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ニイナさんの海外転職レポ

お金、コネ、専門技術、語学力、彼氏、全て無し!の33歳独身女性が体当たりで始めた海外転職活動と@ラテンアメリカのリアルなレポート。語学留学と就職を決めるまでの第一章、メキシコで就職して驚きの連続の第二章。目指した業界に転職しての第三章です。

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同居時代開始。

今日も3時間の残業で帰ってきた後に野菜春雨スープをたくさん食べてしまって、後ろめたいニイナです。
(でも近所のスーパーで今まで置いてあった春雨が無くなっていて、私にとっては重大事項)

これ、帰ってきて何も食べなければ絶対痩せるし、食べても少しなら野菜と春雨だからなんとかなるでしょ、と思うのですが、いっぱい食べちゃうもんなぁ。
いかん、ストレスフリーな生活なせいで、ちょっとでも仕事の負荷が増えると(仕事量というより面倒くさい中身)すぐに食に走ってしまう。

今日も会社で、珍しく怒っていると(過去、一緒の会社で働いたことがある方はご存知ですが、私の仕事中の口癖が「叩っ切っぞ」という位、いつもいろんなどうしようもないことに怒っていましたが、今の会社では怒らず、どうしようもないと流しているので、そういうキャラはあまり出ません)、メキシコ人の同僚君たちが
「ニイナ、落ち着いて、ほら、甘いもんあげるから!誰かニイナに甘いものをあげて!」と
フォローしてくれました。

日本人の出張者さんたちも、私に仕事を頼みたいときはまずお菓子、だもんなぁ。。。

いや、ありがたいんですけど。
私、どんだけ食いしん坊キャラやねん(笑)


社内の同志で持ち寄りタコスランチパーリィを開催。(これもある意味タコパ/笑)
ワカモレを作って行ったら「ちゃんと美味しくできてる!ニイナ、メキシコ人と結婚できるわよ!」とな。・・・彼氏居ないのいじられキャラも続行中(涙)


さて。年が明けて四日からは元気に働いておりました。
しかし最初の一週間はきつかった!疲れが取れないというか。・・・歳か。
でも、四日、五日と弟分のたっちゃん(アメリカ留学中のメガネ男子)が滞在していてくれたおかげで、晩御飯とか一人じゃない鍋とか食べたし、うぅ、幸せ。
 
お互い北九州人なもので、鍋には◯さんうどんの柚子胡椒、でしょ。


たっちゃんが「友達と飲んで」と持ってきてくれた彼の住んでいる地域の地ビール。
我が家でパーリィでもしないと私一人で消費しちゃう可能性が高いのだよ。と、いうわけで来月は私の聖誕祭と銘打ったフィエスタを我が家で開催予定。


で、たっちゃんがアメリカに戻った後。
今度は新たな同居人を迎えることと相成りました。
新しく入社したJPOPやアニメが好きなメキシコ人の女の子です。
以前、サカテカスにいた頃から人に部屋を貸したり、ルームシェアをしたいと思っていましたが、やっとそれが叶いました。

ただ外国人とのルームシェア話でよく聞いていたのは、ものに対するルーズさ。
例えば、オージー相手は食器を洗った後に泡がついたまま放置、とか。
メキシコ人相手では、同居人が買った食材を関係なく使う、とか。

で、お迎えするにあたり、ルールを色々作らないといけないのかなぁ、と思っていたのですが。
今のところ(まぁまだ一緒に住み始めて一週間も経っていないんですけど)、むしろそんな遠慮しなくていいよーっと毎日言っているくらいです。

ただ、日本語の理解や仕事に対する意識はまだまだなので、会社とは別に家で、どんどん私を利用して向上していってほしいところ。
など寮母さんのような気持ちでの同居開始です。




写真はご近所のタコス屋さんで、壁に名前書いて行って!と言われ、メキシコでの最大の想ひ出を綴るたっちゃん(笑)


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ゴーゴーメキシコタコスドライブ旅:まとめ編

この頃のテーマソング Oasis "Supersonic"

12月29日、朝9時前にはハバナからの戻りのアエロメヒコはメキシコシティ国際空港の第2ターミナルに無事到着しまして。
メキシコパスポートではないけど、メキシコパスポートの列で在留者カードを見せて入国です。
そしてメキシコシティ名物のわけわからん通関(通る時にボタンを自分で押して、ハズレの赤が点灯した人は全員カバンの中身検査)も無事緑だったのでパスして、と。

