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ニイナさんの海外転職レポ

お金、コネ、専門技術、語学力、彼氏、全て無し!の33歳独身女性が体当たりで始めた海外転職活動と@ラテンアメリカのリアルなレポート。語学留学と就職を決めるまでの第一章、メキシコで就職して驚きの連続の第二章。目指した業界に転職しての第三章です。

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初で一人でハワイ旅:市バスで楽しいホノルル編

この日のテーマソング "南の島のハメハメハ大王"
アロハ、ニイナです。
ハワイの暖かい気候の中でのんびり、、、してません(笑)
そもそも肌寒いくらいだし、ずっとチラチラ霧雨のようなほのかな小雨が降っています。
市バスで乗り合わせて親切に降車ポイントを教えていただいた
長くホノルルに在住の日本人の方とかもこの冬は寒い、と言っていました。
でも!虹は見えるし、いつもいるレオンよりは湿り気もあるので、曇り空でも楽しんでいます。

到着した瞬間から、ワイキキの街に行くシャトルのチケットを買うのに英語が喋れず一苦労です。
翌日、午前9:33のハワイアン航空の飛行機でハワイ島のコナに移動する、前に
ワイキキ市街にあるダイヤモンドヘッドにちょっくら山登りしていこうかね、と思って
シャトルバスの係のおばちゃんに、明日の空港までの戻り便はいらない、って言ったら
月曜で、さらに正月明けの学期始まりで明日の朝はとんでもなく道が混雑するんだから
絶対、朝はどこにも行かずにシャトルに乗って空港に来なさい!と怒られました(笑)

このやりとりから英語なので、言ってることはわかるのですが、
スペ語でしか返せんもんだから、時間がかかる。
ほんと、英語しゃべれん病が酷くなる一方です。。。

そんなこんなで結局往復の空港シャトルのチケットを買い、ワイキキのホテルへ。
ホテルから30秒のワイキキビーチにいるデュークさんにごあいさつして、と。

の割にどこから撮っても逆光でまともに写真撮れず。

ネットで市バスの乗り方など調べ、(JALの余りマイルで来たので)JALのトロリーバスも
併用して、まずはこの木なんの木の「日立の木」へ!

バスを降りて歩くアジア人(後から喋っているのが聞こえたら日本人でした。もうわからん)
などもいるので、英語が喋れずともたいして心配はしていません。



バスで行くとこの木なんの木がある公園の裏口から入ることになるので
入場料をうっかり払わずにいたのですが、両替が出来ない市バスに帰りも乗るために
小銭を作らねば、でちゃんと駐車場側の入り口の売店で入場料をお支払いしました。


遠くに虹も。

その後、帰りのバスを中華街近くで降りて、17時に閉店?間際の出雲大社へ。

ここでもバスを降りて歩いている途中で虹が。小雨だからかな。

お正月仕様です。

 ハワイ仕様です。

お参りして、社務所で御朱印帳書いてもらったらちょうど17時でした。

また市バスに乗ってワイキキに戻る間、必死で地図を見ていると、
冒頭に書いた乗り合わせた在住の日本人の方に声をかけていただいたのですが
不思議と日本人ってわかります。

いや、皆さん海外で日本人ってわかるのは当たり前なんだと思うのですが、
何故か私は日本人を見分ける能力がメキシコで低下しておりまして、
街中で見るアジア人が日本人か中国人か韓国人か
わからないことが多くなってしまいました。
が、何故だかハワイだと不思議と日本人だとわかります。
在住しているっぽい日本人の方に限るんですけどね。
観光客と二世以降の移住の方々は相変わらず元がどこの国の方か見た目だけで区別がつきません。
きっと観光客は大陸系も日本人も同じおしゃれセンスになってきていて
二世以降の人は文字通りハワイアンだから、なんだろうなぁ。

そうそう、日立の木の公園から帰るバスを待っていた時のことですが
まったく何語かわからないアジア系の顔の現地在住のおばちゃんたちの会話が気になりました。
ところどころスペ語の単語が混じっているのです。
でも言葉全体としてはもうちょっと東南アジアっぽい響きの様な気もします。

海外に出稼ぎ?に出ている私より、いろんな文化がミックスされた中に生きている
あのおばちゃんたちの方が余程、国際人だなぁと思ったのでした。

またビーチでお散歩しつつ、ごはんを探し求めてうろちょろするも食べたいものが見つからず。
結局はハワイらしいものを、ってことでスパムおにぎりとビールにてささやかな夕食ございました。


