。
魚の胃と腸はきっとピストン型なんだね!入ったら即出る。
ここは透明度も高く、水深の深い所も見えるので、ダイバー隊が潜って遠くに行くのも見えます。
誰か上に居る私を撮って〜っとアピールしつつ終了(笑)
これはシュノーケリング隊のアジアン男子撮影分。

帰りも2時間くらい、ボートは海に叩き付けられながら、そして時々エンジンが止まりながら(怖い!)船長さんは波しぶきと戦いながら、私たちはクーラーケースで作られたラムポンチ(って言うのかな?)を飲みながら帰ったのでしたん。

島に戻ってホテルでシャワーを浴びて。
やばー。また捻挫してるみたい。今度は足の指の付け根。そう、島で石に蹴つまずいた時です。
が、日本出発直前にやらかした捻挫の時に習得した技「ロキソニン湿布と気合いで治す」で様子を見ようと思い、晩ご飯の調達へ。
最近、リゾート地だから物価高いよねーと思いつつ平気でレストランで食事をしていましたが、やっぱり一人だとお酒飲んでも酔えないし楽しくないし、何より手持ちのベリーズドルがもう底を尽きかけています。
(ベリーズはグアテマラに比べてクレジットカードは流通していますが、手数料がとんでもなく高い)
街で一つ2.5ベリーズドルのおやき的トルティーヤ(トルティーヤの中に好きな具を入れられる。大きさは韓国の道ばたで売っている黒蜜入りお餅くらい。)を三つ買ってホテルに戻りました。

これで残すベリーズドルは4ドル(1ベリーズドルが1/2USドルなので今なら230円くらい?)のみとなりました。

節約ご飯でもホテルのテラスで優しい潮風に吹かれながら、とっても美味しくいただきました。
やっぱ一人ご飯はどっちにしても寂しいのだったら、誰にも気を使わなくて済むこういう所のがよっぽど贅沢かもー。と今更ながら思いつつ、就寝したのでした。
さて、明日はケツァルテナンゴへの帰路につきます。

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ベリーズ逃避行:海とマナティと私。

とは言ってみたもののマナティ会えてないんですけどね、のっけから暴露するニイナです。
海も、、、すみません、言うほど写真は無いです。
いや、だって期待持たせてあえませんでした、じゃ、ねぇ・・・?

キーカーカーにて3カ所巡りツアーに申し込んで、ツアー当日朝朝食を食べてのんびり散歩したりして。
↓頭上に落ちたらどうなるか、と心配なヤシの実


10:15きっかりにツアー会社のお庭に水着+パーカーと貴重品はどうしたもんかと思って(途中で何のオプションがあるか分からん、と。)結局ポーチにカメラや携帯と共に持参して集合しました。
実はこの歳にして人生初のシュノーケリングです。
ツアー会社のお兄さんに私にちょうど合うフィンとマスクを選んでもらっていたりして、ちょうど出発予定の10:30きっかりに、強面ドレッドおじさんが行くぞ!と。
どうやら今日のガイドさんは見た目に合わずキッチリとした感じの方みたいです。
その日の参加者は私以外に一人の20代アジア系男子と、40前後かな?アジア系奥さん連れのカナディアン夫妻の計4人。

出発進行!したところでアジア系奥さんが自己紹介してきました。
流れでアジア系男子と私も英語で(くっ!またもここで英語か!)自己紹介・・・しようとしたらなんとその男子、ビックリなことにケツァルテナンゴからちょろりときた、福岡(と言いつつ実は佐賀)出身という、私となんだか現況が似ている日本人でした(笑)
いや、最初見た時から日本人だろうなーとは思ったんですが、(というか華僑以外のアジアンにほぼ出会わない)日本人と関わりたがらない人も多いし、何より私が引っ込み思案なので(笑)話しかけずにいたのです。

空は快晴とはいかずとも、当分降る気配はなく、ボートが水面に叩き付けられる振動も楽しい程度です。
カナディアン夫妻は2台のカメラを駆使して忙しく自分たちの写真やビデオを大量に撮りまくっています。(ビデオに何でもかんでも収めるのを世界中の観光地でやってるのは大概アメリカ人かカナダ人ですよね。韓国人はポーズをつけた自分写真が好き。)
ガイドのおじさんは時にボートの体重バランスやロープさばきで忙しそうにしつつ、無口ながらも今日のポイントや注意点を英語で説明しながら(私はそれを佐賀男君に訳してもらってやっとこさ理解しつつ)順調に最初のポイントに向かってボートは1時間弱(?位だと思うのですが)走りました。

最初のポイントに到着しました。透明な水面の下に白い砂の海底が見える深さです。
水温は全く冷たくなく、かといって温くもなく、本当に適温です。
シュノーケリングをなめてかかってガイドさんに「私、ライフジャケットいらないよ!泳げるもん!」と言っていよいよ海ポチャしてボートから20mくらい離れた所までガイドさんについて泳ぎました。
ボートの上で練習したつもりでしたが、口から息を吐くのは出来てもなかなか吸い込めず、呼吸の度に顔を出し、シュノーケリングしてない私。
ついにガイドさんからボートに戻ってライフジャケット着用命令が出ました(笑)
そうしてライフジャケットを着けて再度トライ!
口だけ呼吸も少しずつ慣れてきました。