そのまま昼ごろアメリカから到着のたっちゃんをお迎えに第一ターミナルまでエアートレインで向かいます。
もう2タミで到着の出口を出ていて、エアートレインに乗るには搭乗券が要るのだけど、降りてきたハバナからの搭乗券の半券でも乗れました。よかった。

さて。今回の旅はアメリカに住む友人のうち、メキシコに行ってみたいという友人たちを二人招いて(その二人に面識はない)ドライブ旅の予定でしたが。
一人(グアテマラ行く前に一緒にアメリカのグランドサークル周辺をドライブ旅した高校時代の同級生、ミールン)が急遽ご家庭の事情で行けなくなったことが、前日、ハバナでネットにつなげた際に判明しました。

と、いうわけで今回はもう一人の参加者、たっちゃん(本名。20代後半メガネ男子)にメキシコを紹介するドライブ旅となりました。
の、割にレンタカーとかホテルとかちゃんと決めたり予約してなかったりでね、グダグダやん(笑)
これがまた予約とか予定とかなくてもなんとかなるっしょ〜っのノリが同じなので、ぐだぐだなまま旅はスタートしました。


彼、たっちゃんとは父親同士が昔からの友達で、家族ぐるみの付き合いをしてきて、彼のお母様とは昔、何度か海外旅行に一緒に行った旅友です。
たっちゃん自身も彼が2歳くらいの頃から知っていて(その頃から顔のパーツの位置の比率が全く変わらない同じ顔)、10代の頃もたまに私のバイクの後ろに乗っけたり車に乗せたりして、一緒に外国人バンドのライブに行ったりなどしていた、かわいい弟のような子です。
今回はアメリカに留学中のちょっと頼りない弟を、お姉ちゃんが無理を通せば道理が引っ込むこの国、メキシコで放り出して逞しく育てるわよ、と思っていたのですが。

実際は私の方にもたくさんの気づきや得るものが多かった旅でした。
10年ぶりくらいのMT車(しかもメキシコ初運転だし左ハンドルだし)の運転で冷静に助けてもらったり。
(交差点で焦ってエンスト起こしたら無言でエンジンを掛け直してくれるわ、坂道発進でサイドブレーキ担当してくれるわ、などなど)

ハンドルと近い。。。今回の相棒車はVWのGOLです!


リアルな恋バナ、海外就職すること、海外で暮らすこと、人生設計、身体とメンタルの管理、などなどいろんなことを話して、成長して気遣いもきちんとできる立派なメンズになってることを感じました。
あまりの成長ぶりには私はたっちゃん相手にドキドキしてしまったらどうしよう、と思ったくらいです(笑)


最初は車を借りてその日のうちに、絶景といわれる景色を楽しみながら暖かい海沿いの街に行く予定でしたが、初日からのんびりし過ぎて、メキシコシティからわずか2時間のプエブラの街でもう泊まっちゃってるし。
でもここは石造りの街並みとセントロの喧騒がとっても素敵で、行ってみてよかったです。





翌日。もう一度昼間のプエブラの街並みを眺める、、、というより素敵なカフェでお茶して。

セントロにあるここは静かで素敵な錆感のある石造りの昔の建物のカフェでした。

元気に出発して向かったのはメキシコ湾沿いの港町、ベラクルスです。
(いきなりメキシコ人にやぁ!と声をかけられて、前に働いていたサカテカスの会社の人だったことにはびっくりしました)
ここで元旦まで2日間居て、暑い日差しと海と海の幸を堪能するつもりでしたが、、、あれ?

海、北九州な港やん?泳ぐ所はももちやん?
(福岡人にはわかるシリーズ。北九州の海はほぼ工場な街並みの港。ももちはヤフードームの裏で高層マンションな街並みのすぐ横にある人工的砂浜。)

 
ここはスペイン人が最初に上陸したところ、というわけでヨーロピアンな建物が多いです。

しかも寒いやん??
ここはメキシコの海辺ですか?という感じで、、、結局、楽しみにしていた海の幸だけを堪能する旅となったのですが。

海が見える街に育ったものの現在どちらも海無し州在住により海鮮物に飢えてる二人組


貨物の港?を抜けた先にある要塞を観に行こうとしましたが、大晦日で閉まってるし。
行く途中の海の色は冬の日本海ですかね、、、。

花は南国なので、普段はきっと暖かいはず。


ここで、、、調子に乗りすぎました。
最初に平気で食べていた生カキではなんともなかったのに、大晦日に花火見る前のごはん〜とか言って普通に食べた魚に当たってしまいました。。。