いつも海辺で綺麗な夕日を眺める時は大概ぼっちで、毎回なんともやるせないのですが。
ハワイはそれが意外と一人でもあり得るからか、寂しいだけで
いつも感じる恥ずかしさや情けなさはあまり感じずにすみ、のんびりと景色を楽しんだのでした。
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年末年始に日本に帰ってみて思うこといろいろ。

新年あけましておめでとうございます、ニイナです。
今年もよろしくお願いいたします。

年明けに福岡県は糸島のパワースポットとしても有名な桜井神社に行ってきました。

さて。今回は珍しく一番人も多くてチケットの値段も高い年末年始に日本に帰ってきました。
だって、、、寂しかったんだもん。
9月ごろからチケット買ってたもんねー!
でもそのおかげで結構安い方ではなかろうか。


クリスマスイブの早朝にレオンからアメリカンのダラス行きに出発する便です。
JALのサイトで買ったアメリカンは事前の席指定ができません。
アメリカンの日本語対応デスクにもメキシコからは電話は繋がらないので
メキシコのデスクにスペイン語で窓側お願い!と電話をかけたのですが
システムがおかしいなどなどで取れなかったので、カウンターで窓側ゲットするぞ!と
早目に空港に行ったのですが。。。

なんと!
発見された搭乗券にSSSSって書いてある!
これは、、、ほんまでっかTVで言ってたやつだ!
発券された搭乗券にこれが印刷されていたら、
保安検査場で別室に連れて行かれて厳重な持ち物検査はもちろん
身体検査とか、行き先の情報とか微に入り細に入り聞かれるらしい。


調べたところFBIとかのテロの疑いありリストに載っていたり
一人で現金で直前にチケットを買ったりして怪しいと思われたり
はたまた単なる無作為に選ばれたりして、印刷されるらしい。オゥノー。。。

レオンの空港も行く度に変わっていて戸惑うのですが、
メキシコの居住カードを持っている人が必要なイミグレの手続きは
朝4時からしか開かないそうで。
んもぅ、せっかく早く着いたのにぃ、と思いながらもどんな検査をされるのかドキドキです。

4時20分くらいからだったでしょうか、イミグレの窓口が開始し
そこからはスムーズに終わったので、保安検査場に行くと、、、
あれ?超スルー。
むしろ、いつもより何もされないくらい。だって水分たっぷりの保湿ゲルカバンに入れてますよ?

さすがメキシコ。
検査とかやってないんだわ!と楽観していたら、最後の最後に
搭乗口で名前呼ばれるっていう落とし穴でした。
狭い搭乗口でさー、みんなに近くでこいつ何したんだって顔で見られながらさー、
カバンの中身全部出されてさー。。。
まぁ、行き先などの細かい聴取やものすごい細かい身体検査はなかったからいいけどさー。

そんなこんなで無事、終了して飛行機に乗り込みました。
乗り継ぎのダラスでは、前回のニューヨーク行きで失敗した苦い経験を教訓にして
トランジットに多めの時間を取っていたので、
前回行けなかった美味しそうなご飯屋さんを求めてわざわざ違うターミナルまで行きました。
(日本に帰るだけならターミナルDだけで完結するのに、スカイトレインに乗ってターミナルAまで行く執念)

そこで食べるルイジアナ風ガンボ(魚介のスープ)の美味しいことよ。。。
お米も入って洋風雑炊のようで、朝ごはんにはぴったりです。
ダラスの乗り換えで時間に余裕がある場合はAタミの魚介レストランバーがオススメです!

やっぱり、メキシコと違ってご飯の食べ終わったお皿をすぐ下げられないところがいいです。
メキシコは食べ終わったらすぐ、なんなら食べ終わってないくらいでも
「配膳する側の都合で」さっさとお皿を下げたがるから、
追い立てられているようで、本当に嫌なんです。

その後時間に余裕を持ってDタミに戻って、搭乗しました。

機内ではちょいちょい席が空いていて、私も隣に人がいない窓側でのんびり過ごしました。
成田に着いたら、出口でお友達が待っていてくれました。
ふふ、これは心が温まるなあ。
私もこれから誰かを受け入れる時には空港の到着出口で待ち受けよう。