そうして見る世界は。。。本当に素晴らしく美しく、写真を撮れなかったのが残念です。
ただ、写真はある程度思い出に残せるのですが、海の中に限らず世界中の絶景はそこに行って見たそのままを写真には残せないと毎度痛感します。
その場の空気感を現せないのは当然なので仕方ないのですが、絶景と言われる場所じゃなくても、きれいな夕日や海の色の違いなど、色に関してはやっぱり人間の目に敵うものは無いな、と。
だから心のシャッターを切って、自分だけの心のアルバムに残すしかないんですよね。
自分が死ぬ時にそのアルバムが分厚過ぎて走馬灯が長くなって死ぬまでの時間を延ばしてちょっと得した気分になろう!と勝手な想像を繰り広げている私です。

ガイドさんが小さな魚(多分これは準備していた)を大きな巻貝の中に詰め込んで餌にして、魚とウツボをおびき寄せてくれたり、小さなサメを捕まえて抱っこさせてくれたり。
他にも2カ所回って、きれいなたくさんの種類の魚やウミガメやエイに会えて、素晴らしい珊瑚礁の世界をたくさん見る事が出来、大満足でした。
最後のポイントでマナティに運が良ければ会えるかも。。。でしたが残念!でも帰りにイルカに出会えました!


因みに他のボートはイルカと泳げるのがウリだったかどうか分かりませんが、イルカの群れを見つけて次々に乗客が海に飛び込んでいました。が、イルカって泳ぐの早い。。。当然乗客達は置いて行かれ、結局船に戻る、という間抜けな光景に笑えました。

この日に行ったホール・チャン海洋保護区他、ベリーズバリアリーフはオーストラリアのグレートバリアリーフに次ぐ世界第二位の珊瑚の群生地です。
はぁ〜、こんなきれいな所で泳げてもうどうしよ。次はオーストラリアに行くしかないな(笑)
でもまだ怖くてダイビングのライセンスは取る気にならないんだよなー、結局。

そうしてキーカーカーに戻ったのが予定通りの15:00きっかり。
カナディアン夫妻の提案でみんなで写真を撮り、私は佐賀男君から面白そうな話が聞けそうだったのと絶対食べたいロブスターは一人より複数でしょ、ってことで晩ご飯に誘ったらOKしてくれたので、19時に集合の約束をして解散しました。

その後部屋でのんびりしていると、ものすごい雨の音が。
スコールにしては長いし、約束の時間まで降ってたら嫌だなぁと思っていましたが、19時にホテルを出た時には、雨も上がっていました。(所々でうっかり水溜りにはハマりましたが)

その夜は久々のロブスターを食べて、いやもう、やっぱ魚介っていいよね!と。

ケツァルテナンゴでは魚、いませんから。。。ちーん。。。
(注:売ってはいるけど普段まず食卓に上るものではない)
私は生の海老アレルギーですが(火を通した海老も体調によってはのどがかゆくなります)グリルロブスターはいけましたね。
ご飯もやっぱり誰かと一緒が良いし。しかもカリッとした坊主の好青年という私のど真ん中なタイプ(5年前だったらキャーキャー言ってたな/笑)だと、話の内容の楽しさもご飯の味も3倍増ってもんです(笑)
いやん、こんなん書いててなんかおじさんっぽいから今後はやめとこう。。。

一人でもホテルまでの道を歩けるキーカーカー。


そうしてシュノーケリングを楽しんだ翌日の昨日と今日は、何っっにもしませんでした。
洗濯屋さんに服を持って行ったり(ジーパンと濡れた水着とパーカーの重さで10ベリーズドル)ご飯を食べに行ったり、PCいじったりはしていたのですが、基本のんびり。
次の動きをなかなか決められなかった為です。
ベリーズと言えばやはり世界遺産のブルーホールなのですが、それを飛行機に乗って空から見るか、でも水の中から見てみたいしな、、、とグダグダで。
これがどっちの選択肢も値段が高いのと人数を集める必要があったり、毎日は催行されてなかったりでハードルが高くてですね、優柔不断な私は決められなかったのです。
で、散歩したり。
でっかいトカゲ見ると南国って思うのは私だけ? アメリカ以来のスタバ発見!

ご飯はふらふら歩いて動物的勘で入ります。たいがい現地ものにつられて、名前から想像出来ないものをすぐ頼んでしまうのですが、外れません。全部美味しいです。
こっちも基本は豆です。
それとこっちのレストランや食堂は基本、テーブルにハバネロソースを置いていて、辛いものバカな私としては嬉しい限り。


そして蚊に刺されたり。今まで寒い所にいてダニとかも気をつけていたのでトラブルは無かったのですが、ベリーズ来てからすごいです。
小さい蚊なので1つあたりの威力は小さいですが、やはり片足30カ所くらい刺されているので、痒いです。。。ポケムヒが追いつきません。

ハンモック時も微妙に蚊から足を守ってみる(意味無し)

結局、今日の昼頃にサンペドロという島に来ました。なんとなく。
船はキーカーカーから30分。ガラガラ状態でのんびしています。


お宿は海辺の安宿ですが、個室です。
風が気持ちよく、ヤシの葉が揺れる音と波の音ですっと眠れそう。
サンペドロはバックパッカーの楽園のキーカーカーとは異なり、普通に物価の高い、でものんびりした観光地です。ドミトリーとかあまり無いんじゃないかなー。(見つけても泊まりきらんけど)

ここから明日はブルーホールのシュノーケリングツアーに参加です。

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