ちーん。。。あ、これは海軍博物館内の(おそらく)無名戦士の墓ですが。

二人して魚介類にあたって朝からもんどりうってる元旦とか有りえない(笑)
外は台風並みの強風で寒いし。。。(泣)

私はお腹をこわしただけで済みましたが、たっちゃんは発熱ありの上からもマーライオンだし、これはやばい。
と、いうわけで私の会社の看護師さんに対応を確認。
メキシコでは大きな病院(保険に加入している一般の人は無料)は緊急時に行くものであって、普通はまず薬局に行くそうな。
あとは個人病院とか診療所に自腹で行く。
と、いうわけでホテルのフロントで尋ねたら、なんとホテルの目の前に個人病院がありました。
でも、元旦だし朝早いし、と思って実際に行って確認してみたところ。
すると、開いているし今すぐ連れてきていいわよ〜、と女医さんの嬉しいお言葉が!

すぐに連れて行って、おしりに痛み止めの注射(最初に私が座薬と間違えて通訳していた)を打ってもらって、処方箋をもらって、と。
これまた近所にあった薬局で買った薬代と診療費を合わせても6500円くらいかな?で、済んでよかったー。

なんせ海外で病院にかかったことのない私で、予備知識もないし、
しかも女医さん英語を全く喋らないので、どうなることかと本当に怖かったです。

そういえば初めてメキシコに来た時。
4年前に同じように年末に旅行していて、一緒にいた旅の相方君がやはり同じような症状でダウンしました。(私もお腹の調子が悪くなったのも同じ)
その時は何も出来なかったなぁ。
すっごくいいホテルに泊まっていたのにフロントの人に助けを乞うことも、同じメキシコシティで歩き方に載っていた日本人医師が居る病院に連絡することも出来なかった。
あの頃に比べて、今回は病院に連れて行ったってことだけだけど、ちょっとは成長したと思っていいでしょうか。


そんなこんなで結局ベラクルスには二日まで居てゆっくり休みました。
復活して二日の昼にレオンに向けて出発!
シティの空港で借りたレンタカーはレオンの空港で返せることを確認済みです(四日分のレンタル代と同じくらいの額になる1日延長と乗り捨て料金ね/泣)

途中大きな川が見えたり、、、

途中で必ず通ることになるケレタロの街で、私の友人のカルロにあって行く算段をしましたが、おナビ様のお導きが大外れで、とんでもないところを走り回らされ、渋滞なんかもあって断念。


霧で10m先も見えなくなったり、、、


でも後に霧を抜けたらきれいなダイヤモンド富士的な景色に出会えたり。

結局ケレタロ通過して自宅に帰りついたのが翌朝5時くらいでした。

こうして年末年始にまたがった旅だったわけですが。
年明けの花火の時に、たっちゃんの前で宣言した今年の抱負
「健太を生む(←将来の息子の名前)」の為にもですね、
本を書いたり、不動産を買ったり、だんなさんになる人を見つけたり、と今年も突き進んでいこうと思います。

あ、あともちろん。
最近またとみにスペイン語に対する努力とか、感謝の気持ちとか、忘れがちなんでその辺もちゃんと、向き合っていこうと思います。(海外ぼっちは言ってくれる人がいない)
お友達の皆様、私が調子ぶっこいていたら愛を持って叱ってね★

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カリビアンクリスマス旅:さよならハバナ編

本日のテーマソング:chara "あたしなんで抱きしめたいんだろう?"
 
さて、バラデロで三日目の最後の朝、お宿で美味しい朝食をいただき(5cuc)
浜辺を散歩したり波を眺めて波の音と風に最後に癒されつつ。


あ、そうそう。人生初葉巻にも挑戦。
普段、タバコもなど吸う系のものはいずれも嗜まないのですが、
お土産があまりにも見つからずに、よし、会社の日本人には葉巻じゃい(製造業はどこもそうなんですかね?メキシコではどこでも日本人の喫煙率が高い)と思って、買ってみようかな、と。

しかし大昔にほぼ初めての海外旅行で行ったニューヨークでお土産に葉巻を買ったものの、
カッターが要ることとか、味とか、どうやって吸うのかすら知らずにはいっと渡して、
「吸えない」とブーイングを受けた覚えがあります。

そういえば去年のセンセイ(仮名・日本人カメラマン)との旅の途中の欧米人が支配する街のグアテマラの古都、アンティグアで、センセイがヨーロピアンが経営しているシガーバーに行ってたのを思い出しました。
入り口のガラス部屋で葉巻を売っているのでそこで買って、
中のカフェで一本の葉巻を長い時間をかけて嗜みながら、まったり過ごす、と。