すぐの乗り換えで(時間ないくせに吉牛だけは食べる)福岡へ。
今度は妹夫妻がお迎えに来てくれていて、そこから妹の家に
2日間滞在しながら、予約を入れていた婦人科検診を受けに行ったり
岩盤浴に行ったり、お友達に会いに行ったりしていました。
実家がある北九州に戻っても、毎日お買い物や家でゴロゴロや日本のテレビを観たり
友達と会ったり親戚の家に集まったり、などなどでのんびり過ごしました。


オープンの時から遠足先や成人式の会場として何度も楽しませてもらいましたスペースワールド。
2017年末で閉園です。これはスペースワールド駅を電車で通った時。


左上:皿倉山展望台での蕎麦だんご入りお汁粉
右上:やっぱ北九州っ子のお茶タイムはここ。辻利。
左下:母のお節の一環の栗きんとん。泣けるほど美味しい。
右下:やっぱタリーズ好き。日本は生クリームが普通に美味しくて嬉しい。


やはり日本は何事も便利です。
nimoka(suicaみたいな交通カードで福岡版で西鉄が発行)一枚あれば
大概のことができます。
電車もちゃんと時間通りに来るし、駅には必ずエレベーターがあって
荷物が多くても問題なく移動できます。

だけど、、、なんでかなぁ?
あんなに帰るのが待ち遠しかった日本、福岡、北九州なんですが。
また、あんなにイライラしていたメキシコの生活なんですが。


女子3人で恋人の聖地、かつ日本新三大夜景の皿倉山へ。

 ケーブルカーとスロープカーは北九州に来たらぜひ!乗ってみよう!

歩いていたら、なんだか不思議な綿わたな花?の木がありました。


公共の交通機関に乗っていたりすると特に感じるのですが
(その中でもさらに北九州は特に感じるのが)なんか、こう、、、
街を歩く人のギスギス感が半端ない。
権利ばかり主張するお年寄りや、他人への気遣いが足りない若者とか
一緒にいる人じゃなくてスマホばかり見ている人とかの多さが目につき、
閉塞感というか、すいすい歩けないように感じるというか。。。

自分が海外慣れしたと言いたいわけではないです。
ただ、日本(というか北九州なのか?わかりませんが)では
笑顔とか、爽やかな雰囲気とか感じにくいなぁ、、、と思った今回の帰省でした。


ちなみに今回の一番の驚いた光景。道路工事の仕切りの棒を支えるのがキティ。
カエルが出てきた頃でもおぉっと思ったのに。


と思ったら伊丹空港の中の工事ではチョッパーが支えていました。ルフィもいた。


ってわけで突然ですが今からちょっとハワイいってきまーす!
いや、突然でもないのですが。
有効期限が切れるマイルが貯まっていて、手配可能な場所がここだけだったので。。。
って初ハワイですが!いつものごとくお一人様ですが!!
ハワイ島で火山に登って、星を見て、海ぽちゃして自然エネルギーをチャージしてくるぞー!!

メキシコで仕事(生活)することに疲れ
日本に戻ることに疑問も沸きかけている私。
ハワイが楽しすぎたら、ちゃんと帰れるかしら。。。(いや帰るけど。)

2018年1月8日 写真アップ・編集済み
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メキシコの結婚式で法的な立会い人になった話。

2週間ほど前に仕事中に車をぶつけられましたニイナです。
メキシコに来て交通事故に遭うのは4回目くらいで、うち自分の運転で今回はそれの2回目なんですが、初の警察・保険屋さん・病院にお世話になった回です。
あ、ほんとムチウチとか、ぶつけられた会社の車も大したことはないんですが。
なんか突っ込みどころが多すぎるので、一言でまとめると、
メキシコにずっといたら寿命が縮むわ、です。


 

さて。タイトルの件なんですが。
メキシコでは結婚式は2つありまして。
いわゆる日本の教会や神社で挙げるような、神に誓う結婚式、と。
もういっこは役所に届け出た結婚の申請の書類が受理され、法的に誓う結婚式、があります。

日本では結婚の役所的な手続きは、婚姻届の紙をペラっと出すだけなんだと思いますが
(本物見たこともないけよく知らん)
メキシコではその書類を提出し、新郎側・新婦側それぞれに二人ずつ保証人?立会人?がつき、
提出したら指定された日に本人たちに加えて立会い人も行って、
書類にみんながサインをし、結婚に意義ないか(とかと思います)
みんなに意思を聞かれ、やっとこさ受理されて完了、とまぁ、たいへんなことです。