そうか、そういうところに行けばお試しで吸える上に、オススメを聞けて、ライターや道具も揃っているじゃなかろうか、と思って「タバコの家」というお店に入ってみました。
お店の雰囲気は重厚で古めかしくて静かに時間が流れていて、いかにもシガーバー。
と、思いきや尋ねてみるとシガーバーではなくてただの葉巻屋さんでした(笑)
けど、カッターが要らないものでお土産にもオススメの細いものを教えてもらい、
その内の一本を開けて火をつけて渡してくれました。
これ、火をつけてもらわんかったらどっちが先っぽかすら私にはわからんもんね。


シガーは肺には入れず、口の中だけで味わってから吐き出す、と。
味は。。。他に比べる対象となる経験がないのでなんとも(笑)
あーこれが葉巻か、みたいな。
しかしこれでお土産に安心して渡せるってもんです。

お宿のおかみさんにまだハバナのお宿が決まってないことを言うと、ハバナのいろんなお宿にすぐに電話をかけ始めてくれました。
やっぱりどこも混んでいるらしく、数件目の電話でやっとこさ民宿をメインでやっているところなのかホステルと名のつくところを確保でき、その住所を確認してお別れし、ビアスール社のオフィスに行ってチェックインを済ませました。
当日買おうとする人がかなりいましたが、次の便を買ったりしているところをみると、やっぱりハバナに戻る便もなかなかこの時期は混んでいるのだと思います。
チェックインとかするけども席は自由席です。
乗車の際に前に並んでいた女性二人組が日本人だったので、タクシーの乗り合いが出来ないかと思ってハバナについてからのホテルの場所を聞いてみたら、エリアが違ったのでアウト。
このバスの中は日本人、ちょいちょいいたなぁ。

 
バスの出発を待ってる間の海も穏やか。


バスの中から今回最後のカリブ海の色を堪能。

そういえばバラデロは細長く突き出た半島で、先っぽの方に行くほど、オールインクルーシブのホテルばかりで、私が居た本土に近い方面は、日本人は皆無でした。
たまに見かけるアジアンも中国人ばかりでしたし。
そんな中、ぼっちで過ごしたバラデロ、、、2回ほど道ですれ違う地元ッティ女子に声をかけられました。
「アミーガ!一人なの??キャー、くすくす(笑)」って感じに。

・・・いいもーん。ぼっちで優雅な旅を楽しむ30代だもーん。(結果そんな優雅ではないが。)
・・・来年はさ、一人旅はちょっと控えれるように頑張るもーん。。。

さて。途中一回10分ちょっとの休憩を挟んで、ハバナの旧市街へ。
(帰りはバスターミナルだけでなくて市街で止まってくれる)
タクシーで新市街の方へ依頼し、ハバナリブレというホテルしか知らなかったのでそこら辺、と言って乗ったところ(7cuc)そこからお宿は8ブロックほど離れていて、そこまでなら10cuc、と言ってきます。

道を挟んだ左右のマンションの差。築70年差くらいあるのではなかろうか。

いたる所でカードが使えないのと、翌日出発で不要になる現金の調整を考えていたので、支払う現金を極力減らしていこうと思った私。
10cuc欲しいから無理にでもお宿まで乗せていこうとする運転手さんと半ば喧嘩しながら、
当初の予定通りハバナリブレ前で7cucで降ろしてもらいました。
で、ハバナリブレの横がネットが出来る場所なので、先日の残りのカードを使って連絡してみると、、、。
翌日からのメキシコ旅行関係で大事な連絡が入っていたりで、やっぱりネット環境って必要だわ〜。

で、まだまだ昼間の明るい時間なので、そのまま地図通りに歩いてホステルに到着しましたが、従業員さん達の様子がおかしい。
どうやら上がっていらっしゃーい!と言ったものの、待ち構えていたのは別のアジアン(中国人)らしく、私の予約のことはオーナーから聞いていない、と。
3人居た従業員の一人、40代に見える明るい雰囲気の女性が、明日の早朝出発で長い時間じゃないなら、エアコンなくてもいいなら「好意の値段で」私の家にいらっしゃいよ、とのこと。
私はここから5ブロック先に叔父と二人で住んでいて、なんの気兼ねもいらないわ、と。

うーん、、、、バラデロのおかみさんは電話で日本人って伝えていたし、従業員がお金欲しさにホテルのお客を奪うっていうのもあり得るし、何よりこないだみたいに民泊の許可無しの家に行ってまた後悔するようなことなっても嫌だし。。。
と迷っていたのですが。
また8ブロック歩いて大きなホテル(ハバナリブレ)に行くこととか、行ってももし予約で埋まっていたら、と考えるのも億劫で、その方を疑いながらも滞在させていただくことにしました。

その家までは歩いて5ブロックくらい。
38歳の女性のお嬢さん(20歳。かわいい。)が、連れて行ってくれました。
彼女はその女性の実の子供で一緒の場所で働いているけど、一緒には暮らしていない、とのこと。

キューバは警察が信用できる。暮らしやすいし、のんびりしているし安全で好き。
だけど給料が安くてやってらんない。(私の一月の給料20ドルよ!と言いつつタバコは欠かしません)
まだしばらくキューバは変わらないんじゃない?

などなど話しながら、お宅へ。
民泊などはしていないため生活感溢れる、でもちゃんと片付いた家です。
でも、私なんでここにいるんだろう。。。って思ったね。
(冒頭の曲、歌詞変えてマジで歌ってました/笑)
そこで荷物を置いてそのまま、また街へ。(お嬢さんはまた職場のホステルに戻って行きました。)
ホテルの建物内で、観光客であふれたリカーショップでお持ち帰りのラムを買い、(でもこの時だけカード使えず。)ブラブラしてホステルで女性と合流してお宅へ帰りました。

歩きながら話していて、その女性が悪い人じゃないことはわかります。
お腹空いているならごはんもすぐに準備するからね〜、とも。
しかし、このキューバで得た体験からして、この人どれだけ私からお金をもらえるつもりにしているんだろう?と思ってしまいます。
人を疑うことと、人に対して怒る事って心がとても疲れるのであまり、したくはないのですが、どうしても、ね。

シャワーを浴びている時も、彼女が誰かと「まぁ、20cucはくれるでしょうよ」と電話で話している声が聞こえて、なんだかなぁ、、、と思いつつ。
電話の相手は若い彼氏だったみたいで、彼女がごはんの準備をしている間に家に来ました。
うわぉ、二人からお金を迫られたら逃げられんし、でも私、今現金あまりないし、どうしよう!!

と、緊張しながらも準備していただいたごはんをペロリと食べて、しまいには寝落ちそうになっている私(笑)
あ、ごはんは白ごはんとシーチキンのトマト煮とチーズでした。
で、まずは15cucを宿泊に対する「好意の気持ち」でお支払い。
確か、普通の民泊が20か25cucからなので、夜中の2時半までの滞在で熱いお湯のシャワーもエアコンも無いセントロからかなり歩いた所であるここなら15で充分じゃないか、と。
あとは、ごはん代とここまで連れてきてくれたお嬢さんに、などなどの気持ちでプラス5cucをお支払いして、とりあえずひと眠りしました。


29日夜中、2時過ぎ。起きて顔を洗って準備します。
前日のうちにお宅の女性がご近所に住むタクシー運転手さんに2時半に頼んでおいてくれたのですが、少し早く来てくれていました。
女性は最後まで見送ってくれて、ここでやっと、この人ちゃんとホスピタリティの心を持っている人だった〜と思えました。

タクシーの料金は少し高めの30cucで(夜中だから仕方なし)前日のうちに確認しておいたのですが。
おぉ!オープンカーでは無いけどクラシックカー!!
57年(52だったかな?)と言っていましたが、57年前の車なのか1957年製なのか確認していないのですが、どっちにしてもすごい。


どれも深夜の走行中撮影によりブレブレですみません。。。
が、クラシックシングルのバイクを更にクラシカルに改造していた私としては、リベットや計器類や頼りないサイドミラーなどに萌え萌えです!!



しかし警察に渡すから、ということで乗ってすぐ集金。
しかも友達と称する別の男性も助手席に乗っています。
えーっ!怖い!!!
今まではお金を取られたりボられたりする恐怖だけだったけど、この状況は襲われても逃げられないという別の恐怖も出てきます。
さらに空港に向かう郊外の道に連れ出されたり、捨て置かれたりして飛行機乗れなかったらどうしよう、とか。
まぁ、話してみるとちゃんと登録してあるタクシーのドライバーさんで、友達も本当にただのお友達で、ライトの故障で停まった時(これの方が本当に怖い)のお手伝い要員さんだったみたいです。
途中で通る警察からも何も停められたりもしなかったし、ほっと安心。