少し前のことですが、急遽、社内の日本人女性(旦那様がメキシコ人)が
イラプアトで挙げる法的な結婚式に立会い人としてサインすることになりました。
前もってパスポートや在留カードの情報を記載したり、当日はそれらのコピーを提出します。

イラプアトのお役所は、(といってもメキシコは日本の区役所みたいに全部の
ことが一つの建物に集約しているのではないので)
結婚と出生の届けをする為だけの建物が、あんまり街のど真ん中でもない場所にあります。

当日、どんな格好で行ったもんだか悩んで、入学式に行くお母さん系の
落ち着いた正装で行きました。
花嫁さんはドレスでこそないけど真っ白のツーピースです。
もう一人の立会い人である同僚が、花嫁さんに持たせるブーケと、
自分たちの胸に飾るお花を準備してくれていました。

あまり広くはない待合室は赤ちゃんを抱えたファミリー(若いお父さん多い)や、
他のの結婚式の団体で溢れかえってます。
一つの手続き関わる人数の多さにびっくりです。
赤ちゃんたちはあまり生まれたての感じではないので、出生届は
生まれて何ヶ月かの間にするんだろうなぁ。

イラプアトのお役所ではまぁ、担当のおばちゃんの態度が悪い。
指定の時間に行っているのになかなかに待たされるし。
何もあなたが結婚の許しを出すわけでもなかろうに、と言いたいくらいですが。
メキシコってこういう勘違いの人、多いんだよなぁ。
多くの会社の購買担当や、セキュリティゲートの担当者とか。
何もあなたの許可求めてないから!。。。話が逸れました。

さて。やっとこさ呼ばれて、保証人や新郎のご家族まですべてが一つの部屋に入ります。
後ろのダンボールの山がなんとも。。。

そこで書類を微に入り細に入り確認され、各者がサインなど進めます。
途中、全員の同意を得る場面で(私が日本人なもんで)
「(言ってる意味)わかってる?」と言われた時には
スペイン語を100%は理解していないながらも元気よくイエスと言っておきました(笑)
 
写真撮影係もいる。式後すぐに写真を送ってくれるみたいです。

 
本人たちだけ拇印も押します。

その瞬間に昔のドラマのSex and the City で主人公のキャリーが、
一度関係を持った男性の結婚式でブライドメイドとして参加して、
この結婚に合意するかって聞かれて思わずNo、といってしまう夢を見る、
みたいなシーンがあったと思うけど(うろ覚え)、それを思い出してしまったあたり。
なんだこのおかしな心理状態(笑)
サインはパスポートと同じのね。


無事終わった後に部屋を出て、上司でもあり、
私にいつも女性として大切なことを教えてくれる素敵な女性の花嫁さんが
私に向かってブーケを投げてくれました。
おぉ、36歳にして人生初のブーケゲット!だって競争率0倍やし(笑)
 

そうして解散となりましたが、幸せな、人生の重要な儀式ともいうべき
届け出に名前だけでなく参加させていただけたことを感謝した時間でした。
さて。ブーケもいただいたことですし。
私も、私の永遠でもないメキシコ生活を少しでも他の人と一緒に楽しむべく
私の大切な一人を探すとしますかね。。。


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秋の夜長の体験談集:その3。クラシックコンサートを聴く。

一人鍋が楽しいニイナです。いや〜、だって本当にここんとこ寒いし。
って定番の芸術より食欲の秋です。想定内ですが問題だわ。

さて。この秋は平日の仕事終わりに近所のジム行ったりヨガしてみたりと始めてみたのですが。
こういう続きもんはなかなかコンスタントに通い続ける根気がない私。
でも、家でご飯食べてゴロゴロするだけもねぇ。。。と思って
芸術に触れよう、と。秋だし。



街中にはこんな冊子があり、美術館や同じエリア内にある劇場、などなどでの
レオン市のアートに関する催しなどの予定を知る事ができます。
何年もクラシックコンサートの類には行っていなかったこともありひとまず
美術館がある公園で無料で観られる屋外のコンサートにいざ!