時々車は停まりそうになりながらも予定の3時には空港着。
小さな空港なので夜中も空いているか心配しましたが、そんな時間も飛んでいるのでちゃんと開いています。
パナマ行きや、カンクン経由のイタリア行きなどの便で、全く聞いたことも無いエアラインの便でしたが、バシバシ飛んでいるみたいです。

一時、パナマの街で現金が無いから心配していた出国税も、今はエアチケットに組み込まれていて(ネットで調べた)もうこれ以上お金を使うことはありません。
空港の中のお土産屋さんですら市中と同じ値段でお酒などを売っているので(こういうところはキューバのいいところ)安心してハバナクラブの3年もの中瓶(3.95cuc。モヒート作る用に。)買って預け入れ荷物に入れて、と。

1時間近く遅れて開いたアエロメヒコ航空のカウンターで、無事に荷物を預けて、イミグレを通って中の搭乗口側の待合室へ。
ここでサンドイッチとコーヒーを買って本当にぴったりきれいにキューバ通貨を使いきりました。
(と思っていたら後日、隠し銭として持っていた20cuc、2000円ちょっと分くらいを発見して切ない。。。)
今思えば、キューバは税抜き表示じゃ無いので計算がしやすかったなー。


キューバのコーヒーは最後まで粉っぽさのある独特のものでした。
空港の待合室(ラウンジでは無い)でこんな入れ物に入ってくるのもなんとも70年代クラシカルな感じで素敵。

そんなこんなでキューバを離れます。
久々の一人旅だったし、短かったし、準備が足り無いなどで、いろんな思いをしましたが、毎日飲んでたいろんなカクテルは美味しかったなー。
また、いつかリベンジに行く時には、もっと人と素直に楽しめることに期待しつつ、でも今のクラシカルな風景は変わらずにいて欲しいと勝手ながら思いつつ、寝ている間に飛行機はメキシコシティに向かっていたのでしたん。


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カリビアンクリスマス旅:カヨブランコでの休暇編

この日のテーマソング:COCCO "強く儚い者たち"

朝八時半に近所のオールインクルーシブのホテルでピックアップの、イルカと泳ぐシュノーケリングツアーに出発。
家を替わるために荷物をまとめておいて、二軒隣のネーナおばあちゃんのところへ持っていく。
ハンモックが壊れた滞在先民家のおかみさんの所に荷物を置いておきたくなかったし、そもそも朝の出発の時間など全てお伝えしていたけど、出てくることもしないもんね。。。
ここまでホスピタリティを感じられない宿泊先ってさ。。。
キューバなので仕方ないし、もうどうでもいいけど。(一晩寝てやるせなさに耐性ができた)

ホテルに約20分遅れでバスが到着し、その後も各ホテルを回って30人以上は乗ったと思います。
そのままクルージング船の出発場所へ。さらに他の所を回ってきたホテルからの参加者と併せて一層のボートに50人くらい?×2艘で出発です。


ハイシーズンで大盛況です。
ここでも一人で参加している人は私のみ(笑)
アジア人もほとんどいなくて、他に2組くらい中国人のファミリーを見ただけかな。

キャプテンお手製のポンチ(フルーツがゴロゴロ入ったジュース)でラムポンチを(何杯か)飲みながらボートは和やかな雰囲気で進みます。
途中、ボートを停めてシュノーケリングするスポットがありましたが、足ヒレは付いていないしどうも、上手く呼吸ができなくて早々に引き上げました。
周りに人も大量にいましたが、魚も少し見えました。

老夫婦が舳先に近いところでタイタニックごっこをしているのを見ると、足元にトランポリンのようにネットが張られた部分があり(下は海面)、そこで欧米人は寝転がって風と太陽を満喫しています。
これは!!!巨大ハンモックじゃないか!!
日焼け止めをよく塗って、私も参加。
時々下から小さな水しぶきが当たるのも気持ち良く、私は動く海上のハンモックを手に入れたのでした。

お昼ご飯はカヨブランコ、という白い砂浜の無人島に上陸し、ロブスター含む数種類のグリルなどをいただきます。


ご飯までの時間はのんびり砂浜で寝るもよし、お酒を飲むもよし、ですが、たまに船長によるゲーム大会やみんなでメレンゲ踊ったり。
一人でも参加して充分楽しみました。




イルカを見に行く人は、船に早めに戻ってすぐ近くにあるイルカ保護センターみたいな場所に移動です。

あ、野生のイルカに乗ったり一緒に泳ぐわけじゃないんだね、、、当たり前か。
イルカさん達の目が穏やかなのは、優しいのか、狭いところで飼いならされてる哀しさからくるのかよくわからないけど、「あなた楽しい?」と話しかけている怪しい30代(笑)
ここでは順番に並んで、いるかのお腹にタッチしたり、イルカさんにキスしてもらっているところを撮影してもらったりしました。
イルカの肌は想像した通りのモキュモキュ感。。。


その後、カヨブランコに戻って、イルカオプションに参加しなかった残りの人をピックアップし、夕方にはバラデロへ。
帰りもハンモックを満喫しました。


到着してからネーナおばあちゃんのところへ荷物を取りに行きました。
(今度は)美味しくアイスをいただき、お金が入るわけでもないのに、次の宿泊先を探してさらにおじいちゃんに連れて行ってもらうなど、とっても良くしてくれたおばあちゃんに本当に感謝です。
おじいちゃんと二台でそれぞれチャリンコに乗って、ローカルな2番通りをゆっくり走ります。
おじいちゃんは荷台に私のミニスーツケースを乗せて片手で支えて。。。すごいな。

次のお宿は電話会社の建物の目の前で、wi-fiに期待しましたが、やはりそんなものは無いらしい。。。
ここはちゃんと民泊マークが有り、お部屋も快適です。
美味しいご飯屋さん、と言われた隣の通りのイタリアンがいっぱいだったので、お持ち帰りをして帰ると、ご夫妻が晩御飯中で、一緒に食べる?と誘ってくれました。
しかも普通にロブスター食べてるもんなー。
ちょっと味見させてもらうとプッリプリで美味しい!
ロブスターが食卓に上がるのは日常茶飯事なのかお尋ねしたら、ちょうど今日、オリーブオイル漬けを作ったところだから食べていたけど、毎日食べるようなものでも無いらいしい。

気持ち良い風を感じながら、この日は心に何も残すことなく就寝したのでした。




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カリビアンクリスマス旅:バラデロの青い海と心編

この日のテーマソング:とんでったバナナ

26日朝、都市間高速バスのビアスール社のターミナルへパブロさんが10cucで連れて行ってくれました。
タクシーの運転手さんたちがすぐにバラデロへタクシーで行かないか、とたくさん話しかけてきます。
バスはバラデロへ10cuc、タクシーは1台80cucで4人で乗り合いできれば20cucになるので、バスのチケットが買えなかった人たちでうまく乗り合わせないといけません。
バスセンターで何人かに声をかけるものの、みなさん行き先が異なります。
そうこうしているうちにタクシーの運転手さんがトルコ人の女の子二人組をつかまえ、あと一人をつかまえるまで待ってもいいし、80cucを三人で払うならすぐに出発するよ、と言ってきました。

待つのも面倒臭いよねー、と意見が合致した所で出発。

道は高速道路というわけではなく、人も横断したりするのですが、総じて綺麗に整備されています。

タクシーの中では、私が昔トルコの商品を売っていたことや、旅の話などを英語でキャッキャと話しながらも、すぐにそれぞれが旅の疲れで寝落ちたりしつつ、長閑な雰囲気で海沿いの道を走りました。
時々道沿いに見える海の色が変わっていき、バラデロでの綺麗なカリブ海の色と透明度に期待が高まります。

10時過ぎにはハバナのお宿の(下の階の)おばあちゃんに紹介してもらった家に到着。
そこもおかみさんはおばあちゃんで、とってもにこやかに出迎えてくれました。
が、そこも今日はすでに予約で埋まっているので、2件お隣のご近所さん(民泊やっていますの掲示はない一般のお家)に泊めてくれるとのこと。
翌日もバラデロに滞在したいけどまだお宿を取れていないこと、一緒にタクシーに乗った女の子たちも同じで、今日の一泊はホテルを持っているけど翌日を押さえられていないことなどをスペイン語で説明すると、なんとかそっちの彼女たちの分も押さえるわ!取れたらそれぞれに連絡するから、と頼もしいお返事。
しかしこのご近所の情報網というか、ホテルに客を持って行かれてなるものかの連携力のすごいこと。

実際に泊まる一般のお宅の門扉横には思いがけず、私が憧れてやまないハンモックがありました!