って行ったら急に中止とかいうしさー。。。はい、出た、メキシコ。
でも、このエリアにこんな素敵な公園があったなんて。
暖かい日にお散歩に来るのも良さそうです。(西日の時間で写真たいして撮れず)

気を取り直して10月中旬の平日の夜。
オーケストラの演奏がテアトロであるというので、行ってみました。

当日にチケット買うために劇場に一番近いゲートに車を一時停車させたら
セキュリティのおじちゃんは親切に、チケット買うだけならしばらく停めてていいよ、と。
ふむ。親切なシステムですね。
こないだの中止になった無料コンサートは、美術館の地下駐車場に駐車した後に
中止がわかったから、なんだかなーな気持ちだったので。

さらに、チケット買わなきゃ!と走っていたら、「コケると危ないから走っちゃダメだよ!」と。
そうね、この国で走っているのは日本人くらいやもんね。
メキシコ人は時間に間に合わないから、と言って走ることも
エレベーターの閉まるボタンを押すことも、まずありません。
当日でもチケットは充分買えるくらいの余裕でしたが、最終的に7割は埋まっていたかな。
改めて車を同じ敷地内の美術館の駐車場に停めて、歩いてテアトロに向かいます。

テアトロ(Teatro)っていうのは劇場(Theater)の事なんですが
初めてきましたが、素敵な建物です。
夜に見ると尚一層きれい。ライトアップとかしなくても、建物の中がガラス越しに外に見える様は
レオンが誇れる建築物だと思います。


劇場内も4階くらいまでオペラ席っていうんですかね?
舞台近くの横の端の方の高いところにまで席があるタイプのホールで
クラシックな木の作りだけどいろんなタイプの演劇にも応用が利きそうな
舞台っぽいモダンな印象で、落ち着いた雰囲気の空間です。
劇場の中では写真撮影を禁止されているのが残念です。

おっと。お腹すいたら音楽に集中できませんからね。
ホールで売られているタパスみたいな軽食、、、と共にワインも一杯、と。
これでよりいっそう気持ちよく音楽に陶酔できるというものです、てへへ。

この日はイギリスのオーケストラ、の一部で弦楽器と4本くらいの管楽器で構成された編成でした。
あれまぁ、演奏者の中に日本人の女性がいます。
知らない曲ばかりでしたが、なんとなく聴いていて
私の旅のテーマ曲みたいだな、と思った曲がありました。
なんというか、、、見知らぬ広い世界に旅立とうとする勇壮な気持ちの中身は
ぼっちで寂しかったり、ちっぽけな自分を思い知ったりする切なさや
なんとも言えない気持ちがほとんど、っていう心の中が音になったような。
こんな風に思える曲が自分の中で増えていったらいいな。


その次に行ったのは11月中旬の平日の夜。
この日もチケットを買うときにゲートのおじちゃんが声をかけてきて。
仕事から直接行ってお腹が空いていたので、この近くでタコス屋ある?と聞いたら
街のセントロへの行き方とそこにはいっぱいタコス屋があるよ、と。

タコス屋なんてあったっけかなー?と思っていると、、、ありました!
凱旋門の近くで昼間には見たことない屋台がずらっと並んでいるではないですか!
こりゃいいところ教えてもらったばい。
屋台の一軒の脇にあるベンチで、近所のコンビニで買ってきた
ビールを飲みながらタコスを食べていると、相席になったファミリーから
「どこから来たの?」と声をかけられました。
日本人だ、と返すとファミリーの次女と思われる女子が
「キャーッ!私!日本の文化大好きなの!!!」と。
「ワタシハハチサイデス」とか片言の日本語で言うから、
大人っぽい8歳が居るもんだと思っていたら
長女らしき女子が「15歳」とスペ語で言ってきました。
「ジュウゴサイ」だよ、と訂正しながら、やっぱりまた日本語教えたいなぁ、とか思ったり。
よく、アニメ好きやゲーム好きのなんちゃって日本好きから声をかけられますが
ここまで素直に表現されるのは久しぶりだったのでちょっと嬉しかったです。

この日は劇場内撮影成功。

この日の演奏はグアナファト大学のフルオーケストラです。
大学の、と言っても学生さんではなく、ここの卒業生?なのか単なる名前だけ
大学なのかわかりませんが、とりあえず中年の方や外国人っぽい方々から
編成されていました。

グアナファト大学という州内で近い所が本拠地だからか
半年に一度くらい定期的にここで演奏していると思われます。
それでかな?
この日はお客さんの入りがとっても少ない。
上の方の安い席は7割くらい埋まっていましたが、一番高い2階席正面や
1階席の大部分は2、3割といったところでしょうか。

演奏は、、、うーん、、、普通、、、。
クラシックやオーケストラのことはよくわかりませんが
こないだの方が聴いていて心にビンビン来た、、、なぁ。
ま、こういうこともあるということで。



最後はその約一週間後のコンサートですが、なんとフルオーケストラが演奏するホルストの惑星組曲を聴きながら、映像でその惑星を見る、というものです。

この日は仕事で思いがけず遅くなったので開始時間ギリギリに到着しましたが
テアトロの外まで人が溢れていてやばい!チケット買えるかな?とドキドキしましたが
なんとか2番目に良い席をゲット。
もうゲートのおじちゃんも、美術館の地下駐車場のお兄さんも顔なじみです。

ちなみに2番目に良い(高い)と言っても290ペソ(1800円弱)で
これは前回、前々回のコンサートも同じだったと思うので
日本でクラシックコンサートに行くより断然お気軽です。

始まったらすぐに舞台のオーケストラの前に透ける素材の幕が下りてきました。
惑星の映像というので天井に映し出されるプラネタリウムのような感じかと
思っていましたが、目の前の大画面なんですね。

始まると、素敵なBGMを聴きながらも、各惑星の説明(太陽からの距離感とかわかりやすい)や曲名のイメージを表した映像を見るのに引き込まれて、あっという間の一時間でした。

南米では星を観る為に砂漠に行ったりするくらいには星好きですが、
実はつい最近までオリオン座しかわからなかった私であります。
(こないだ早朝の気球フェスタに行って金星と北斗七星をようやく識別できるようになりました)
しかも、中学の理科の補習では何度模型を使って説明されても、
月の満ち欠けの意味がわからないくらいの理科音痴です。

が、こんな星々を発見した人間ってすごいなぁ〜ということだけは、心地よい音楽とともに心に深く残りました。
やっぱりクラシックコンサートと天体観測は冬だな!
秋の夜長、ではありますが、そう思った寒い寒い夜でしたん。

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秋の夜長の体験談集:その2。カルロの結婚式。

最近はYouTubeで夜は「探偵ナイトスクープ」を観て泣き笑い、朝は武田鉄矢のラジオ「今日の三枚下ろし」を聴いて心の平安を目指すニイナです。
なんか、、、しみじみすることが多いって、おじちゃんっぽくないか?この生活。


とある11月の土曜日、日本にいた時からの大切な友人、
カルロの結婚式が彼の地元のケレタロでありました。
彼は私がレオンに来た少し後に、アメリカのシアトルの
某世界的大企業の本社に転職したのでなかなか会えず、
今回は久しぶりの再会と、あの奥手なカルロが結婚かぁ〜!!
という楽しみで参加してきました。

  


な割りに、前日まで仕事が思いがけずバタバタしていたので
プレゼントの準備ができていませんでした。

メキシコの披露宴では新婚生活に必要なプレゼントを贈り、
それを飾って見せびらかす台があったりします。
が、正直、お店でも可愛いとかきれいなラッピングが、、、下手です。
むしろ見えるところはそれなりにやってくれるけど、平気で化粧箱にボンドで
直付けしていたり、値札が付いたままだったりと気が気でない。

式の後はアメリカに帰ることを考えると大きなものはプレゼントできないし
と考えて、写真を撮ることが趣味の彼に、写真をたくさん収納できる
小さな写真立てをチョイスして、購入まではしていたのですが。
そのまま渡すのも味気ないのでカルロとの思い出の写真を
メッセージカードに加工してセットして、それが見えるようなラッピングをしよう。。。
ってそれ絶対自分で施さねばやん。

と結局、結婚式の当日に写真プリントが出来る文房具屋さんや
包装紙を売っている別の文房具屋さんや(閉まっていた)
リボン屋さん(ラッピング屋さんというか派手な箱と袋がメイン)を
周り、日本から持ってきていた素晴らしきお役立ち品、
柄入りマスキングテープでラッピングしました。

 6年前、初めてメキシコに来た時にはケレタロの観光に連れて行ってくれました。

そこからさらにバタバタで洋服やお泊りセットなどを準備してお昼過ぎに出発。
ケレタロまでは車をぶっ飛ばして2時間ちょっとです。

この日は少し前にケレタロに引っ越したばかりの、
サカテカス時代のお友達に泊まらせていただくことになりました。
同じ福岡出身でとても楽しく最後まで一緒にお酒が飲める女性です。

(大概は踊っているだけの長丁場で疲れるメキシコの)結婚式で
人見知りな私が一人で行って楽しむには呑む以外どうすっぺかな、
と思って式の数日前に声をかけたら、一緒に来てくれることになりました。