今までに経験してきたハンモックより少し小さめで、糸も綿100%でボロそうだけど
今までハンモックがある海辺では必ず気持ち良い昼寝をしてきた私としては、ここも最高のお昼寝ができるはず!
と浮かれて、そのまま荷物を置いて水着に着替えて海へお散歩に出ました。



ビーサンを買ったり(お店に全然種類も在庫も置かれてなくて、選択肢が一択しかない12cuc。・・・高い)、浜辺を歩いたり、生演奏の音楽聞きながらロブスターを食べたり、メキシコペソから両替できる銀行を見つけたり、お部屋に入れるようになる午後までぶらぶら。

27番通りのスナックバーでフローズンダイキリ。



名物のロブスターにはビール、待ってる間にピニャコラーダ。
音楽はカリビアンな3人トリオ。

宿泊お宅に帰ると部屋が整っていたので、荷物とともに入りました。
宿泊費をお支払いしようとすると35cuc。
さらに飲み水として4cuc。
民泊設定は金額が25cucから5cucずつでランクがあり、上限も決まっています。
でもシーズン料金とかはなかったみたいで、35はここでこの施設で高くないか?と思いつつも、普通にお支払いしました。
さらに嬉しいことに、翌日のもう一泊も紹介元の二軒隣のおばあちゃんが手を尽くしてくれたらしく、別の家で確保できたらしい、との嬉しい知らせもありました。
やっぱなんとかなるもんだ。

こうしてバラデロに居れる日程が確定したので、ハバナに帰るバスのチケットを買ったり、翌日のシュノーケリングができるツアーを申し込みに行ったりして、その後は夕方からハンモックで最高の昼寝タイム。。。

と、思ったら。。。
地面に落ちた。
乗ってすぐにドン、では無く、しばらくしてかかとが入った網目から糸が裂けて、ドスンと。
コントか。
下に置いてあった陶器の置物で頭を打たなくてよかった〜、と。

で、お宅のおかみさんに事情を話したら「これ人からの貰い物なのに!!」と嘆かれ責められ、新品を買わされる始末。

貰い物なのか贈り物なのかはわかりませんが(でも新品をゲットした瞬間にケロッとしていたから思い出の詰まった物ではない模様)、でも泣きたいのはこっちです。
ボロくて破れたものの代りに新品を買わされてその上それを使わせてもらえないし、それよりも何よりも、私の愛するハンモックの上で昼寝という最高の時間が一気に真っ黒な思い出に。

新品を買わされに連れて行かれた民芸品市場のお店の人に、私が乗って破れたことは話さずに許容体重など聞いたら「もちろんあなたが乗って破れるわけない」と言ってたじゃないかぁ、、、絶対綿糸の経年劣化じゃん(怒)
だからハンモックはお土産品でもメキシコやグアテマラ、ベリーズで使っているようなナイロンがちょっと入っていて、体を包み込むタイプがいいんだよ。。。

それと、こういう素人が民泊お宿業をやるべきじゃないと思いましたね。
ここは民泊やってますのマークの掲示がないお宅だったんですが、これって許可制か登録制じゃないのかな?
家も一つはベッドが使えないベッドメイクだし(見た目綺麗に整っていると思いきや、ベッドマットにシーツがなくて、枕も毛布を丸めているだけ。)
こういうアクシデントが起こった時にお客様の心配をするわけでもなく、
ボロくて危ないものを置いておくこともそうだし、
使われて困るものなら最初から使わせないようにする配慮もしていない。
そもそも到着最初の時点の初対面でいきなり、
「タブレットを持っている?日本ではいくらである?
日本にはいっぱい良いタブレットがあるんでしょう?
だから持ってるものを(中古だから安く)売って」
と言ってきた人です。
・・・タブレットは持ってないし、持っていたとしても自分のデータが入っていて必要だから使っているものを、見ず知らずのあなたに市場より安く売ることは有りえんわ。

この国の民泊業の趣旨は海外からのゲストに居心地の良いお宿を提供しよう、というホスピタリティからくるものではなく、自分達が持っている資源を使っていかにお金をゲットできるかどうか、がメインなんだな、と改めて感じるとともに。
それでも綺麗で安全なお部屋をホテルより安く提供してくれている、ちゃんと(国の許可を取って?)民泊をしている他のオーナーさんたちを見習って欲しいと思いました。。。

はぁ、、、失われしハンモックタイム。。。

紹介元の2軒隣のおばあちゃん(民泊業の掲示をしている)は、年の功か、私の顔を見た瞬間に何かあったの?とアイスクリーム食べていく?と優しい。
(でもやっぱり今までのキューバで過ごした時間での経験で、そのアイスクリームもお金取るんじゃない?と疑ってしまい、素直に食べれない私。哀しいなぁ。)

おばあちゃんおすすめの安くて美味しい食堂(15番通りの海近く、ビール含めて6cucくらい)で晩御飯をいただき、その日は就寝したのでした。


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