彼女とも久しぶりで、家ではいろんな話をして、さて服を着替えてuberで出発です。
メキシコの結婚式あるあるの最たるものが、長丁場とその前の開始時間の遅れ。
平気で教会での式は小一時間、披露宴は2時間くらい遅れて開始します。

この日は教会での結婚式が夕方5時からと案内にあったので、
下手したら6時くらいから始まるかもねー、と言いながら5時ちょうどに
到着したら、もうちゃんと始まるところじゃーん!なんと!
ちょうどに始まる式に一番驚きました。
どうやらこの教会で今日挙げられる結婚式の一番だったようです。

パタパタと新郎側の席に着くと、前には北九州からはるばる式に参加するために
(ついでに?パチューカに本田選手の試合を観戦に)メキシコに
来た日本人のカルロのお友達のナオキートさん(仮名・30代後半らへん)が
いらっしゃいました。
一度だけ日本でお会いしたことがありますが、
その時も福岡に旅行に来ていたカルロの見送りだったような。
そのお隣には北九州に留学に来ていたセシリアさんです。

私たちと同じ椅子にはやはり北九州にいる時からの友達で、
今はカルロとは別のシアトルの大企業本社で働くアルフレッドがつきました。
(アルフレッドはお祝いのカードにも一緒に写っています)
なんて日本語率と、そして福岡色の濃度が高い空間だ(笑)
式の途中で入ってきたカルロの弟(遅れるんかい)は私の後ろに座りました。
そこでいいのかな、弟なのに(笑)

みなさまへのご挨拶もそこそこに式が始まりました。
 最初は席が空いているのに途中でどんどん人が増える。

することは神父さんのお話だったり、お祈りの言葉だったり、指輪の交換とキスなどなどの
カトリックの定番のものですが、終始和やかなムードで進みました。
 長いので途中新郎新婦は座ってます。

・・・そこに響き渡るシャッター音。
正式な専用カメラマンが一眼レフ?で撮るカメラの音よりも教会内で響きます。
日本で買ったiphoneの二人(ナオキートさんと私)が注目を浴びますが
そこは気にせず。。。だって気にしていたら一枚も撮れないんだもの。。。

式の終わり近くに小さな、プラスチックのウェディングケーキを模した
オブジェ的なものを、小さな女の子から渡されました。

アルフレッドも何かわからず、なんだこれ??と思っていると、
後ろのカルロの弟さんがこうやるんだよ、と使い方を日本語で教えてくれました。
それは、ハート型のキャップの先が吹き口になっているシャボン玉容器でした。
なーる!ライスシャワーでもフラワーシャワーでもなく、これなら周りが汚れないから
次に教会式をあげるべく待機している人たちにも迷惑がかからないですね!

1時間くらいで式は終わり、家族以外が教会の前で待っていると
カルロたちが出てきて、一斉にシャボン玉に包まれました。
 左はブライドメイドの女性のうちの一人。5、6人いたかな?
そこからは各出席者とのそれぞれ写真撮影大会。。。は日本と同じです。


寒くなってきたし立ちっぱなしは疲れたな、で
教会の前に出ていたつぶつぶコーンの屋台で腹ごしらえをして
セシリアさんの運転する車で10分くらい離れた披露宴会場の建物へ。

ちなみに今から披露宴でご飯食べるのに腹ごしらえするんかーい、
という感じですが結婚式のごはんはピンキリです。
誰でも入ってこれるんじゃないの?という感じのオープンな(屋外のことも)会場で
タコスメインの1、2品で終わることもあるし、お酒も最初だけであとは延々と
コーラを飲みながら時々踊る、みたいな会になることもあります。

と、いうわけで昼ごはん食べてなかったこともあり、つぶつぶコーンを
お腹に入れておきます。
このつぶつぶコーン屋台はメキシコのどこの街角でもあるのですが、
ホット用の使い捨てのコップにつぶつぶにしたコーンにチーズと
マヨとクリームとチリパウダーとレモンとかをトッピングしていただきます。
これで120円くらいで、腹持ちもいいのです。
 写真はネットから拝借失礼。


会場はちゃんとした建物で、着席するテーブルも決まっていました。
プレゼント飾り台に写真立てのプレゼントとナオキートさんが
日本から持参の多くの方がらの日本らしいプレゼントも飾って、と。
 ホークス日本シリーズ優勝祝勝会も兼ねて!

プレゼント飾り台にはチップというか、ご祝儀をお金で渡す人用の
箱と小さな封筒が置いてありました。
メキシコでは結婚式で出席者が花婿、花嫁とそれぞれ踊る時に、
ご祝儀のお金を身につけていくようなタイプもあるのですが
これは、メキシコ人の間でも賛否が分かれる風習のようです。

席にはさらにもう一人、北九州に留学していたアイデも参加し
久しぶりの再会で盛り上がっているところで、さらに心置きなく盛り上がれるように(?)
ナオキートさんがパチューカの本田選手のユニフォームに着替えて準備万端です。
 アイデの力作、ご祝儀袋。

招待状に書かれていた時間より20〜30分遅れくらいで披露宴が始まりました。
盛り上げ上手な司会者によるバッチリな演出で、マリアッチが演奏する曲で
新郎新婦が踊りながら入場!
なんだこの会、メキシコで初めて体験する面白いパーティやね!



その後もマリアッチの演奏で新婦が生歌歌ったり(流行りの余興らしい。上手くはないけどご愛嬌/笑)、生バンドに切り替わった後も女性ボーカルが盛り上げるし、飽きません。

あとはドローンで撮影したと思われる、新郎新婦が自然の中でお互いへの
気持ちを語ったやたら質の高いビデオ映像の鑑賞大会とか。


日本は出席者とか、結婚する二人以外の周りの人とのつながりや
感謝が映像として残ったり、出席者側も会の一部を担って余興や挨拶を
することが多いと思います。
あとは親御さんへのお手紙とかもそうで、周りの人に対する
感謝とか感動とかが披露宴の主テーマのような。

ですが、メキシコはザ・二人の世界をみんなに見せつける、のが趣旨です。
どっちがどう、というんじゃなくて、どっちもそれぞれに楽しい。

ご飯もちゃんと温かいメニューで美味しかったーっ。
お酒もなくなったらちゃんとウェイターさんが濃いウィスキーを
持ってくるので、最後までカパカパ飲んでたし。(翌日珍しく二日酔いで使い物にならず。)
ウェディングケーキ入刀はあるのですが、ファーストバイトとかは無かったかな。
 でもなぜか壁に向かってケーキ入刀。。。


ブーケトスの前には何やらぐるぐる会場じゅうを走り回されるのですが、それはヒールで最後まで走りきりました。(一度足を挫く)
 みんなちゃーんとペタンコ靴に履き替えて、ブーケトスに臨む。。。


これの男性版もあって、新郎が脱がせた花嫁のガーターベルトを投げ
独身男性たちがそれを奪い合うのですが、
カルロの友達、独身が多いのか、大勢で白熱して見てて面白かった(笑)
(新郎新婦共に30代後半でお友達もそれなりの年齢が多いように見受けられたのですが。。。)
しかし、ブーケはもらっても困らんけど、ガーターベルトはもらった人そのあとどうするんだろう。。。
 独身男性が集められ、並んで 生演奏に合わせて会場内をダッシュ!新郎新婦が作るアーチを通らなきゃ!バンドのボーカル盛り上げがうまい。最後は男性同士でダンス?!


元々はダンスに誘われてもお断りできるように、と
14cmくらいの高〜いヒールで行ったのですが、、、
そんなことは関係なく。
途中で会場内でブライドメイドの女性からロゴ入りスリッパをプレゼントされました。
なんて気の利く主催者だ。。。
 このイラストの夫婦の姿のあり方、うまくいきそうな。


結局、終始イベントに参加して動いてたなぁ(笑)
花婿とのダンスに始まり(最初はそれぞれの親族、その後は親しい友人がカップルで名前を呼ばれてそれぞれ新婦・新郎と踊る)。


呼び出されたり自分も楽しいわで自ら踊りの輪に参加したり。


 新郎新婦と踊るアイデとアルフレッド。やはりメキシコ人は皆さま踊るのが好きみたい。

結婚披露宴に限らず、メキシコではパーティの終盤で会場全体で、
みんなで同じ動きをする(だんだん早くなる)ダンスがありますが
それにもちゃんと参加してきました。
まぁ、周りの人の動きを見ながら真似していた私なんで、
きっと周囲から一拍ずれてたんだろうけど(笑)

そんなこんなで、飽きることなく夜中の2時か3時くらいまでかなぁ。
とっても楽しい時間の中で幸せをたくさんおすそ分けしてもらいました。
私がいつか結婚式を挙げることがあるのか?!わかりませんが
(その前に相手探さんと。。。)チャンスがあれば、こんな楽しい会をやりたいなと
思いながら、帰途についた夜なのでした。

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